粉挽きは続く

日本の水害のニュースはイタリアでも伝えられています。
世界的に、年々、こうした自然災害の規模が大きくなって来ていると感じます。田舎に住んでいる我が家も、下の集落と我が家の間の山道などが崩れたら・・・と人ごとではないと感じています。まだ救出作業を待っていらっしゃる方々が早く安全な場所に移動出来ますように、そして一刻も早く水が引くことを祈っています。




私とアントネッロは日曜日の午前中、水車小屋に行きました。
オーナーさんが亡くなったばかりで、それどころではないと思うのに、アントネッロはどうしても粉挽きをしたい・・・と。彼はお葬式に出席出来なかったから、彼なりに粉挽きをして、お別れをしたかったようでした。
奥様に連絡をしたら「勿論、粉挽きをして欲しい」って。来週のパン焼きも是非いつも通りやって下さいと念を押されました。人の死は悲しいけれど、物事が日常通りに進んで行く光景を見ながら、彼女なりに前を見つめて行こうと思っているのかも知れません。

回転する石臼を眺めながら、「水車は止まりませんよ。安心して下さい」って、亡くなったGさんに誓って来ました。多分、アントネッロも同じ気持ちだったと思います。

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粉挽きを終えて、帰りがけに、アントネッロと村のお墓まで歩いてみました。ちょっと小高い場所にあるお墓からは、リンゴ畑の向こうに教会を囲んで広がる小さな村がよく見えます。
ここで生まれて、ここで育って、ここで亡くなって。
そんな人生もあるのだなあ。


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Commented by sato at 2018-07-11 11:10 x
「ここで生まれて、ここで育って、ここで亡くなって。」
なぜだか涙が出ました。

思わず初コメントしてしまいました。
Commented by lacasamia3 at 2018-07-11 16:12
satoさん、コメント有り難うございます。当たり前のことのようですが、東京育ちの私にとっては結構新鮮な光景です。
by lacasamia3 | 2018-07-09 19:13 | 水車小屋物語 | Comments(2)

フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。


by chiho