石臼が回った日

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水車で初めて粉挽きをした土曜日は、多くの人が水車小屋を訪れました。
パン焼きのお部屋もちょっとおめかし♩
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女性陣が用意した美味しいお菓子やおつまみ。クロスタータの上には"MULINO" (ムリーノ=粉挽き所)と書いてあります。左奥は生のそら豆。ワサッと置いてあって、それぞれチーズを切りながら、そら豆を剥いてポリポリ一緒に食べるのがトスカーナ風。

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テーブルの準備をしている間に、男衆は石臼の準備。

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オーナーさんに指示を仰ぎながら、最後の微調整を行ないます。前に布かけてある部分から挽いた粉が下に落ちます。布は小麦粉が舞い上がるのを防ぐ役割を持っています。
そして、やっと昨日の記事でご紹介した通りに、グルグルと石臼が回りました。
ここで少し、今回計測した現在の水車&石臼ユニットのスペックを・・・

・石臼は一分間で80回転します。上下2枚になっていて、回転するのは上の石だけ。下の石は固定されています。
・池一杯分の水量で水車を動かすのに十分な水圧が持続する時間は1時間
・1時間の粉挽きで20キロの小麦を粉にします。


石臼のスピードと粉を挽くのにかける時間はこのままで良し。余り一気に速いスピードで粉を挽いてしまうと、粉が熱をもってしまい、小麦の栄養価がなくなってしまうのです。
今後の課題は、いかに必要な水圧を長く持続させるか。昔の粉挽き所は一日中持続していた訳でそのレベルとはいかなくても、3〜4時間は持続しないと十分な量の小麦を挽くことができません。

その為には、
・水が水車に噴き出す最後の注ぎ口の大きさを再考する(但し、去年アントネッロが作ったものは、オリジナルと全く同じ寸法です)
・川から池へもっと素早く水を取り込めるようにする。こうすると、水車を回している間も、川からの水が、減った分を補ってくれて、持続時間が長くなります
川のお掃除をして、邪魔をしている石や不法投棄されたタイヤなどを取り除く必要がありそうです。

・・・とまだまだやることは沢山。
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それでもこうして小麦がジャンジャン粉として出て来る瞬間を見ると、あ〜ここまで皆で仲良く続けて来れて良かったなって思います。

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ふるいのシステムを考えるのも今後の課題。
この日は手でふるいにかけて、余分な皮の部分を取り除きました。右側の茶色いのが皮です。


これらが(他にもありますが)今までの水車小屋プロジェクトに関する出来事です。一昨年の8月に水車小屋のオーナーさんと出会ってから、こんなに石窯パンと粉挽きにはまるとは・・・(笑)。

まだまだ課題は山積みですが、土曜日のお披露目は1つの大きな一歩となりました。
楽しいことを大勢でやると、より楽しくなります♩



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2月22日Amazon、書店にて発売開始しました

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Commented by ししこ at 2018-05-22 15:58 x
素敵ですね。
成功おめでとうございます。
Commented by lacasamia3 at 2018-05-22 17:57
ししこさん、有り難うございます。イタリア人が一生懸命と目標に向かって突き進む感じがとても面白くて新鮮です。誰もまとめないのに(笑)。
Commented by tawaraya at 2018-05-23 21:19 x
本当に素敵なお話。ほかに言葉が見当たらない・・・水車小屋話楽しみにしています。
Commented by lacasamia3 at 2018-05-28 06:49
tawarayaさん、色々なことを試行錯誤しながら皆で楽しんでいます。
Commented by nanonano036 at 2018-06-04 08:53
皆で協力しながら何かをやり遂げる。
1人の時とは違い、その苦労や楽しみを共有できる人達がいるのは素晴らしいですね。
最近、食べ物の大切さをつくづく感じますので、羨ましいです。
Commented by lacasamia3 at 2018-06-06 06:26
nanonano036さん、イタリア人って一見するとまとまりがないのに、楽しいことには凄く一生懸命になって、それぞれが勝手なことをしているのに、何故か旨く前に進めるんです。何でだろう?皆で一緒だったら、悲しいことは半分、楽しいことは倍になるんだって。美味しいパンを食べる為に労力を惜しまない姿勢は凄いです。
by lacasamia3 | 2018-05-22 04:03 | 水車小屋物語 | Comments(6)

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