フィレンツェから日帰りで行ける街の中で、私が個人的に好きなのは、ルッカとプラート。
方角的には同じなのですが、出来ればそれぞれ別の日に行って、ゆっくりと楽しんで頂きたいなあと思います。
プラートは何よりフィレンツェから近い!ローカル列車に乗って約30分と完全に通勤圏内です。切符代は現在の所、片道あたり2,60ユーロ。改札するのをお忘れなく!
写真は、プラートの大聖堂。
右横に大聖堂美術館の入り口があり、地下も見学することが出来ます。
こんなに小さな街でも700年以上前のこうしたフレスコ画が普通に残っているって、イタリアはやっぱり凄い国だと思うのです。
同じチケットで、大聖堂の中の主祭壇裏のフレスコ画「ヘロデの宴」フィリッポ・リッピを真近で見ることが出来ます。持ち運びが出来ないから、プラートに実際に行かないと見られないフレスコ画。サロメのドレスのひだや髪の毛の柔らかいタッチは、弟子のボッティチェッリに受け継がれて行きます。彼なしではボッティチェッリの大成はあり得なかったであろうと思わせる傑作。
プラートの大聖堂に足を踏み入れていつも感じるのは、街の人の信仰心。どの時間に訪れても、必ず数人の信者が祈りを捧げています。ツーリストで溢れるフィレンツェの教会ではなかなか見かけない光景です。プラートでは信仰が人々の心にまだ生き続けていると感じます。
ドゥオーモから2分程の場所にあるプレトーリオ宮殿は美術館になっています。
そしてここの最上階には眺めの良いテラスがあります。
気持ちいい〜!
下から街の音が聞こえて来るのですが、「ガヤガヤ」と人が喋る声だけ(あ、イタリア人は声が大きい・笑)。車の音も、耳障りな電子音も音楽も聞こえません。
中世の時代から変わらない「街の声」。
10分程、街の外側に行った場所にある(でも全然徒歩で行けます)繊維博物館も、テキスタイルがお好きな方にはお勧めです。
繊維業で発展したプラートの街の歴史を知ることが出来ます。
プラートの見所は、
・大聖堂+付属博物館
・プレトリオ美術館
・繊維博物館(お時間があれば)
そして、何と言ってもお菓子屋さん!!
と言う訳で、次回はプラートのお菓子編です。
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いいなぁ~
歴史と日常が フツーにとけあってるんですね
写真からいろんな息吹きが 届いています
歴史と日常が フツーにとけあってるんですね
写真からいろんな息吹きが 届いています
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千穂さんのブログではたびたびプラートのことが書かれていますが、プラートには中国人がかなり進出しているとTVで見たことがあります。その辺はいかがですか?
るーるーさん、イタリアに居ると古さの感覚が狂って来て、100年前くらいの建物は新しいと思ってしまいます
tawarayaさん、中国コミュニティの人達は街の郊外に住んでいて、中心部では殆ど見かけません。アウディとかベンツで郊外のショッピングモールとかアウトレットに行くのが好きな様です

千穂さん、コメントありがとう。なるほどですね~納得しました。