
でも、殆どの人は、クーポラとジョットーの鐘楼に登って時間がなくなってしまうのではないでしょうか?
ドゥオーモ付属博物館は去年改装され、まだ改装後に訪れた事がなかったので,この機会に行って来ました。ドゥオーモの後方にある↑この黄色い建物です。
改装後の目玉はコレ、1587年の改装時に撤去されてしまった彫刻群と、それまでのファサードを原寸大で復元した模型。
彫刻はオリジナルです。
アルノルフォ・ディ・カンビオの「ガラスの瞳の聖母」(1300年〜1305年)
右側の聖人の仕草が何とも可愛いです。1300年代の彫刻の素朴さが好きです。
洗礼堂扉のオリジナルもまた、こちらに保管されています。
ロレンツォ・ギベルティ フィレンツェ、洗礼堂「天国扉」(1452)
この展示室も素晴らしかった!木製の彫刻が集められています。マグダラのマリアの後ろに、キリストの磔刑像。
ドナテッロ 「悔悟するマグダラのマリア」(1453年〜1455年)
足首まで伸びた長い髪の毛とうつろな目、やせこけた頬は、美しい女性として表現されるマグダラのマリア像としてはかなり特異な作品。
1434年のクーポラの完成の前に、同時進行で、聖堂内の装飾作品の制作も進められます。
この展示室には、向かい合って、ドナテッロとルカ・デッラ・ロッビアの競作となったカントーリア(賛美歌壇)が展示されています。
子供達の笑い声が聞こえる様な、ワクワクするレリーフ。
1430年代のフィレンツェの春を感じられる様な、美しい装飾です。
少し長くなったので、続きは後ほど・・・
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