森と生きる人たち

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写真は夏に撮ったものですが、昨日は、Foresta Modello Montagna Fiorentina( FMMF)という団体の会合に、アントネッロと参加してきました。
このグループは、FMMFという原産地保証マークを立ち上げ、家具または木工製品の原材料となる木材が、フィレンツェ周辺の山で伐採されたことを証明しています。

例えば、オリーブのキッチン雑貨は模様が素晴らしく、表面も滑らかなので、木工製品にすると独特の美しさがあるのですが、アントネッロは敢えてオリーブの木を使いたがりません。オリーブの木はトスカーナの気候では木工製品が出来る程、幹は大きく育ちません。気候が良いプーリアでも、オリーブの木が加工出来る程大きく成長するにはとても長い年月がかかります。そうしたオリーブの木をわざわざトスカーナに運んできて加工するのではなく、豊かなトスカーナの森が恵んでくれる他の木の魅力を見つけた方が良いと思うからです。

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フィレンツェ周辺、特に我が家の近くのムジェッロ地区では、15年周期で大量の木が伐採されます。木の種類にもよりますが、15年周期で切る事により、森は再生し、健康な状態で生き続けて行くのだそうです。薪暖房が一般的なこの辺りでは、切り出された木を暖房用の薪として使ったり、窓枠や扉、家具の材料にしたりします。
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来年になりますが、例えば、「このカップはこの森から切り出された木で作られたんですよ」とグーグルマップで材料の木が何処から切り出されたのか、お見せする事が出来る様になるそうです。
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今までも、アペニン山脈のトスカーナ側の森から採れたアカシアやチェッロ、ローヴェレなどを使っていますとお伝えしていましたが、来年前半には、FMMFのサイトから、正確に、例えば、これらのスプーンやフォークは「この場所から伐採された木で出来ているんですよ」とお伝え出来るようになるそうです。
また準備が整ったら、ファンタレニャーメのサイトやこのブログでお知らせします。

FMMFの人たちは、皆、森が好きな人たち。
中には、森を守る州の森林管理のオフィスで働いている人たちも居ます。また、木こり(ボスカイウオーロ)や、木材の卸をしている人、アントネッロの様に家具を作っている人、エコハウスを作っている建築家、野草名人のおばあちゃんも。
皆、森が大好き。

正しい方法で木を伐採する事自体は決して自然破壊ではなく、森と人が一緒に行きて行く為の共同作業。
森が森である為には、キチンとお手入れをしてあげる事が大事なのだと教わりました。

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Commented by sn0115 at 2015-12-13 07:55 x
時々車ではなく電車でお出掛けと有りましたがS.P.Sieveからでしょうか?来春のinfiorata Scarperia と貴族の舘開放と欲張った観光を企画しています。一日では難しいのでScarperia へは前日訪問し出来るだけ遅くにフィレンツェに戻るにはS.P.Sieve 迄タクシー利用し電車で帰る方法と思っています。タクシーは利用可能でしょうか?教えて下さい。
Commented by fumiko at 2015-12-13 18:15 x
そんな思いのこもったアントネッロさんの木の道具。大切に長~く使っていきたいです。
Commented by dolce0618 at 2015-12-13 21:28
アントネッロさんのこだわりに共感です。
自然界の生き物に、無理は禁物。
自然に対して、畏敬の念を持って初めて、人はその恩恵を受けることできると思います。
以前お届けいただいたキッチンツール、トスカーナの自然を感じながら愛用させていただいています(*^_^*)
Commented by sn0115 at 2015-12-13 22:19 x
失礼しました。Vagliaなのですね。フィレンツェ迄30分も掛からない近さですね。
Commented by lacasamia3 at 2015-12-14 00:16
sn0115さん、infiorata、楽しいお祭りですね。フィレンツェからはSITAバスで直接スカルペリーアまで日帰りで行けますよ。サンピエロの駅にはタクシーはないです。数年前にサンピエロ周辺で1台だけタクシーをやっている人がいたんですが、予約制で、何処に居るんだか判らなかったです(笑)
Commented by lacasamia3 at 2015-12-14 00:17
fumikoさん、有り難うございます。嬉しいです。長く使ってあげて下さい♩
Commented by lacasamia3 at 2015-12-14 00:18
dolce0618さん、売れる事を優先したり、効率を優先するのではなく、自然とバランスを取りながら生活して行く事も可能なんじゃないかなーって思います。
Commented by recette at 2015-12-14 12:44 x
はじめまして!

豊かな森があるところには自然と「里山」的な考え方がちゃんとあるのですね。イタリア語にも「里山」を意味する単語はあるのでしょうか。おとぎ話に出てくるような異国の森と、日本昔話のような純和風の「里山」という言葉が絵的になかなか結びつかないので、イタリアにもその意味の言葉があると楽しいだろうなぁ!と思いました。
by lacasamia3 | 2015-12-13 01:23 | ファンタレニャーメ | Comments(8)

フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。


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