イタリアの高校選び

うちのユキは、今、中学3年生。来年の9月には高校に上がります。

イタリアでは高校から、かなり細かく専門に分かれます。例えば、大きく分けて、scentifico (理数系)、classico (文系)、linguistico (言語系)、artistico(芸術系)等々。また、それ以外に、専門学校等もあります。更に同じ理数系でも、実験が多い学校、理論中心の学校、理数系だけど外国語に力を入れている所等、それぞれに特徴があるんです。殆どが公立。入試もないから、レベルも同じ。子供達は自分がやりたい事を基準に学校を選びます。
我が家のエリアからは、殆どの子がフィレンツェに行きますが、近くの別の町の学校に行く子も居ます。

先日、D&Dの帰りにT君を送って行く道中、学校選びの話になりました。T君は農業科に行きたいんだそうです。「これからの農業は、今までの農業とは違うんだよっ!」って熱く語っていました。他にも何人かユキのクラスで、農業科に行きたいという子が居たから、結構人気があるらしい。こうして多くの学生達が農業を真剣に学ぼうとするのを見ると、イタリアの農業の将来に希望の光が少し見える様な気がします。

私が高校を選んだ時は、自分の成績で行けそうな所から、適当な学校を選んだという感じで、将来何をやりたいのか、何を勉強して行きたいのかなんて考えた事は無かったけれど、イタリアでは中学3年生で「あなたは何をこれからしたいのですか?」と問われるのです。中には、なんとなく選ぶ子も居るだろうけれど、大部分の子はやはり「自分は何を学びたいんだろう?」ってちょっと考える。
得意な科目とやりたい科目がぴったり合うケースばかりではないから、悶々とする子も居るし、学校を選んでしまってから、途中で違うと思って学校を変える子も居ます。それもあり。でも一旦、とにかく中学3年生で自分という人間を見つめ直す節目の様な時期があるのです。

うちのユキは、実験が多いフィレンツェの理数系の高校で化学を学びたいらしい。でもうちからだと、結構遠いので、早起きしないといけないかもね。
12月にオープンスクールがあり、学校を見に行ってみます。

余談ですが、今日は、イタリア語の授業で「ホラー文学」がお題だったそうです。ユキは学校から帰ってきて「ねえ、スティーブン・キング、読んだ事ある?」と聞いてきたので、熱く語っちゃいました(爆)。そしたら、さっき図書館で凄い分厚い「IT」を借りてきていました。うわー懐かしい。

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Commented by やりみずYK♪ at 2015-10-17 18:34 x
かわいいユキちゃんが、もう高校選び ^^ 感慨深いですね。
先日TVで今年のノーベル 医学・生理学賞受賞者の大村氏がインタビューで『科学者にならなければ何を』と聞かれたのに対して『農業』と答えておられました ^-^ いい畑、いい作物、突き詰めていくと科学者の仕事だと。ケミカルもサイエンスも繋がって ^^ そこに経済や文系的な要素、ひとの生き様や自然との関わりも絡んでくるから農業ってどこまでも奥深くて広い〜。その素晴らしさを知っているこどもたち、素晴らしいです ^-^
日本は何を志すにしても早くから入試があるので自分の能力と向き合う時間が必要になりますね。同時にヒトを縦に分類・判断する眼が子供のうちから養われてしまうことが、とくに能力の高い子供にとっては残念です。
スティーブン・キング (笑) 懐かしい ^▽^*)ノ
Commented by africaj at 2015-10-17 23:55
私も大学時代「とうもろこし畑の子どもたち」読んでぐぐっとのめり込んだわ。
なつかし~。

入試がなくて自分のやりたいことを基準に学校を選ぶっていいよね。
無駄がないし、やりなおしもきく。
どうして日本は入試があるんだろう・・・皆の行きたい方向が集中するからだろうか。
じゃあ、イタリアはどうして入試がなく、皆のやりたいことがちゃんと分散するんだろう。

12月のオープンスクール、どう感じるのかな。楽しみっ。
Commented by lacasamia3 at 2015-10-18 18:19
やりみずYKさん、そうね、農業って実はケミカルとサイエンスだよね。日本みたいに周りと比べての自分の位置を確認しながら、努力して能力を上げて行くことも素晴らしいと思うんだけど、周りと比べられずに褒められ続けて育って、大きくなっちゃうっていう事もアリアリなイタリアという国もなかなか興味深いです。あ、Yさんもはまった?スティーブン・キング。わーい♩
Commented by lacasamia3 at 2015-10-18 18:24
africaさん、わー。同じくスティーブン・キングつながり♩「とうもろこし畑の子供たち」久しぶりに読みたくなったなー。映画だと、高校時代に観たデッドゾーンが印象的でした。イタリアって何で皆の行きたい方向が集中しないんだろう?皆、方向性が凄い様々。流行とか傾向とか全くなくて、人は人、自分は自分みたいな所があるからかなあ?逆に、1つの事に集中するっていうのは、日本人の特色なのかもね。
Commented at 2015-10-19 17:17
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by lacasamia3 | 2015-10-17 04:26 | イタリア中学生日記 | Comments(5)

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