
先日、フィレンツェで、ちょっと時間が空いたので、前から行きたいと思っていた「フィレンツェ貴石加工美術館」を訪れました。
本当に小さな美術館ですが、手仕事がお好きな方にはお勧めの場所です。

メディチ家コジモ1世の代から、フィレンツェで始まった貴石加工業は、その後、発達し、フェルディナンド1世の代に、Opificio delle pietre due (貴石加工所)が正式に設立され、当時、フィレンツェの大きな産業となります。世界中から珍しい石を集め、それを使ってテーブルセンターや、装飾画などを制作していました。
現在でも、規模はかなり縮小しましたが、この技術を継承して制作を行なっている工房がまだいくつかフィレンツェにあります。

まず先に見ていただきたいのは、2階部分にある貴石のサンプルと、作業机や道具の展示。

これらから出来ているかと思うと、完成品は、信じられないほど素晴らしく思えます。基本的に世界中から集められた「石の色」なのです。

このテーブルは、メディチ家滅亡後、トスカーナ、フィレンツェを継承したロレーヌ家の時代の作品。

この頃には、技術もかなり進歩し、完成度が上がります。

個人的には、コジモ1世の時代の、職人達が試行錯誤していた作品が好き。
道具に頼らない素朴な味わいがあります。
小さいけれど、ノンビリ楽しめる美術館です。
フィレンツェ貴石加工美術館
Via Alfani, 78 Firenze
月曜日~土曜日 8:15-14:00
入場料 5ユーロ
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この色、全て自然の石の色なのですかっ?!信じられません!
最初の写真を見たときに、絹の刺繍布かな、って思ったくらい、色が鮮やかです。あぁ〜、ホンモノを見てみたいです〜。
最初の写真を見たときに、絹の刺繍布かな、って思ったくらい、色が鮮やかです。あぁ〜、ホンモノを見てみたいです〜。
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chihoさん、こんにちは。2度目くらいのコメントです。
いつも楽しく拝見しておりました。
初めてイタリアを旅行した18年前に、地球の歩き方で見た「貴石加工所の展示室」へ是非行きたいと、地図を頼りに探してみましたが見当たらず、
アルノ川沿いに貴石作品を扱っている店があったので、貫禄の(笑)女主人に訊いたところ、『アレはなくなったのよ』というようなことを言われました。
その後、フィレンツェには2度行ったのですが再探することもなく、ずっと記憶の彼方にありました。
chihoさんのブログで拝見でき、喜んでいます。美しいですね!!!
きっとあの時は美術館として企画工事中だったのかもしれません。
是非、今度は訪ねてみたいと思います。
ありがとうございました。
いつも楽しく拝見しておりました。
初めてイタリアを旅行した18年前に、地球の歩き方で見た「貴石加工所の展示室」へ是非行きたいと、地図を頼りに探してみましたが見当たらず、
アルノ川沿いに貴石作品を扱っている店があったので、貫禄の(笑)女主人に訊いたところ、『アレはなくなったのよ』というようなことを言われました。
その後、フィレンツェには2度行ったのですが再探することもなく、ずっと記憶の彼方にありました。
chihoさんのブログで拝見でき、喜んでいます。美しいですね!!!
きっとあの時は美術館として企画工事中だったのかもしれません。
是非、今度は訪ねてみたいと思います。
ありがとうございました。
わたしも行きました!!10年ほど前に。
冷たい石の生み出すあたたかい色合いにとても感動しました。
たしか、この技術が学べる学校も付属であるんですよね。
若ければ、ぜひ、留学して、この職人になりたいと思ったほど、
心を打たれる出会いでした。本物を見るのは難しいので、イタリアから貴石細工の本を取り寄せて眺めています。
冷たい石の生み出すあたたかい色合いにとても感動しました。
たしか、この技術が学べる学校も付属であるんですよね。
若ければ、ぜひ、留学して、この職人になりたいと思ったほど、
心を打たれる出会いでした。本物を見るのは難しいので、イタリアから貴石細工の本を取り寄せて眺めています。
はじめてイタリア旅行にきたとき、フィレンツェでこの手の作品にほんとにびっくりしました。
この美術館は行ったことありませんでした。今度ぜひ、行ってみなくっちゃ!
この美術館は行ったことありませんでした。今度ぜひ、行ってみなくっちゃ!

フィレンツェから帰国してホヤホヤ。
まだ、フィレンツェで目にしたものすべてが脳裏に焼き付いていて、石畳の街角に立っている気分。ピッテッ宮で見た貴石のテーブル素晴らしかった!
まだ、フィレンツェで目にしたものすべてが脳裏に焼き付いていて、石畳の街角に立っている気分。ピッテッ宮で見た貴石のテーブル素晴らしかった!
これは何とも素晴らしいものですね!。フィレンツェに行った時は、ここも是非行きたくてわくわくしました。素敵な美術館を紹介してくれて有難う。あっもしかしてルーブル美術館で見られるかもしれない、調べてみます(おろおろ)

Chihoさん、こんにちは。数年前にサンタ・クローチェ教会近くの工房に行ったことがありましたが、こちらの美術館は素晴らしいですね~。影をつけてある部分も石で出来てるんでしょうか?それとも、焼き目を入れたりしてできているんでしょうか?私も好きなので、とても興味があって、次回フィレンツェに行く時には、ぜひ足を延ばしてみたいと思います。

きゃ~♡疑問氷解♪ どうしてフィレンツェにはこんなにたくさん美しいテーブルがあるんだろうね?どこの宮殿にもあるね。なんでだろ~!!と夫婦で言ってたのです。今年の夏。(笑) これでわかりました~。地元の産業だったのですね~~~。勉強になりました。