小さな村の記憶

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そうそう、お散歩話、まだ終わっていませんでした。
カステルヌオーヴォ・ディ・ガルファニャーナはとても不思議な街でした。
ルッカからもかなり遠く、高い山に囲まれたかなり奥まった場所にあるのに、一旦村に入ると、立派なお菓子屋さんやバールが沢山並んでいます。「ここの村の人たちは甘いもの好きなのね」と、母(笑)。


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季節柄、栗祭りをやっていました。穴を開けたドラム缶に栗を入れて、火にかけながらぐるぐる回します。


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焼き栗に目がない母、早速お買い上げ。


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ちょっとユーモラスなドンキホーテ。
こういう現代彫刻に激しく反応するユキちゃんです。


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この村の周辺を含め、トスカーナ州とエミリアロマーニャ州の間の山岳地帯はLinea gotica (ゴシック・ライン)と呼ばれる戦線が張られた場所でした。北上してくる連合軍を食い止めるため、ドイツ軍が地雷を埋めたりや塹壕を作り、駐屯したのです。連合軍が雪を避けて春まで北上を遅らせたため、ドイツ軍が冬越しをしている間に、これらの地域では凄惨な事件が沢山起きたのだそうです。
悲しい戦争の歴史もまたこの村の思い出の1つです。

そういえば、この村出身の友人に、今日会いました。村に行ってきたんだよ~と言ったら、色々と話してくれました。戦時中、ある日、彼のお爺さんの農家から、ドイツ軍に大切な牛を没収されてしまったのだそうです。お爺さんは怖がってすっかりあきらめてしまったのに、お婆さんが「タダでは渡さない!」と、止めるお爺さんを引き払い、1人で軍の駐屯地に行き、しっかり牛の代金を払ってもらって帰ってきたのだそうです。
お婆ちゃん、凄い!


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↑これは村のお城に展示されていた戦後すぐの頃の写真。
連合軍の空爆により完全に破壊された村です。こんな状態から、また「元通り」に石を積み上げて村を復興させた村人たちの力に感動しました。


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小さいけれど、本当に良い村です。


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ユキちゃんは、目をつけていたチョコレート屋さんで美味しいチョコレートにありつけて満足♪
暖かかった日曜日のお散歩でした。

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Commented by jun.jun. at 2012-10-27 14:27 x
お久しぶりです(^-^)千穂さんo(^o^)oルッカやビンチ村を旅したことを思い出しながら、千穂さんのリアルタイムトスカーナに思いを馳せているのでゴジャリマス(^^)ありがとー御座います
Commented by tomomato at 2012-10-27 17:56
とってもとっても雰囲気のある素敵な村ですね。 いつか機会があったら行ってみたいと思いました。 ああ、またトスカーナにいきたーい!!  
Commented by 静岡のロデム at 2012-10-28 17:42 x
 イタリアの不思議なことは、小さな村にバールや小洒落たお店があることと、ずっと思っていました。テレビの「小さな村 イタリア」で、いつも思うことです。
 日本は、小さな村というと、店もない不便な所であることが多いのです。何が違うのか・・・、日本も見習えることはないものかと考えることしきりです。
by lacasamia3 | 2012-10-27 06:06 | フィレンツェから日帰りで行く町 | Comments(3)

フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。


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