
ちょっと前のことですが、ヴェッキオ宮殿の上にニョキッと伸びる「アルノルフォの塔」に登りました。

中世の時代から現在に至るまで市政の中心が置かれているヴェッキオ宮殿は、1315年に最初の形が完成し、その後、複数回の改装が行なわれました。
ニョキッと伸びている真ん中の塔は、1310年に建立され、ヴェッキオ宮殿とこの塔の建築を手がけた建築家、アルノルフォ・デル・カンビオの名にちなんで、"La torre di Arnolfo"(アルノルフォの塔)と呼ばれます。


下から上がっていくときの、折り返し階段には、左の写真の左端のように丸い不思議な小窓が付いています。
これは、下から上がってくる人が、敵なのか見方なのかを伺うための隠し窓。この塔だけでなく、ヴェッキオ宮殿内のあちこちにこの隠し窓がつけられています。


ジョットーの鐘楼やドゥオーモのクーポラに比べると、随分幅広で登りやすい階段です。
塔は、途中から膨らんでせり出すようになる部分があり、その部分の床には穴が開いていて、敵が攻めてきたら、上から熱い油や玉を落とすことができるようになっています。


また、この塔は、重要な罪人の牢獄としても使われ、メディチ家のコジモ・イル・ヴェッキオ(大コジモ)は1433年の追放前に、僧侶ジローラモ・サヴォナローラは1498年の火刑に科せられる前に、ここに拘留されたのでした。

確かにここからは逃げ出せないよな~。

ウフィッツィ美術館のカフェテラスが、遙か下に見えます。

登る途中で見えた何かのお部屋の梁もまた素晴らしく美しいです。

お、そろそろ周りの風景が見えてきました。

チラッ。
頂上の部分は後ほど・・・
人気blogランキングへ
気に入っていただけたら↑をポチッとクリックしてください♪

高いところはどうも苦手なので、登る気にはならないが と言うよりも登れることも知らなかった。しかし、クイズで出たアングルは結構観光写真などにも使われているし、あのアングルは、この場所しか考えられない と言うことで一発正解したが。
Firenzeに行っても、多分登らない。ウチの奥さんに任せるか。
Firenzeに行っても、多分登らない。ウチの奥さんに任せるか。
Like


あの塔に登れるなんて知らなかったなぁ~。
ヴェッキオ宮に牢獄があったのは見たのですが、そこにも続いていたのでしょうか。
それに、ウフィッツィ美術館の上にカフェがあったことも初めて知りました!
やはり行くときは時間に余裕を持って、よく調べてみないと損しちゃいますね(;_;)
頂上の景色、楽しみにしてます!
ヴェッキオ宮に牢獄があったのは見たのですが、そこにも続いていたのでしょうか。
それに、ウフィッツィ美術館の上にカフェがあったことも初めて知りました!
やはり行くときは時間に余裕を持って、よく調べてみないと損しちゃいますね(;_;)
頂上の景色、楽しみにしてます!

今からちょうど20年前に初めてフィレンツェを訪れて、感動したことを思い出しました。路地と路地の隙間から見えた花の大聖堂の息を呑む華麗さ、ジョットの鐘楼からの晴れやかな眺め。美しい町を作ることにお金を惜しまなかったフィレンツェ人の心意気が偲ばれます。