ヴァチカン美術館~古代の部

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さて、ローマでの翌日は、ヴァチカン美術館。
ものすごい作品量とそのクオリティーの高さに、改めて感激です。各作品1点だけでギャラリーが建てられそうなほど、素晴らしい作品の数々。余りの量に、初めのほうにあった「エジプトの部」は、はしょってしまいました。今度はちゃんと見ます。
今回アントネッロと回ったのは、長い方の鑑賞コース。短いコースだともうちょっとサクッと見られるとおもうのですが、私たちは結局5時間以上も館内に居ました。まあ、見方は色々だと思うので、きっとサクッと見れば3時間以内で見終わるかと思います。


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さすが地元。ギリシャ、ローマ時代の古代彫刻のクオリティは本当に高いです。
↑この像は、珍しく瞳の部分が残っている像。
ギリシャ彫刻も、ローマ彫刻も、白目を剥いているようなイメージがありますが、実際には、瞳も塗料で描かれていたのです。体も衣服も装飾も彩色されていたので、現在私たちが見ている大理石の白い像のイメージとは大分違う、もっと派手な色合いだったようです。


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こちらは、IL NILO(ナイル川)
擬人化したナイル川を表しています。エジプトも途中からローマ帝国に吸収されたので、肥沃なナイル川周辺は、ローマ帝国の重要な穀倉地帯だったのでしょう。


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手には麦を持っています。見えにくいのですが、1枚目の写真の中で、左側にはワニが居て、右側にはスフィンクスがあります。


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こちらはラオコーン。フィレンツェのウフィッツィ美術館にもコピーがあります。
以下は、私が以前にラオコーンについてブログで書いた内容の抜粋です。

中心にいるのは父親のラオコーン、そして右と左は彼の二人の息子たちです。
ラオコーンは、トロイアの神官です。ギリシャ人が木馬の中に隠れ、トロイアの城壁の外に放置すると、これがギリシャ人の戦略であるのでは?と疑ったラオコーンは木馬に槍を投げつけます。ギリシャ人の戦略を暴かれまいと、ゼウス神と女神アテナは、ポセイドンの使いである海蛇を送りつけ、ラオコーンと息子たちを殺害します。この像は、ラオコーン親子が海蛇に噛まれているところ。神の怒りにふれると怖い・・・(特にギリシャ神・苦笑)。
制作年代は確定していませんが、恐らく紀元前40年から20年にギリシャ人により制作されたのでは?と言われています。

本当に、この彫像が出土したときは、驚いたでしょうね。
上から掘っていって、頭が出たから、まあ、いつもの頭部かな?と思って掘り進んだら体も出てきて、立像かな?と思ったらなんと大きな彫像群だった!なんて。
出土した彫像を買い取る前に、ローマ教皇ユリウス2世は彫像の価値を評価するため、ミケランジェロに見せたのだそうです。


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モザイクもまた素晴らしく・・・
床モザイクの他に、こうした壁にかける用の、モザイク画もありました。こちらは1個ずつのタイルがとても小さいんです。


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いや~、古代に浸りすぎて、現代に戻れなくなっちゃうかと思いました(逆テルマエ・爆)。1人で行かなくて良かった(汗)。

展示順ではないのですが、ヴァチカン美術館話、もう少し続きます・・・

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Commented by ゆきっぺ at 2012-07-09 20:06 x
私も以前ラオコーンを見ましたが、その躍動感に驚きました。蛇に巻きつけられて、おどろおどろしいのですが。
ヴァチカン美術館はミケランジェロが彫ったマリア様の大理石像や、最後の審判が特に印象に残っています。圧巻過ぎて、ついついぽか~んと口が開いてしまいました。
時間をかけてゆっくり見られていて羨ましいです!
Commented by erieri at 2012-07-10 01:45 x
本当に。こんなの見ちゃったら、もう現代に戻れなくなるかも。
「逆テルマエ」って言葉には笑いました。
この壁掛け用の細かいモザイクも、また凄い。感動しました。
技術だけでなく、絵も、野菜を束ねる藁だかロープだかの
端っこをちょこっと見せてるし、もう絵全体に遊び心がある感じ
しますね♪ いいなぁ、これ、欲しいですー(おい)
Commented by fuyusakura1 at 2012-07-10 01:47
美術館、私も大好きです。当時の世界に思いをはせるのがなんとも楽しい。まさにタイムスリップできますよね。^^
モザイクも古代彫刻もすばらしいですね。ぜひともいつか訪れたいです。
そして、瞳入りの古代彫刻の前でゆっくりしたいなぁ。とっても新鮮でした。なんだか「強い意志」を感じます。この彫刻に心の中で人生相談してしまいそう。笑
Commented at 2012-07-10 07:36
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Giusy at 2012-07-10 08:28 x
ローマは全てが巨大過ぎてちょっと苦手でしたが、chiho さんの丁寧なガイドで、ワクワクしながら楽しませていただいています。それにしても、人間は何て素晴らしいのでしょう!こんなにも素晴らしい芸術品を遥か昔から創造し続けてきたなんて。
私も、是非とも本物を鑑賞したくなりました。
できれば、chiho さんのガイド付きで(^-^)v
by lacasamia3 | 2012-07-09 18:01 | ローマ プチ情報 | Comments(5)

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