
プーリアでのある日、義父さんが畑から↑こんなチェリーを持って帰ってきました。
これはアマレーネと呼ばれるサクランボウです。日本語ではスミミザクラという訳が付いていました。そのまま食べると、やや苦味があり、でもなかなか美味しいフルーツです。
紀元前100年頃にルキウス・リキニウス・ルクッルスという美食家のローマ人軍人が、中央アジアからローマに持ち帰ったと伝えられています。
これをどうするかというと・・・

まずは、海パン姿で種を取り除きます(これまた手間がかかる仕事です)。

種を取り除いたアマレーネ。このままでも十分美味しそう。
しっかりと熟しているので汁がたっぷりです。

これを汁ごと、砂糖と一緒に瓶に詰め、こうして日向に40日間転がしておきます。
強烈なプーリアの太陽が、殺菌してくれるというもの。恐るべし・・・灼熱プーリア。
こうして砂糖漬けにしたアマレーネは、ジェラートの上にのせて食べます。手作りのシロップ漬けは甥っ子たちの大好物。孫たちが大好きだからと、ポップコーンのためのトウモロコシを畑で育てたり、アマレーネの砂糖漬けを作ったり・・・。
孫を喜ばせようと、畑仕事に精を出すお爺ちゃんは、きっと世界共通なのでしょうね。
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素敵な砂糖漬け。それにしても煮なくてもいいなんて・・・・・すごいですね。こういう物を食べたらきっと市販の物には心が動かない事でしょうね!
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ドミンゴ家ではアルコールに漬けてたよー。やっぱり種を抜いて、あとはアルコールに漬けるだけ!冬の寒いときにチョロリと食べるんだってさ。粋だよね~。昔からの伝統らしいけど、なんだかオサレに、そして贅沢に感じる私でした。
お義父様、お達者で素晴らしい!! お孫さん達のためにいつまでもお元気で美味しいもの作ってくださるといいですね。 そうそう、本到着しました。まだ「つん読」になっています。(-"-)



わー!美味しそうですね!沖縄では果実を泡盛に漬けました。山桃やシークワサー。あまりの美味しさに飲みすぎてしまうのが難点。先人の知恵はビックリする事が多いけれど、殺菌、保存、ちゃんと考えられているんですね。

そっかあ、アンダルシアでもこうすれば良かったのかあ。やってみたかったな。灼熱の太陽。同じサクランボの実がたくさんあったのに~。