前菜天国プーリア

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私たちが今来ている場所の近くには、チェーリエという小さな村があります。
石がゴロゴロとしていて、耕しにくい土地に囲まれていたために、昔から小作人の村として決して豊かではなかったのですが、80~90年代に、小さなトラットリーアの村として村おこしが行われ、今では、農業と観光のバランスが旨く取れた素敵な村となっています。
村の中に沢山あるトラットリーアは大体何処も、たった1部屋の食堂という感じ。何処も家族経営のようで、奥さんやお婆ちゃんが厨房に入り、旦那さんがサーブしてくれるパターンが多いようです。
座ると、テーブルパンと、美味しいタラッリと呼ばれる塩味のビスケットがワインのおつまみにと出てきます。


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プーリアのレストランやトラットリーアの特徴は、前菜のバリエーションが多いこと。
前菜を頼むとそれだけでお腹一杯になってしまいますが、最初から、「今日は前菜だけを楽しもう!」と決めていけば、それはそれでまた楽しく食べることが出来ます。
この日も、「前菜だけにするね」と伝えて、前菜を3人分頼みました。すると・・・

出てくる、出てくる(笑)

↑の右はアンチョビとプチトマトのサラダ。アンチョビの塩味がアクセントになって、ワインがすすみます~。


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(左)チーズとサラミの盛り合わせ。 チーズはノディーニ(結び目)と呼ばれるモッツァレッラ。この辺りはモッツァレラの産地でもあります。柔らかめのサラミも塩気がちょうど良く、美味しかった!

(右)こちらは、プチトマトと、リコッタフォルテと呼ばれる強烈な香りのチーズ。においは強烈ですが、非常に美味しいのです。パンにリコッタフォルテを塗り、自分で切り分けたトマトをのせて食べます。


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(左)アーティチョークのオリーブオイル漬け。シンプルだけれど、アーティチョークの味がとても濃くて絶品でした。

(右)これはジャガイモに見えますが、ランパチューニと呼ばれるムスカリの球根。去年、アントネッロが、我が家の草むらで掘り起こしていたものです。苦味が心地よくとても美味しいんですよ。ビネガーでさっと茹でてオリーブオイル付けになっていました。


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(左)茹で野菜は・・・

(右)このソラマメのピュレーにからめて食べます。私の大好物。


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(左)素揚げしてトマト煮込んだしし唐も、ソラマメのピュレーに絡めて食べます。

(右)この肉団子が美味しかった~!!外はカリカリ、中はジューシー。美味しさの秘訣は、牛ひき肉と豚ひき肉の絶妙な割合にあるようです。イタリアンパセリ、卵、パン粉も少し練りこまれていたかな?
これはもう一度食べてみたいです。

プーリアでは前菜に、肉あり、野菜ありで、およそ前菜とは思えないものが、前菜として出てくるのです。この他、海の近くでは、ムール貝のオーブン焼きやタコのサラダ、タコやイカのフライ、フリッタータなど・・・海の幸も加わります。


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今回行ったオステリーアは、チェーリエの町の中心にあります。身長が2メートルはありそうな、背の高いお兄さんが、可愛いエプロンをつけて、ニコニコしながらサーブしてくれます。どうやら奥さんが厨房で働いているようでした。近所のお馴染みさんが食べに来る様な、気楽な食堂という感じです。
前菜のみでもOK!一人10ユーロくらいでした(安っ!)。

Osteria del Capitolo
Via Orto del Capitolo 10, Ceglie Messapica (BR)

<追伸>まだまだ先かと思っていたのですが、新しい本が発売されました!詳しくは、またブログでご紹介します。

「バッボの手作りプーリア料理~南イタリア記憶の食卓」
1400円 (アップオン出版 主婦の友販売)

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Commented by nonnakaori at 2011-07-01 20:37 x
新しい本の出版おめでとう!
さっそくアマゾンで取り寄せます。
この村のトラットリア。安くてすごく美味しそうな前菜の数々。
一番食べてみたいのは、ソラマメのピュレに茹で野菜絡めて食べる料理。ビエトロや菜の花は食べたけれども、しし唐の素揚げしてトマト煮込みをピュレに絡めたらどんな味か想像できず、絶対食べてみたいわ。

Commented by bianca at 2011-07-01 21:02 x
chihoさん、新しい本のご出版おめでとうございます!
待ちに待っていた出版予定日の今日、早速本屋さんで購入してきました♪
どこにあるのかな。。。どこかな。。。と探して見つかった時は本当に嬉しかったです。
イタリア料理のコーナーにありました。
レシピが沢山載っていて、プーリアのお話も程よいところに掲載され、写真もとても綺麗で、本当にわくわくしながらページをめくっています。
新たに素敵な本を本当にどうもありがとうございました。
Commented by 朝子 at 2011-07-01 21:15 x
お料理の本出たのですね。おめでとうございます。早速取り寄せてみます♪今日は先日放送されたオムレツをお母様の所で頂いて来ました。
美味しかった!今度はどんなプーリアのお料理作ってもらえるかな?フフフ♪
Commented by sicilia_trapani2 at 2011-07-01 22:23
チホちゃんとアントネッロの共著、おめでとう!!
しかし、一人10ユーロとは安いね~。
シチリアは観光産業で食べているからか、意外とレストランは高いんだよね。
小さなトラットリアの村としての村興し、面白いね~。
Commented by ひろりん at 2011-07-01 23:03 x
うわ~~~。(おいしそうじゃなく)、おいしいですね、これは!!!
野菜といい、お皿の種類が多くてびっくりですね。いつかは行きます。
本当に健康的な生活が出来るところなんですね~。8月に来る友達に、新しい本、買ってきてもらいます。私も仕事が入らなかったら、フィレンツェ同行しますので、その際は、ホテルの件、よろしくお願いします。
p.s.:Yukiちゃんの視線が最高です!
Commented at 2011-07-01 23:33
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Madame Cow at 2011-07-02 06:42 x
祝!!  すごい~。 読むのが楽しみです。
引き続き楽しい夏休みを!
Commented by adagiow at 2011-07-02 09:05 x
うちの近所にほしいです、このお店(笑)。

本、校正大丈夫でしたか。前回…(爆)
Commented by 名古屋のHARUO at 2011-07-02 11:45 x
信じられない品数とボリュームの前菜の数々ですね。こんなにたくさん前菜が出てきて、ひとり10ユーロだなんて、とても考えられません。しかも、どれもこれも本当に美味しそう。ところで、この後、メイン料理となったら、どんな具合になるのかな。もう、楽しみというよりも、まさに恐怖ですね。私のお腹は、これらの前菜の写真を眺めただけで、もう満腹です。
Commented by emmanuela at 2011-07-02 13:27
アントネッロさんとのご本でしょうか?
さっそく本屋さんに行ってきます。(笑)
プーリアに伺ったことはないのですが、日本でプーリア料理をいただく「プーリアの夕べ」というのを企画してくださった方があり、そこで十数品におよぶ前菜をいただきびっくりしました。
野菜が多くて毎日でも食べたいお料理がいっぱいでした。
Commented by lacasamia3 at 2011-07-03 02:40
nonnakaoriさん>今度、8月に来たときにアントネッロにリクエストしてね。是非食べてもらいたいです。美味しいですよ。
Commented by lacasamia3 at 2011-07-03 02:42
biancaさん>お、早速ご購入、本当に有難うございます。夏野菜のレシピが結構載っているので、是非作ってみてください♪
Commented by lacasamia3 at 2011-07-03 02:43
朝子さん>有難うございます。きっと母もまたプーリア料理を仕入れて、色々作ってくれることでしょう。野菜料理が多いので、日本でも作りやすいかも?
Commented by lacasamia3 at 2011-07-03 02:45
Reiちゃん>有難う~。この村の村おこしの仕方、またブログでも紹介したいなあって思います。高級なレストランというよりも、村の食堂といった感じのトラットリーアが何軒もあって、力が抜けた感じが良いのです。観光に染まりすぎていなくて村も可愛いのよ。
Commented by lacasamia3 at 2011-07-03 02:48
ひろりんさん>8月にいらっしゃる時は是非ご連絡くださいね。お会いできたら嬉しいなあ。
Commented by lacasamia3 at 2011-07-03 02:51
鍵コメMさん>番組を見てくださって大変有難うございます。ユキちゃんは、夏休み満喫中、8月までプーリアで楽しく過ごす予定です(私たちはフィレンツェに戻っちゃうんですが)。7月には猫のしっぽのプーリアスペシャルがあるので楽しみにしていてください。
Commented by lacasamia3 at 2011-07-03 02:52
Madame Cowさん>有難うございます。本屋さんで手にとって見ていただけたら嬉しいです♪
Commented by lacasamia3 at 2011-07-03 02:53
adagiowさん>私も、近所にこんなお店があったら毎回通っちゃうかも。
Commented by lacasamia3 at 2011-07-03 02:57
名古屋のHARUOさん>そうなんです。プーリアでは、前菜を頼むんだったら、まずは前菜を食べてから様子を見たほうが良さそうです。テーブルに乗り切れないほど出てくるんですよ
Commented by lacasamia3 at 2011-07-03 02:58
emmanuelaさん>そうなんです。アントネッロとの共著です。文章は私ですがお料理担当はアントネッロです。プーリア料理のバリエーションって本当に豊かなんですよ。本屋さんでペラペラ見ていただけたら嬉しいです。
Commented by Hotaru at 2011-07-03 08:07 x
千穂さんのプログ毎日楽しみにしています。「猫のしっぽ」 ブーリア編も楽しみにしているのです。日本にいてイタリアをとても身近に感じるのです。アントネッロのお料理の本さっそく書店に行きますね。
Commented by lacasamia3 at 2011-07-03 18:43
Hotaruさん>いつもブログを見てくださって有難うございます。プーリアの映像、本当に沢山撮って頂いたので、きっと7月には極上の映像を見ていただけると思います。楽しみにしていてくださいね。
by lacasamia3 | 2011-07-01 20:01 | ユキちゃんと海 | Comments(22)

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by chiho