ユキちゃん風、物語の続き

f0106597_25541.jpg昨日は、ユキちゃんの先生方との個人面談の日でした。3年生になってから、随分とお勉強が進んできた様子。今までは特に努力をしなくても、順調にお勉強をこなしていたユキちゃんですが、最近、そのスピードが少し落ちてきたような気がします。そう、きっと「努力をすること」を学ぶ時期にさしかかってきているのだと思うのです。先生達も、「まあ授業は意欲を持って参加しているから今のところ順調ですよ」と言ってくれたのですが、親としては、観察しながら、少しずつ「自分でやること」、「こつこつ努力すること」を子ども自身に学ばせる時期なんだろうなあと思います。

さて、先日のイタリア語の宿題。

昔々、あるところに小さな村がありました。村のはずれの洞窟には、悪さをする大きな竜たちが住んでいて、村人たちを怖がらせていました・・・・(課題・この続きを書いてみましょう)

そしてユキちゃんが書いた物語の続きは・・・

ある日、謎の騎士が通りがかり、村の宿に泊まります。騎士は長い旅を経て休息したかったのですが、竜の話を聞き、村の魔法使いの元へと向かいます。そこで、竜を倒す方法を聞きます。
魔法使いは、彼にこう言います。

「騎士よ、お前が望んでいるような竜を倒す秘薬はない。でも、竜を従わせることができる魔法の軟膏ならあるぞ。ただし、気をつけるべし。この軟膏は、本当に優しい心を持つ人が使ったときにだけ効果を発するのじゃ。」

騎士は竜の洞窟へと向かいます。騎士が洞窟へ着いた時、既に竜たちは眠っていました。騎士は早速、魔法使いがくれた魔法の軟膏を竜たちに塗ります。
すると、軟膏は完璧に効果を発揮し、竜たちは騎士に従います。
騎士は竜たちに、これから二度と悪さをしないこと、そして、村人たちが畑を耕すのを手伝うように命じます。
こうして、竜たちは畑を耕し、皆、幸せに暮らしたのでした。

秘薬はないけれど、軟膏ならあるというところや、心が優しい人じゃないと効果がないなんて、ユキちゃんらしいアイデアがあちこちに見られます。最後、竜たちが畑を耕すなんていう結末もユキちゃんらしいなあ。
数頭の竜が、耕運機を引っ張っている光景が思い浮かびます(笑)。

子育てって、ケース・バイ・ケース。スピードも、速まったり、遅くなったり、後退したり、前に進んだり・・・
でも私が大切だと思うのは、親として愛情を持ち、大らかな気持ちで観察してあげること、そして周りの意見や情報に惑わされず、自らの考えに沿って子育てをすること。

子供に寄り添いながら、ちょっと手綱を放したり、方位磁石を示してあげたり、時には手をとって引っ張ってあげたり、ズンズン一人で進んでいく子供の後ろからそっとついていってあげたり・・・
子育てって意外とクリエイティヴかも?

私は結構楽しんでいます。

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Commented by nonnakaori at 2010-12-05 06:49 x
ユキの童話素敵!
魔法の秘薬が軟膏で笑っちゃいもしたが、その先を読んだら、竜が畑仕事のお手伝いをするのは、本当にユキちゃんらしいわ!
この物語に絵をつけて、絵本にして欲しいなあ
Commented by woodstove at 2010-12-05 06:58
Chihoさん アントネッロさん こん**は~。。。
 ユキちゃんの創作物語、素晴らしいです。ボクならありきたりの
冒険活劇となるところを、なんとピースフルな物語に仕上げたのでしょう。。。。ユキちゃんの個性がしっかりと現れてますよね。
 はい、本日は二重花マル!! (^^ゞ

 よく人生相談の先生が言う言葉に「親っていうのはねぇ。。。。木の上に
立って見守るって事なんですよ!!」ってのがあるのですが、まさに
そうですよね。。。。。(^^ゞ
Commented at 2010-12-05 11:18
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by greenlove at 2010-12-05 13:07 x
yukiちゃんのお話の続き最高ですね。確かに竜が畑を耕している姿は笑えます。子育てはシュークリームを焼くのに似ていますよね。
焼き具合が気になり途中でオーブンを開けるとたちまちしぼんでしまい2度とはふっくらなりません。手出し口出しは控えて、でも見守ることを忘れずに・ですね。私の最年長の孫も小学生のころはこの子はどんな秀才になるかと親ばかバババカを満足させてくれていましたが努力が必要な中高生になってからはまったくお勉強はお留守なってしまいました。今は明るく楽しい受験生活を送っていますがそのうち自分で努力も大切だと分かる時がくるでしょうね。ちょっと遅いかな・・・・
Commented by kaede-natural at 2010-12-05 13:26
すばらしい~~!ユキちゃんっ!とても小学3年生の女の子が考えたお話とは思えませんよ。
子供ってほんと頭が柔らかいからこんな素敵なお話しを思いつくのかな(絵本化希望 笑)
子育てはほんと子供によって違うし、時期によっても育て方が変わるかも。
子供に執着し過ぎず、おおらかに愛情をもって過度な期待でなく希望を持って子育てしたいですね(ってウチはもう大きいですが)。
ユキちゃんご両親の愛情をいっぱい受けて、素晴らしい自然にたくさん触れながらのびのびたくましく(笑)育っていて毎度楽しみです!!
Commented by saeko at 2010-12-05 13:58 x
いつも心が安らぐ面持ちで拝見しています。
Yukiちゃんが「竜のお話」続きで、竜を”退治”するのではなく、”共存”する、というストーリーにした事に感動しました。
大人である、すくなくとも私は”退治”する事を思い浮かんでしまったのに、”共存”
自分の心がそんなにすさんでしまっていたのか、乱暴になっていたのかと反省しました。
世界の政治家たちに読ませたい、そんな絵本ができそうですね。
こつこつ努力する、という勉強方法について私が小学校3、4年生のときベテランの男性先生を思い出しました。
その先生は毎日同じ漢字を100字ノートに繰り返し書く(次の日はまた別の漢字)、国語の教科書の文章に線を引いた言葉を辞書でひく、を宿題とされました。
そのおかげでいまだに辞書をひくことは苦ではなく何か新しい発見や忘れていたことを思い出すきっかけであり、文字を書き読むことは楽しいこととなっています。
Yukiちゃんもそんな将来を形作って行く時期なんですね。
あの頃の先生がそんな子供の成長にあわせた勉強をさせてくれたことを今更ながら、発見できました。
Commented by windmill at 2010-12-05 14:09 x
久しぶりのコメントですがいつもこちらで癒されています。
悪さをする竜でもただやっつけるのではなくてやさしい心をもって接すれば変える事ができる。。。みたいなユキちゃんの発想、とても素敵ですね。
大人の私もこういう事を肝に銘じたいです。
子供は生まれた時から回りに大人有りきなのでその影響をやはり多く受けると思います。
まわりが育てるように子供は育つものですね。^^良くも悪くもですが。。。自戒です。
Commented by bianca at 2010-12-05 16:05 x
chihoさん、こんにちは。
ユキちゃんの物語、想像力豊かでとても素敵♪
本当に素晴らしい心の成長をしているな。。。と感じました。
子育てに対する考え方、まさに仰る通りだと思います。
chihoさんとアントネッロさんの子育てに対する姿勢や思いは本当に本当に素敵♪
Commented by emmanuela at 2010-12-05 20:03
ユキちゃんの物語、とっても素敵ですね。
ユキちゃんの毎日の生活がこんなにやさしくかわいらしいお話を生み出すのでしょう。
chihoさん、アントネッロさんの愛情あふれる子育てがよく伝わってきます。
Commented by 25-nico-25 at 2010-12-05 21:32
わー、個人面談ってイタリアもあるんですねー。
しかも時期も一緒ですよ。 私も娘と息子、それぞれに問題点を指摘され(予測はしてましたが)子育てしながら親も同じように成長しなければなーと思っています。
時期によって悩みは変化していくし、子どもは日進月歩。

親はしっかり子どもを見ていてあげないと‥
親がぶれずに生活することが難しいなーと思います。

それにしてもユキちゃんの『軟膏』ってところが可愛い‥
Commented by sironekosan at 2010-12-06 19:27 x
ユキちゃんのお話、素敵だなぁ・・と本当にそう思ったよ。
日本の小学校で同じような問題を出されたりはするのかなぁ?だとしたら、子供たちはどんなファンタジーを発揮するのかな。そんな風に思ってしまったよ。
イタリアの子育てがどんな風かは分からないけれど、日本の子育ての現場ど真ん中にいる身としては、自分なりの考え方で自己を示し、それが認められるって言うフィールドが少ないと感じるの。
だから、似たような答えや意見が多くて“ありきたり”になっているなぁ・・・と思えてしまう。
自分カラーを大切にしていいと思うのだけど、周りの大人がそうさせないのかな。
確かにママさん達の話の端々に「あの子は口が悪いから付き合わせない方がいいよ」だのそういうコメントがさりげなく付いてたりする人、案外多いんだよね。

ユキちゃんのファンタジーは筋道がちゃんとしていて、物語として出来上がっているのが凄くいいね。
これは日本で育ってないから出来る事なのかな?
くーま君も同じ様な問題に、素晴らしいファンタジーを見せてくれたもんなぁ。
くっくっく、しかし竜が畑を耕すなんて、chihoさん達の生活がしっかり基盤にあるんだね・笑
Commented by lacasamia3 at 2010-12-07 01:08
nonnakaoriさん>いろいろ考えるものですね。本が大好きなユキちゃんらしいストーリー展開です。
Commented by lacasamia3 at 2010-12-07 01:09
woodstoveさん>男の子と女の子で随分話の展開が変わってくるんでしょうね。男の子だったら、戦いのシーンがメインになるんだろうな。それもまた楽しそうですが。
Commented by lacasamia3 at 2010-12-07 01:12
鍵コメvさん>いやいや~私もたまにどうしたものかなあ~と躓くときもあります。でも愛情を持って、自分なりに加減しながら、チョットずつ前に進む子育て(後退もします・笑)です。思春期になるとさらに難しいですよね。一緒にのんびりがんばりましょう!
Commented by lacasamia3 at 2010-12-07 01:14
greenloveさん>そうですね。ある程度成長してきたら、口出しを少しずつ減らしていって、でもしっかり観察しながらプレッシャーはかけずに・・・手綱加減が微妙ですが(笑)、楽しんでいます。
Commented by lacasamia3 at 2010-12-07 01:18
kaede-naturalさん>過度の期待や親の体裁のための助言って、子供は敏感に感じ取るものだと思うんです。建前で言っているのか、本当に愛情を持って言っているのか。子供の前ではごまかしが利かないなあと思います。
Commented by lacasamia3 at 2010-12-07 01:21
saekoさん>子供の成長の過程で、「これを今身につけておくと良い」というタイミングがあるのでしょうね。きっとその先生はきちんと子供たちのことを観察してくれていたんだろうなって思います。
Commented by lacasamia3 at 2010-12-07 01:24
windmillさん>そうですね、小学校低学年の頃はまだ周りの大人や環境の影響が大きいかもしれません。でも人間って学習することも出来るから、その後、周りの環境や周りの人々の変化で変わっていくのかもしれません。
Commented by lacasamia3 at 2010-12-07 01:25
biancaさん>いえいえ、ただ単に思ったとおりに子育てをしているだけなんですよ。正しいかどうかは判らないけれど、少しずつ私たちも一緒に成長しているような気がします。
Commented by lacasamia3 at 2010-12-07 01:26
emmanuelaさん>本を読んだり、絵を描いたりするのが好きなユキちゃんだから、きっと得意中の得意の宿題だったんでしょうね。
Commented by lacasamia3 at 2010-12-07 01:27
25-nico-25さん>同じですね♪ふっふっふっ、でもイタリアの面談は、全教科の先生が5人ほどズラリと並んで、その前に親が一人っきりで座らされるんです。大学の口頭試問のようで汗かきます(笑)
Commented by lacasamia3 at 2010-12-07 01:59
sironekosanさん>きっと日本の子供たちも、こんな課題を出されたら、すばらしい物語を書いてくれるんじゃないかな?イタリアと日本との違いは、イタリアだと人と違うこと=価値があること、という考え方が、あらゆるところに見えること。「私はこう思う!」と主張する人はいても、「~した方が良いんじゃない?」とか、「そういう考え方って~」と主観的に相手の考え方を判断したり、統一させようとすることって余りないかも。国民性の違いかもしれないけれど。
Commented by mayumi at 2010-12-07 19:59 x
イタリアの小学校の宿題は素敵ですね。自分は小学校教師歴うん十年ですが、このようなファンタスティックな宿題を出したことがありませんでした。がんばり学習を宿題にしていたときは、いつも長編の物語を書いてきてくれる子がいましたが、読んであげる時間がないのが現状でした。日本の学校は反復練習ものが宿題になることが多いです。まあそれも必要なのですが、ゆきちゃんのところのように想像力を書きたてるような過大も考えて生きたいと思いました。またイタリアの小学校話をお願いします。楽しみにしています。
Commented by lacasamia3 at 2010-12-07 22:28
mayumiさん>こんにちは。イタリアは反復練習問題が少なくて、算数も、作文のように文章で書きます。また、機会があればブログでご紹介しますね。全教科教える日本の小学校の先生は大変ですね。イタリアでは、イタリア語、算数&パソコン、理科&社会、英語はそれぞれ専門の先生が教えます。
by lacasamia3 | 2010-12-05 02:53 | イタリア子育て~小学校編 | Comments(24)

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by chiho