沢山のコメント嬉しく拝見しています。1つ歳をとったけれど、皆さんのコメントで「お誕生日っていくつになってもやっぱり嬉しいなあ」と思いました。有難う。
さて、土曜日の遠足話の続き。私たちはヴィアレッジョを南下し、リヴォルノの更に南側からちょっと内陸部に入った場所にある農家を訪れました。そう、ここはいつもGASで牛肉を購入しているクラウディオの農家です。私は、GASの肉係として、今回も、我が村のオーダー、10キロ袋×10袋で合計100キロの牛肉を受け取りに行ったのです。
相変わらず、山の斜面での~んびりしている牛たち。気持ち良さそう。
牛にもそれぞれ個性があります。
前髪がある子、まつげが長い子、目つきが鋭い子、のんびりした顔つきの子・・・
牛たちは干草を食べます。左は干草、そして右はエルバ・メディカというマメ科の植物。これも干草に混ぜて牛たちに食べさせます。
クラウディオの畜舎では、とうもろこしベースの配合飼料は殆どありません。とうもろこしが牛の主食ではないこと、こう書くと当たり前のようですが、実際には、どの国でも現代の畜産の現場では、トウモロコシベースの配合飼料を主食としている農家が殆どなのです。
クラウディオの次男F君は8歳。ユキちゃんとお友達です。ユキちゃんがF君に「ねえ、あの斜面に居る牛たちはどうやって戻ってくるの?」と聞くと、F君、「待ってろ、今、見せてやるから」と言いながら、山に向かって、「モーラ、モーラッ!」と叫びます。
すると・・・
おおっ!のんびり座っていた牛たちが立ち上がり、浅黒い牝牛(この子がモーラ)を先頭に、牛舎を目指して主的に戻ってきます。
牛って1歩が大きいから、結構早足なんですよね。あっという間に戻ってきました。
F君、今度は「俺が牛を撫でてやるから写真撮って」と言います。後ろに居るのはおじいちゃん。
お父さんクラウディオの仕事にとっても誇りを持っているF君。牛たちを大切にします。そしてお肉になることもとっても良く判っていて、でも特に悲壮感はありません。
命を頂くということを自然に受け入れられるのは、こういう環境に育っているからかも。ユキちゃんも、飼っている鶏を私たちが食べることに対して、可哀想だから食べないということはなく、それはそれでありがたく食べるのです。
これについては長くなりそうなのでまた後ほど・・・
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さて、土曜日の遠足話の続き。私たちはヴィアレッジョを南下し、リヴォルノの更に南側からちょっと内陸部に入った場所にある農家を訪れました。そう、ここはいつもGASで牛肉を購入しているクラウディオの農家です。私は、GASの肉係として、今回も、我が村のオーダー、10キロ袋×10袋で合計100キロの牛肉を受け取りに行ったのです。
相変わらず、山の斜面での~んびりしている牛たち。気持ち良さそう。
牛にもそれぞれ個性があります。
前髪がある子、まつげが長い子、目つきが鋭い子、のんびりした顔つきの子・・・
牛たちは干草を食べます。左は干草、そして右はエルバ・メディカというマメ科の植物。これも干草に混ぜて牛たちに食べさせます。
クラウディオの畜舎では、とうもろこしベースの配合飼料は殆どありません。とうもろこしが牛の主食ではないこと、こう書くと当たり前のようですが、実際には、どの国でも現代の畜産の現場では、トウモロコシベースの配合飼料を主食としている農家が殆どなのです。
クラウディオの次男F君は8歳。ユキちゃんとお友達です。ユキちゃんがF君に「ねえ、あの斜面に居る牛たちはどうやって戻ってくるの?」と聞くと、F君、「待ってろ、今、見せてやるから」と言いながら、山に向かって、「モーラ、モーラッ!」と叫びます。
すると・・・
おおっ!のんびり座っていた牛たちが立ち上がり、浅黒い牝牛(この子がモーラ)を先頭に、牛舎を目指して主的に戻ってきます。
牛って1歩が大きいから、結構早足なんですよね。あっという間に戻ってきました。
F君、今度は「俺が牛を撫でてやるから写真撮って」と言います。後ろに居るのはおじいちゃん。
お父さんクラウディオの仕事にとっても誇りを持っているF君。牛たちを大切にします。そしてお肉になることもとっても良く判っていて、でも特に悲壮感はありません。
命を頂くということを自然に受け入れられるのは、こういう環境に育っているからかも。ユキちゃんも、飼っている鶏を私たちが食べることに対して、可哀想だから食べないということはなく、それはそれでありがたく食べるのです。
これについては長くなりそうなのでまた後ほど・・・
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fumieve at 2010-10-06 05:58
100kgの牛肉ってどんなかな、って想像してしまいました。
大切に育てた動物だからこそ、大切にいただく。悲壮感もないけれど、絶対に無駄はできませんよね。基本的なことですが、現代のわたしたちが忘れていることですね。感傷だけでヴェジタリアンを標榜する人って、だから苦手です。植物だって同じ命ですもん・・・。
大切に育てた動物だからこそ、大切にいただく。悲壮感もないけれど、絶対に無駄はできませんよね。基本的なことですが、現代のわたしたちが忘れていることですね。感傷だけでヴェジタリアンを標榜する人って、だから苦手です。植物だって同じ命ですもん・・・。
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mamadance at 2010-10-06 06:35
何だか感動的な記事でした~。
『モ~ラモ~ラ!!』、いい暮らしがあるんですね。
特に感心したのはマメ科の植物を食べているということ。今では牛を食べてもとうもろこしの味がするといわれる時代に、クラウディオさんの温かさを感じます。
それと、遅れましたがchihoさん、お誕生日おめでとうございます。
幸せなサンキューの始まりでしたね~。
『モ~ラモ~ラ!!』、いい暮らしがあるんですね。
特に感心したのはマメ科の植物を食べているということ。今では牛を食べてもとうもろこしの味がするといわれる時代に、クラウディオさんの温かさを感じます。
それと、遅れましたがchihoさん、お誕生日おめでとうございます。
幸せなサンキューの始まりでしたね~。
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woodstove at 2010-10-06 07:06
Chihoさん こん**は~。。。
GASについて、ご本にも書かれてましたが、このように生産者と
直接向き合ってお付き合い出来るって実に羨ましいです。
と言うことは精肉もこの牧場で行われているんですよね。
そこが日本と大きな違いだと思います。
GASについて、ご本にも書かれてましたが、このように生産者と
直接向き合ってお付き合い出来るって実に羨ましいです。
と言うことは精肉もこの牧場で行われているんですよね。
そこが日本と大きな違いだと思います。
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kapibara
at 2010-10-06 08:38
x
CHIHOさん、39年と1日におめでとうございます♪♪
素敵なバースディプレゼントでしたね~~。
プリモ、おいしそう~~♪私もたこは大好き!!
そして、CHIHOさんの名前のケーキ、ゆきちゃんと
アントネッロさんの心がこもっています(^^♪
女性の場合、よく29から30台に突入する時に、なんだかんだ
言われ、実際自分の時も周りに言われて、なんだか、このままでは
ダメという事??と悶々と考えていました。
私は39から40台に突入するときの方が、自分で自分の事を
しみじみ考えた覚えがあります。と、言いましても、特別、
何も変わっていませんが(-_-;)
CHIHOさんの、日々、何かの喜びをかみしめておられる
姿に、いつもホッコリしています。
何かとすぐに愚痴愚痴していしまう私、見習って、ありがたいと
思える自分になれるよう心がけていこう!と、CHIHOさんの
お誕生日に寄せて思いました(^^)
素敵なバースディプレゼントでしたね~~。
プリモ、おいしそう~~♪私もたこは大好き!!
そして、CHIHOさんの名前のケーキ、ゆきちゃんと
アントネッロさんの心がこもっています(^^♪
女性の場合、よく29から30台に突入する時に、なんだかんだ
言われ、実際自分の時も周りに言われて、なんだか、このままでは
ダメという事??と悶々と考えていました。
私は39から40台に突入するときの方が、自分で自分の事を
しみじみ考えた覚えがあります。と、言いましても、特別、
何も変わっていませんが(-_-;)
CHIHOさんの、日々、何かの喜びをかみしめておられる
姿に、いつもホッコリしています。
何かとすぐに愚痴愚痴していしまう私、見習って、ありがたいと
思える自分になれるよう心がけていこう!と、CHIHOさんの
お誕生日に寄せて思いました(^^)
遅ればせながら、お誕生日おめでとうございました!!!
いいですねーユキちゃん&だんなさん共作のケーキやご馳走!!
素敵なお誕生日でしたねー!(ゆきちゃんのエプロンと帽子、かわいい!)
飼っていたものを食べる、でもそれを食べることで生かしてもらっていると思う事が大切なんでしょうね。生きている動物を見ていたからこそ大切に食べれるんだと思います。この辺も牛や動物多いので(夫は釣りするし)、よくそういうこと考えますよ~。
いいですねーユキちゃん&だんなさん共作のケーキやご馳走!!
素敵なお誕生日でしたねー!(ゆきちゃんのエプロンと帽子、かわいい!)
飼っていたものを食べる、でもそれを食べることで生かしてもらっていると思う事が大切なんでしょうね。生きている動物を見ていたからこそ大切に食べれるんだと思います。この辺も牛や動物多いので(夫は釣りするし)、よくそういうこと考えますよ~。
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lacasamia3 at 2010-10-08 18:59
fumieveさん>そうですね、こういうことに対しての考え方って本当に個人的なことだけれど、私個人は余り、表面的な感傷には流されないようにしています。「肉を食べる=残酷である」と単純に判断できないテーマだなって思います。
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lacasamia3 at 2010-10-08 19:03
mamadanceさん>前に読んだ本の中に、家畜の飼料としてのトウモロコシと化学肥料、ファーストフードビジネスが大きな産業として結びついていることが書かれていました。「牛は草を食べる動物である」という当たり前のことが、実は崩れはじめているのです。
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lacasamia3 at 2010-10-08 19:06
woodstoveさん>macelloと呼ばれる、と殺から解体(皮や大きな骨、頭を取り除いた状態)までを行う施設があり、各農家がそこに牛を持ち込み、縦半分の状態にしてもらいます。その後、農家がそれを肉屋に直接そのまま売ったり、農家に肉屋さんを呼んで、部位に分けてもらってgasのようなグループに売ったりするのです。
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lacasamia3 at 2010-10-08 19:08
kapibaraさん>あはは、30代最後、40代に向けて「目をつぶって突入する」というような心境です。20代のときは何やらわけもわからず突っ走り、30代は少しずつやりたいことが見つかってきて、後半からそれらを実現させるチャンスを周りから与えていただいたような年齢です。40代、どんな経験が待っているのか楽しみです。
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lacasamia3 at 2010-10-08 19:12
愛さん>そうですよね、釣った魚をその日の晩御飯に有難く食べることだって、決して残酷なことではないと思います。スーパーで売られている魚だって元は生きていたわけだし、ツナ缶だって元は魚ですもんね。難しいテーマだけれど、これからもきちんと考えて行きたいなあと思います。