古い古い井戸~マンドゥーリア

f0106597_22584731.jpgさて、遺跡話の続きです。この日お散歩に行ったマンドゥーリアには、古代ローマ人が南イタリアに侵攻する前に、ギリシャから移り住んできた言われているメサーピ人の街がありました。メッサーピ人とは、マーニャ・グレーチャと呼ばれる南イタリア各地に存在したギリシャの植民地に住んでいた民族の1つです。

マンドゥーリアには、紀元前500年頃の、メッサーピ人時代に遡る、Fonte Pliniano(フォンテ・プリニアーノ)と呼ばれる古い有名な井戸があります。


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階段を下りていくと、そこはとても不思議な空間。
もともと自然の洞窟の構造を利用して作られたこの井戸は、2500年以上経った今でも、水が豊富に溢れています。


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地上部分の丸い空洞と、洞窟内の丸い空洞は丁度合わさるように作られていて、独特の光が溢れる不思議な空間です。


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この井戸の特徴は、一年中水位が変わらないこと。今では、こうした現象は、ある一定の深さにある粘土質の地層と、その上にある石灰石の地層によるものと解明されているのですが、昔の人にとってはとても不思議だったようで、古代ローマの歴史家ガイウス・プリニウス・セクンドゥスもこの井戸のことを自らの「博物誌」に書きとめています。そのことから、井戸の名前はプリニアーノと呼ばれているのです。ちなみにこのプリニウスは、ヴェスーヴィオ火山の噴火を目撃し、ポンペイとエルコラーノの壊滅に遭遇しています。そして噴火現象を近くで観察しようと、接近しすぎ、亡くなってしまうのです。

マンドゥーリアの遺跡保護地区は、この井戸だけではなく、周りに広がる遺跡郡を見学することができます。
段々と、ネット回線の調子が悪くなってきたので(苦笑)その様子はまた後ほど・・・

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Commented by ひろりん at 2010-08-13 05:07 x
プリニウスの博物誌、こんな遠くのところのものもカバーしているんですね~。びっくり。ローマの美術品、遺跡、ポンペイの遺跡の話に出てくるのは知っていましたが、プーリアの土地のものまでとは思いませんでした。改めて、本を真面目に読んでみたいと思いました!
Commented at 2010-08-13 12:04
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by lacasamia3 at 2010-08-21 05:58
ひろりんさん>実際にプリニウスがこの井戸を見たのかどうかは確かでは内装で、人伝えにこの井戸を聞いて書いたという説もあるようです。プリニウスって物知りですよね~。
Commented by lacasamia3 at 2010-08-21 05:59
鍵コメmさん>残暑お見舞い申し上げます。私もユキちゃんくらいの頃、マヤマニアでした(笑)。ユキちゃんはどうもエジプトマニアのようです。
by lacasamia3 | 2010-08-12 23:58 | ユキちゃんと海 | Comments(4)

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