さて、コロッセオ近くで1件の仕事が終わり、次のアポイント先は、スペイン広場(苦笑)。我ながら???なスケジュール組みですが、先方の都合に合わせました。地図を見ると結構離れているのですが、重宝したのが、町の中を縦断するミニバス。カヴール通り近くから乗り、かなり手早くスペイン広場に到着♪ ここもサクッと仕事を終えて、今度は再びバスでカンピドーリオ広場へと戻りました。
ミケランジェロの構想により作られた美しい広場。真ん中には、マルクス・アウレリウス帝の騎馬像(レプリカ オリジナルは美術館内に保存)が置かれています。
ミケランジェロが作り出した広場の美しさは上から見るとさらに判ります。美術館内のパネルで見つけた古い写真。
今回、美術館を1箇所だけ訪れようと思っていて選んだのがこのカピトリーニ美術館。
現在、企画展として、L'eta' della conquista (征服時代)という展示が9月5日まで行われています。ローマがギリシャや北アフリカ、中東を征服する過程をテーマにして、アテネやパリからも彫像が集められ展示されています。
この美術館の良いところは、一部最初のほうの展示室を除いては、フラッシュなしであれば写真撮影が可能であること。撮影禁止のところは、カメラのマークにバツがついているので判りやすいのですが、判らなければ係りの人に聞いて見ましょう。
これは、フォロロマーノのコンスタンティヌス帝のバジリカの装飾の一部であった巨大彫像の破片。デカっ!
すばらしい作品がありすぎて、どれから紹介してよいか判らないほど沢山写真を撮ったのですが、それらはまた次の機会にご紹介するとして。この美術館で1点だけ私が好きな作品を選ぶとしたら・・・
「とげを抜く少年」
紀元前1世紀
この像については思うところが沢山あるのですが、それはまた今度、書くとして。とにかくこの作品が2000年以上の時を越えて現在にまで伝わったことに本当に感動します。2000年間、きっと多くの人に愛されてきた魅力的な作品だから残ったのでしょうね。ローマ時代は子供たちはきっと裸足で歩いていたであろうから、とげが足に刺さることもあったのでしょう。何気ない子供の仕草を捉えた彫刻家の眼がすばらしいなあと思います。何だか見ていると、今にもこの子がふと顔を上げるような、そんな不思議な気分になります。
さて、この美術館の上にはフォロロマーノを上から眺めることができるテラスがあります。フォロローマーノを実際に歩くのも楽しいのですが、暑い夏に日陰がない遺跡群を歩くのも結構疲れます。そんな時、ここからの眺めで古代ローマに思いをはせるのも良いのでは?
もうくたくた~。美術館の中って結構歩くんですよね。万歩計を付けていればよかった(笑)。館内には良い感じのテラス付きのバールもあり、サラダやパニーニなどを座って食べることができます。ここで手軽にランチを済ませたいっ!という怠け心をグッと抑えて、ここではアイスティーだけを飲んで元気を出し、お食事処へGo ! 続く・・・
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ミケランジェロの構想により作られた美しい広場。真ん中には、マルクス・アウレリウス帝の騎馬像(レプリカ オリジナルは美術館内に保存)が置かれています。
ミケランジェロが作り出した広場の美しさは上から見るとさらに判ります。美術館内のパネルで見つけた古い写真。
今回、美術館を1箇所だけ訪れようと思っていて選んだのがこのカピトリーニ美術館。
現在、企画展として、L'eta' della conquista (征服時代)という展示が9月5日まで行われています。ローマがギリシャや北アフリカ、中東を征服する過程をテーマにして、アテネやパリからも彫像が集められ展示されています。
この美術館の良いところは、一部最初のほうの展示室を除いては、フラッシュなしであれば写真撮影が可能であること。撮影禁止のところは、カメラのマークにバツがついているので判りやすいのですが、判らなければ係りの人に聞いて見ましょう。
これは、フォロロマーノのコンスタンティヌス帝のバジリカの装飾の一部であった巨大彫像の破片。デカっ!
すばらしい作品がありすぎて、どれから紹介してよいか判らないほど沢山写真を撮ったのですが、それらはまた次の機会にご紹介するとして。この美術館で1点だけ私が好きな作品を選ぶとしたら・・・
「とげを抜く少年」
紀元前1世紀
この像については思うところが沢山あるのですが、それはまた今度、書くとして。とにかくこの作品が2000年以上の時を越えて現在にまで伝わったことに本当に感動します。2000年間、きっと多くの人に愛されてきた魅力的な作品だから残ったのでしょうね。ローマ時代は子供たちはきっと裸足で歩いていたであろうから、とげが足に刺さることもあったのでしょう。何気ない子供の仕草を捉えた彫刻家の眼がすばらしいなあと思います。何だか見ていると、今にもこの子がふと顔を上げるような、そんな不思議な気分になります。
さて、この美術館の上にはフォロロマーノを上から眺めることができるテラスがあります。フォロローマーノを実際に歩くのも楽しいのですが、暑い夏に日陰がない遺跡群を歩くのも結構疲れます。そんな時、ここからの眺めで古代ローマに思いをはせるのも良いのでは?
もうくたくた~。美術館の中って結構歩くんですよね。万歩計を付けていればよかった(笑)。館内には良い感じのテラス付きのバールもあり、サラダやパニーニなどを座って食べることができます。ここで手軽にランチを済ませたいっ!という怠け心をグッと抑えて、ここではアイスティーだけを飲んで元気を出し、お食事処へGo ! 続く・・・
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mattfrafra
at 2010-07-27 11:40
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Chihoさん
お久しぶりです。このところイタリアをサボって、今年は大聖年のサンティアゴ・デ・コンポステラに行ってしまった。
ここの広場、美術館好きで、2度も訪れました。マルクス・アウレリウスの騎馬像もカピトリーニのヴィーナスも、ロムルスとレムスなどなど。
お久しぶりです。このところイタリアをサボって、今年は大聖年のサンティアゴ・デ・コンポステラに行ってしまった。
ここの広場、美術館好きで、2度も訪れました。マルクス・アウレリウスの騎馬像もカピトリーニのヴィーナスも、ロムルスとレムスなどなど。
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ドクダミ
at 2010-07-27 17:28
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昨年超特急(1日)でローマを駆け抜けたので、ゆっくりマルクス・アウレリウスの本物の騎馬像が見たくて 6月に行ってきました、が、・・・
何かのイベントの準備をしている人に追い立てられて 5分も見られませんでした(涙)
もっと観光客を大事にしてくださ~~~い!と叫びたかったです。
写真は OKだったんですか? カメラをぶら下げていたら ロッカーにしまうように言われたのかと思って・・・ショック
(昨年チェリーニにお世話になりました。)
何かのイベントの準備をしている人に追い立てられて 5分も見られませんでした(涙)
もっと観光客を大事にしてくださ~~~い!と叫びたかったです。
写真は OKだったんですか? カメラをぶら下げていたら ロッカーにしまうように言われたのかと思って・・・ショック
(昨年チェリーニにお世話になりました。)
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woodstove at 2010-07-27 18:22
Chihoさん こん**は~。。。
「とげを抜く少年」という作品は知っておりましたが、そんな長時間の
旅をしていたとは驚きです。そしてその時代に、このレベル。。。凄いですねぇ。。。って当たり前かもしれませんが。(^^ゞ
ところで、この少年が座っているのは、頭ですよね。。。(^^ゞ
「とげを抜く少年」という作品は知っておりましたが、そんな長時間の
旅をしていたとは驚きです。そしてその時代に、このレベル。。。凄いですねぇ。。。って当たり前かもしれませんが。(^^ゞ
ところで、この少年が座っているのは、頭ですよね。。。(^^ゞ
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thallo at 2010-07-27 18:43
チホさん、こんにちは。
ローマからお帰りなさい。いつも思うんだけど、美術に詳しいチホさんの記事は分かりやすくて、いつも読んでいてタイムトリップした気分になります。
ローマはやっぱりステキですね。コロッセオもフォロ・ロマーノも一体どんな人がどんな服を着てここにいたんだろう なんて考えると、こんな偉大なものが残っているイタリアはすごいなあ、と思います。
次のお食事編も楽しみにしているわね。
ローマからお帰りなさい。いつも思うんだけど、美術に詳しいチホさんの記事は分かりやすくて、いつも読んでいてタイムトリップした気分になります。
ローマはやっぱりステキですね。コロッセオもフォロ・ロマーノも一体どんな人がどんな服を着てここにいたんだろう なんて考えると、こんな偉大なものが残っているイタリアはすごいなあ、と思います。
次のお食事編も楽しみにしているわね。
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lacasamia3 at 2010-08-05 00:23
mattfrafraさん>スペインですね。私もいつかスペインに行ってみたいなあと思っています。聖ヤコブの墓があるんですね。ヨーロッパって本当に興味が尽きません。
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lacasamia3 at 2010-08-05 00:29
ドクダミさん>へえ~、最初の部分は写真が禁止だったのですが、私が行った時には、マルクス・アウレリウス像のオリジナルのあるお部屋は写真がOKでした。大きなリュックを持っている人は、ロッカーにしまうように言われていました。
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lacasamia3 at 2010-08-05 00:35
woodstoveさん>気がつかなかったけれど、頭に座っているかのように見えますねえ。
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lacasamia3 at 2010-08-05 00:37
thalloさん>こうして眺めていると本当に自分がタイムスリップをしたような気分になります。きっとローマ人はサンダル履きでこの石畳を歩いていたんでしょうね。