
さて、フィレンツェの名物料理である、このビステッカ・アッラ・フィオレンティーナは、もともと、英語のbeef steakに由来した外来語であるというのは、フィレンツェ人も良く知っています。この言葉が伝わる以前は、この同じ部分をlombata(ロンバータ)と呼んでいたそうです。では、いつの時代からビステッカと呼ばれるようになったのか?は2つの説があります。
1つは、サン・ロレンツォ教会前で毎年行われていたサン・ロレンツォのお祭りに由来すると言うもの。8月10日に鉄格子の上で火あぶりとなって(汗)殉教した聖ロレンツォをまつり、毎年8月10日にメディチ家がフィレンツェ市民に焼肉を振舞うというしきたりがあったそうです(今でも、ラザニアとスイカ祭りとして残っています)。当時、フィレンツェの北側、ムジェッロ地方の所有地に大きな農場を持っていたメディチ家は、この日のため、ムジェッロ地方からからフィレンツェまで40キロほどの道のりを、沢山の牛の群れを歩かせながら移動させたそうです。
そして、サンロレンツォの火には屋外で大きなバーベキューが行われ、肉が市民に振舞われたのでした。その際に、フィレンツェを訪れていたイギリス人の騎士達が"beef steak"と言ったのが、bisteccaの始まりだとか。
もうひとつの説は、もっと時代が下り、1800年代、多くのイギリス人がフィレンツェに移り住んだ時期に、このbeef steakという言葉をイギリス人たちがフィレンツェに伝えたと言う説。確かに、いまやロースト・ビーフもまたフィレンツェの家庭料理の1つです。これもこの時代に、イギリス人により伝えられた料理。
意外とフィレンツェとイギリスって深い結びつきがあるんですね。
ともかく、トスカーナの酪農は自慢できるくらい、良い環境で牛達が飼育されています。殆どが放牧で、主食は干草。このあたりの農家では沢山の干草が積んであります。
これからもこのスタイルで美味しいお肉を作っていって欲しいなあ。
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CHIHOさん 祝復活ユキちゃん アントネッロさん どうもです(・∀・)ノ
「珍しく」外食した際に私も食べました! ・・・と言いたいのですが"Bistecca alla fiorentina"は、私めの予算内でなく、、、 豚サンで代用(?!)代食(?!)しました。 おいしかったから全然エェんですけどね (゚∇^*)v
トリノに帰って友人に写真を見せたら「これはBistecca alla fiorentinaね」とゆうてたので、FOTO見た目ほぼ分からずなんですけどね(笑)
いつか「牛」を食べれるように いまは「忍」で・・ そしていつか♪♪
由来といい イギリスと結びつきといい 無知なもんで勉強さしてもらいました( ̄- ̄)ゞデハデハ☆★
「珍しく」外食した際に私も食べました! ・・・と言いたいのですが"Bistecca alla fiorentina"は、私めの予算内でなく、、、 豚サンで代用(?!)代食(?!)しました。 おいしかったから全然エェんですけどね (゚∇^*)v
トリノに帰って友人に写真を見せたら「これはBistecca alla fiorentinaね」とゆうてたので、FOTO見た目ほぼ分からずなんですけどね(笑)
いつか「牛」を食べれるように いまは「忍」で・・ そしていつか♪♪
由来といい イギリスと結びつきといい 無知なもんで勉強さしてもらいました( ̄- ̄)ゞデハデハ☆★
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ハーブソルトで食べるとより一層 美味しく食べられそうですね。
前にchihoさんに付き合って頂いた ビスカッテ あれも とても美味しかった~
今回 ハーブソルトを忍ばせて お店に行って見ようかな?(笑)
前にchihoさんに付き合って頂いた ビスカッテ あれも とても美味しかった~
今回 ハーブソルトを忍ばせて お店に行って見ようかな?(笑)

ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
なるほどなるほど。
ど~りで日本語のビフテキににてると思いましたよ。
あ~、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ・・・
いつか絶対に挑戦しなければならない一品です、
作るんぢゃなくて、食べるのをですが。
おいしそうな写真、ごちでした!
ど~りで日本語のビフテキににてると思いましたよ。
あ~、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ・・・
いつか絶対に挑戦しなければならない一品です、
作るんぢゃなくて、食べるのをですが。
おいしそうな写真、ごちでした!
日本語の「ビフテキ」っていうのもなんだか懐かしい響き~。
イギリスと言えば、ここマルサラもイギリスと深い関係が。彼らがこの地でマルサラワインを作り始めたのが1760年くらいらしいから、その頃、イギリス人達、イタリア近辺をウロウロしていたんだろうね~。
イギリスと言えば、ここマルサラもイギリスと深い関係が。彼らがこの地でマルサラワインを作り始めたのが1760年くらいらしいから、その頃、イギリス人達、イタリア近辺をウロウロしていたんだろうね~。
ハーブソルト、タイム好きです〜♪タイムが大量に入っている感じですね。私もドライハーブ色々混ぜて作ってみようかな。
ユヴェヲさん>イタリアって豚肉もとても美味しいですよね。私も豚のビステッカ、大好きです。牛のビステッカはやはり2人以上でないと食べきれないので、お一人だったらtagliata(タリアータ)という料理を頼むと良いですよ。小さく切ったビステッカです。
y_and_r_dさん>こういうお肉の美味しさは飼育環境に左右されると思うのです。やはり干草を食べて、ある程度、放牧で育った牛は美味しいです。脂が乗った日本の牛肉とはまた違う美味しさがあります。
lilytandogさん>その節は、ご馳走様でした(笑)。美味しかったですよね。また今回も是非行って下さいね。
鍵コメpさん>へえ~液体のハーブソルトなんてあるんですね。こちらでは見たことないかな?我が家はもっぱらシンプルに自家製即席ハーブソルトです。
topotopiさん>ボローニャはフィレンツェのお隣の街なのに食べるものが全然違うんですよね。いつかフィレンツェにいらしたらガツンと食べてください!
Reiちゃん>その頃のイギリスって凄く勢いがあったんだろうね。マルサラとイギリスかあ。意外な組み合わせです。
place41さん>是非お試しください。使う分だけ毎回フレッシュハーブで作った方が美味しいような気がします。