美味しい豚肉が届きました♪

美味しい豚肉が届きました♪_f0106597_16325139.jpg私はGAS(有機農産物の共同購入グループ)で牛肉と豚肉を担当しています。今日、我が家の裏のチンタ豚農家から豚肉が届きました(嬉)。
cinta senese(チンタ・セネーゼ),とはおなかの部分に白い帯(チンタ)の模様が付いた黒豚のことです。古くからイタリアで飼育されて来た種類の豚です。戦後、アメリカから輸入されたビッグホワイトという囲いの中で飼育しやすい豚に押され、一時は絶滅寸前にまで追いやられたのです。チンタ豚は新陳代謝が通常の豚と違い、放牧する必要があります。主食は森のドングリですが、ドングリが足りない時期は、favina(ファヴィーナ)と呼ばれる黒豆(これも農場内で有機栽培されています)を与えます。
より狭い土地で効率よく、配合飼料を食べて早く成長する豚を大量に飼うことで値段を下げる「工業農業」の考え方では非常に効率が悪いこのチンタ豚。
所が、90年代に入り再び飼育されるようになり、現在では、フィレンツェの食料品屋さんでもこのチンタ豚、またはチンタ・セネーゼの肉で作ったサラミやハムは高価な値段で売られています。
レストランや食料品屋で売られてしまうために、精肉は殆ど出回らない貴重なチンタ豚のお肉ですが、我が家の裏の農家からは、年に数度、おじさんが豚を潰すタイミングで購入することが出来ます。
お肉は1キロ辺り9ユーロ、8キロ袋単位で購入します。8キロ袋には、prosciutto(プロシュット=もも肉)、stinco(スティンコ=すね肉)、arista con osso (アーリスタ・コン・オッソ=骨付き背肉)、braciole(ブラチョーレ=骨なし背肉)、rosticciana(ロスティッチャーナ=リブ)などが入っています。これで我が家の1家族分。勿論、一気に食べないで、小分けにしてフリーザーに入れました(ホクホク)。暫くは豚肉を買わなくて済みそうです。

コレだけの種類と量のお肉が、それぞれの部位に分かれてビニール袋に入っているとはいえ、ドカンと届くと、本当にごみが少ないです。コレを少しずつスーパーで買ったら、トレイやビニール袋など大量のゴミが出そうです。


美味しい豚肉が届きました♪_f0106597_16414842.jpgsalsiccia(サルシッチャ)3キロも買いました。サルシッチャはイタリアのソーセージです。とはいっても、かなり生タイプ。ミンチにしたお肉に胡椒、塩のみを加えて、腸詰めにしたもの。着色料や保存料などは全く入っていません。作って2日ほど干し、少し乾かして出来上がりです。暖炉で焼いたり、トマトソースで煮込んでパスタと一緒に食べたり、スープの具にしたり・・・。これも小分けにして冷凍しておきます。サルシッチャは昨日、早速、フライパンで焼いて食べました。噛むと、独特のお肉の甘みと陣割とワイルドな旨みがあり美味しい~!!
牛肉も豚肉も、動物が飼育される環境がお肉の味にとても影響します。

この豚肉の受け取りのために、昨日の夕方、GASのメンバーと、下の村の郵便局前に集合しました。今回、集まったオーダーは、お肉8キロ袋が12袋、ソーセージ25キロでした。農家のおじさんのトラックが見えると皆、大歓声。ふ~、無事にオーダー&受け取りが終わって安心しました。

おじさん、美味しい豚肉を有難う。

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Commented by Puma at 2010-01-25 19:26 x
美味しそうですね。本当に羨ましいです!
以前、日本の畜産事情を知って唖然としました。
牛・豚・鶏・・・全てが狂っていますからね。
自然な環境でストレスなく育てられたお肉は味わい深くて美味しいです。イタリアに行くと野菜も美味しいですがお肉の美味しさに驚きます。
日本もイタリアを見習って欲しいのもです~。(切実!)
Commented by yumisergio at 2010-01-25 21:58
Chihoさん、こんにちわ。
いつも感心しながら読ませていただいているGASに関する記事。憧れのシステムです。GASはお手ごろ価格ですが、多少割高でも、素材のクオリティーが高く、無駄のない、環境にも優しいシステムであれば是非利用したいものです。

ところでChihoさんファミリーの冷凍庫って、もしかすると業務用の大きいものですか。8キロのお肉、我が家の冷凍庫にはおさまりません・・・。
Commented by woodstove at 2010-01-26 07:02
いいですねえ。様々な部位をいただけるなんて羨ましい限りですよ。
それも在来種ですか。。。。日本も黒豚がもてはやされていたり、
ブランド豚が登場してますが、生産者の顔が見えないので、どうなんでしょうと二の足を踏んでしまします。。。。 いいですねGASの取り組みは。。。。^^;
Commented by やすらぎ at 2010-01-26 13:21 x
 スペインでドングリを食べて成長した豚の生ハムは
高級品で高かったように聞きました。
 此もチンタ豚だったのでしょうかしら?
Commented by lacasamia3 at 2010-01-28 17:08
Pumaさん>イタリアでも通常、スーパーで売られているお肉類は日本の現状と余り変わらないかもしれません。唯一、牛肉に関してはbioのお肉でなくても、割と放牧タイプの酪農方法が多いかなあと思います。お肉は安すぎると思うのです。実際に、ホルモン剤などを与えず、「普通」の育て方で育てると1頭の牛、1羽の鶏が育つにはとても時間がかかります。きちんと放し飼いにして、安い配合飼料ではなく、それぞれの動物が食べるべき餌を与えて育てると、そんな安い値段でお肉は売れないはず。高ければよいと言うのではないけれど、きちんと生産者にお金が渡り、それが生産方法に反映されなくてはいけないと思うんですよね。
Commented by lacasamia3 at 2010-01-28 17:09
yumisergioさん>ふっふっふっ!我が家には業務用のフリーザーがあるんです。今年の夏に買いました。よく、食料品屋などでアイスが入っているような上面の蓋を開けるタイプです。我が家のエリアではお店が少ないので、結構持っている人が多いんですよ。
Commented by lacasamia3 at 2010-01-28 17:12
woodstoveさん>ブランド化しないところが、イタリアのbio農家の良いところなんです。勿論、詰め込み式の畜産方法とは生産コストが違うから、お肉の値段は割高ですが、イメージつくりとかパッケージングとか全くしないんです。どーんとビニールに入ったお肉が届くだけ。しかも遠くに送るということもなし(お取り寄せって、輸送にガソリン消費がかなりかかるからbioではないのです)。同じ村の中だけでの販売のみなんですよ。
Commented by lacasamia3 at 2010-01-28 17:15
やすらぎさん>スペインの美味しい豚は「イベリコ豚」ですね。イベリコ豚は帯の部分がないようで、スペインの原種豚です。イタリアのトスカーナの原種豚は「チンタ豚」。ドングリを食べることって何だか特別なことのように見えますが、実は、昔はそうやって豚を育てていたんですよね。残飯や配合飼料だけで育てるホワイトラージは戦後の新しい種類なんですよ。第一、昔は残飯なんて出なかったでしょうね。
by lacasamia3 | 2010-01-25 16:54 | シンプルエコライフ | Comments(8)

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by chiho