今年は、kotoriさん&onjiさんご夫婦と一緒に、毎年行っている海辺の観光地、Gallipoli(ガッリーポリ)に行きました。
ガッリーポリに向かう私が大好きな道、avetrana街道の脇には、広大なオリーブ畑が広がっています。
圧倒されるような巨大なオリーブの木々。それぞれ樹齢100年いやはや、300年はあるのでは?という程の大木。
幹は彫刻のようにグルグルと捻じ曲がり、それでもしっかりと地面に足を下ろしています。
レッチェの北側から、長靴のかかとの先端までの半島を、Salento(サレント)州と呼びます。土着の文化が色濃く残り、まだまだ農業が盛んな地域。
トルコ人、スペイン人、ローマ教会などから、何世紀にも渡って搾取され続けてきた大地。それ故にこの地域の人たちは、独特の強さを持っています。サレントの荒涼とした大地にしっかりと根を張るオリーブの木や葡萄の木を見ると、力強さとともになんとなく哀しさも感じるのはこうした歴史があったからなのかもしれません。
アントネッロの実家も、サレントの一番端っこの町。アントネッロ自身もSalentino(サレンティーノ=サレント人)であることにとても誇りを持っています。
オリーブ畑はこうした石壁で囲まれています。muro a secco(ムーロ・ア・セッコ)と呼ばれるこの石壁は、ただ単に石を積み上げただけのもの。間に接着用のセメントなどは何も使われていません。畑を耕しながら何世紀にも渡って少しずつ畑から取り出した大きな石をこうして壁のように積み上げるのです。
いつか、カメラを持って、サレント地方のオリーブの畑を巡り、こうした古いオリーブの木の写真を撮ってまわる旅をしてみたいなあ・・・
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kapibara(かぴばら)
at 2009-08-12 20:17
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これこれ!このオリーブの大木です!私も、圧倒されました~。
古いオリーブしか伐採出来ないと聞きました。そして、その一部で作られたであろう洋ナシ型のカットボード、毎日使っています。大切な思い出です。私たちが生まれるずっと前から、大地に踏ん張り、色んな歴史を見てきたんでしょうね。
我が家の超ミニオリーブの鉢植え、大阪のムシムシでも、小さな命を紡いでがんばっています!^m^
古いオリーブしか伐採出来ないと聞きました。そして、その一部で作られたであろう洋ナシ型のカットボード、毎日使っています。大切な思い出です。私たちが生まれるずっと前から、大地に踏ん張り、色んな歴史を見てきたんでしょうね。
我が家の超ミニオリーブの鉢植え、大阪のムシムシでも、小さな命を紡いでがんばっています!^m^
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fiorentino
at 2009-08-12 23:02
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tousei-tousei at 2009-08-13 06:33
お久しぶりです。
この度私もブログをはじめましたので、
リンクさせていただきました。
オリーブの木、こんなに太くなるんですね。
くねくねしていて年代を感じます。
このブログを拝見しているとイタリアで
行きたいところがたくさんできちゃいます。(笑)
特にプーリアの海はいいですね!
下の記事の夜景もキレイ。
そして、相変わらずゆきちゃんのアーティストっぷりは
微笑ましい限りです。
私も昔、同じようにこだわり派の子供でした。
今でも人と違うところに凝る私ですが、
そんな自分の性格を面白く思っています。
この度私もブログをはじめましたので、
リンクさせていただきました。
オリーブの木、こんなに太くなるんですね。
くねくねしていて年代を感じます。
このブログを拝見しているとイタリアで
行きたいところがたくさんできちゃいます。(笑)
特にプーリアの海はいいですね!
下の記事の夜景もキレイ。
そして、相変わらずゆきちゃんのアーティストっぷりは
微笑ましい限りです。
私も昔、同じようにこだわり派の子供でした。
今でも人と違うところに凝る私ですが、
そんな自分の性格を面白く思っています。
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nyankoa at 2009-08-13 07:58
chihoさん、こんにちは。
一気読みしてこちらまでたどり着きました(笑)
海あり畑あり、プーリアっていいところですね〜。フィレンツェのような大きな街とは違ったのんびり穏やかな雰囲気。
真っ黒に日焼けしたユキちゃんは、すっかりプーリアっ子ですか?
お義父さんの畑には、こんなものまで育てることができるのか?!というものまであってビックリです。このオリーブの木も年代を感じますね。素晴らしい自然のアートです。
一気読みしてこちらまでたどり着きました(笑)
海あり畑あり、プーリアっていいところですね〜。フィレンツェのような大きな街とは違ったのんびり穏やかな雰囲気。
真っ黒に日焼けしたユキちゃんは、すっかりプーリアっ子ですか?
お義父さんの畑には、こんなものまで育てることができるのか?!というものまであってビックリです。このオリーブの木も年代を感じますね。素晴らしい自然のアートです。
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greenlove
at 2009-08-13 09:50
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こんにちは!PCが2週間近く不調で使えませんでした。以前はPCのない生活をしていたのにすっかり依存していたのを思い知らされました。息子をおだてたりなだめたりしてやっと直してもらいました。数年前プロヴァンス地方に旅行に行きましたがオリーブの木の生命力あふれた姿に感動したのを覚えています。yukiちゃんの画家精神、素敵です。時間がかかってもゆっくり納得いくまで取り組む姿勢はほんとにいいですね!
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hatton1971
at 2009-08-13 12:18
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オリーブは日本でもちょっと生産してるみたいですが,やっぱり欧州からの輸入もののほうが多いですね。
こういった植物を育ててくれる自然と農家の方に感謝です。
こういった植物を育ててくれる自然と農家の方に感謝です。
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A
at 2009-08-13 13:41
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こんにちは!お久しぶりのコメントです(>_<)
オリーブの木で歴史を感じますね。
それにしても凄い大木にビックリです。
我が家のオリーブの木もやっと花が
咲くようになってきました。(鉢植えですが・・・)
将来、たくさんの実がつくこと願っているのですが
どうなることやら?
プーリアでのバカンス楽しんでください。
オリーブの木で歴史を感じますね。
それにしても凄い大木にビックリです。
我が家のオリーブの木もやっと花が
咲くようになってきました。(鉢植えですが・・・)
将来、たくさんの実がつくこと願っているのですが
どうなることやら?
プーリアでのバカンス楽しんでください。
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lacasamia3 at 2009-08-14 23:18
kapibaraさん>歴史を刻み込んだ大木の樹皮って独特な表情がありますよね。大阪のオリーブも大きく育つとよいですね。
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lacasamia3 at 2009-08-14 23:20
fiorentinoさん>どんな場所を旅行で訪れても、「我が町の食べ物が一番美味しい!」とひそかに思っているのがイタリア人なのです(笑)
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lacasamia3 at 2009-08-14 23:38
tousei-touseiさん>リンク有難うございました。子供の頃のこだわりってきっと大人になっても残るものなんでしょうね。今のユキちゃんのもっぱらのこだわりは「色」です。
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lacasamia3 at 2009-08-14 23:43
nyankoaさん>義父さんの畑は自家菜園の域を超えた広大なものです。毎日1個巨大なスイカを抱えて帰ってきて、家族に「そんなに作ってどうするの?」と言われています(笑)。
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lacasamia3 at 2009-08-14 23:45
greenloveさん>そろそろ夏休みも真っ盛りで、お孫さんがそちらにいらしているのかな?こちらには母が来ています。さらりとしたトスカーナの夏の快適さに「癖になりそう!」と言っています。日本は蒸し暑いようですね。
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lacasamia3 at 2009-08-14 23:47
hatton1971さん>プーリアはイタリアの中でもシチリアと並んで農業がとても盛んな州です。プーリアではあらゆる風景に、大地の力を感じます。
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lacasamia3 at 2009-08-14 23:49
Aさん>花が咲いたらきっと実もなりますよ♪11月が楽しみですね。