変わらないこと~7月の畑

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ここ数日、やりたいこと、やらなくてはいけないことが頭の中でグルグルと回り続け、ふと気が付くと奥歯をギューッとかみ締めているような状態でした。
でも、一日の終わりに、一人で畑に出てクワで土を耕していると、不思議と気持ちが落ち着いてきて、フッとそんな緊張感が抜ける瞬間があります。無になれる瞬間。ヨガやったり、絵を描いたり、写真を撮ったり、散歩をしたり、お風呂に入ったり・・・それぞれ、色んなリラックスの方法があるのでしょうが、私はそれが「畑」なんだろうなあって思います。
7月の畑は、もう植える場所がなくなるほど賑やかです。野菜同士が、押し合いへし合い、それぞれグングンと育っています。来年は畑をもうちょっと広げなきゃなあ・・・。


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鈴なりのプチトマトは少しずつ赤くなってきました。やはり山の我が家では、トマトの収穫は7月末のようです。
右の写真は、fagioli serpenti(ファジョーリ・セルペンティ)と呼ばれる種類のエンドウ豆。豆自体がとっても長くなるんですよ。一旦伸び始めると凄い早さで成長します。「ジャックと豆の木」って、畑的にはかなりリアルかも(笑)。


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秋の収穫用に、finocchio(フィノッキオ=フェンネル、ウイキョウ)とporro(ポッロ=ポロネギ)を交互に植えました。この二つの野菜は仲良しさんで、お互いの成長を助け合うのです。
右の写真は、ミケランジェロもスープにして食べていたウイキョウ。成長すると根元の部分がプッと丸くなります。食感はセロリのようですが、独特の甘みと後味が美味しい野菜です。


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ガリレオ・ガリレイも畑をやっていたそうで、修道院に入った娘へ、自分が育てたメロンを手紙とともに差し入れしています。
思えば、畑って何世紀にも渡って、殆どその姿を変えていないんじゃないかな?クワで土を耕して、種を蒔いて、水をやって、野菜を収穫して・・・。ハイテクノロジーの現代ではありますが、畑は変わらずです。
この山の家は昔は修道院でした。フィレンツェのサンマルコ修道院から、高齢の修道士や、病気を患った修道士達が、この山の家に住み、山の空気で療養したそうです。きっと彼らも、こんな畑をやっていたんでしょうね。

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Commented by M.K. at 2009-07-09 21:40 x
一人畑へ出て黙々と仕事をするのが大好きです。草取りも嫌いではありません。 全ての嫌なことを忘れさせて呉れますから不思議です。今年はカルチョフィーも僅かでしたが味わうことが出来ましたし、今はブラックチェリーと言うミニトマトとブラック・トマトの大きいのが採れ初めています。ブラックトマトは酸味が少なくて味が濃いように思います。桃太郎というトマトが余り好きでない(今の日本ではこれが主流ですが)ので何とか美味しいトマトをと思って探した種類です。 モロッコ・インゲンというお豆を作りましたが、これは失敗でした。もっと冷涼な地域でないとダメだと思いました。 このお豆はそれこそジャックと豆の木の豆かと思うほどよく伸び、沢山長いお豆が生りましたが、茹でても皮がパサパサで美味しくありませんでした。 地中海野菜(サラダ用)は未だ収穫できます。 この10日余り?梅雨末期?の酷い豪雨と蒸し暑さで息苦しい程です。クーラー無しでは到底生活できません。兎に角蒸し暑くて、何とも嫌な気候です。もう、ニイニイゼミが鳴き出したので梅雨明けも間近かもです。
Commented by mitchypitchy at 2009-07-09 21:49
チホさん、お久しぶりです。
コメントはあまりしていませんが、じつは結構読んでいてチホ家の話題もよくしてるんですよ。それにしてもキッチンシンク、素敵すぎます!

ところで先日ちらっと日本に帰ったときに読んでチホサンにも教えたいと思った本があるんですよ。青森りんご農家の木村さんという方が書いた本です。今まで誰もやったことのない自然栽培農法を完成された方で、完成までのつらくて地獄のころのストーリーや野菜の育て方などを語った本です。

私が印象に残った話の中で、きゅうりのつるに指をかざすと指に巻きつく人と巻きつかない人がいるという話。きゅうりにも人間を見る目があるみたいです(笑)。

http://www.sun-act.com/kimura/
機会があったら読んでみてね!
Commented by fiorentino at 2009-07-09 22:57 x
修道院だった建物に住んでらっしゃるなんて素敵ですね。うらやましいです。
写真を見ているだけでも、山の自然や恵みが伝わってきます。
ユキちゃんがよく遊んでいる場所などを見ていると、いつもいいなぁ~と思います。
こちらでは息子を散歩に連れ出すときは、車に、自転車に、人に・・といろいろ気を使わなければなりません★
そちらに息子を連れて行くと喜ぶだろうなぁ・・。
私も息子もストレスなく遊べそうです。
私の緊張感が抜ける瞬間は、最近買った米ぬか石鹸での『洗顔』です。(笑)
Commented by Summer at 2009-07-09 23:37 x
う~ん、私のストレス解消方法って何だろう?今でも「これだ!」っていうのはみつかりませんが、ヨガやお風呂につかったりエステに行ったり・・・。でもどれも結局仕事のことばかり考えて「リラックス」することができません。(しかもフラットにはシャワーだけでバスタブがないんです。旅行の時はできるだけバスタブがあるところを選んでいます・必死)

確かに私たちの小さな家庭菜園のスペースを草むしりしているだけでもすっきりいい気分になるかもしれないです。毎回チホさんの畑話を読むといいな~、の一言がまたでてきます。(笑)トマト美味しそうですね。
Commented by onjitokotori at 2009-07-10 00:41 x
ずっと変わらないスタイルで続いている畑、そこで採れた野菜たちは、どんなハイテクノロジーのものを持ってしてでも負けないと思います。だいたい本来ならばそんなもの必要ないですものね…。ミツバチがたくさん飛び交い、毎日chihoさんの想いがこもったものならなおさら。
Commented by woodstove at 2009-07-10 06:44
ボクもストレス解消には植物ですね。
毎日の成長を見守るだけで、肩の力が抜けてリラックスでします。
おっしゃるとおり畑も良い場所ですね。
風の香り、土の手触り。。。どれも気持ちが和んでいきます。
Commented by vialetto at 2009-07-10 09:41 x
ガリレオ・ガリレイの畑のエピソードは始めて聞きます。けっこう、いろいろな本を読んでいるつもりですが、日本で紹介される本ではそういうどうでもいいけど人間的なエピソードは割愛されてしまうのかなァ。
山の家は修道院だったのですか。そんな面影があるか引っ越した頃が見たくなったので、これから過去記事「フィレンツェ田舎生活便り」にいってきま~す。
Commented at 2009-07-10 21:32 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ゆきにゃんのママ at 2009-07-10 21:44 x
こんにちは、パリの娘に教えてもらって、お邪魔しておりましたが、初めてコメントいたします。
だって、私の大好きな畑ネタですもの。私も、60坪の畑、鍬一本でやっています。
フェンネルとポロねぎは仲良しなのですね。私もフェンネルの根っこのスープが好きで、庭にたくさん植えています。葉っぱのパンも大好きです。
ちほさんの記事を見ると、私も畑にせいが出ます。土って心を無にしてくれるし、大地のパワーくれますものね。
こちらは、今、夏野菜の収穫です。
今晩の夕食は、長崎長なすの焼きナス、はすいもの酢ぬた、ホタテの紫蘇ジェノベーゼ、デザートは、ミニトマトのコンポートでした。我ながら、自給自足生活です。
これからもたのしい記事楽しみにしております。
Commented by lacasamia3 at 2009-07-11 19:12
M.K.さん>日本は今の時期湿気が相当あるようですね。こちらは例年に比べると雨が多かった6月ですが、今はカラリと晴れています。普段はズボラな私ですが、畑では結構几帳面です(笑)。
Commented by lacasamia3 at 2009-07-11 19:12
mitchypitchyさん>今、日本?楽しんできてくださいね。木村さんのホームページ拝見しました。果樹園をオーガニックでやることの大変さ、良く判るなあ。野菜も大変だけど、果樹は特に虫とか病気が付き易いからね。ワサビを病気対策に使うなんて日本らしい面白い発想ですね。情報有難う~!
Commented by lacasamia3 at 2009-07-11 19:13
fiorentinoさん>険しい山道の終点なので、車の往来は私たちの車のみ(郵便屋さんも来ません・笑)だから安心して子供を遊ばせられます。おお~、米ぬか石鹸、良さそうですね。さっぱりしそう。
Commented by lacasamia3 at 2009-07-11 19:13
Summerさん>うちにも一応バスタブがあるんですが、栓がなくて(笑)、やたらとバスタブは大きいくせにガス温水器のパワーも足りないので、全然お湯が溜まらないんです。面倒だからいつもシャワーです。最後にバスタブに浸かったのは、数年前に日本に帰った時かなあ・・・。
Commented by lacasamia3 at 2009-07-11 19:13
onjitokotoriさん>畑って、有機でやろうとしたら、結局は従来の伝統的なやり方に戻るんですよね。今の時期、畑の中をミツバチが沢山飛んでいます。
Commented by lacasamia3 at 2009-07-11 19:14
woodstoveさん>そうそう、土の手触り、大好きです。手が荒れるから手袋をしたら?と実家の母からいつも言われるのですが、素手で触る土の感触は格別で、いつも手袋をせずに畑をしています。
Commented by lacasamia3 at 2009-07-11 19:14
vialettoさん>面白いでしょ?こういうエピソードって割愛されてしまうんでしょうね。戦前までは修道院だったのですが、その後完全に崩れてしまったので、外観は修道院だった面影は残念ながらないんです。でも、キッチンの石壁はその当時のものだそうですよ。
Commented by lacasamia3 at 2009-07-11 19:14
鍵コメhさん>アドバイス有難うございます。そうですよね~歯に悪いですよね。その方法、すごく助かりそうです。リラックスするのにも良いかも。
Commented by lacasamia3 at 2009-07-11 19:14
ゆきにゃんのママさん>こんにちは。いつもパリのゆきちゃんのブログを楽しみに拝見しています。長崎は温暖だからきっと夏野菜の生長が良いのでしょうね。山の我が家では、あとちょっとでトマトが赤くなるかな?という感じです。これからもどうぞ宜しくお願いします♪
by lacasamia3 | 2009-07-09 20:42 | フィレンツェで畑 | Comments(18)

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by chiho