ユキちゃんと通信簿

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イタリアの小学校では通信簿は年に2回渡されます。1学年の丁度半分に当たる2月と学年の終わり(多分6月の半ば)です。
昨日は、ユキちゃんにとって初めての通信簿の日でした。低学年のうちは、親が直接学校にとりに行き、先生との簡単な面談もあります。私は仕事でフィレンツェに行っていたので、アントネッロがもらいに行きました。
ユキちゃんは何だか判っていなくて、何とも思っていないようですが、初めての通信簿なんて、親はドキドキするものですね~。

イタリアでは、去年の問題だらけの教育改革(苦笑)で、小学校の通信簿に10段階の評価が導入されました。かなり昔はこの10段階評価だったのですが、その後、文章による評価に変わり、また再び昔どおりに10段階の評価に戻ってしまったのです。
但し、この教育改革は今年の10月に導入されたため、9月から学年がスタートしたユキちゃん達の学年については、今まで通りの文章による評価か、10段階評価にするかは、各学校の校長先生と教員の判断にまかされているようです。

今回、ユキちゃんの前期の通信簿では、文章による評価でした。
通信簿を渡しながら先生方が説明してくださったそうですが、10段階を導入しなかった理由は、「まずは学問の楽しさを学ばなくてはいけない低学年の子供達を、段階評価で、評価してしまうことは早すぎる」からだそうです。
激しく同感~! 勿論、段階評価は頑張ろう!という気持ちにさせる利点もありますが、それは、もうちょっと大きくなってからで良いと思うんです。今は、いろんなことに興味を持って、子供達の「不思議」を1つ1つ解決していくこと、そして新たな「不思議」を見つけていくことが大事だと思うんです。
今回の通信簿(前期なので仮のもので、正式な通信簿は学年の終わりにもらいます)と一緒に、先生達からのお手紙も入っていました。
それには、「例え段階評価が導入されても、それは、必ず子供達それぞれが、前の学期と比べて各教科で伸びているのか、努力の余地があるのかということを評価するべきで、他の子供と比べての評価であってはいけない」、と書いてありました。
偏差値のない国、イタリアらしい考え方ですね。

ユキちゃんの今回の通信簿の内容は・・・えへへ、秘密。
でも、1つ嬉しかったのは、「他の子供達に対してとても寛大に接していて、困っている子供達の手助けをしています」と書かれていたこと。
前の面談の時にも言われたのですが、サッサと自分の課題が終わらせたら、まだ終わっていなかったり、やる気が起きない子供の所に移動して、手伝ってあげているようです(←おせっかい・笑)。
こういう気持ちって、親が教えてどうと言うものではなくて、自然と自分の中で芽生えるものだから、アントネッロも私も、この言葉を頂いて、とても嬉しかったです。
アントネッロが先生に、「あえてココを直すべきだっていう点はありますか?」って聞いたら、先生が暫く考えて、「あとちょっと、お片づけが出来るようになったら良いかな?」って言われたそうです(伏せ目)。
はいっ、私もお片づけ、頑張りますっ!

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Commented by woodstove at 2009-02-12 20:57
 実にほのぼのとした良い先生ですね。(なんか表現的におかしいですが)
子供の持つ可能性を引き出してくれるような先生ですよね。。。。。(^^;)
ユキちゃんにとって、幸せな事だと思いますよ。
Commented by M.K. at 2009-02-12 21:23 x
大らかな感じがします。 低学年の内から余り完全に大人の思う壺に嵌めたくないですね。 お節介だなんて〜、優しいのね。 

先日のイタリアのネット事情のお話しを読んで、随分大変な思いをしてblogの更新やコメントの返事を書かれていることを知りました。 二十一世紀は通信、情報の世紀の筈なのに。イタリアはのんびりしていますねー。 否、フランスも、イギリスもなんですねー。何だか信じがたいような、ですが、石畳や石の家の国では工事も難しいのでしょうね。 
Commented by bianca at 2009-02-12 22:51 x
chihoさん、こんばんは。
「まずは学校の楽しさを学ばなくては。。。」という考え、本当にそうだと思います。ゆったりとおおらかに子供たちを見守ってくれるように感じました。
こちらでは、小学校に入る前から幼児教室、入ってしばらくすると中学受験のために早々と塾通い。。。お友達が皆塾に通っているから、遊ぶお友達がいない。。。などと身近でよく耳にします。
何が良くて何が良くないかではなくて、どのような選択肢にも良い点、悪い点があるのでしょうね。 ただ、子供が生き生きと自分らしく、自然体で、その時その時に合った学校生活を送ってくれたら良いな。。。と思います。
そう思いながらも、周りに流されそうな自分がいるのも正直なところです。
ユキちゃんはやっぱり思いやりがあって、温かい女の子なのですね。それに、やるべき課題をササッと済ませてしまうのはとても良いと思います。
我が家の娘はそれが苦手で、毎日やきもきしています(汗)
いつもブログを拝見しながら、chihoさんのようにしっかりとした考えを持って、温かく見守るような子育てをしたいな。。。と思っています(^^)
Commented by fiorentino at 2009-02-12 22:57 x
すばらしい考え方ですね!!
日本にもこういう教育が根付いてほしいです。
勉強にしても運動にしても、まず楽しんで学ぶことが大切ですよね。
そこから興味のあることを自分で見つけたりして、子供の可能性が広がっていくと思います。
うちのボクもユキちゃんのようにのびのびと育てていきたいです♪
初めての通信簿ってドキドキでしょうね。
これから子供が大きくなって学校へ行くようになったら、わかりますよね~(**)
そのときが楽しみです♪
Commented by lilytandog at 2009-02-12 22:57
私も低学年は文章評価がいいと思います。
小さいうちから 段階評価で評価するのはちょっと。。。
偏差値のない国 いいですね。
のびのび育つ ユキちゃんの成長 楽しみ~
Commented by africajp at 2009-02-13 00:54
私も先生に激しく同感。
良い先生に恵まれてよかったねっ。
Commented by lacasamia3 at 2009-02-13 04:25
woodstoveさん>子供主体の考え方を持ってくれる先生方に本当に感謝しています。これから色んな事を学んでいくのでしょうね。
Commented by lacasamia3 at 2009-02-13 04:25
M.K.さん>イタリアのネット状況は本当に悪いです。それでも何とか経済が成り立っているというのは、ネットにあまり頼っていないからかな?それともネットの状況が悪いから、頼っていないのかな?う~ん、後者のような気がします。
Commented by lacasamia3 at 2009-02-13 04:26

biancaさん>イタリアでは受験がないので、子供達はゆっくりと育ちます。親もゆっくりと子育てが出来るかな。日本に居ても、受験のシステムから距離を置いて子育てをすることも可能でしょうが、そこまでしなくても、受験と共存しながら(ヘンな表現ですが・笑)しっかりと自分なりの子育てをすることも可能だと思いますよ。ユキちゃんは要領は結構良いようです。これから「努力をする」と言うことも学んでいかなきゃいけないんですけれどねえ。
Commented by lacasamia3 at 2009-02-13 04:26
fiorentinaさん>きっと受験がないからこんなにのんびりしたことができるんでしょうね。学問のための受験なんだか、受験のための学問なんだか判りませんね。学問ってもっと楽しいものだって子供達が感じないと、これから長い期間勉強をし続けるんですもんね。
Commented by lacasamia3 at 2009-02-13 04:26
lilytandogさん>ユキちゃんはのびのび育っています。まあ、周りものんびりしているから、元気で友達と仲良く、楽しく学校で過ごしていれば良いかなと思っています。
Commented by lacasamia3 at 2009-02-13 04:27
africaさん>うん、学校の先生は選べないからね。イタリアの先生達が皆こうだっていうわけではないんですが、ユキちゃんはラッキーでした。先生たちの考え方と親の考え方が共感できることって大事ですよね。
Commented by sarah000329 at 2009-02-13 14:17
なんだか今の日本にも必要な考え方じゃないかと思いました。
ゆとりばかりではいけないけど、勉強に興味を持つような教え方が
一番大事ですもんねぇ。。。。。。

お片付け・・・ 私も反省! 笑
Commented by YOKO at 2009-02-13 21:45 x
お片づけ、私も苦手です。でも、お片づけなんて・・・

それより、優しい人間になる方がずっと大切ですよね。
素敵なご両親や周りの方に囲まれて、すくすく成長していただきたいな。

ゆきちゃんがかわいくて、ついコメントしてしまいました。
Commented by lacasamia3 at 2009-02-16 01:35
sarah000329さん>日本は受験が社会のシステムの一つになってしまっているから、理想はこうした教育なのかもしれないけれど、現実はなかなか難しいんでしょうね。
Commented by lacasamia3 at 2009-02-16 01:37
YOKOさん>コメント有難うございます。そうなんですよね。「こうなって欲しい」とか「こういう仕事について欲しい」なんていう希望は全くなくて、親としては、優しく逞しく育ってくれれば良いなあって思っています。
by lacasamia3 | 2009-02-12 19:05 | イタリア子育て~小学校編 | Comments(16)

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