
ご存知の通り、我が家の暖房源は薪です。
この家に引っ越してきたばかりの頃は、小さな薪ストーブ1台のみだったのですが、その後、クチーナ・エコノーミカと呼ばれるコンロ+オーブン+薪ストーブが一体化したものに変わり、現在では、クチーナエコノーミカの機能+薪を燃やす部分で温水を作り、温度交換機を通して各部屋に温水が回るというもので家を暖めています。


薪を燃やすということは、二酸化炭素を発生させるので、決してエコではありません。ただ、原油や天然ガスと違い、薪という燃料を巡って国際紛争が起こることはないし(今のところ)、大きなタンカーを動かして運ぶ必要がないために、輸送にかかる燃料がかからないという面ではエコかも知れませんね。また、コレはあくまでもトスカーナについてですが、薪屋さんは、山を管理しながら木を切り出しているから、山のお手入れにもなります。まあ、チェーンソーで木を切るにはガソリンが必要なのではありますが・・・。
我が家の場合、特に経済性という点で薪ストーブを使っています。
イタリアで田舎暮らしをするとまず直面するのが、ガス、電話、水道といった基礎設備の不足です。国道や県道沿いは随分とこうしたサービスが増えてきましたが、少し離れると、全くと言って良いほど、こうした設備がありません。
我が家には勿論、都市ガスは来ておらず、GPLガスという充填型のガスタンクを使っています。これが高いっ~(涙)。

料理は殆ど薪コンロで作っているし、暖房も完全に薪のみ、食器を洗うのも薪コンロで沸かしたお湯を使っているので、ガスを使うのはシャワーのお湯と朝のコーヒーくらいです。
これで冬場は、1ヶ月あたり150ユーロ!!勿論、フィレンツェ市内ではこんなにかかることはないのでしょうが、やはり寒い山に居るからとGPLガスを使っているからなのかなあ。
こんなにガスにお金がかかるのだったら、この際、全部薪にしようじゃないかっ!ということで、我が家の豆夫君は、現在、←この薪ストーブで沸かしたお湯を暖房にまわすだけでなく、温水タンクにまわして、シャワーのお湯にも使えるようにしようと計画中です。

実は、この薪コンロは、今まで1つ欠点がありました。
それは夏場、使うこと出来ないということ。夏場にお料理をするのに点けると、管の中を周っているお湯の温度が上がりすぎてしまうのです。
余談ですが、お湯を循環させるためにはモーターが電気で動き、例えば停電の時などお湯が循環せずに温度がドンドンと上がってしまう時には、上の水槽に水が吹き上がる安全装置が付いています。
ともかく夏場は、温水タンクにお湯を流してしまえば、この問題も解決します。
アントネッロ曰く、材料費の予算1000ユーロ+水道屋さん300ユーロほどで出来るそうです。
今年は脱ガスできるかなあ・・・。
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薪ストーブでここまでできるなんて!
お料理をすべて薪で?と思ってましたが、コンロとオーブンが
ついているものがあるのですね!
それにしてもすごい薪の消費量でしょうね。
薪割りも大変だろうなぁ。
でも、楽しいのでしょうね!
お料理をすべて薪で?と思ってましたが、コンロとオーブンが
ついているものがあるのですね!
それにしてもすごい薪の消費量でしょうね。
薪割りも大変だろうなぁ。
でも、楽しいのでしょうね!
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私は「大草原の小さな家」を書いたローラ・インガルス・ワイルダーが大好きなのですが、その写真集の中にこのオーブンストーブの原型のようなものがあったのを思い出しました。
田舎で暮らすということは知恵や発想力・行動力といろんなものが必要なんですね。
でも家族でいろいろ試行錯誤しながら生活するのって、すごくいいな~と思いました♪
小さい頃に憧れていた生活、大きくなってそんなの無理無理・・と勝手に思い込んでいました。
実践されているchihoさん一家が羨ましいです♪
田舎で暮らすということは知恵や発想力・行動力といろんなものが必要なんですね。
でも家族でいろいろ試行錯誤しながら生活するのって、すごくいいな~と思いました♪
小さい頃に憧れていた生活、大きくなってそんなの無理無理・・と勝手に思い込んでいました。
実践されているchihoさん一家が羨ましいです♪
こんにちは、日本の田舎で薪ストーブ使っています。樹木は二酸化炭素を出しますが、山の整理をすることで生育を促進しその途中で二酸化炭素を吸ってくれるので、燃やすときだけただ二酸化炭素をだすのではありません。樹木が成育し土に返っていくという過程の中で循環しています。ガスや石油の長~いサイクルとは異なり、人間が関わって排出する二酸化炭素を調整することができる資源です。燃やすときに二酸化炭素を出すからエコではないというのはちょっといいすぎかなあと思います。
日本には市販される薪で暖房、湯沸し、コンロと一体になったものは見ません。DIYでしておられる方はあるようですが、。イタリアに比べて暑いからでしょうか。日本は森林資源が豊富なので昔は全部薪でしたのにね。残念です。ご主人の素敵な考えが実現するのを楽しみにしています。
日本には市販される薪で暖房、湯沸し、コンロと一体になったものは見ません。DIYでしておられる方はあるようですが、。イタリアに比べて暑いからでしょうか。日本は森林資源が豊富なので昔は全部薪でしたのにね。残念です。ご主人の素敵な考えが実現するのを楽しみにしています。
エコを考えるとどうしても二酸化炭素が気になりますよね・笑
モノを大切にシンプルな生活をしようと、今あるモノを捨てればそれも燃され、二酸化炭素を増やす事になるし、お取り寄せでシアワセを感じてる裏には運送時の二酸化炭素や過剰包装・・・
限りある資源を無駄なく大切に使う意識がエコと思いますが、ワタシはchiho さんのブログでエコにかなり目覚めた1人です・笑
今日も重ね着で暖を取ります~^^(家計も助かるエコ♪)
モノを大切にシンプルな生活をしようと、今あるモノを捨てればそれも燃され、二酸化炭素を増やす事になるし、お取り寄せでシアワセを感じてる裏には運送時の二酸化炭素や過剰包装・・・
限りある資源を無駄なく大切に使う意識がエコと思いますが、ワタシはchiho さんのブログでエコにかなり目覚めた1人です・笑
今日も重ね着で暖を取ります~^^(家計も助かるエコ♪)
初めてコメントします。
去年知り合った、イタリア人夫婦が「フィレンツェ」在住。
でも、全然イメージが湧かなかったのですが
このブログで勉強させて頂いています(^_^)
ぽちっとしておきますね。
去年知り合った、イタリア人夫婦が「フィレンツェ」在住。
でも、全然イメージが湧かなかったのですが
このブログで勉強させて頂いています(^_^)
ぽちっとしておきますね。

わたしも薪ストーブ使っています。この間旦那と煙突掃除をしたのですが、Chihoさんのところは見たところかなりなが~い煙突ですよね。どうやって掃除していますか?
chihoさん こん**は。
これですね! お湯が沸かせるクッキングストーブってのは。。。
想像していたモノより。かなりモダンですね。ダイヤルが付いてますが
オーブンの温度調整でしょうか。
ボクも仕事場と自宅では薪ストーヴの恩恵をいただいております。
今年で17回目の冬となりました。
日本の冬はだんだん短くなり、薪ストーヴの活躍は減って行くと思い
ます。しかし、この温もりは止められませよね。。。。。(^^;)
これですね! お湯が沸かせるクッキングストーブってのは。。。
想像していたモノより。かなりモダンですね。ダイヤルが付いてますが
オーブンの温度調整でしょうか。
ボクも仕事場と自宅では薪ストーヴの恩恵をいただいております。
今年で17回目の冬となりました。
日本の冬はだんだん短くなり、薪ストーヴの活躍は減って行くと思い
ます。しかし、この温もりは止められませよね。。。。。(^^;)
ここまで節約して150ユーロか~、、、高いね。うちは一切エコじゃなく(笑)キッチンはガスボンベ、暖房は部屋暖める時はエアコン、足元が寒い時は小さな電気ストーブ、これくらいで冬も大丈夫かな~。お湯はRiscaldabagnoを夜にON、朝のシャワーが終わったらとりあえず切ります。ボンベ交換は4ヶ月に1回くらい(ボンベ1本30ユーロほど)、電気代は月50~80ユーロくらいかな~、、、。もちろん、トスカーナの山よりここは暖かいから、これだけですんでいるんだと思うけど。夏は暑くてもクーラーはほとんどつけないので、電気代は下がります。
来年は脱ガスできるといいね!
来年は脱ガスできるといいね!

はじめまして。日本の大阪からコメントさせてもらってます。
イタリアには今まで3度旅行しましたが、特にフィレンツェが大好きで楽しく見させてもらっています。
chihoさんのイタリア生活とっても憧れます。
これからも楽しみに見させてもらいますね~。
イタリアには今まで3度旅行しましたが、特にフィレンツェが大好きで楽しく見させてもらっています。
chihoさんのイタリア生活とっても憧れます。
これからも楽しみに見させてもらいますね~。
yasuragimyhomeさん>イタリア語でエコノーミカって「節約」という意味なんです。このクチーナエコノーミカは上で洗濯物も乾かしてくれるから本当に働き者です。ひと冬の薪の消費量は4トン位かな?金額にすると380ユーロほどです。
malulu_cafeさん>確かに山暮らしは家族が力を合わせて協力し合っていかないとダメな部分も沢山あります。皆がちょっとずつ我慢したり、役に立つことをしたり・・・そういうことが基本かなあと思います。
rosemaryさん>確かに、整理されていない山は木が大きく育っても酸素を排出しなくなるそうですね。それを思うとやっぱりエコなのかな。でも一番のエコはソーラーシステムなんでしょうね。
sironekosanさん>うん、環境保護のエコロジー=経済的なエコノミーの法則が成立つ生活スタイルであればもっと浸透していくんでしょうね。
goodmamaさん>こんにちは。ちょっとこのブログでフィレンツェを身近に感じていただければ光栄です。応援有難うございます。これからもどうぞ宜しくお願いします♪
Polkadotさん>うちは、煙突掃除専用の組み立てると長くなるブラシで年に2回掃除しています。高さが4階分あるから結構大変なんですが、これを怠ると危険なので。薪ストーブの煙突は取り外しが出来る円筒型のものなので、取り外しながら掃除しています。
woodstoveさん>この辺りではどの家庭も殆どがマk、薪暖房なんですよ。イタリアには国内に原発がないので、電気代が恐ろしく高いのです。日本に帰ると何でも電気で動くのでビックリします。それにしても薪ストーブの温かみはエアコンには変えられないとおもいますよ。
Reiちゃん>そっか~、いくらシチリアが暖かいとはいえ、やっぱりうちは高すぎだよね。早めにガス温水器を外して、電気+薪でお湯を作るようにしたいって思っています。
fiorentinoさん>フィレンツェを好きになっていただいてとっても嬉しいです。また次回是非フィレンツェを訪れてくださいね。いつまでも風景が変わらないところが良い街です。これからもどうぞ宜しくお願いします