親方の最新作

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今朝は水車小屋に粉挽きに行っていました。
周りの野原は一面にマーガレットが咲き乱れていて、所々にスイセンやムスカリの茂みがありました。こんな風に自然な感じのお庭って良いなと思います。今年、果樹を植えた場所の周りに、少しずつマーガレットの種を蒔いてみよう。
ラーラは老犬仲間のピッポ君と遊んでいました(驚)普段は犬嫌いなんですが、老犬同士気が合うのか、それともピッポはびっこを引いていてラーラより走るのが遅いから安心感があるのか(いざとなったら逃げられる・笑)付かず離れず、楽しそうでした。

私はその後、フィレンツェに仕事に行き、午後帰宅したら・・・

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階段に手すりがついてた。
親方、相変わらず仕事が早い!

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アイアンも全てアントネッロ作。


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6月に遊びに来る日本の母と、多分来月あたりに来るアントネッロのお母さんのために作ったんだそうです。
あ、でも私たちもいずれは必要になりそうですね。



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# by lacasamia3 | 2025-03-24 03:38 | 親方日記 | Comments(4)
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今日は医療通訳でフィレンツェに行っていました。数日前の大雨が嘘のような晴天・・・
パキーンと晴れた青空にドゥオーモが映えます。

周辺部には被害が出たけれど、市内を流れるアルノ川は何とか大丈夫だったし、亡くなった方が居なかったのが不幸中の幸いでした。



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うちからのフィレンツェ方面への県道は崖崩れで不通になっているので、山の上の村を通って迂回することになり、かなり時間がかかります。アントネッロも仕事に行くのに途中の道が寸断されていて、かなり遠回りをしています。それでも何とか家まで車で帰れるようになったのは良かった。
不便だけど、家の中に水が流れ込んでしまった人のことを思うと、それらは些細なことなのかもしれません。

明日はいつもの通りパン焼きです。幸い、水車小屋はアントネッロが最近作ってくれた水門が役に立ち、大きな被害を免れました。
そうそう、明日はパン焼きに行く前に近くの村のバールにお会計をしに寄らなくては。あの雨の日、家に帰れなくなって、しばらくそのバールに避難していたんです。パニーノを食べていたら、バタバタと皆、お店を閉め始めて、お会計をする間もなく追い出されちゃったんで、明日、パン焼きの前に朝ご飯を食べに寄って、お金を払って来ようと思います。


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# by lacasamia3 | 2025-03-18 03:50 | フィレンツェという町 | Comments(0)


さて、途中、緊急事態が発生してブログに書くのが後回しになってしまいましたが、金曜日の朝、初めて献血に行ってきました。イタリアという国に住み始めてもう25年くらいになりますが、まだまだ知らない世界が色々あるんだなあ・・・。

実はパン焼きのお手伝いに来てくれているCさんが年に何回か献血に行っているという話をしてくれたんです。彼女のお兄さんが病院の献血ルームで看護師をやっている縁で、献血を始めたんだって。イタリアでも会社勤めだと定期的に健康診断があって血液検査もしてもらえるけれど、私のような自営業者はホームドクターにお願いして血液検査を申請するか(普段健康だとこれがなかなかもらえない)、自費で行うしかないのです。Cさんの「献血すると、項目は少ないけど基本的な検査は無料でしてもらえるよ」という言葉に惹かれ、ちょっとやってみようかな?と思い始めました。

イタリアで献血が出来るのは18歳から65歳まで(初めての人は60歳まで)で、体重は50キロ以上というのが条件です。あと、イタリアの健康保険証
(tessera sanitaria )が必要になります。

まずはdonazione del sangue +希望のエリアでググると、地元の献血のボランティア団体がいくつか見つかります。私はAVISという団体に電話をしました。献血をしたいと伝えると年齢と体重を聞かれ、最初の血液検査のアポを取ってくれます。私は近くの病院で行いました。沢山の項目のアンケート用紙に答えて、ドクターの問診があります。その後、採血して、1週間後に出る結果がオッケーだったら、献血をすることが出来ます。一昨日はその献血の日でした。

病院の献血ルームには10台くらいのリクライニングできる歯医者さんの椅子みたいなのがあり、そこで採血されます。私は体重がギリギリなので全血採血、体が大きい人は全血採血か血漿採血(成分採血)を選ぶことが出来ます。
献血している間は、弾力のあるボールを握りながら、特大画面のテレビを見たり、スマホを見たり、周りの人とおしゃべりをしたりして、あっという間に終わりました。30分くらいだったかな?途中、お水を配ってくれたり、終わったらジュースをくれたりと公立病院内とは思えないほど手厚いサービス(笑)。
私は朝一番のアポだったんですが、その後、どんどん人が入ってきて、あっという間に10台の椅子は満席になりました。年齢は若い子から中年まで様々で、割と男性が多かったかも。イタリアでは国単位で献血休暇というものがあり、会社務めだと有給扱いになるんです。日本でも企業ごとにそれを設けているところもあるようですが、これが国単位になったら、もっと献血がしやすくなるかもしれません。

一回の献血で採れる量は450ml。今まで、救急車の搬送で、特に術後すぐの患者さんと一緒に血液も運ぶことがあるのですが、大事そうに病院のスタッフが持ってくる血液がこうした献血のみで補われているのだと思うと、本当に大切で貴重なものなのだと実感します。
次に献血が出来るのは6月半ば。年齢的にはあと10年くらいは献血が出来るので、定期的に行こうとカレンダーに書き込みました。

そうそう、最後に朝ご飯チケットをくれて、バールでカプチーノ&ブリオッシュを頂きました。お店の人に2個選んでいいよって言われたけど、2個は流石に食べられない(笑)。


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# by lacasamia3 | 2025-03-17 00:44 | フィレンツェという町 | Comments(0)

久しぶりの非常事態

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昨日の朝、私は近くの街の病院で献血に行っていました。病院から出たら横殴りのすごい大雨で、駐車場に停めた車に戻るほんのちょっとの間に、ズボンも靴も靴下もびしょびしょになってしまいました。スーパーにも寄りたかったのに諦めて家に帰る途中、道の水たまりがだんだん大きくなってきて・・・何だか川の中を車で走っているみたいな感じになり、↑この時点で諦めて引き返しました。その直後にこの道の先でがけ崩れがあり、県道が数カ所封鎖され、家に帰るすべがなくなってしまいました。
とりあえず近くの村のバールに避難して、温かいものを飲んで、しばらく待ったのですが、状況はどんどん悪くなるばかり。
唯一、フィレンツェ行きの高速道路は開いていたので、とりあえず高速でフィレンツェに行き、ユキの家に避難することにしました(濡れた服を着替えたかった)。
幸いフィレンツェの市内は周辺地域と比べると殆ど被害はなかったのですが、今回は私が住んでいる村にゲリラ豪雨が直撃したようです。

夕方、仕事を終えたアントネッロと連絡が取れて、待ち合わせをし、一緒に帰ることにしました。道路があちこちで寸断されていたので、ぐるぐると回り道をしながらやっと家の近くまで来たら・・・



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ずーん・・・
道の半分が川にえぐられて陥没していました。車は念のためこの手前に停めて。徒歩で通りました。ここから家まで40分くらいの山道(しかも上り・涙)を二人で歩き、何とか帰宅できました。

途中、大きな電柱が倒れていたので、予想はしていたのですが、やはりこの一帯全部が停電していました。停電するとメインの井戸からのくみ上げポンプも動かないので水も蛇口からは出ません。




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電気なし、水なしでも割とこういう状況に慣れている我が家では、水は飲み水は常に非常用のものを用意しているし、暖房は薪だし、キャンドルも沢山あるし、コンロはプロパンガスなので問題なし。

アントネッロにとってパニーノで済ませようとか、カップ麺にしようとかっていう選択はなし。通常通り、パスタを作っちゃう。

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大盛カルボナーラが出来ました♪
今日は幸い、昨日ほどの激しい雨は降らず、庭の倒れた苗木をなおしたりして過ごしました。先ほど、夕方暗くなり始める前に電気が戻って今やっとホッとしたところです。うちは家の中に水が入ることはなかったけれど、川の近くの家には水が一階に入ってしまったところもあり、中にはたった20日前にオープンしたばかりのレストランが浸水してしまい、新しい調理機材が全てダメになってしまったというニュースも読みました。

雪でこういう非常事態になったことは何度もあるけれど、大雨で家に帰れないというのは、ここに住み始めて20年以上になりますが初めてです。地球温暖化の中、こうした現象はこれからも増えていくのかもしれません。心の準備をしておかなくてはと思ったのでした。まずは非常用の自家発電機を探そう。



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# by lacasamia3 | 2025-03-16 04:14 | トスカーナ山暮らし | Comments(4)

フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。


by chiho