フィレンツェ田舎生活便り2

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フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。

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とっても個人的な話ですが、最近読んだ本について書きます。
日本では余り本を読むことがなかったのですが、イタリア語で本を読むようになって、すっかり読書が趣味になりました。趣味といっても昼間、ゆっくりと本を読む時間はないのですが、夜寝る前にいつも本を読みます。もともとアントネッロが寝る前に本を読んでいたことから、私にも移ったこの習慣ですが、最近はユキちゃんも寝る前に、ベットの中で「トポリーノ(ミッキーマウス)」のコミックスを一人でじっと読んでいます(笑)。
さて、イタリア語で本を読むようになってから10年間、ジャンルを問わず雑読派の私が珍しく3回読んだ本があります。それがコレ、"Cent'anni di solitudine"「百年の孤独」ガブリエル・ガルシア・マルケス著です。イタリア語で読むと、中米、南米文学にすっと入れるのは、同じラテン語という共通点があるからでしょうか?原文が伝える文のリズムや状況描写がより直接的に伝わってきます。本当は、スペイン語で読むのが一番良いのでしょうね。
さて、何故私が3回この本を読み返したかというと、それはこの作品の魅力に惹き付けられただけでなく、家計図を作るのに2回挫折したからなんです。なにせ、子沢山の家族、ブエンディーア家の100年の経緯を追った大作(約500ページ)なので、登場人物の数が並みではなく、皆、父親やおじいさんの名前を継ぐ為に、同じ名前の登場人物が多い!しかも、家族の男性陣を広い心で受け入れる村の娼婦が一人いて、またその子供が生まれたり(家系図崩し)・・・最初は、子供の誕生の度に、ノートに名前と特徴を記していたものの、余りの面白さに、段々とそれを怠るようになり、2回挫折したんです。そしてやっと3回目、家計図を完成することが出来ました。そして、家計図を作ってみると、この本の面白さが倍増。ひ孫がひいお爺さんと全く同じ正確だったり、同じような最期を遂げたり、別の視点でこの作品を楽しむことが出来ます。
ガルシア・マルケスは1982年にノーベル賞を受賞しています。やっぱり偉大だ!
さらっと読めてしまう本が最近多い中で、じっくりと煮込んだ煮込み料理のような、読んだ後で、呆然としてしまうような(しばらく他の本が手につかなかった)、文学の力を感じさせてくれるような作品です。

お薦めですよ。

"Cent'anni di solitudine"
Gabriel Garcia Marquez
OSCAER MONDADORI 7.80 euro

「百年の孤独」 ガルシア・マルケス著
 新潮社 2940円

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# by lacasamia3 | 2006-06-09 19:01 | 私の本棚 | Comments(19)

イタリアのケーキ色々

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ちょっと、田舎話が続いたので、ここらでフィレンツェの話も。
毎年5月に来る母は、私達が山の家に引っ越してから、せっかくフィレンツェに来ても山から余り降りることがありません(笑)。たまに、フィレンツェに行く時に必ず寄るのが、この、ワインバーでフォッカッチャ屋さんでもあるヴェラッツァーノ。以前から何度かブログで取り上げたお店です。なかなか頑固なお店で、以前、アメリカ人のお客さんがコカコーラを注文したら、「オ~!ノ~!ノン、コカコーラ」とウェイターさんが頭を抱えていたのを目撃しました。コカコーラなど飲まずに、ワインを飲め!という頑固なお店です(笑)。


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さて、コーヒーもなかなか美味しいこのお店で、是非今の時期食べていただきたいのがコレ、グリーンピースのフォッカッチャ。イタリアの甘くて美味しいグリンピースの旨みが引き立っています。恐らく、茹でた、またはオリーブオイルでサッと炒めたであろうグリンピースとフィラデルフィアチーズのようなクリームチーズをパリパリフォッカッチャに挟んだだけのものですが、何とも言えず美味しいのです。


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ショーケースに並んでいるケーキはどれも美味しいですよ♪
フィレンツエではかなり一般的なケーキです。余談ですが、フィレンツェでは基本にこだわり余りケーキのバリエーションはありません。それぞれのお菓子屋さん皆、大体同じ種類のケーキを作り、味で勝負するというわけです。殆どがタルトベースで、ふんわりスポンジ生地のケーキは余り見かけません。バリエーションに富む日本のケーキ屋さんに比べると物足りないかもしれませんが、シンプルで素朴な味がして私は大好きです。
写真左:"torta alla semola"(トルタ・アッラ・セーモラ)。セモリナ粉のケーキ。中にはチョコレートクリームが詰まっています。
写真右:"torta della nonna"(トルタ・デッラ・ノンナ)「おばあちゃんのケーキ」と呼ばれるケーキ。中はカスタードクリームで、上には松の実かアーモンドをのせて、カリッと焼き上げたお菓子です。


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写真左:"torta alla fragola"(トルタ・アッラ・フラーゴラ)苺タルト。ヘタの飾り方が可愛いでしょ?
写真右:"torta al limone"(トルタ・アル・リモーネ)レモンタルト。これは絶品です!レモンの心地よい苦味、酸っぱさがしっかりと利いていて、甘さ控えめのサクサクのタルト生地にとってもよく合っています。


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場所は、ドゥオーモからシニョリーア広場に向かって歩き、オルサンミケーレ教会を右手に見た左手の小道を入った左手、右側にPERCHE'NO というジェラート屋さんがある先の左手です。VINIというたて看板が目印。勿論、ワインが飲めない方でも楽しめますし、テーブルに座らず、フォッカッチャだけサッと食べてコーヒーを立ち飲みすることも出来ます。その場合は、先にお会計をしてレシートを見せて、好きなフォッカッチャをもらいましょう。入り口ではパンも買えますよ。

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# by lacasamia3 | 2006-06-08 17:26 | フィレンツェお薦め処 | Comments(8)

消えない森

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これは、我が家から見える山、モンテモレッロの尾根。真ん中にポコッと見えるのは、恐らく酪農用の草原だと思いますが、後は殆ど森に覆われています。我が家の周りも、殆ど森で、唯一、木が生えていないのは、テッサの家の裏の麦畑とそれに続いてなだらかに下る草原のみです。
何故、このような自然が残っているのか、それは市の規制によるものです。テリトリーの大部分が自然公園である我が市では、建物は、もともと建物が建っていた場所にしか建てることができないのです。従って、家の数が増えることが殆どありません。そして、廃墟となった建物跡に、再び家を建てる場合も、もともとの家の形どおり(窓の数、窓の大きさまで!)に建てなくてはなりません。何故か、40年以上前の家の記録がきちんと残っていて、それを元に家の形を再現するのです。また、土地も、もともと放牧用の土地であった場合は、利用するとすれば放牧のみ、畑であった場所のみ、そこに畑を作ることが出来るのです。
我が家の周りの土地は、放牧地として記録されているため、活用するのであれば放牧のみです。傾斜がかなりあるので、チンタ豚(トスカーナの希少種豚で、黒豚のお腹の部分に白い帯状の模様があります)の放豚(?)に適していると、近所のおじさんに言われました。
ゆくゆくは放豚かな?

話がそれましたが、ともかく、我が市はトスカーナで1、2を争う「建築法が厳しい市」だそうです。隣のおじさんも、ちょっと立派な鶏小屋を建てたら、何処から見ていたのか、警察が来て、即刻、立て壊し命令を出されたそうです。

自然を守るのは大変だけれど、こうでもしないと、今の時代、森はすぐに消え去ってしまうのでしょうね。

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# by lacasamia3 | 2006-06-08 06:19 | トスカーナ山暮らし | Comments(8)

お散歩ユキちゃん

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先週の日曜日、久しぶりにユキちゃんとアントネッロと3人揃ってお散歩に出かけました。ここ数日、色々と新しいおもちゃを頂いたユキちゃんは、新しいおもちゃや髪留めを近所のテッサに見せたくて、お気に入りの猫ちゃんの紙袋に入れて、途中で摘んだお花も入れて、テッサの家に行くことにしました。残念ながらお留守でしたが、裏の草原が、いつの間にか菜の花で黄色く染まっていました。


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写真左:左がテッサの家。我が家から山道を歩いて500メートルほどの所にあります。
写真右:この草原には、夕方になるとイノシシたちが植物の根っこを掘り起こしに集まってきます。私も何度かテッサの家から、ブイブイと根っこを食べるのに夢中なイノシシの群れを見たことがあります。テッサから聞いた話ですが、数年前から、オスのカモシカと6頭程のメスのカモシカがこの草原に毎日来るそうで、夕方になると、グルグルと円を描きながら不思議なダンスをするそうです。いつか見てみたいなあ。


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写真左:おしゃべりをしながらどんどんと先に行ってしまうアントネッロとユキちゃん。後で「何しゃべっていたの~?」とそれぞれに聞くと、二人とも「内緒」と答えていました(笑)。
写真右:夏場でも水が溜まっているぬかるみは、動物達にとって貴重な水のみ場です。これは誰の蹄の跡かな?


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この山の家に引っ越してきて3年が経とうとしています。当時6ヶ月だったユキちゃんは、歩き始めてからずっと山暮らし。3歳半の子供にしてはかなりの体力があります。歩く、歩く。こんな傾斜のきつい山の上り坂もひょいひょいと歩きます。今回は2キロほどのお散歩でしたが、最近は帰りに「疲れた~、抱っこ~」と言わなくなったので、体力がアップしたんだなあとつくづく感じます。


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エニシダの強烈な黄色が6月の緑に映えてとても綺麗でした。

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# by lacasamia3 | 2006-06-07 02:04 | トスカーナ山暮らし | Comments(16)