フィレンツェ田舎生活便り2

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フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。

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<   2009年 07月 ( 28 )   > この月の画像一覧

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さて、今回特別展がきっかけで訪れたフィエーゾレはフィレンツェからバスで20分ほど丘を上がった場所にあります。中央駅やドゥオーモ、サンマルコ広場を通る7番のバスは市内を抜け、高級住宅地を抜けて終点がフィエーゾレ。平日だと20分おきにバスがあります。ちなみにチケットは1.2ユーロ(2009年現在)。フィエーゾレの終点にもバスチケットを売っている新聞屋さんがあるけれど、フィレンツェから往復分2枚を買っておくと良いでしょう。検札はバスの中でガッチャンとやります。
気軽に行ける村なのでフィレンツェにいらっしゃる時にはお時間があれば是非オススメ。


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フィエーゾレには紀元前5世紀頃からエトルリア人が住みはじめます。エトルリア人はトスカーナ州とラツィオ州に文化を築いた、ローマ人とは別の民族です。時代的にローマ人と重なる期間があり、共存していた時期もあり、フィエーゾレのエトルリア人も紀元前3世紀よりローマと同盟を結びます。現在、エトルリア人の遺跡が残る場所を見ると、フィエーゾレやヴォルテッラなど、その多くは高い場所に位置しています。これは、防衛のためにエトルリア人が高い場所を好んでそこに居住地を定めていたからだそうです。
紀元前90年、フィレーゾレのエトルリア人達がローマ人支配に反乱し敗れた後、フィエーゾレはローマの植民地Fesulae(Fiesoleの語源)となります。一方、それまでは大きな居住地がなかったアルノ河沿いの地域(現在のフィレンツェ)には紀元前59年にFlorentiaとしてローマ人に植民地が築かれます。従って、フィエーゾレの方がフィレンツェよりも、街としてはもっと歴史が古いのです。

暑かったけれど、ローマ劇場に入ってみました。入ると右手に考古学博物館があります。


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作品の量やバリエーション、芸術的価値の点から見ると、フィレンツェの考古学博物館の方が見ごたえはありますが、↑この可愛い2点の作品に会えたから、私は大満足♪(←単品主義)。美術館の大きさとか有名度に関係なく、1点でも好きな作品があればそれで良いのです。
岩場にチョコンと立っているヤギも、可愛い天使も、本当に小さいのです。エトルリア人の金細工やこうした小さな彫像を作るテクニックには目を見張るものがあります。


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これは、ローマ劇場。


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既にフィエーゾレがローマの植民地になった時代、紀元後50年頃に完成したそうです。収容人数3000人。現在も夏になるとここでEstate Fiesolanaというフェスティバルが行われ、ここで、バレーやオペラ、コンサートやシネマフェスティバルが開かれます。去年だったかな?スパイク・リーもここに来たんですよね。
期間限定ではありますが、まだ劇場として現役。


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そしてこちらは、浴場。ローマ人の植民地には必ず、お風呂+神殿+劇場がセットなんですよね。劇場でエキサイトして汗をかいたあと、お風呂でさっぱりして、神殿におまいりに行く・・・というのが定番だったのかなあ(笑)。ここにも劇場を中心にして右側に浴場、左側に神殿があります。

浴槽は2つあり、一番左の細長い四角い浴槽は冷たいお水が入ったプール。そして右隣の大きな浴槽は、温水の浴槽です。面白いのは更にその右側に、お湯を作るための窯が3つもあること。アツアツのお湯用、中ぐらいの温度のお湯用、ぬるめのお湯用と3種類の窯があり、それぞれ温度調節をしながら鉛製の管を通じて浴槽にお湯を流し込んでいたそうです。
ローマ人もお湯の温度にはうるさかったんだろうなあ・・・。サウナのようなスペースもあり、更に汗を流す洗い場もあったそうです。
ふと見ると、正面には、我が家からも見える山がありました。我が家は山の反対側ですが、ローマ人もお風呂に入りながら、私達と同じ山を見上げていたのかと思うとちょっと嬉しいです(笑)。

いつもここに来ると思い出すのは、留学したての頃にドイツ人のクラスメートとここに来たときの思い出。糸杉の心地よい樹脂の匂いとローマ時代の石畳が、あの年の夏の記憶を蘇らせてくれるようです。あの時も暑かったなあ・・・

長くなったので残りのフィエーゾレ話は次回へ・・・

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by lacasamia3 | 2009-07-31 16:39 | フィレンツェから日帰りで行く町 | Comments(12)

フィエーゾレの聖母子

f0106597_1557220.jpg暑中お見舞い申し上げます。
昨日のフィレンツェはとっても暑かったです。
朝、1件用事がありフィレンツェに行った後、ふと思いついてフィエーゾレという丘の上の町に行ってみました。フィレンツェからは市バスで20分ほどの場所です。現在、10月4日までフィエーゾレのバンディーニ美術館で「フィエーゾレの聖母」という小さな特別展が開かれています。
バンディーニ美術館は、ローマ劇場の斜め向かい、フィエーゾレのドゥオーモの裏側に小さな入り口があります。
1800年代初頭にバルディーニという人が、遺言の中で、フィエーゾレの司教に自らの美術コレクションを寄贈します。このコレクションを中心に1913年に開かれたのがこの小さな美術館です。


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今回、特別展で公開されている聖母子像は、フィエーゾレの司教館所蔵のもの。普段は公開されていないのですが、今回修復が終わったことを記念し、10月4日まで特別にこの美術館で鑑賞することができるのです。


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この作品に関しては、恐らく個人の寄贈品であるということしか知られておらず、今までは作者も不明でした。
はっきりと判っているのは、この作品が、直接、粘土から形成されたということ。そして、後から色付けがされたということ。この作品から型を取った同様のテラコッタ製の聖母子像が複数存在しているそうです。
但し、このオリジナルの作品と、その後、複製された他の作品との大きな違いは、幼子キリストを覆っている布の表現。他の複製品では単純化され、聖母が自らのマントで幼子を抱いているのに対し、この作品では、黄金色のマントの下に巻きつけている濃紺の別布で幼子を抱いています。
テラコッタなどは、ルネサンスの時代、人気商品があるとそのオリジナルを元に、沢山の複製を作ります。複製になればなるほど、単純化していくものなんでしょうね。


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聖母や幼子の息遣いが感じられるような迫力のある作品です。
今回の修復後、この聖母子像はフィリッポ・ブルネッレスキ(初期ルネサンスの彫刻家、建築家。フィレンツェのドゥオーモのクーポラを設計した人)の作品として帰属されました。


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写真左:聖母の衣服には各所に細かい優雅な装飾が施されています。
写真右:聖母の手と幼子の足の動きがなんとも絶妙!正面から見るとかなりの奥行きを感じるのですが・・・


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←実際にはこんなに薄いんです!
これが巨匠の腕の見せ所なんだなあって思います。もしこの聖母子像がブルネッレスキの作品でなかったら、もしかしたら現代に生きる私たちが知らない、素晴らしいアーティストが存在していたのかも知れませんね。


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しつこいけれど、もう一枚!
幼子の空を見つめる視線があどけなさをかもし出しています。

とっても魅力的な聖母子像。期間限定ではありますが、フィエーゾレを訪れることがあったら、是非、この美術館にも寄られてみてください。
聖母子像が展示されているお部屋は、フラッシュをたかなければ写真撮影OKです。

La Madonna di Fiesole
2009年7月3日から10月4日まで
パラッツォ・バンディーニ
10時ー18時 火曜日休館 
入場料5ユーロ(ローマ劇場など他のフィエーゾレの美術館との共通券12ユーロ)
駅またドゥオーモ前から市バス7番に乗って終点です。

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by lacasamia3 | 2009-07-30 17:31 | フィレンツェから日帰りで行く町 | Comments(26)

オメデタイニュース

さて、プーリアから戻ってきた私を待っていたのは、「工事中のキッチン」だけではなく、もう一つオメデタイ話題♪

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おおっ♪
もう一羽、鶏が卵を抱き始めたのです。今回は欲張って(笑)他の鶏が産んだ卵も含めて合計11個抱いています。ブログでご紹介したとおり、他の鶏が産んだ卵でも、そばに置いてやると、サッ、コロッと転がして、自分の体の下に収めて温め始めるのです。それを知ってか知らずか、、今回は私たちが手を貸す余地もなく、他の鶏たちがわざとこの鶏の側で卵を産んだようです。数羽の鶏が産んだ卵とはいえ、11個の卵には、最初の卵と最後の卵で数日の誤差があるのに、ヒヨコが生まれるタイミングはほぼ同時というのが、「自然の不思議」。


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さて、前回生まれた2羽のヒヨコのうち、残念ながら1羽は死んでしまいました。抗生物質の注射をしない自然孵化の場合、生存率はとても低いのです。これも自然の摂理。(通常、養鶏場のヒヨコには抗生物質の注射をするのです)。
もう一羽のヒヨコはスクスクと育ち、大分大きくなりました。何故か白いのです。隔世遺伝かなあ?ふと見ると、自分の産みの親ではなく、違う鶏になついてしまいました。親が面倒を見なかったら、誰か別の鶏が面倒を見るなんて面白いなあ。弱いものを守ろうとする母性本能なのか?それとも「本当の産みの親(卵を産んだ実の親)」がこの鶏なのか?謎です・・・(笑)。

さて、ユキちゃんが居ないこの2週間、アントネッロと小旅行に行こうとか、映画を見に行こうとか、フィレンツェに飲みに行こうとか色々考えていたのに、アントネッロの仕事の納期が早まってしまい、そんな計画も実現できなさそう(涙)。
ということで、せめて家で、「普段ユキちゃんが居ると出来ないこと」を楽しむことにしました。その第一弾がコレ、「激辛タイカレーディナー」!!ウヒヒ。


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ココナッツミルク+グリーンカレーペースト+ナスとズッキーニと豚肉の激辛カレー。日本のアサヒビールも購入して、タイカレーな晩でした。
美味しかったなあ~。癖になる辛さです。

次は何をしようかなあ?

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by lacasamia3 | 2009-07-29 02:32 | ヒヨコ成長日記 | Comments(26)

キッチン途中経過

さて、随分プーリア話を引きずってしまいましたが、実は私がフィレンツェに戻ってからもう既に1週間がたとうとしています。
まず家に着いて私が目にしたものは・・


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キッチンが工事現場!
料理が出来るようにとかろうじてコンロの部分は残してあるのですが、後の調理台は全て取り払ってあります。


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先日購入したシンクは早くも取り付けてありました。う~ん良い感じ♪
この周りや壁には、ちょっと手焼き風のシンプルな白いタイルを貼る予定です。


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アントネッロは外で漆喰を作っていました。砂、セメント、石灰などが既に混じった袋入りの漆喰で、水を加えてこねるとすぐに使えるのです。
まずは漆喰を塗りたい表面を濡らし・・・


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ぺたっとすり込むようにして塗っていきます。漆喰を塗ることで壁自体の強度も出るそうです。


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これは角をきちんと作るためのお道具。こうして角に合わせてくっつけて上から漆喰を塗りこみます。


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コネコネ・・・ヌリヌリ・・・マメマメ・・・


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←ジャンッ。半日でこんな感じになりました。完全に乾いたら、最後に白く塗ります。上には、以前と同じように木の厚めの板をのせて作業台として使います。


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←これがリフォーム前のキッチンの写真。


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そして↑こちらが今の状態。
左手前にあった冷蔵庫も移動し、写真では判り辛いのですが、随分と明るくなりました。写真には写っていませんが、右奥の薪オーブンに並べてガスコンロ&オーブンを置き、今残っているコンロの部分は取り外します。正面の奥の石壁の部分も、コンロの高さで壁付きの棚風にするそうです。


プーリアから帰ってきてからの次の工程は、シンク周りのタイル貼りだそうです。
イヨッ!豆男!

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by lacasamia3 | 2009-07-27 21:31 | 山のキッチン改造計画 | Comments(25)

ムール貝とプーリア人

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プーリア人はムール貝が大好き♪
リゾットにしたり、パスタにしたり、蒸し煮にしたり、フライにしたり、オーブン焼きにしたり・・・プーリア料理にはムール貝の色々な調理法があります。はたまた、プーリア人はムール貝にレモン汁をかけてそのままツルッと生で食べたりもします。
義父さんも、いつも私たちをターラントに迎えに来てくれるたびに、帰り道に必ずムール貝をドサッと買い込みます。港町ターラントの街では、Apeと呼ばれるオート三輪(イタリアではまだまだ現役)が道端に停まっていて、採れたてのムール貝を売っています。いつも義父さんが寄るのは街を出て少し田舎道を走った脇のお店(?)。顔なじみのお店でも、品選びはかなり真剣(笑)。しかもダメもとで値切るのがプーリア人。

ムール貝は"R"がつかない月が美味しいと言われています。私も牡蠣ではそんな話を聞いたことがありますが、実際に何故だかは知りませんでした。ターラントのムール貝に関し言えば、

食べ頃な月は、
GENNAIO(1月)、GIUGNO’6月), LUGLIO(7月), AGOSTO(8月),

食べ頃じゃない月は、
FEBBRAIO(2月), MARZO (3月), APRILE(4月) , SETTEMBRE(9月), OTTOBRE,(10月) NOVEMBRE(11月), DICEMBRE(12月)

なぜかというと、食べ頃な月は海が穏やかで微生物の活動が活発となり、貝も落ち着いて(笑)微生物を食べ、太るからだそうです。逆に、海が荒れると、貝は痩せて身が細るのだそうです。
ふ~ん、畑も海も微生物が大事なのだなあ・・・


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さて、義父さんがムール貝を洗っている間、キッチンでは義母さんがパスタの準備。
前にもブログで紹介したことがありますが、義母さんもアントネッロも、パスタのチーズはこうして先にパスタに絡めます。
この日のチーズはプーリア特産のカチョ・リコッタ。摩り下ろしたカチョリ・コッタをまずはお皿に分けた茹でたてのパスタに振りかけて、フォークで手早く混ぜ込みます。
そしてその上に更に追加のカチョリコッタをたっぷりと振りかけて・・・


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その上からトマトソースをかけるのです。
こうするとチーズがパスタとソースの熱でちょっとなじんで美味しいんですよ。


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マンマのパスタが美味しい秘密って、こういう手順に隠れているのかも知れませんね。

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by lacasamia3 | 2009-07-26 23:13 | ユキちゃんと海2009 | Comments(21)

石釜レポート

昨晩、ユキちゃんと電話で話しました。
ユキちゃんは電話で、
子猫たち(海の家には母猫と遊び盛りの2匹の子猫がいるのです)を砂遊び用のバケツに入れるんだけど(コラコラ)、もう1匹を捕まえに行っている間にバケツの中にいた子猫が逃げてしまうこと、
砂浜で甥っ子達とキレイな色石を沢山見つけたこと、
海の中で大きな(?)お魚を見たこと・・・などをワーッと一気に喋って電話を切ろうとしていました(苦笑)。
マンマとバッボが居なくて寂しくない?ってちょいと聞いてみたら、「さみしいよ~(←口調から完全に社交辞令)。ところでさ、マンマとバッボがこっちに迎えに来ても、すぐフィレンツェには帰らないよねっ!」と言われました。こりゃ、フィレンツェに連れて帰ってくるのが大変そうです。
それにしても、バケツを持った悪ガキと子猫の追いかけごっこ、見てみたかったなあ・・・。この後、いたずらっ子3人は、おばあちゃんにしっかり叱られたそうです(笑)。


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さて、↑は義父さんの石釜。30年ほど前に自分で作ったものです。30年間、ほぼ週に1回の割合で火を入れてパンを焼いたりフリーザと呼ばれる固いベーグルのようなものを焼くのに利用し続けています。
アントネッロ曰く、「デザインが全然美的じゃない」そうですが、耐久性、機能性は30年保証済み(笑)。

基本構造は、窯の部分、手前の前室、前室の上についた煙突で成り立っています。


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前室の部分は、魚や肉を焼く時のバーベキュースペースとしても活用します。

何故、窯自体に煙突をつけず、ワザワザ手前の前室の上につけているかというと、まずは窯の蓋を開けたまま、ボンボンと火を燃やします。その時、煙は前室を通じて煙突から上に吸い上げられます。
薪が燃え尽きて、窯の内部が十分高温になったら、焼きたいものを入れて蓋を閉めます。一方、ピザやプッチェなど素早く焼くものは、蓋を開けたまま生地を出し入れします。
とにかく焼くものを中に入れる時には、火が燃えている状態じゃなくて窯の壁が高温というのがベストなのです。


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←これが前室から煙突を見上げたところ。


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内部に使われているのはchianca(キアンカ)と呼ばれるプーリア特有の自然石です。このキアンカは、三角屋根で有名なトゥルッロの屋根にも使われているんですよ。横からしか見えないので判りませんが、トゥルッロの屋根のキアンカも、上の右の写真のように平たい形をしています。
耐熱性があり、熱を保つ特性があるので、こうして石窯の内部に使われるのです。

実際にどうやって石窯を作ったのか、までは聞きませんでしたが、今度聞いてみますね。


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さて、この日のお昼はgiambotto(ジャンボット)。方言名なのか?何故こういう名前がつけられているのか?は全く判らないのですが、アントネッロ宅では定番の夏野菜料理です。カポナータみたいな感じかな?ナス、ズッキーニ、ジャガイモ、トマト、インゲン豆などの野菜を一緒に炊いて、オリーブ、ケッパーとバジルで味付けした野菜料理です。夏、暑い時に食べるとちょっとホッとする1品。
ユキちゃんは大盛りのジャンボットをペロリと平らげて、更にお替り。ユキちゃんを預けてフィレンツェに戻ってくる時に「ほどほどにね~」と言っては来たものの、お婆ちゃんは孫の「おばあちゃん、おかわりある?」という言葉に弱いのです。あ、日本の母もそうだから、これはきっと世界共通ですね。

ユキちゃん、沢山食べて、その分沢山遊んでね。

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by lacasamia3 | 2009-07-25 22:20 | ユキちゃんと海2009 | Comments(18)

魚・魚・魚

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「バールのイタリア語」(8月3日発売予定)について沢山の温かいコメントを頂き有難うございました。この本を完成させるために協力してくださった方々と共に、嬉しく1つずつ拝見しています。私も発売が楽しみ♪

さてさて、話題はプーリア話に戻ります。


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ある日、ビーチでウトウトしていたら(←横になると何処でも寝れるのが私の特技(?)です)、「zia ~(ズィアー=叔母さん」と甥っ子達が大騒ぎでやって来ました。
シュノーケル潜りをしていて何かを捕まえたようです。


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ナニナニ?とchiho叔母が覗き込むと・・・

タコでした。
↑悪ガキ(こら~っ・苦笑)


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さんざんいじられて、遊ばれて相当弱っていると思いきや、私がいたずらっ子達の手から救出して、水中に戻してやると、ものすごい速さで泳いでいってしまいました。
タコが泳ぐのを生で見たのは初めてです。そのスピードと力強さにちょっと感激。足をギュンッと曲げ、ビュンッと伸ばして沖に向かって元気良く泳いでいきます。
いやいや、一瞬、このタコがトマトソースとパスタに埋もれている姿を思い浮かべたのではありますが(笑)、この日は総勢11人の大所帯ランチだったので諦めました。大きくなってまた戻ってきてね♪


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この日、義母さんが作ってくれたのは、"riso, patate, zucca e cozze"(リーゾ・パターテ・ズッカ・エ・コッツェ)。その名の通り、生米、ジャガイモ、ズッキーニ(ズッカは一般的にはカボチャを指しますが、実際に義母さんが使ったのはズッキーニでした)、ムール貝をそれぞれ層にして耐熱皿に並べ、何層かにして、ややお水を入れてオーブンで焼く(炊く)のです。ちょと具沢山なピラフのような感じかな?上にかけられたパン粉がカリッと焦げて、これまたおいしいのです。
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ムール貝の出汁がお米やジャガイモに染み入って美味しいなあ。
この画像を見ながら、アントネッロがムムム~と唸っています。さきがけしてゴメンッ。
勿論、ユキちゃんも甥っ子たちも競争しながらモリモリ食べていました。


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セコンドは、ヌンツィオ叔父さんが朝釣った小魚のフライ。海水入りのバケツごと家の前に置いてありました。釣りの帰りに寄ったようですが、誰も居なかったので置いていったようです(笑)。
こういう何でもない小魚がたまらなく美味しいです。

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by lacasamia3 | 2009-07-25 00:08 | ユキちゃんと海2009 | Comments(20)
昨晩、すっかりユキちゃんに電話をするのを忘れてしまい、泣いていたらどうしよう・・・と心配しながら今朝電話してみると、
「チャオ、マンマ、元気よ~。ごめん、ちょっと遊ぶのに忙しいから切るね。ブチッ」と切られました(苦笑)。何だか従兄弟達と朝から晩まで遊ぶのが楽しくて、寂しいなんて感じている暇もないようです。この分だとあっという間に2週間が過ぎてしまいそうです。あ~心配して損したっ(爆)。
というわけで、私とアントネッロも、このユキちゃんなしの2週間を思いっきり満喫することにしました。

さて、プーリア話の途中ですが、ひとつお知らせがあります。


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8月3日に、初の出版本「バールのイタリア語」が発売されます。
この語学ビジュアル本はフランス語版に続くイタリア語版で、今回私が担当したのが、イタリアのバール編。イタリアのバールの利用方法、バールでの簡単便利会話、イタリア人のバールやコーヒーへのこだわりなどを紹介した本です。

これからイタリアに行く予定がある方には勿論のこと、旅の予定はないけれどイタリアの空気を感じたい方にも、書店で見かけられたら、手にとっていただけると嬉しいです。


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本を出版するということは実は、著者だけでなく、沢山の方の協力があって成り立つチームワークなのだなあと実感しました。コーディネーターさん、編集部、製作部の皆さん、デザイナーさん、途中から助っ人で校閲、一部写真提供をしてくださったローマ在住ライターsawabonさんこと岩田砂和子さん、印刷所の方々、・・・協力してくださった皆さんに感謝します。
また、夏の暑い中、出来上がったこの本を一生懸命営業してくださっている営業部の皆さん、本当に感謝します。

そして、疲れた~と言いながらも、子犬のように(笑)ついて来てくれたユキちゃん、アドバイスを色々としてくれたアントネッロにも感謝です。
ちょっぴりですが、本の中にはユキちゃんの写真が載っています。


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↓のアマゾンのページから予約が出来るようです。
「バールのイタリア語」
奥村千穂
出版元 三修社
8月3日発売予定
価格1575円

また、発売されたらブログでお知らせしますね。

追伸: 昨日お知らせしたのに、既に続々とアマゾンの方にご予約を頂いているようです。本当に有難うございました。大感謝です。また書店での発売時にご連絡しますね。
沢山のコメント、嬉しく拝見しています。どうもありがとう~♪

都心の大きな書店では、8月1日、2日頃から並ぶ所もあるそうです。

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by lacasamia3 | 2009-07-23 18:19 | 私の本棚 | Comments(86)
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さて、週末、アントネッロのお兄さん夫婦も子供を連れて海の家にやって来ます。家族11人揃ってのファミリーランチではお母さんの腕の見せ所!
義母さんは、朝早くから、家族のために11人分のオレッキエッテとカバテッリを作り始めます。


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秤なんて使わないのが義母さん流。お兄さん家族のために粉を両手の掌にひとすくい、私とユキちゃんのためにひとすくい、義母さん、義父さんのためにひとすくい、妹家族のためにひとすくい・・・といったアバウトさ。でも不思議と丁度良いのは長年の経験の賜物なんでしょうね。
粉は義母さんが、小麦農家から小麦の状態で買い取って、粉挽き屋さんに持っていってオリジナルブレンドにしてもらっています。


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生地がまとまったら、端をヒューッと伸ばして、
チョンチョンチョンと同じ大きさに手でちぎります。何気ない動作だけれどこれがとても難しいのです。同じ大きさにリズム良く切り分けていく手つきは長年の経験によるもの。ダメ嫁はココで既にギブアップ(笑)


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鉄の棒を上にぎゅっと押し付けて、グルンと回すと・・・


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こんな風にマカロニ型になります。maccheroncini(マッケロンチーニ)とか、cavatelli(カヴァテッリ)と呼ばれるパスタです。


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こちらは、耳たぶ型のorecchiette(オレッキエッテ)。ナイフで切り取った生地をそのまま板に擦り付けるようにして・・・


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最後にひっくり返すと、オレッキエッテの出来上がり♪
義母さんは美しいオレッキエッテをすごい速さで作っていきます。


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私はこの後、海に行ってしまったのですが、実際には↑この2倍くらいの量を作っていました。
こうして2種類のパスタを一緒に茹でるのが義母さん流。訳を聞いたら、「2種類あったほうが食べる時に楽しいでしょ?」だって(笑)。


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子供は子供コーナーに集合。こうして従兄弟同士で食べる週末のランチは、ユキちゃんにとっても格別の味でしょうね。
義母さん作のパスタは、手作りトマトソースにカチョリコッタという少し酸味のあるチーズの摩り下ろしをたっぷりと振りかけて頂きました。美味しかった♪

偉大なマンマ、健在です。

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by lacasamia3 | 2009-07-22 18:51 | ユキちゃんと海2009 | Comments(28)
昨晩ターラントを夜行バスで出発し、今朝フィレンツェに戻ってきました。
片道あたり50ユーロで、列車よりも安くて、乗り換えなしでフィレンツェまで戻ってこれるのでとっても楽です。お隣は、ターラント人のお爺ちゃんでした。胃の療養のために、モンテカティーニ・テルメというトスカーナの温泉の町に温泉療養に行くそうです。
何度かサービスエリアにとまって、休憩を取りながらの夜行バスの旅は快適♪ちょっと冷房が効いているので、上着が必要かも。用意しておいて良かったです。

さて、プーリアのお爺ちゃん、お婆ちゃんに預けてきたユキちゃん。こうして完全に私とアントネッロがユキちゃんと離れて過ごすのは初めての体験なのでお互いにドキドキ。
まあ、従兄弟達も居るし、アントネッロの妹とお爺ちゃんお婆ちゃんがいるから、きっと大丈夫でしょう。黙って出てくるよりも、しっかりと説明した方が良いと思い、前の日から「明日、マンマはフィレンツェに帰るけど、またすぐバッボと一緒に迎えに来るからね」と話をしました。「ちょっと寂しいかも・・・」と一瞬しんなりしたユキちゃん。「じゃあ、マンマと明日フィレンツェに帰る?」って聞いたら、ノー!!と言いながらブンブン首を横に振って逃げてしまいました(笑)。

まあ、アントネッロと昔作ったドリームキャッチャー(←これ今も現役です・笑)もベッドサイドに飾ってあるし(ワザワザ自分で荷物に入れていたのです)、大丈夫でしょう。

私が出発する前に、ユキちゃんと一緒にお約束事を紙に書きました。

1、起きたら自分でベッドを直すこと
2、食べたら歯磨きを必ずすること
3、自分の食器は食べ終わったら流しに持っていくこと
4、おばあちゃんのお手伝いをすること
5、大人の言うことをちゃんと聞くこと
6、従兄弟達とけんかをしないこと(出来るだけ・・・)。けんかをしたら、仲直りをすること
7、毎日ちょっとずつで良いから宿題をやること
8、ビーチでは一人で遠くに行かないこと

Con tanto amore, mamma.
(愛を込めて、マンマ)

もうすぐ7歳のユキちゃん、9月から2年生です。何処まで出来るのか、何処まで赤ちゃんなのか私たちもはっきり判らないのですが、親も子供も試しながら、様子を見ながら少しずつの手探り。子育てってこんなものなんじゃないかなと思うんです。ユキちゃんが私たちから離れて過ごす2週間、どんな経験をするんでしょうね。緊急の場合は、私がまた先にプーリアに行くことになるのですが、まあ大丈夫でしょう。

私はフィレンツェに戻ってきていますが、まだもう少し撮り溜めた写真があるので、あと暫くプーリア話にお付き合い下さい♪

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by lacasamia3 | 2009-07-22 02:31 | ユキちゃんと海2008 | Comments(24)