フィレンツェ田舎生活便り2

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フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。

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今、イタリアは地方選の真っ只中です。投票は6月6日と7日だったかな?
それぞれの市町村の市議、市長を選ぶ選挙で、フィレンツェの街中でも選挙のポスターがあちこちに貼られています。今回の選挙では、左派のPartito Democratico (略PD)のマッテオ・レンツィと右派のPopolo della Liberta'(略PDL)のジョヴァン二・ガッリの対決が注目されています。
まあ、フィレンツェは左が強いし、県長を務めた経験があるから、レンツィが勝つんだろうなあ・・・と思っていますが、フィオレンティーナチームに在籍していた元サッカー選手ジョヴァン二・ガッリにどの位票が集まるのか・・・?
結果は6月上旬に判りますね。

我が家の近くの小さな町でも、今年は町議会のメンバーと町長の選挙が行われるため、いつもは静かな町がなにやらザワザワとしています。
今年は、GASのメンバーが中心となり、Lista Civica(リスタ・チビカ)と呼ばれる無所属の党を結成し、立候補しています。左派のPDが圧倒的に強いこのエリアで、この無所属の党は、特に村長を選出するつもりはないようですが、1人でも党のメンバーが村議会に入れば、村でどのような政治が行われているか監視できるというのが目的です。

近年、多くのイタリア人は政党同士の争いに疲れてきています。右か左かの選択しかなく、どちらの党もまんべんなく(苦笑)スキャンダルが起こり、国民が置き去りにされてしまっているような感じ。こんなに小さなトスカーナの町でも、町議会の議事録は、ローマのPDのオフィスから予めファックスされ(!)何の議論もしないまま、議員達はサインをするだけだそうです。これでは村の問題は置き去りです。

山の頂上に何故かトンチンカンなサッカー場を作ったり、その割には、恐ろしく厳しい建築法を盾に、ソーラーパネルの設置にすら許可を出さないのです。

そんな中で、もっと地元に根付いた党を作ろう!とGASのメンバー達が立ち上がったのです。それぞれ環境問題に結構詳しいので、集まるとなかなか面白いアイデアが出てきます。
アントネッロが出したのは、「生ゴミゼロ計画」。
家庭から出る生ゴミを集めて、caldaia biomassa(生ゴミや落ち葉が分解するときに発生する熱を利用したボイラー、燃焼しないので環境にとても優しいのです)に活用すること。例えば、生ゴミの一部(野菜くずなど)で鶏を飼い(しかも鶏糞はボイラーに活用できるし)、その鶏たちが産んだ卵を生ゴミを持ってきてくれる住人に配るというもの。

実は町でも生ゴミは別に収集し、フィレンツェのコンポスト工場に集められて、コンポストになるのですが、町からコンポスト工場にもって行くトラックの移動を省略できれば、より環境に良いですよね。地元でゴミを処理できるようになるのが一番です。

小さな運動だけれど、少しずつ広がって行きそうです。


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私がおばあちゃんになっても、山の夕焼けがいつまでも変わらず美しくあれば良いなあ・・・

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by lacasamia3 | 2009-05-30 03:44 | シンプルエコライフ | Comments(18)

母と子

今日、鶏小屋を覗いてみると、母鶏の姿はなく、藁の上には卵の殻がありました。


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↑20日ぶりに日向ぼっこをしていた母鶏。私を見て、慌てて体を膨らませ必死でヒヨコを隠しています。
とさかがちょっとヘナってしまって、お疲れの様子です。


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ちらっ(笑)。


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やっと顔を出してくれました。


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写真では1羽しか写っていませんが、実はもう一羽隠れていて、結局生まれたのは合計2羽でした。
元気に育ってね♪

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by lacasamia3 | 2009-05-29 01:05 | ヒヨコ成長日記 | Comments(34)
今日の午後、ユキちゃんのお迎えに行っていたら、早く帰宅していたアントネッロから携帯に、
"Credo che stia per nascere il pulcino."(多分、ヒヨコが生まれそうだよ)というメッセージが届きました。聞くと、帰宅してちょっと小麦を鶏にやって、卵の上に座っていた母鶏が立ち上がって、小麦を食べている隙に、卵を観察したそうです。すると1個、何だかちょっと平べったくなっていて、溶けかけの卵チョコ(判る?)みたいに何だかブ二ブニと柔らかい卵があったそうです。そして中から羽をバタバタさせる感触が!
きっと、卵を割ってひよこが生まれるのって、ヒヨコが必死に卵の内側から卵を割り始めるんでしょうね。卵の殻を内側から食べちゃうのかなあ?

そして夕方、ユキちゃんも連れて鶏小屋に行ってみると、じっと立ち上がらない母鶏の下からピヨピヨという高いヒヨコ特有の鳴き声が聞こえました(嬉!)。

母鶏は20日間の疲労で頭もボサボサになってしまい、ホルモンのバランスが崩れるのか、体温を上げるので熱があるからか、いつも羽を膨らませてとっても神経質でした。いや~卵を抱いてヒヨコを孵すというのはとても大変なことなのです。最後の数日は飲まず食わずでした。

ご苦労様。何羽生まれたかは判らないけれど、あと1週間ほどしたら顔を見せてくれるかな?
お母さんの下から顔を出したらまたブログでご紹介しますね。

何だかちょっと嬉しい夕方です。

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by lacasamia3 | 2009-05-27 02:57 | ヒヨコ成長日記 | Comments(28)

海苔巻きまきまき

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毎回、母はフィレンツェに来る度に、「日本ではやっているもの」を色々と持ってきてくれます。
ユキちゃんのお洋服、シール帳などなど・・・。ユキちゃんはおばあちゃんの大きな旅行かばんから魔法のように出てくる「日本のキラキラ」をいつも楽しみにしています。本当に感謝です。

それにしても日本は毎年、色々と新製品が発売されるのですね。日本では当たり前のことなのかも知れませんが、「イタリアで何がはやっていますか?」と聞かれると、全く1つも回答が浮かばないほど、イタリアは流行のない国です。私が疎いだけなのかもしれませんが・笑。
今回、おばあちゃんと一緒に日本からやってきた「日本のキラキラ」は、子供用の巻き寿司メーカー。


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さすが日本製のおもちゃは良く出来ています。おもちゃだから、きっと上手く巻けないだろうなあと思っていたら、アラアラ、ユキちゃんでも上手にお寿司が巻けました。


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↑この嬉しそうな顔(笑)。
これがとても楽しかったようで、母がこちらにいた間、ご飯を炊くたびに、ユキちゃんは自分でこのおもちゃを出してきて、「お寿司を巻きたいよう」とおねだりしていました。

さて、ここで負けずに師匠登場(爆)。すまきで上手に巻き寿司を巻くアントネッロ。


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ご飯が飛び出していますが、切ったらきれいな巻き寿司になりました。具は、梅カツオ、高級鮭缶(Iさん、いつも美味しい鮭缶を有難うございます)、かんぴょうなど・・・。

そうそう、今回母が帰国するときにまたフライトのトラブルがあったのです。
私とユキちゃんは、母と一緒に来ていたお友達Yさん夫妻3人を見送りに空港に行きました。
チェックインカウンターで、フィレンツェーフランクフルト間が機体故障でキャンセルになったと言われました。まあ、私も1度こういう目にあったので、翌日のフライトに全てを変更するべく、向かい側にあるチケット窓口に行きました。
ココで問題発生! 実は、大手旅行会社で母が購入した格安チケットは、成田ーフランクフルト間のANA便と、フランクフルトーフィレンツェ間往復のルフトハンザ便が別々のチケットだったのです。
通常は最終目的地をフィレンツェにして、乗り継ぎという形で買うと、万が一、どちらかの便に延滞や欠航があり乗り継ぎ先の便に乗れなかった場合は、全て保証され、フィレンツェのチケットカウンターで出発の日にちを翌日に変更するだけでOKなのですが、今回の母のケースは別。

ルフトハンザは、チケットが2つに分かれているから、たとえルフトハンザの欠航でANA便に乗れなかったとしても、責任は負わない、ANAは逆に欠航したのはルフトハンザだから保証するべきなのはフルトハンザだとそれぞれ主張をする始末・・・
確かに、別々のチケットだと、それぞれ別の契約なので、様は「列車のストで空港に行けずに、出発便に乗れなかった」というのと全く同じ状況になってしまうようです。

結局、フィレンツェに1泊した後、翌朝、フランクフルトに行き、700ユーロを払いANAのチケットを買い、夕方の便で日本に飛び立ったのでした。
今回はあくまでもフルトハンザの機体の故障が原因だったので、ANAのチケット代700ユーロとフィレンツェ1泊分のホテル代+食事代は後でルフトハンザに請求をするようです(全額が補償されるかどうかは?です)。

格安チケットを買われる時には、買う前に、「1枚のチケットなのかどうか」、「いかなる理由でも、とにかく出発便が遅れたり、欠航したりして、乗り継ぎ便に乗れなかった場合、乗り継ぎ便のチケットは保証されるのかどうか?」を確認された方が良いと思いますよ。
航空チケットを販売する旅行会社では、たまにこうして、より値段を安くするために2枚のチケットに分けるようですが、こういった安いチケットを購入した場合「日にちの変更は出来ません」と言うだけで、こうした欠航便の場合のリスクは、余り説明しないようです。

海外旅行保険にも、「航空機延滞費用」という項目があり、このオプションに加入すると、延滞によって1泊せざる終えなかった場合のホテル等客室料、食事代、国際電話料等通信費、目的地において提供を受けることを予定していたが、提供を受けることができなかった旅行サービスの取消料、交通費(ホテル等への移動に要するタクシー代等の費用等)などが(損保の場合は2万円が限度・ちょっと少ないなあ・・・)出るようです。
これに入っておくのも良いかも。

でも、乗り継ぎ便の取消料は出ないのかな?やはり、出発地ー乗り継ぎー最終目的地の1枚のチケット(航空会社は複数であっても)にした方が良いですね。

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by lacasamia3 | 2009-05-26 18:03 | 山の食卓 | Comments(30)
今日のトスカーナは暑かったです~。仕事でキャンティの方に行っていたのですが、猛烈な暑さでした。夕方我が家に帰ってきて、少し涼しい風がそよそよと吹く畑で水遣りをしながら、ほ~っと一息つきました。
さて、題名の通り、大量のアーティチョークでアントネッロが作ったのは秋冬のお楽しみのための、オリーブオイル漬けです。


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日本では瓶詰めで季節を感じるなんていうことはなかったけれど、イタリアに来て、トマトやズッキーニ、アーティチョークの瓶詰めを自家製で作るようになり、真冬に瓶詰めを開け、楽しい夏を思い出しながら、瓶詰めにした野菜を味わうという楽しみを発見しました。


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アーティチョークの瓶詰めも、季節が終わってしまった後、こっそりと瓶詰めを開けて、春のアーティチョークを想いながら味わうのが楽しみです。
材料:アーティチョーク、オリーブオイル、粒胡椒、月桂樹、レモン、ニンニク

まずは、レモン1個分の汁を絞ったレモン水に剥いたアーティチョークを浸します。
↑アントネッロが葉を取っているのは月桂樹の枝。お隣のおじいちゃん宅の垣根から1枝頂いてきました。
右は、月桂樹と畑のニンニク。ネギのように見えますが、香りがとても強い新鮮なニンニクです。まだ早めですが、香りが良いのでちょっと採ってきました。


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アーティチョーク1キロに対して、お水1リットル、ワインビネガー(白)1リットルの割合でお湯を沸かします。月桂樹とお塩を加えて香りを出します。
沸いたらアーティチョークを加え、再び沸騰したら弱火にして5分間茹でます。


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アーティチョークをお鍋から引き上げ、お湯をきります。


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アーティチョークの頭を下にして並べ、上に布巾をかけてしばらく乾かし、水気をとります。
写真では見えないのですが、まな板がやや斜めになっていて水が下に落ちるようになっています(芸が細かい・笑)


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煮沸して消毒した瓶を用意します。
アーティチョークと一緒に瓶詰めにするのは、ニンニク、粒胡椒、月桂樹、オリーブオイルです。


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ギュッギュッとやや指で押しながら、アーティチョークとオリーブオイル以外の他の材料を入れていきます。
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最後にオリーブオイルを注ぎいれます。
お箸でアーティチョークをちょっとずらしながら下のほうに溜まった気泡を上に逃がします(芸が細かい・笑)。


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数日間、気泡が上に上がり、オリーブオイルの上面が下がるので、様子を見ながらアーティチョークが常にオリーブオイルに浸っているように、上面を確認し、足りなければオイルを足します。

これで出来上がり♪
瓶詰めにしてから1ヶ月経てば、食べることが出来ます。
涼しくて、直射日光の当たらない場所に保存すれば、1年間保存することが出来るそうです(我が家では食べきってしまうので10ヶ月も持たないのですが・笑)

冬に「そうそう、コレがあったよね」と取り出して、楽しかった春や夏を思い出しながら食べるのが楽しみです。

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by lacasamia3 | 2009-05-26 06:50 | 密着レポートレシピ集 | Comments(16)
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2週間ほど前ですが、アーティチョークが随分と安かったのでまとめて買いました。
イタリア語でcarciofo(カルチョーフォ)と呼ばれるこの野菜は、花の蕾です。このままにしておくとアザミのような紫色のとてもきれいな花が咲くんですよ。冬採りの種類と春採りの種類があり、冬採りのものは温暖な南イタリアから運ばれてきます。春採りのカルチョーフォはトスカーナの地元産のもの。
我が家の畑のアーティチョークも少しずつ蕾をつけ始めてきました。最初になった蕾は大きくせずに、早めに摘み取ると、それが刺激になり次から次へと蕾が出てきます。
さて、こんなに買い込んだアーティチョーク。まずは周りの硬い部分を剥きます。


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この剥き加減がなんとも微妙。昔、日本から来た母に剥いてもらったら、どんどん剥いて殆ど食べるところがなくなってしまうほど小さくなってしまいました。アントネッロが剥いているのを写真に撮ろうと思ったのですが、手が大きすぎて殆ど見えずに断念(苦笑)。
↑こんな感じになるまで剥きます。見ていると下側に親指を当てて、ポキッと折るような感じで剥いているようです。
そして先端を包丁でざっくりと切り落とします。


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そしてこのように周りも少し削ぎ落とします。


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首の硬い部分も少しそぎ落として、ハイ出来上がり♪

コレは半分に切って、オリーブオイルと白ワインで蒸し煮にしたり、切り分けてサッと炒めて、トマトソースで煮込み、パスタの具にしても美味しいのですが、今回は↑この大量なアーティチョークを全部使ってあるものを作りました。
続きは後ほど・・・

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by lacasamia3 | 2009-05-24 18:58 | 密着レポートレシピ集 | Comments(20)

アカシアが満開です

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母の滞在中に、ユキちゃんが母を、いつも行く我が家の近くの草原に案内してくれました。
ちょっとした上り坂だってへっちゃら!綱を使って上手に登ります。


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眠くてちょっと機嫌が悪かったのに(←こういうところはまだ赤ちゃん)、森や草原を歩くとすっかり元気になっちゃうユキちゃん。何だかいつも楽しそうです。
こうして楽しそうにしているユキチャンを見ると、「大自然に育てられているなあ」と感じます。


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今年は例年になくアカシアが見事に満開です。


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イタリア語でアカシアは"acacia"(アカーチャ)と呼びます。
この辺りはフィレンツェ周辺でも特にアカシアの木が多い地域で、ひと山全てがアカシアの木という風景も良く見かけます。この辺り産の蜂蜜もアカシアフレーバーが多いんですよ。アカシアの蜂蜜はくせがなくてとても美味しいです。


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特に今年は例年になく見事な満開でした。毎年この時期にフィレンツェに来る母も、「こんなに満開なアカシアを見るのは初めてね」と喜んでいました。
最近タバコをやめたからか、それとも今年満開のアカシアの花が影響したのか、アントネッロは珍しく花粉症になってしまいました。
幸い、私とユキちゃんはアレルギーは出ず、元気です。


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ふとバス停の脇を見ると、道端にこんな綿毛が沢山落ちていました。アカシアは花が終わると周りに綿毛が出来て、種と一緒に風に飛ばされるのです。
今年はきっとアカシア担当のミツバチが大忙しなんでしょうね。

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by lacasamia3 | 2009-05-24 06:09 | トスカーナ山暮らし | Comments(14)

小さなピザ職人

f0106597_21131119.jpg昨日、スクールバスで学校から帰ってきたユキちゃんは「マンマ、私、学校でピッツァを作ったのよ~」と大きな声で言い、嬉しそうにピョンピョンと跳ねながらバスを降りてきました。
どうやら1年生を対象に、ピザ講習があったようです。
師匠はいつも給食を配ってくれるサンティーナおばさん。ガシッとした典型的なイタリアマンマで、あの逞しい腕で子供達にピザの作り方を見せてくれるところを想像しただけで笑ってしまいますが(笑)。
イタリアの小学校では家庭科の授業はないのですが、こうして年に数回、特別に色んな実習が行われます。

子供達は5人ずつのグループに分かれて、それぞれピザを生地から作ったそうです。
基本材料は、小麦粉、水、塩、オリーブオイル、イースト菌、ホールトマト、モッツァレラ。これにユキチャンチームはオレガノを上に振りかけたそうです。具がシンプルなところはイタリア人のピザに対するこだわりを感じるなあ(笑)。


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ナポリ出身のR先生も、ピザ本場のナポリ人の血が騒いだのか(笑)、ピザ作りを実演してくれたそうです。そして子供達はナポリ弁で" A~ pizz ! " (ア~・ピッツ=アは口を大きく開け、ツはかなり詰まって語尾は殆ど聞こえない程度 標準イタリア語では La pizza ラ・ピッツァです)と言える様になりました(爆笑)。

ユキチャンがもらってきた修了書には、ちゃんとPIZZAIUOLO JUNIOR (ピザ職人ジュニア)と書いてありました。イラストには"La PIZZA e' cultura e tradizione" =「ピザは文化と伝統」とかかれています。
イタリア人のこうした伝統的な食に対するこだわりって何だか良いなあって思います。

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by lacasamia3 | 2009-05-22 21:17 | イタリア子育て~小学校編 | Comments(20)
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美術館を出ると、丁度お昼時間となりました。家に帰って食べようといっていたのですが、母曰く、「お腹すいちゃったわねぇ・・・、これでスーパーに寄るとまた色々と買いすぎちゃうし・・・」
ということで、ボルゴ・サンロレンツォ村のオススメレストラン、リストランテ・デッリ・アルティスティに行きました。
このお店の真向かいにあるおばあちゃんがやっている素朴なパン屋さんで夜のデザートにちょっと焼き菓子を買った後、レストランに向かって歩いていくと、既にオーナーさんが「食べていくんでしょ?」と言いながら、扉を開けて迎えてくれました。イタリアって、同じお店に2度以上行くと、もう常連さんなのです(笑)。


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↑先ほど行ったchini窯のお皿が必ず出てきます。こういう地元意識がなかなか良いなあ・・・。
今回は、前菜もすっ飛ばし(笑)、tagliolini di carciofi (タリオリーニ・ディ・カルチョーフィ=アーティチョークの平麺パスタタリオリーニ)とpeposo(ぺポーゾ=胡椒を利かせた牛肉の煮込み)を1皿ずつとり、母と半分ずつ食べました。
タリオリーニはタリアテッレよりも少し細めで、野菜のソースに良く合います。
そして、トスカーナの伝統料理ぺポーゾ。一度食べて美味しかったものは、もう一度食べて「ああ・・・やっぱり美味しいんだ」と確認したくなるのが私の性格です(笑)。やっぱり美味しかった♪


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デザートには、前回食べて一番美味しかったbiscotti caldi (ビスコッティ・カルディ=温かいビスケット)を一人分だけ取りました。メニューで見るとイマイチそそらないデザートなのですが、実は色々食べた中で一番美味しかったんです。素朴で少し柔らかめのビスケットは、焼きたてのように(焼き立てなのかも?)温かく、不思議な美味しさです。粉とお砂糖と卵だけのシンプルな味ですが、コレは絶品。
私にとっての美味しいイタリア菓子ってやはりこういったシンプルな焼き菓子です。

東京に住んでいた頃も、たまに母と美術展や映画を見に行って、その帰りに美味しいものを食べたりしたものですが、今も変わらず。こうしてたまにフィレンツェに来てくれるときに、必ず1回は二人でどこかに出かけて、美味しいご飯を食べます。
最近見た映画のこと、読んで面白かった本のこと、最近はまっている趣味、食べ物の話などなど・・・母と娘の話題は尽きません。
あ~良く食べて、よく喋った!

キーニ博物館+レストラン・デッリ・アルティスティでのランチはボルゴ・サンロレンツォ村のオススメコースです。博物館からだと、村の中心を目指してのんびり歩いて10分ほどです。博物館のインフォメーションにボルゴ・サンロレンツォ村の地図があるので、質問をすると行き方を丁寧に教えてくれますよ。

木曜日から日曜日であれば、どちらも開いています。

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by lacasamia3 | 2009-05-22 17:30 | フィレンツェから日帰りで行く町 | Comments(3)
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母はもう今朝、日本に帰国したのですが、引き続き、母と過ごしたここ数日について書きますね。
先日、前から行ってみたいと思っていた、ボルゴ・サンロレンツォ村のキーニ窯博物館(Museo della Manifattura Chini)に陶器が好きな母と一緒に行って来ました。
我が家からは車で30分程ですが、フィレンツェからもローカル列車で1時間で行くことができます。村はずれにある博物館は、ヴィッラ・ペーコリ・ジラルディという1200年代に遡る古い邸宅の中にあります。その後、数度の改装を経て、1902年にキーニ家によって内装をアールヌーヴォースタイルで統一され、現在までその装飾が残っています。


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もともとフィレンツェでガリレオ・キーニによって立ち上げられた陶器のアトリエが、1906年にボルゴ・サンロレンツォに移され、大々的に当時のアールヌーヴォースタイルを取り入れた陶器の生産が始められます。
アールヌーヴォーといえども、イタリアのアールヌーヴォーの成熟期は少しフランスやイギリスよりも遅れ、1920年代が一番盛んな時期となります。一般的にイタリア人は、この時代のことを"Liberty"=リーべルティと呼び、(べルのルは巻き舌・笑)とイタリア訛りで発音します。


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水差しや、カップなど、植物や動物をデザインに使い、装飾を沢山施すところはフランスのアールヌーヴォーの流れをくんでいるのでしょうが、何とも田舎っぽい素朴な魅力を持つのがキーニ窯の特徴です。

写真右は、「ダンテとベアトリーチェのプロフィールをあしらった水差し」だそうですが、どちらもゴツイ顔で(笑)どっちがベアトリーチェなんだか判りません。フィレンツェらしいテーマですね。


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このキーニ釜の魅力を一番良く表現しているなあと思うのが、gre's salato(グレース・サラート)と呼ばれる手法です。焼きあがる直前に塩化ナトリウムをふりかけると、こういう風に曇りガラスのようなザラッとした効果が出るそうです。この手法だと陶器の耐久性も上がるそうなんですよ。
ベージュがかった白やブルーが素朴な感じでとても魅力的です。この帆船の水入れのデザインがとっても可愛かったです。
茶色地にブルーの模様をつけた壺などは、エトルリア時代の陶器にとてもよく似ています。


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昔のキーニ窯。今ものんびりしているけれど、1900年代初めのボルゴ・サンロレンツォってこんな感じだったんですね。畑があちこちにあったんだろうなあ。


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カフェラッテ用なのでしょうか?素敵なカップとソーサーです。
逆光なのですが、こんな番地のタグも作っていたんですね。今もイタリアではこのスタイルの番地タグが多いです。


f0106597_16552719.jpg←この人が、ボルゴサンロレンツォに窯をかまえたGallireo Chini(1873 - 1956)。なんでも、1896年にフィレンツェの歴史ある窯ジノリがミラノのリチャード陶磁器会社と合併したことに対して、ガリレオ・キーニが「トスカーナの伝統的な陶芸窯をミラノ人に売るとは!トスカーナ人の伝統を後世に伝える陶器産業を立ち上げようじゃないかっ!」と奮い立ち、ボルゴ・サンロレンツォに工場を立ち上げたんだそうです。

ルネサンスの時代の美術品が注目されがちなイタリアですが、イタリア近代の陶器を見ることが出来る珍しい博物館です。外の緑もなかなか気持ちが良く、ドライブやお散歩がてらにボルゴ・サンロレンツォ村によるのも良いですよ。
美術館の中にツーリストインフォメーションもあり、バスや列車の時刻、周辺の地図、宿泊施設のリストなども見ることが出来ます。

Museo Manifattura Chini
VILLA PECORI GIRALDI
Piazzale Lavacchini, 1 - Borgo San Lorenzo

開館:木曜ー日曜 9時ー13時、15時ー19時
休館:月曜ー水曜

ボルゴサンロレンツォの駅を背にして左手の坂を下り、大通りを渡った先の左側です。駅からはのんびり歩いて20分ほどです。
アグリツーリズモ、ポデーレベッチからも最寄の駅から列車で10分ほどなので滞在中にボルゴ・サンロレンツォ村を訪れるのも楽しいですよ。

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by lacasamia3 | 2009-05-21 18:20 | フィレンツェから日帰りで行く町 | Comments(6)