フィレンツェ田舎生活便り2

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フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。

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ここ2日間、悪天候に悩まされています。というのは、アパートやアグリにご到着のお客様が乗った飛行機が、強風のために、ピサやボローニャに迂回してしまうのです。
かなり気をつけて発着状況をチェックしてはいるものの、直前5分前に急に迂回のアナウンスが表示されたりと、結構前もっては判らないものなんですよね。昨日から今日にかけて、かなりの割合でフィレンツェに着かないケースが出ています。現在、イタリア全体を覆っている一時的な悪天候のためで、いつもこうというわけではないのですが。

まあ、他の空港についてしまっても航空会社が用意するバスで最終目的地まではたどり着くことが出来るのですが、ドライバーさんを手配したり、アパートのチェックインスタッフを手配している時にはかなり大変です。ピサに着いてしまった場合には1時間半くらい、ボローニャの場合には2時間くらい通常のフィレンツェ空港への到着時間よりも遅れてしまいます。

昨晩、強風のためにピサに着いてしまったお客様からは、「あの~空港に着いたんですが、送迎のドライバーさんは何処ですか?」という電話を頂きました。ええっと・・・今いらっしゃるのはピサの空港なんです(涙)。
機内アナウンスが判らなかったら、とりあえず着いた空港の名前を確認しましょうね。もし、違う空港だったら、まずは荷物を受け取って、その後は、同じフィレンツェ行きの他の乗客の人に着いて行き、航空会社が用意したフィレンツェ空港行きのバスに乗り遅れないようにしましょう。

はあ、天気回復して欲しい・・・。

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by lacasamia3 | 2009-04-30 01:43 | フィレンツェという町 | Comments(22)

今年も恒例春の花市

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毎年春と秋に開催されるフィレンツェの花市が今年も4月25日から5月1日まで開かれています。
秋も楽しいけれど、やはりメインは春だなあ。色んな種類の花やハーブが売られています。私が行ったのは平日の昼間だったからか、割と空いていましたが、5月1日の祭日には毎年かなりの人出があるんですよ。


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右の写真に写っているピンク色の花はブーゲンビリア。色んな色合いがあるんですね。昔、南イタリアのカラブリア州の海側の町に行ったとき、民家の壁沿いに咲いていたブーゲンビリアの茂みがあまりに見事でビックリしたことがあります。きっと南イタリアの気候に合っているんでしょうね。


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写真左:ハーブもモリモリと元気そうな苗ばかりです。タイムを買いたかったけれど、急いでいたのでちょっと我慢!イノシシに掘り返されてしまったキッチン前のお庭、お天気になったら綺麗にしようと思っています。タイムを沢山植えたいなあ。

写真右:バラもいろんな種類が売られていました。


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ちょっと「なんちゃってブルネッレスキ」なロッジャ。こういうモニュメントは何だかフィレンツェの緑に良く合います。


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フィレンツェのお年寄りが毎年楽しみにしているこの花市。色んなお花が見れて楽しいですよ。奥には児童公園があります。

花市 4月25日から5月1日まで

行き方は、フィレンツェ中央駅前の停留所(タクシー乗り場の真向かい、芝生のある場所の前)が始発の25番のバスに乗り、10~15分ほど行った、PONTE ROSSO (ポンテ・ロッソ)という停留所で降りると向かい側に入り口があります。駅行きの帰りのバスも花市の入り口側から出ています。


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今回、私はBorragine(ボッラージネ=ポリジ)と、Nasturzio(ナストゥルツィオ)の種を買いました。ナストゥルツィオは花をサラダとして食べることが出来るんですよね。確かトマトのコンパニオンプランツだったかな?晴れたらトマトの苗の間に植えてみようと思います。

早く晴れないかなあ・・・ふぅ。

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by lacasamia3 | 2009-04-29 23:39 | フィレンツェという町 | Comments(14)

また歯が抜けました

もう何本目か忘れてしまうくらい、最近、よく乳歯が抜けるユキちゃん。
同時進行で何本かグラグラしているのですが、1本下の前歯が殆ど端っこだけでくっついているので、アントネッロが昨日の夕食後、抜いてあげることにしました。


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こういうことには結構強いユキちゃんもちょっとドキドキなのか、ふざけちゃってなかなか口を開けてくれません(笑)。


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デンタルフロスを輪にしてぐらついている歯に結び付けて引っ張るという方法です。


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「しっかり結ばないと途中で取れちゃうからさっ!って言いながら、いきなり思いっきり引っ張るアントネッロ。

こういうフェイントはとっても上手(笑)。


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↑してやったり」という顔のアントネッロ。
勿論、この晩もユキちゃんが抜けた歯を枕の下に置いておいたら、歯の妖精さんがやってきて、1ユーロと交換してくれました。

ちょっとずつ成長しているんだなあ・・・

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by lacasamia3 | 2009-04-29 00:50 | イタリア子育て~小学校編 | Comments(20)

雨の週末

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昨日の土曜日はお天気だったのに、日曜日の今日は朝から雨が降っています。天気予報を見るとトスカーナは来週の半ばまで雨が続く模様。気温もちょっと下がり、気分もトーンダウンしがちなこんな日は、暖炉を点けてその前に家族で集合です。
火の周りに人が集まるっていうのは、大昔から(それこそ原始時代から・笑)変わらない光景なんでしょうね。我が家でも暖炉の前は家族で集まる場所です。
ユキちゃんとアントネッロはモノポリーゲームに夢中。結構、モノポリーが上手なユキちゃん。気が付くとユキちゃんの「所有物件」があちこちに建っています(笑)。

今週はまったりと過ごした週末でした。
早く晴れてくれると良いなあ・・・

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by lacasamia3 | 2009-04-27 02:06 | トスカーナ山暮らし | Comments(17)
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小さい頃から色んな質問をしてきたユキちゃん。イタリア語で、「何故~?」という時、"Perche' ?"(ペルケ?)という言葉から始まります。
ユキちゃんには沢山の「ペルケ?」があります。先日、スクールバスの停留場に行く途中、車の中でユキちゃんは「何故、サルは人間になったの?」という質問をしました。ウムム・・・結構難しい質問だなあ(苦笑)。最近、学校が早く終わる日は週に1~2回、近くの村の図書館に連れて行っています。早速、その日の午後、図書館の幼児書のコーナーで「人類の進化」についての本を一緒に探しました。
で、見つけたのがコレ。ちょっと古い本ですがイラストが一杯あって、判りやすそうなので、借りてみました。その日の夜の本読みの当番はアントネッロ。ユキちゃんと二人でベッドに入って、長々と本を読んでいました。

で、翌朝。「ねえ、ユキちゃん、サルが人間になった過程、良く判った?」と聞くと、ユキちゃんは、「マンマ、人類の祖先はサルじゃないのよ。ネズミなのよ!」ときっぱりと答えました(そっか~、哺乳類の祖先はネズミの一種なのね・笑)。
で、ユキちゃんとしては第二の「ペルケ?」。「でも、ネズミがどうやってサルになったの?」

で、アントネッロの説明は、
「例えばね、果物の柔らかい部分を食べるネズミと、偶然、歯が丈夫で果物の種まで食べられるネズミが居たとするでしょ。ある年、急に気候が変わって、その果物が少ししかならなかったとしたら柔らかい部分しか食べられないネズミは食べ物がなくなって死んでしまうけれど、種を食べられる強い歯をもったネズミは種を食べて飢えをしのいで生き延びることが出来るでしょ。こうして生き延びたネズミ同士が結婚して子供が生まれたら、また歯が強い子供が生まれて・・・、こうして少しずつ自然の環境の変化に対応しながら長い年月をかけて、ネズミから色んな動物へと進化していくのさ」

う~ん、ダーウィンの自然選択説がネズミからサルへの進化の原因に当てはまるかどうかはわらないけれど、ユキちゃんはかなり納得した様子。

今晩は私が本読み当番です。今晩は「類人猿」の章。結構、興味深い話題です。
子供の「不思議」って面白いですね。

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by lacasamia3 | 2009-04-26 03:53 | イタリア子育て~小学校編 | Comments(16)

幸せの羽音~4月の畑

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仕事も今月に入り少し忙しくなり、「田舎的にも」かなり忙しくなりました。仕事でフィレンツェをあちこち歩き回っていても、気になるのは野菜の苗(笑)。
4月は苗の植え付けのシーズンです。種を蒔いて苗を作っている野菜もありますが、早採りが出来るように、もう既に成長した苗を購入したりもしています。トマトは現在畑に植えたのが30本。今月末までに100本が目標です。ズッキーニ、キュウリ、ナス、カリフラワーは植えたので、あと足りないのは豆類くらいでしょうか。種を蒔いたソラマメや人参、ほうれん草、ビエトラなどはすくすく育っています。


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昼間たとえかなり気温が上がっても、夜間は結構気温が下がってしまうので、5月はまだ上にビニールや不織布をかけて大事に育てます。これで随分収穫の度合いが違います。


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写真左はソラマメの苗。やっと白い花をつけ始めました。
お気づきだと思いますが、我が家の畑には雑草が沢山生えています。さすがに苗の周りは抜いていますが、畝の周りなどは、雑草がボウボウです。でも、雑草もそれぞれ役割があり、沢山の花を咲かせてくれて、蜂たちを呼び集めてくれるのです。野菜にとって蜂は受粉のためにとても大切な昆虫です。
今の時期、ブンブンと蜂の羽音がうるさいほどに畑に響いています。世界中で蜂が減少しているという昨今で、畑で聞こえる元気な蜂の羽音は何だか「幸せな音」に感じます。


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最近、鶏たちは、毎日欠かさずに6個の卵を産んでくれています。今日は後で、下の村のマーラおばあちゃんのお宅に行くので、この卵をもって行きましょう。

コメントのお返事が遅れていてごめんなさい。
楽しく1件ずつ拝見しています。皆さんに、後ほどゆっくりお返事を書きますね。明日は土曜日。晴れると良いなあ・・・。良い週末をお過ごしください♪

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by lacasamia3 | 2009-04-24 21:43 | フィレンツェで畑 | Comments(17)
f0106597_21175573.jpg昨日はなんとも長い一日でした。
早朝、仕事で5時半に家を出てから、私用と仕事がごちゃ混ぜで、結局夜の1時近くに帰宅。
昼間仕事でフィレンツェに行っていることは多いのですが、昨日はお誘いを頂き、「旦那抜き、子供抜き」で、お友達とサントスピリト広場近くのトラットリーアに夕食を食べに行きました。

今回誘ってくださったのは、いつも美味しそうなお料理をアップしてくれるshinomaiさん、私の写真の師匠になって欲しいpolidoroちゃん、バカンスでパリからフィレンツェに来てくれたアイコさんとパートナー氏。そして私のお友達であるyukikoさんも参加してくれて、賑やかな楽しい夕べとなりました。
yukikoさんとpolidoroちゃんとは何度も会ったことがあるけれど、shinomaisさんとアイコさん&パートナー氏は今回が初めましてでした。
いつも思うのですが、ブログを通じてお知り合いになって、その後、その方に実際にお会いするとやっぱりブログの通り素敵な人だなあって思うことが多いです。たとえweb上の空間であっても、ブログって結局その人の人柄なり、内面にあるものが表れるんでしょうね。ともかく、ラテンのノリでワイワイ騒いで、楽しかったなあ。

良く食べてよく喋って、楽しく夜が更けた後、polidoroちゃんとアイコさんカップルを私のオンボロフィアットパンダで送る途中、ミケランジェロ広場によりました。
殆ど人が居なくて、昼間の賑わいがウソのような静かなミケランジェロ広場から、控えめの照明にひっそりと浮かび上がるフィレンツェの町並みを皆で見下ろしました。

出不精で、仕事以外の時にはなかなか山から下りて来ない(笑)私ですが、マメに誘ってくれる友人に感謝します!また誘ってね~。

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by lacasamia3 | 2009-04-22 22:18 | 私の独り言 | Comments(21)
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さて、ここは丁度ヴェッキオ橋を渡りきったところ、Borgo San Jacopoと交差するところあたりです。
ここから表通りを少しはなれ、回廊は、路地へと入っていきます。


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途中、Santa Felicita教会の上を通る際には、教会の内部側に窓が開いており、回廊を通りながらミサを聴くことが出来るような作りになっています。上の写真左は外から見た教会、支柱で支えられた回廊が通っているのが見えます。写真右は、回廊から教会内部をのぞく窓です。


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建物の中庭がちらちらと見えたりしています。このあたりは、徐々に回廊の高さが低くなっていくため、緩やかな下りのスロープです。


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そして出口。


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ここはピッティ宮殿を正面に見ると左翼の裏側にあたります。回廊は、さらに宮殿の中まで続いているようですが、この先は警察署に当たるので回廊ツアーはここでおしまい。


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この彫像の左側が、私達が出てきた出口の扉です。
写真右はツアーをご一緒したおじいちゃん、おばあちゃん達。「戦時中は、他の橋が落とされて、ヴェッキオ橋が対岸に渡る唯一の橋だったのさ」とか、「爆撃がひどくなって、外を歩けなかったときには、ヴァザーリの回廊が唯一安全な通路だった」なんていう話を聞かせてくれました。
見学中、ガイドさんがクイズとして「この絵に描かれているローマのパラッツォ・メディチのオベリスク(柱)は、その後、フィレンツェのある場所に運ばれて今も残っています。それはどこでしょう?」という質問を出しました。なかなか正解が出なかったので、ガイドさんが「え~っと、学校をサボるときに良く行っていた場所」というヒントに、殆ど全員のおじいちゃんが、「ボーボリ公園!」って答えたのが笑えました(皆、サボっていたのね)。
シルバー世代とはいえイタリア人、皆、質問をしたり、コメントをしたりと賑やかな楽しいツアーでした。


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さて、ツアーの締めくくりはこれ、ヴァザーリの回廊出口のすぐ脇にあるブオンタレンティの洞窟です。1583年から88年の間に、フランチェスコ1世(コジモ1世の息子)の依頼でベルナルド・ブォンタレンティが製作したもの。
奥の左右に見えているのは彫刻は・・・、そうです、現在は複製ではありますが、ミケランジェロ作の未完の「奴隷像」です(完成作はパリのルーヴル美術館に展示されています)。ミケランジェロによりローマ教皇ユリウス2世の墓碑のために作られ、未完で残った合計4体の奴隷像は、ミケランジェロの死後、孫のレオナルド・ブオナローティによりコジモ1世に寄贈されます。息子のフランチェスコ1世は、この4体の彫刻をこの洞窟の4隅に配置したのでした。
オリジナルは1909年にアカデミア美術館へ移されます。

こうして、終わった回廊の見学ツアー。
色々な発見がありなかなか興味深いものでした。個人的には、初めてフィレンツェにいらっしゃる方には、ウフィッツィ美術館やアカデミア美術館、バルジェッロ美術館など、もっと素晴らしい作品が揃う見所がたくさんあるので、先にそちらを見たほうが良いかと思いますが、もし回廊をご覧になる機会があれば、それも面白いですよ。

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by lacasamia3 | 2009-04-20 00:04 | フィレンツェお薦め処 | Comments(21)
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現在は残念ながら外壁の修復のために足場が組んでありますが、ここからヴァザーリのヴェッキオ橋の上を通ります。
回廊は、このヴェッキオ橋のたもとで左にカーブします。丁度、このカーブする部分に、Jacopo da Empoli(ヤコポ・ダ・エンポリ)作、「聖エリージョの誠実さ」(1614年)があります。Sant' Eligioとは、金細工職人の守護聖人です。既に1593年にフェルディナンド1世によりヴェッキオ橋の上の肉屋は撤去され、貴金属店が並んでいたので、それにちなんだ作品なのかも知れませんね。この絵が制作された経緯は判りませんが、展示されている場所といい、画家がフェルディナンド1世のお気に入りであったことといい、意味深です。
余談ですが、現在、ヤコポ・ダ・エンポリの大作「カテリーナ・ディ・メディチの婚礼」と「マリア・ディ・メディチの婚礼」(以前ブログでもご紹介した作品です)はウフィッツィ美術館の3階へと階段を上がった先、入り口(切符を切るところ)の手前の左右に飾られています。
見逃してしまいそうな場所に展示されていますが、素晴らしい大作なので、是非見てください♪

さて、ヴェッキオ橋の上に当たる部分からは、自画像のコレクションが始まります。進行方向に向かって右側がフィレンツェ人の画家の自画像、左側はフィレンツェ人ではない画家の自画像という展示になっています。
昔は、「絵画はインテリアの一部」という認識が強く、インテリアにあわせて切り取って小さくすることもあったそうです(もったいない!)。特に自画像は、顔の部分、上半身の部分だけを切り取ってしまうこともしばしばあったそうで、それ故に、オリジナルの額縁が残っているケースは少ないそうです。


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↑は外から見たヴァザーリの回廊です。ほぼ全て、写真左のような小さな丸い窓が付けられています。ところが、橋の中央部には写真右のような大きなガラス窓が3つあります。これは、1939年にファシスト党のムッソリーニがフィレンツェを訪れた際に、作らせたものだそうで(強引だなあ・・・)、le finestre di Mussolini(ムッソリーニの窓)と呼ばれています。


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窓からの眺めは、写真左がアルノ河上流側(ウフィッツィ美術館側)、写真右がアルノ河下流側(サンタ・トリニタ橋側)です。


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もう一枚!
下に見えているのはヴェッキオ橋の中央部分にあるチェッリー二の胸像です。


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さて、もともとヴァザーリの設計では「外からは見られずに、中から外を良く見ることができるように」という理由から、こんな小さな窓にされたそうです。
確かに覗いて見ると、下のヴェッキオ橋の様子が良く見えます。丸型で、しかも格子がせり出すように出来ているので、窓から顔を出さなくてもちょっと覗いただけで真下の様子も良く観察できるんですよね。なるほど~。強引な政策を推し進めたコジモ1世は、クーデターを恐れていたから、こうして窓から街の様子を伺っていたんでしょうね。コジモ1世の時代、橋の上は肉屋などが集まった賑やかな市場だったから、大衆的な場所だったんでしょう。きっと市民の噂話にも耳を傾けていたんだろうなあ。
そして、ご存知の通り、コジモ1世の息子、フェルディナンド1世は1593年にあまりの悪臭に耐えられず、肉屋を撤去し、フィレンツェの町中の貴金属店をここに集めます。勿論、「金、宝石類は匂いがしない」(笑)、「見た目も宜しい」という理由があったのでしょうが、もうひとつ、ヴェッキオ橋に貴金属店を集めることで、金の取引をコントロールするという目的もあったそうです。


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貴金属店の2階部分はいまもジュエリーの工房であるところがあります。ズームで覗いてみると、右の写真でちらちらとした火が見えますか?これは、金細工職人が使うガスバーナー。昔から、職人達がこうしてヴェッキオ橋の上で働いていたんでしょうね。


f0106597_2044037.jpgさて、回廊はこの後、マンネッリの塔を避けながらヴェッキオ橋を後にし、ピッティ宮殿へと向かいます。

現在、以下のページでお手配をしています。
ヴァザーリの回廊、日本人ガイドによる現地ツアー

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by lacasamia3 | 2009-04-18 21:52 | フィレンツェお薦め処 | Comments(4)
先月、フィレンツェ市民のために開かれた特別ツアーでヴァザーリの回廊を見学しました。現在、回廊は一般公開はされておらず(年に不定期で数回一般公開がされます)旅行会社や現地のエージェントが企画するツアーに参加しないと入ることが出来ません
。一般公開がされない理由は、美術館側の万年予算不足(苦笑)と回廊の保護、見学者の安全のためだそうです。確かに狭く、大勢の見学者の訪問に耐えることはできないんでしょうね。

今回の企画はツーリストだけではなく、一般のフィレンツェ市民にも見学の機会を与えるためにフィレンツェ市が予算を組んで行ったもので、予約はウフィッツィ美術館の入場料のみでした。但し、半年前に予約し「日時はお任せ」というもので、予約時にフィレンツェ市の住民であるかどうかを聞かれました、次回いつこうした企画があるかは判りませんが、フィレンツェに住んでいる人にとってはなかなか興味深いツアーだと思いますよ。

参加者は私以外、全てシルバー世代、コテコテのフィレンツェ人(笑)20人弱でした。一番前と一番後ろに係りの人がつき、1列になって説明を聞きながら、見学をします、。回廊の中は写真撮影は禁止ですが、窓から外を撮る事は許可されています。但しこれもフラッシュは厳禁です。


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回廊はウフィッツィ美術館の25室と34室の間(写真のピンクの矢印のあたり)から始まります。
1565年、コジモ1世がジョルジョ・ヴァザーリに依頼して作らせた過程についてや、外から見た様子は、こちらで書いていますが、今回は、内部がどうなっているのかをレポートしますね。
回廊の入り口は普段は扉が閉められているので、気が付かないのですが、開かれると、そこにはまず1階分をまっすぐと降りる急な階段があります。回廊が作られた当時、ウフィッツィ美術館はまだ2階建てだったので、当時は2階部分につなげられていたのです。その後、3階部分(現在の常設ギャラリー)が増築され、回廊もそれに伴って階段で3階部分につなげられたのです。
展示されているのは、16、17世紀のフランドル派、カラヴァッジョ派の作品、そして後期ルネサンス期から近代にかけての肖像画のコレクションが収蔵されています。
回廊の内装がいたってシンプルなのは、メディチ家専用の通路であったとはいえ、当時はいわゆる通路として利用されていたためだそうです。
その後、1865年にフィレンツェにイタリアの首都が置かれた際にやっと一部、天井の装飾が施されます。1970年、ウフィッツィ美術館の収蔵作品の増加に伴い、回廊をギャラリーとして利用すべく現在展示されている大多数の絵画がこの時に移されたそうなので、本格的な展示スペースとしての歴史は浅いんですね。


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写真左:回廊は一旦、裏の路地側へと入った後、アルノ河に出ます。丁度このあたりから、ヴァザーリの回廊が外からも見えるようになります。
写真右:地上2階の高さでアーチに支えられた回廊がヴェッオ橋のたもとまで続きます。

このあたりに展示されているのは、16世紀、17世紀の宗教画、la natura morta (ラ・ナトゥーラ・モルタ)と呼ばれる精密に描かれた静物画などです。ナトゥーラ・モルタは、ナポリ画派が有名で、数点はナポリから運ばれてきた作品もあります。面白いのは、フィレンツェで描かれたナトゥーラ・モルタには、鴨やキジなど様々な種類の狩りの獲物が描かれているのに対し、ナポリで描かれたナトゥーラ・モルタには、様々な種類の魚が描かれているところです。場所柄が良く表れています。


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写真左:そろそろヴェッキオ橋に近づいてきました。
写真右:ヴェッキオ橋の手前の小さな広場にあるジェラート屋さんが見えます。

長くなりそうなので、続きは次回・・・。

追伸:次回のヴァザーリの一般公開の予定は未定だそうです。ごめんなさい!予約方法などについての質問にはお答えできません。

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by lacasamia3 | 2009-04-18 02:06 | フィレンツェお薦め処 | Comments(18)