フィレンツェ田舎生活便り2

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フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。

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カテゴリ:ミツバチの羽音( 12 )

趣味の養蜂

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昨日は、知り合いの友人で「蜂の巣を譲って欲しい」という人が巣を取りに来ました。
人間にとって人口密度があるように、蜂にも1個の集団が行きて行く為に必要な花の量があります。蜂の数が増えて、巣箱が増えると、その地域での花の量が全集団分にとって足りなくなってしまう事もあります。だから、一定の広さに対して、適度な数でないといけないのです。
というわけで一昨日、アントネッロが取りに来る人の為に巣箱を運搬用のものに移し替えていました。
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うわー、ズボンの中に1匹入ったそうで(汗)。

普段、単独で飛び回るミツバチはとても穏やかで、殆ど人を刺す事はありません。

一方で、アントネッロがこういう作業をしている時は、必ず、1〜2カ所は刺されています。巣の中に手を入れるということは、そう言うことなんだそうです。これが怖い人は蜂が飼えないの。

幸い、取りに来た人(本業はお医者さん)も、刺されても平気な顔をしていたそうで、大丈夫そう。
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自分の庭の中で、飼っている蜂が自由に飛び回っている姿を見ると、何とも幸せな気分になります。
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今の時期の蜂達は、背中に、オレンジ色の花粉を沢山付けて、ブンブン元気に飛び回っています。

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by lacasamia3 | 2015-04-21 22:50 | ミツバチの羽音 | Comments(4)

進化系遠心分離機

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今年のトスカーナでは、蜂蜜の収穫量がとても少なかったそうです。
蜂達は元気で、数も減少しておらずブンブン飛んでいるのですが、我が家も同じく。アカシヤなどの花は沢山咲いていたのに、花の蜜自体が少なかったのだそうです。
そういう事もあるよねー。それでも自分たちで食べる分位は採れたので、今年も蜜を集めました。

去年アントネッロが、遠心分離機を作ろうとして、わらしべ長者になったのを覚えていますか?
捨ててあった洗濯機から金のブレスレットとネックレスが出て来て、そのブレスレットをお金に換えたら150ユーロになって、それで金属製の容器を買って遠心分離機「わらしべ君」を作ってしまったのでした
で、分解した洗濯機は捨てずに更に取っておいて、今年はそのモーターを利用して、去年まで手動と電気ドリルで回していたのを、完全に電動にしたのです。侮れない「ものを捨てない男」。

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こちらがアップグレードした遠心分離機「わらしべ君NEXT」


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この箱の部分がオプション追加機能のモーターの部分です。洗濯機のモーターがどうやったらこの箱の中に入って、軸を回転させるのか、さっぱり判らないのですが(私、完全文系)。しかも、回転速度の調節まで付いてる(芸が細かい)。
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おー回ってる!と本人も嬉しそう。

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とろーんと出てきました♩
来年の遠心分離機はどんな進化を遂げるのでしょう・・・

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by lacasamia3 | 2014-07-14 22:59 | ミツバチの羽音 | Comments(13)

婚姻飛行

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昨日からフィレンツェはグンと気温が上がりました。
我が家の庭でも、ひなげしがポツポツ咲き始めました。この暑さで蜂達も更に活動が活発になっています。
いつもより羽音がかなり激しくブンブン聞こえるので、何事かと外に出てみたら・・・
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蜂達が群れをなして飛んでいます。
これは、volo nuziale (直訳すると「婚姻飛行」)。
数日前に産まれた新しい女王蜂が誕生したおめでたい印です。
先日、アントネッロは3年経って年を取ってしまった女王蜂を殺しました。これは養蜂にとってとても大切な作業です。女王蜂は3年以上立つと、卵を産まなくなってしまいます。このままにしておくと、働き蜂たちは新たな女王を育て上げ、古い女王をもとの巣に残したまま、大部分の働き蜂達は新しい女王とともに新たな巣を探して飛び去ってしまうのです。養蜂家としては、こうして蜂に逃げられてしまう事を避けなくては行けません。一方、古い女王蜂が死んでしまった場合には、新しい女王を選出しても、集団は同じ巣に居続けるのです。

働き蜂達は、女王蜂が老いてくると、新たな女王蜂を作るべく「王座」と呼ばれる不思議な形をした特別な巣を巣の中に数個作ります。そこに古い女王蜂が卵を産みつけ、王座の卵には、働き蜂達は普通の蜜ではなくロイヤルゼリーを運ぶのです。こうして新しい女王蜂が産まれます。
王座に卵が産みつけられたタイミングで、アントネッロは老いた女王蜂を取り除きます。
そして、新しい女王蜂が1匹産まれると、まずはその新女王は、他に数個ある王座から出てくる女王蜂達を次々と殺します。
そして、天気が良く風がない日の昼間、一番気温が高い時間に、働き蜂、雄の蜂達を引き連れて、「婚姻飛行」をするのです。

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働き蜂達はただ単に、やいのやいの集っているだけですが(笑)、女王蜂はこの飛行中に雄の蜂達と交尾します。彼女にとっては、これが3年間の寿命の中で唯一の飛行となります。ちなみに、働き蜂は全て雌です。雄が役に立つのはこの日だけ。後は何にもしません(笑)
この後、またすぐに皆、巣箱に戻り、女王蜂はこの時の体内の精子を少しずつ使いながら、2年間半、卵を産み続けるのです。1シーズンで30万個の卵を産むので、一生で100万個近い卵を産み続けます。

春の婚姻飛行の羽音は、何ともロマンチックな音に聞こえます。
祝 新女王誕生!

   
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by lacasamia3 | 2014-05-22 18:50 | ミツバチの羽音 | Comments(22)

蜂ブンブン

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やっとフィレンツェ市内より2週間程遅れて、我が家の方もアカシアが咲き始めました。
いよいよ蜂達も本格的に活動を開始しました。一年で一番忙しい時期。
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カレンダーも蜂(汗)
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黒板も蜂のことだらけ。
アントネッロの頭の中には蜂がブンブン飛んでいます。

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これから蜂達が沢山蜜を集めて来る時に、私たちが頂戴するミエライエという蜂蜜だけの層(女王蜂が卵を産みつけない部分のダミーの巣の層)を入れておくひつようがあります。

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枠は毎年使っているものを再利用。ここに鉄線や銅線を張ります。

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そして、これは既製品の蜜蝋シートを上にのせ、バッテリーで電流を流します。

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そうすると、電流が流れた部分だけ温度が上がるから蜜蝋が溶けて鉄線に固定されるという仕組みです。蜂達は、この蜜蝋シートの形通りに巣を作ります。女王蜂が居る層とこの層の間には、女王蜂だけが通れないサイズのしきりがあるので、この層に女王蜂が上がって来る事はなく、ココには卵が産みつけられません。働き蜂達は自由に出入りが出来るので、蜜をせっせと運んで来るのです。

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今の時期はアントネッロも蜂も大忙し。
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by lacasamia3 | 2014-05-18 18:06 | ミツバチの羽音 | Comments(7)

蜂は大忙しです

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今日は本当に暖かくて快晴の土曜日でした。
家族でお散歩。スモモの木にも沢山の花が付いていました。
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今年も沢山の実がなると良いな♩
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蜂達もとっても忙しそうです。
自分がミツバチを飼い始めてから、ミツバチって本当に綺麗な形をしているなあと思います。そしてブンブンと聞こえるミツバチの羽音が何だか嬉しい。
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後ろ足に花粉の玉を付けているのが判りますか?
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こっちの方が見えやすいかな?
この、パンのように見える花粉は、食べたり、巣を作るのに使ったりもします。

今年のハチミツが楽しみです。


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by lacasamia3 | 2014-03-16 06:20 | ミツバチの羽音 | Comments(2)
来週、アントネッロと、ある映画を見に行くことにしています。それがこれ、Un mondo in pericolo(直訳すると、「危機に瀕する世界」)、来週、公開されるドキュメンタリー映画です。
テーマは蜂。蜂の世界の不思議、素晴らしさ、そして今、蜂が直面している危機=人類の危機を取り上げています。予告編を見ながら、アントネッロは「うおー!これはどうやって撮影したんだ???」と唸っていました。
確かに、巣箱の構造を良く知る彼にとっては、凄い映像なのかも(笑)。



地球が今直面している危機をしっかりと見つめる映画だと思います

日本の「ミツバチの羽音と地球の回転」というドキュメンタリー映画をご覧になった方もいらっしゃるかと思います。蜂の大量死は、ヨーロッパも直面している大きな問題だと思います。でも、それを不可思議な自然現象として片付ける物ではなく、原因があるものだと思う。

そしてその原因を作っているのは私たちだと思うのです。


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by lacasamia3 | 2013-09-13 02:59 | ミツバチの羽音 | Comments(7)

トロ~ンと25キロ

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我が家の森の奥で養蜂家を発見しました。


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今の時期は蜜蜂も忙しい!アントネッロも忙しい!


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今年は5月の寒さと雨で随分と蜂蜜の量が少ないのですが、それでもやっと第一回目の収穫が出来ました!


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蜂たちは巣に蜜を詰めると、蜜蝋で蓋をします。


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だからまずは、蜜蝋の蓋の部分を専用の櫛で取り除いてあげる必要があります。


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そして、アントネッロ作の遠心分離機「わらしべ君」に巣をはめ込み、


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ギューンと電気ドリルを上に差し込んで回します(驚)。かなり高速で回転します。


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こうすると、蜜だけが外に飛び出し、蜂がセッセと作った巣の部分は綺麗に残るのです。これを再び巣箱に戻してあげると、蜂は空になった巣箱に再び蜜を詰め始めるのです。


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そして下からはタラーンと蜂蜜が採れました。


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これを漉し器に通して、


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容器でしばらく保存します。こうすることで気泡が上に上がっていくのです。
今回はアカシアの開花の時期だったので、アカシアの蜂蜜。サッパリしていてとても美味しいです。
まず1回目は25キロ。今年はあと何回収穫できるかな?

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by lacasamia3 | 2013-06-14 01:47 | ミツバチの羽音 | Comments(23)
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先日、我が家に、こんな謎な荷物が届きました。


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何だ?と中を開けてみると、アントネッロが注文した金属製の容器。
通常は、オリーブオイルの保存のために使うもののようです。


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今年の蜂蜜の収穫のために、いよいよ遠心分離機が必要になり、一生懸命、粗大ゴミで捨ててあった洗濯機を分解してそれで作ろうとしたものの、ドラム式の洗濯機にはホースなどが入る穴が沢山空いていて、サイズ的にも蜂の巣に合わない・・・と言うことでそれを断念していました。
でも、分解した洗濯機から、金のネックレスとブレスレットが出てきて(爆)、それを金屋さんに売ったら150ユーロになったのです。
そのお金で、アントネッロは、この金属タンクと、厚めのプラスチック版を買い込みました。

わらしべ長者みたい・・・


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プラスチック版は、こんな風に自分で設計した形を描いて・・・


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切り分けて・・・(この段階で何をしたいのかさっぱり判らない)


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あーそうやって使うのね(今わかった)。


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↑こういう人が家に一名居ると、観察していて楽しいです。


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これらの部品も全てリサイクル。


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で、完成♪ パチパチ。
かなり複雑なつくりになっています。市販の遠心分離機より立派かも。通常、もっとシンプルな遠心分離機が500ユーロ~800ユーロで売られています。アントネッロは制作費ゼロ。


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これは見本の巣ですが、こういう風にはめてグルグルまわすと、蜜が飛び出すと言うわけです。これだと手早く蜜を取り出せるのと、巣を壊さずに蜜だけを取り出すことが出来るので、蜂たちも、再び巣を作り直す必要がなくて、蜜集めに専念できるという利点があります。
限られた花の開花シーズン、人間も蜂も時間を有効に使えるというわけです。


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嬉しそう(笑)。

この後更に、手で回すと回転が足りないかもということで、上に電気ドリルを接続できるアジャスターを作って、電気ドリルで回転できるようにしました。

さてさて、上手く行くかな?

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by lacasamia3 | 2013-06-11 18:39 | ミツバチの羽音 | Comments(14)

手仕事の人

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親方が作業場に篭って何かをしているので、ちょっと覗いてみると、こんなものが積んでありました。


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木屑まみれ(笑)

彼が作っているのは、ミエライエという蜂の巣箱の上に載せて蜜を集める層です。


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既に、大部分のミエライエはシーズン前に用意して、先日、設置したのですが、去年、新しく設置した巣箱がかなり好調で、蜂の数が増えすぎたため、巣箱を増やして、その新しい巣箱用のミエライエを今作っている所。
ちなみに蜂は、巣の大きさに対して数が増えると、2つに分かれ、1つの集団は巣に残り、もう1つの集団は巣を後にし、飛び去ってしまいます。養蜂家としてはこれを防ぐべく、窮屈になってきた場合(巣の外側にも違法建築を作り始めたりするのですぐにわかります)、それぞれの巣箱から、数枚の巣の層を取り出し、新しい巣箱を作ります。その時、いきなり合わせると喧嘩をしてしまうので、粉砂糖を振り掛けます。こうすることによって、一緒に粉砂糖を舐めながら、お互いに仲良くなって共存していくのだそうです。

何か、飲み屋のカウンターでお酒をチビチビ飲みながら、お隣さんと仲良くなる感じ?


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こうして鉄線を通して、そこに市販の蜜蝋シートを置き、私の愛車スズキ君のバッテリーをつなげて(コラ~!)熱を通すと、蜜蝋シートが解けて接着されるのです。

こうしたミエライエは市販品も簡単に手に入るのですが、アントネッロは1枚ずつ手作り。昔の人も、こういうものは何でも手作りをしたのでしょうね。昔の人がコツコツ手仕事で作っていたものを、今の私たちはお金で解決してしまっている物事って、暮らしの中に意外と沢山あるのかもしれません。

さてさて、収穫は如何に???

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by lacasamia3 | 2013-05-29 04:33 | ミツバチの羽音 | Comments(8)

蜂の巣も冬の準備

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第二の春と呼ばれる9月、10月は5月ほどではないにしろ、秋の花が咲き、蜂たちも忙しそうにブンブンと飛んでいます。
これから冬の支度。冬が越せるようにしっかりと蜜を集める必要があります。


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養蜂で人間が夏の間に蜂に蜜を分けてもらった場合は、蜂たちが越冬できるように、人間が砂糖水を差し入れしてあげます。
↑このような容器に砂糖水を入れて、巣箱1箱につき1枚ずつ、縦に差し込むのです。


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プラスチックは滑りやすいので、蜂たちがおぼれてしまわないようにと、中にこのような網を入れてあげます。


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巣箱を開けて容器を巣箱に取り付ける作業には必ず、煙が必要。
麻布を切ったものに火をつけて、煙を出します。


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これはオーガニックの煙を出すもの。


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煙を吸うと蜂は大人しくなります。人間の勝手な想像で「蜂は気持ちよくて大人しくなり刺さない」と思いがちなのですが、実はその逆。人間と同じで、煙でケホケホして動きが鈍くなるのです。
だから、煙をまき始めると、蜂の巣の入り口では、煙臭さを消臭するために、蜂たちがお尻を上げて、一生懸命「良い匂い」を発します(ある意味ちょっと不思議ですが・笑)。

だから余り沢山の煙を振り掛けるのは、本当は蜂にとっては迷惑なことなのです。


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一番大事なのは、刺されない様にキチンとガードすること。
防御ネットが付いた帽子や厚手の手袋をすると、蜂はあきらめて刺さなくなります。一度人間を刺してしまうと蜜蜂の場合は死んでしまうので、それは蜂にとってもつらいこと。
だから、出来るだけ犠牲を少なくするためにも、刺されないような服装で作業をすることが大事なんです。

蜂って面白いなあ。

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by lacasamia3 | 2012-10-18 22:25 | ミツバチの羽音 | Comments(7)