フィレンツェ田舎生活便り2

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フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。

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カテゴリ:幸せの種( 20 )

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さてさて、中断していたチーズ農家の話ですが、続きを・・・。
今日のお昼は、山の上の農家で買って来たチーズとパン、それに畑で採れ始めたソラマメです。ソラマメは、鞘から出してマメの部分を生でチーズと一緒に食べると美味しいんです。
白いチーズは、tomino(トミーノ)というクリーミーなチーズ。やさしい酸味があります。右側の黄色いチーズはtaleggio(タレッジョ)という少し熟成させたチーズ、ほんのりと甘みがありとても美味しいチーズです。
勿論、材料となるミルクは、9頭の牝牛達が提供してくれたもの。

ルチアーノとティーナはお店やスーパーにチーズを卸していません。売り先は、GASとフィレンツェのオーガニック市、そして周辺の小さな街のオーガニック市のみです。彼らが市場に持っていくチーズは、毎回完売状態で、GASのオーダーも完全に予約制。こんな彼らだから、宣伝も広告も必要なく、ブランド化する必要もないんです。だから嬉しいほどにパッケージもミニマム(笑)。チーズを買うと、クルッと油紙のようなものに包んで渡してくれます。

「足りないほど売れる」となったら、もっと設備投資をして、牛の数を増やして、生産量を増やして、宣伝をして、ブランドを立ち上げて・・・そうやって利益を増やそうという欲が出てくるのは自然なことかもしれません。

でもルチアーノが大事にしているのはバランス。
「自分たちで出来る範囲で、この山の草原のバランスが保たれる範囲で、牛たちが健康で居られる範囲で、皆が幸せで居られればそれでいいんだ」
彼はそう言います。だからいつまでも9頭の牛から採れるミルクの分だけをチーズにして売ります。

彼らのこうした姿勢は、本当の意味でのエコロジー、BIOなのではないかなと思うのです。

彼らの現金収入は、驚くほど少ないけれど、「この山の上ではお金はそんなに必要ないんだ」ってニコニコ笑ってる。勿論、ここの冬の寒さは相当厳しいだろうし、苦労も多いと思います。それでも、家族と牛たちが健康であることに感謝しながら、変わらない美味しさのチーズを作り続ける仲の良い二人を見ていると、幸せってこういうことなのかもね、って思います。


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ユキちゃ~ん!!!帰るよ~!!
(↑相変わらず団体行動が下手なユキちゃん・笑)

さて何処に居るでしょう?ヒント・水色のおズボンを履いています。

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by lacasamia3 | 2012-05-21 22:48 | 幸せの種 | Comments(16)

あれから1年

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東日本大震災から1年が経ちます。
私がイタリアに来て、何年も経ちましたが、それまではイタリアでの暮らしのことで心が一杯でした。所が、去年の3月11日の震災のあとは、いつも心の端っこで日本のことを想っていました。
答えが出ない問題も沢山、何が正しいのか、何が間違っているのかなんてビシッと線が引けないことも沢山あります。
去年の暮れ、家族で5年ぶりに帰国しました。久しぶりの実家は何も変わらず、元気に母が笑顔で迎えてくれました。でも1つ変わったことがありました。それは・・・


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お料理を作ることが好きな母は食器を沢山持っています。それらは決して飾っておく食器ではなく、実際に器として使う食器です。
余りに多いので、私が一緒に住んでいた頃から既に、洋食器と和食器に分けて、食器棚が2つありました。
今回、実家で食器棚を開けたら、小皿もお碗も、全ての食器がきっちりと籠に分けられて入っていました。

母らしく、「割れて困るような上等なお皿はないのよ。ただ、片付けるのが嫌なの。籠の中だったら割れてもそのまま中身を捨てれば良いでしょ」とあっさり言っていましたが、本当は思い出が沢山詰まった器も沢山あるはずです。

震災後、東京でガソリンが不足し、好きなドライブに出かけられなくなった母は、コツコツと食器の整理をしていたのだそうです。

「100円ショップで籠に一万円分も使っちゃったわよ~」と笑い飛ばしていましたが、きっと、手を動かしながら、じっと震える心を静めていたのだと思います。


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食器棚の全ての扉には、クマちゃんの安全フックがついていました(笑)。

心の強い母だから、泣き言一つ言わず、電話でも、メールでも気丈に過ごしていました。逆に、気落ちしている人たちの力になろうとしていました。
あの時の不安感、絶望感は、地震や津波を体験した人にしかわからない、私には計りようのない悲しみを今も抱えている人は沢山いると思います。


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深い心の傷はすぐに癒えるものではないかもしれない。それでも美しい春はやってくるし、少し笑える日が来るかもしれない。
言葉だけの「頑張ろう」ではなくて、悲しくて泣きそうな時に、ちょっと温かい気持ちになったり、くすっと笑えるような気持ちになれるような、そんな心の種を蒔くことだ出来たなら・・・と思います。
何をするというわけではないけれど、母のように、自分の心を強く持って、人に幸せを与えられるような人になれたら良いなと、心から思います。

明日は一日通訳の仕事です。でも、きっと空を見上げて、遠い日本に心を寄せると思います。

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by lacasamia3 | 2012-03-11 03:55 | 幸せの種 | Comments(21)

オタンジョウビ

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昨日の晩御飯の後、我が家の二人がコソコソと階段の影に隠れて何やらやっていました。
そして・・・
"Tanti auguri a te ~"

日々の用事にまぎれてすっかりと忘れていた自分の誕生日。でもユキちゃんとアントネッロはちゃんと覚えていてくれました。
私、いよいよ40代に突入です(汗)


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アントネッロとユキちゃんが心を込めて作ってくれたケーキは、"Sospiri delle monache" (修道女の溜息)という何とも艶っぽい名前が付いたお菓子。
アントネッロが小さな頃、お母さんが作ってくれたお菓子なのだそうです。
この可愛いケーキを3人で切り分けて食べました。


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ユキちゃん、アントネッロ有難う。
心の中で、お願い事をして、フッと消した素朴なケーキのキャンドル。私の心にポツンと小さな灯りをともしてくれました。

キミタチノ、ソンナカオガ、イチバンノプレゼントデス。

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by lacasamia3 | 2011-10-05 04:52 | 幸せの種 | Comments(64)

大きな虹

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今朝、珍しく、大きな大きな虹を見ました。
イタリアでは、虹の始まりに、小人が金の鍋を持っているんだと言います。森の中に、金のお鍋が見つかるかな?

皆さんにも幸せのおすそ分け。
良いことがありますように・・・

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by lacasamia3 | 2011-09-21 04:49 | 幸せの種 | Comments(21)

心地よい場所

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昨日は、フィレンツェに一日仕事で行っていました。
久しぶりの河の風景。やっぱり夏だからか、水かさはかなり減っています。10年ほど前は、8月に入ると同時に、一気に人が少なくなったのですが、ここ数年は、交通渋滞もなく人が少ない8月は仕事をして、逆に時期をずらして休みを取る人が増えたのか、それほどガランという感じはしません。

さて、街の熱気にあたり、ちょっと疲れて、夕方家に帰ったら、ユキちゃんの同級Eちゃんママから「夕食後に一緒にジェラート食べに行かない?」とお誘いがありました。ママもパパもプーリア人。Eちゃんが幼稚園の頃、このトスカーナの小さな村に引っ越してきて以来の付き合いです。

夕食後のジェラートということは、夕食を食べ終わるのがどんなに早くても9時半頃だから、ジェラート屋さんに行くのは夜の10時!でも、子供たちも勿論、一緒に行きます。
車で10分も行くと、小さな村の美味しいジェラート屋さんに到着です。

夜の10時なのに、地元の大人、子供、おじいちゃん、おばあちゃんでジェラート屋さんはとても繁盛していました。車で来る人はほとんど居ないから、皆、徒歩で夕涼みの散歩に来た村の人たちのようです。
お店の裏にはプラスチックの椅子が無造作に置いてあり、そこでジェラートを食べながら夕涼みをすることが出来ます。お店で買ったジェラートをそこで食べて、その後、1時間以上もそこで楽しそうにおしゃべりする人々。私たちも同じく。

イタリアって、「個人が楽しむことにそんなにお金がかからない」国なのですが、それはこうして、地元の人が大切にしている小さなお店や、スペースが沢山あるからかもしれません。
楽しむには、大企業が作るアミューズメントスペースや、地方自治体が膨大な費用を使って作る人工的な公園などは必要なくて、本当は、美しい河のほとりや、昔から人々が大切にしてきた村や町の広場、地元の人々が大切にしてきた小さな商店、整備はそれほどされていなくても、自由に山歩きが出来るそのままの自然が残ったハイキングコースなどで十分なのだなと思ったりします。

ジェラート、美味しかった!
昨日、夜更かししたお陰で、今朝のユキちゃんはお寝坊さんです(笑)。まあ、もうちょっと寝かせておきましょう。

追伸:今朝(8月5日付)の朝日新聞朝刊のテレビ欄に「猫のしっぽ、カエルの手」についての記事が掲載されているようです。napcatさん、お知らせ有難うございました!

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by lacasamia3 | 2011-08-05 17:11 | 幸せの種 | Comments(17)

夢の家

今日は、親友のD君が朝から遊びに来てくれました。
こう夏休みが長いと、子供たちも一人だと退屈。だから、こうして交代で子供を預かります。一日中、何だか楽しそう。夕方のテレビの時間もすっかり忘れて遊びに夢中です。
何をしているのかというと、かくれんぼ(散らかり放題の我が家は隠れる場所がたくさんあるのです・苦笑)、地面に足が付いたら負けの空中散歩(いすの上とかソファーの背とかを伝って移動)などなど・・・。一日中、子供の笑い声が耐えませんでした。


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で、D君が帰った後、テーブルに残っていたのが、こんなレゴの大作。
右側と左側、ピラミッド2個分がそれぞれの家なんだそうです。
D君とは仲は良いけれど、結婚相手だとは思っていないユキちゃん(笑)。ビジネスパートナーなんだそうで、それぞれ家庭を築くそうです。


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↑これ、ユキちゃんち。
それぞれのピラミッドの頂上についている煙突のようなものは、雨水を集める筒なんだそうです。
水の確保がネックになるトスカーナの山暮らしのユキちゃんらしいなあ。

あ、手前にはプールもあります。


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↑これ、D君ち。
多肉植物(笑)に凝っているD君は、これ以外にデッカイ温室を作るんだそうです。建物の表面はソーラーパネルとムーンパネル(←ユキちゃん、特許申請中・ウソ)で覆われていて自家発電をするんだそうです。

世界中の絶滅の危機にある動物を集めて、海洋動物も含めた動物保護センターを作るんだって、ツバ飛ばしながら(笑)、二人で熱く語っていました。

君たちのお陰で、世界の未来、ちょっと明るくなるかも。


追伸:今日、なんとな~くネットサーフィンをしながら、糸井重里さんが「エッセイのようなもの」を書いているほぼ日刊イトイ新聞を見つけました。やさしい口調でゆるめに書かれるエッセイ、これからも読んでみようと思います。
昨日から3日間、長岡の花火大会が行われているんですね。毎日日本時間の夜19時からこちらで生中継を見ることができるようです。
花火を楽しみにしていた人々、そして準備をされた方々のメッセージはこちらで見ることができます。

懐かしい、日本の花火。
夏ですねえ。


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by lacasamia3 | 2011-08-03 03:02 | 幸せの種 | Comments(12)

雨上がりの水曜日

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雨上がりの水曜日。
5月の新緑は、雨が降るごとに、その緑色が濃くなってきています。


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いつもほったらかしにしている、キッチン前の庭のタイムが可愛い花をつけ始めました。

今朝、日本の母からメールが入りました。
ホームステイのボランティアを受けた母。結局、利用したいという方の申し出がなくホームステイでは役に立つことは出来なかったのですが、福島から避難されてきている方がいらっしゃる避難所が実家のすぐそばだったので、結構、頻繁に足を運んでいたようです(わはは、こういう時、ジッとしていられない性格のお婆ちゃんなので)。

そこで、ある小さなことだけれど1つ母が手助けしたことがありました。
そして、そのご本人から、直接お礼の電話を頂いたのだそうです。
原発に近いところに住まれていたので、避難されてきて、あちこちの避難所を回られたのだそうです。それまでは、土いじりが大好きで、種を蒔いて育てるのが楽しかったのに、それも出来なくて・・・と悲しまれていたそうです。


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「東京の人は冷たいと聞いていたけれど、そうじゃなかった」と言って頂けて、母はとても嬉しそうでした。避難所はもうすぐ閉鎖されてしまうけれど、また都営住宅が決まったら、連絡をしてくださるのだと言っていました。

各地できっと、こうした小さな触れ合いの種が生まれているのではと思います。
被災地に心を寄せながら、その方がいつかまた、畑に種をまいて、その苗の生長を見守ることが出来る日が来ることを心から祈っています。

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by lacasamia3 | 2011-05-04 18:36 | 幸せの種 | Comments(10)

深夜のフィレンツェ

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昨日、仕事帰りに、車で、誰も居ない深夜のフィレンツェの外環道路を走っていたら、信号毎に、次から次へと、丁度良い具合で信号が赤から青に変わり、まるで魔法のようでした。

何だか嬉しくて、もう一周しちゃおうかと思ってしまったくらいです(笑)。

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by lacasamia3 | 2011-04-21 20:16 | 幸せの種 | Comments(4)
今日はいつものブログとは調子がちょっと違いますが、でも避けてはいられないような話題なので、お許しください・・・

震災からはや3週間以上が経ち、様々な不安を抱えながらも、それぞれがそれぞれの生活を取り戻そうと頑張っている毎日。国内、国外、何処にいても、日本人それぞれが、心の何処かに傷を負ってしまった3月11日。
私も、毎日の中で、その傷を一生懸命に癒そう、小さな幸せを探し、喜びを感じる心を取り戻そうと模索し続けているような気がします。

震災が起こったときに、皆が心配してくれたり、日本にエールを送ってくれたりしたこと、それはとても有難く、イタリア人の温かい心を感じました。彼らにとって、津波の映像は衝撃的であり、その後、日本人が暴動もなく、じっと耐える姿に心を打たれたイタリア人は沢山います。

ところが、ここ数日、周囲のイタリア人から、ちょっと偏った心配をされてやや困っています。周囲のイタリア人から、メールや電話で「東京は大丈夫なのっ?」とか、「何故、日本のマンマをイタリアに呼ばないのっ?」などとすごい勢いで一方的にワーッと言われたり、新聞や雑誌で拾った原発に関する断片的な情報をズラッと述べてきたり・・・。

個人的には、一般的なイタリア人が把握している原発の状況と、実際の原発周辺地域、及び東京に関する状況には大きな隔たりがあると思っています。

プーリアの家族たちや、一番親しい友人たちは、割と落ち着いて接してくれているのですが、ちょっと知り合い位の関係が一番困ります。心配してくれているのは有難いのですが、ちょっと弱り目の心にズカズカッと踏み込まれると、心配してくれていのか、興味本位なのか?と、何だかちょっと困惑してしまいます。
震災以来、イタリアのテレビや新聞の報道に嫌気が差して、随分と見ていないので、どんな報道がされているのか判らないのですが、「もうちょっと、テレビ見るのやめたら?」と言いたくなってしまいます。
きっと、この話題に関して、私自身が必要以上に過敏になっているのかも知れません。
被災地で頑張っている方、東京で一生懸命自分の生活を取り戻そうと頑張っている方、お子さんを抱えて不安を感じている方のストレスに比べたら、私のストレスなんてほんの小さなものです。

ちなみにアントネッロは、私と同じ考え。勿論、100%安心というわけではないけれど、今すぐどうというわけでもなく、それぞれが今、それぞれの場で出来ることをやりながら、通常の生活を続けているということを理解しています。

何だか今日は愚痴りモードですが、ちょっと発散!
イタリア、または海外に住んでいらっしゃる皆さん、どうお過ごしですか?

<お礼です・・・>
沢山のコメント、本当に有難うございます。朝、pcを立ち上げてブログを開いたら、一晩で40件以上のコメント!コメントの1つ1つに皆さんの今の気持ちが凄くこもっていて、勇気付けられました。
東京や周辺地区にいらして、「普通に戻ってきたよ」とか、「元気だよー」って言ってくれる方、不安はあるけど、普通の生活を送ろうとしている方、海外に住んでいて「同じです」と言ってくださる方、「こう答えたら良いんじゃない?」とアドバイスをしてくれる方・・・。
これら1つ1つのコメントは、私をはじめ、このブログを見てくださっている方々にも勇気の種を蒔いてくれると思います。だから、この記事は「幸せの種」カテゴリーに入れることにしました。
これから日本人として胸を張って、淡々といつもの生活を送っていこうと思います。

なんか、元気出たっ!

有難う!!!

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by lacasamia3 | 2011-04-05 05:28 | 幸せの種 | Comments(95)

赤ちゃんのパワー

今日の夕方、仕事を終えて帰る途中、私が乗っていたバスに、小さな小さな赤ちゃんを抱いたお母さんが乗ってきました。結構バスは混んでいたのですが、皆、我先にと立ち上がり、「こっちの方が陽が当たらなくて良いよ~」とか、いや「こっちの方が安定してるから」などと、一生懸命、赤ちゃんとお母さんを座らせようとします。
結局、彼女は私が立っていた場所の前に座りました。
よく見ると本当に小さな赤ちゃん。お母さんと目が合ったので、「何ヶ月なの?」と聞いたら、「2ヶ月よ」とにっこり笑いながら答えてくれました。周りを見回すと、バスの中の人の殆どが赤ちゃんに微笑みかけています。皆、目がハートになっています(笑)。
お爺ちゃんもお婆ちゃんも、学校帰りの高校生達も、ちょっと気取ったマダムも、アコーディオンを抱えたジプシーのおじさんも。皆、とーっても優しい顔で、一生懸命、哺乳瓶のミルクを飲んでいる赤ちゃんを見ていました。
途中、可愛いおめめがパチッと開いて、周囲をぐるりと見回すと、皆、更にため息をつかんがばかりにウットリと赤ちゃんを見つめています。

しばらくして、赤ちゃんが目を閉じてこっくりこっくりし始めると、「あ、寝てる~」とまたまた皆が注目(笑)。皆、赤ちゃんを起こさないように、目配せをしながら、お互いに「可愛いね」とジェスチャーで交信。

ちょっとしたひと時だったけど、その場に居合わせた人に幸せを与えてしまう、赤ちゃんのパワーって凄いなあ!とシミジミ感じました。

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by lacasamia3 | 2011-04-02 03:23 | 幸せの種 | Comments(13)