フィレンツェ田舎生活便り2:ユキちゃんと海2008
2009-08-12T04:41:40+09:00
lacasamia3
フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。
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ターラント風ナイトクルージング
http://lacasamia2.exblog.jp/11716566/
2009-08-12T04:09:00+09:00
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2009-08-12T04:09:28+09:00
lacasamia3
ユキちゃんと海2008
今回、私たちがプーリアに居る間に、義父さんがターラント湾のナイトクルージングに誘ってくれました。
もう10年以上、プーリアで毎年夏休みを過ごしていますが、このターラント湾のクルージングは初めてです。甥っ子2人と義父さんと義母さん、そして私たち3人で、たっぷり2時間の船旅を楽しみました。
そういえばユキちゃんは初めて船に乗ったのでした。おおはしゃぎの3人↑。
写真左は、待ちきれなくて出航前にお弁当のパニーノを食べちゃうユキちゃん(コラコラ)。
出航場所は、ポンテ・ヴェッキオ(上左)です。フィレンツェだけじゃなくてターラントにもポンテ・ヴェッキオがあるんですねえ。でも最近修復されたので、見かけは結構、新らしめです。
それにしても夜8時半に出航なのに、8時35分にのんびりやってくる乗客も沢山居るし、出航時間になっても船長さんらしき人は、船着場のバールでジェラートを食べているし・・・何とものんびりしている、南イタリア時間です。
←こちらはカステッロ・スパニョーロ(スペイン城)。ナポリに駐在しながら南イタリアを支配していたスペイン人の名残はプーリアのさまざまな街に残っています。ターラントはローマ時代にもとても重要な貿易港だったそうですよ。
こんな歴史ある街ですが、観光はイマイチなのがもったいないなあと思います。古いものを大切にしていれば、ヴェネツィア並みの美しい街であったはずのターラント。これはプーリアの多くの街に言えることなのですが、文化財の保存に対する意識は公私共に残念ながら薄いのです。ターラントの旧市街は無人化し、昼間でも歩くことは絶対オススメできなかったり、海辺に残っている古い建物はほんの僅かで、高度成長期に計画性なく建てられたアパートが連立しています。
もったいないなあ・・・と思いながら、逆にフィレンツェのように古い建物を残していくこと、周辺の風景を変わらずに保つことがいかに大変なことなのかを毎回プーリアに来る度に実感します。口が悪かったり、皮肉屋だったり(苦笑)・・・フィレンツェ人の短所も沢山あるけれど、こういうことに関しては、古いものを保存しようという気風を老いも若きもフィレンツェ人の一人一人がしっかり持っているんだなあと思うのです。
ともかく夜の海から見るターラントの街はキラキラとして美しいです。
クルージングの年齢層はかなり高く、観光客というよりも、夜涼みにきた地元の人ばかり。ちゃんとDJが居て、ジャンジャカとイタリアのちょっとレトロな歌謡曲をカラオケで歌っていました。レナート・カロゾーネの50年代、60年代のヒット曲を歌い、最後はマンボ・イタリアーノでしめるあたり、やはり義父さんの世代を意識した選曲です(笑)。
義父さん、楽しいクルージングを有難う♪
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再び南へ
http://lacasamia2.exblog.jp/11670654/
2009-08-04T23:42:19+09:00
2009-08-04T23:42:19+09:00
2009-08-04T23:42:19+09:00
lacasamia3
ユキちゃんと海2008
昨日の朝、南イタリアのプーリアに着きました。
暑い~!
2週間ぶりに会ったユキちゃんは、真っ黒に日焼けし、ちょっと背が伸びて(?)肩がちょっとガッシリしたような気がします。すっかりプーリア弁になっています(笑)。
というわけで、今週はプーリアから再びアップしますね♪
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フィレンツェに戻ってきました
http://lacasamia2.exblog.jp/11573981/
2009-07-22T02:31:00+09:00
2009-07-22T02:48:14+09:00
2009-07-22T02:31:04+09:00
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ユキちゃんと海2008
片道あたり50ユーロで、列車よりも安くて、乗り換えなしでフィレンツェまで戻ってこれるのでとっても楽です。お隣は、ターラント人のお爺ちゃんでした。胃の療養のために、モンテカティーニ・テルメというトスカーナの温泉の町に温泉療養に行くそうです。
何度かサービスエリアにとまって、休憩を取りながらの夜行バスの旅は快適♪ちょっと冷房が効いているので、上着が必要かも。用意しておいて良かったです。
さて、プーリアのお爺ちゃん、お婆ちゃんに預けてきたユキちゃん。こうして完全に私とアントネッロがユキちゃんと離れて過ごすのは初めての体験なのでお互いにドキドキ。
まあ、従兄弟達も居るし、アントネッロの妹とお爺ちゃんお婆ちゃんがいるから、きっと大丈夫でしょう。黙って出てくるよりも、しっかりと説明した方が良いと思い、前の日から「明日、マンマはフィレンツェに帰るけど、またすぐバッボと一緒に迎えに来るからね」と話をしました。「ちょっと寂しいかも・・・」と一瞬しんなりしたユキちゃん。「じゃあ、マンマと明日フィレンツェに帰る?」って聞いたら、ノー!!と言いながらブンブン首を横に振って逃げてしまいました(笑)。
まあ、アントネッロと昔作ったドリームキャッチャー(←これ今も現役です・笑)もベッドサイドに飾ってあるし(ワザワザ自分で荷物に入れていたのです)、大丈夫でしょう。
私が出発する前に、ユキちゃんと一緒にお約束事を紙に書きました。
1、起きたら自分でベッドを直すこと
2、食べたら歯磨きを必ずすること
3、自分の食器は食べ終わったら流しに持っていくこと
4、おばあちゃんのお手伝いをすること
5、大人の言うことをちゃんと聞くこと
6、従兄弟達とけんかをしないこと(出来るだけ・・・)。けんかをしたら、仲直りをすること
7、毎日ちょっとずつで良いから宿題をやること
8、ビーチでは一人で遠くに行かないこと
Con tanto amore, mamma.
(愛を込めて、マンマ)
もうすぐ7歳のユキちゃん、9月から2年生です。何処まで出来るのか、何処まで赤ちゃんなのか私たちもはっきり判らないのですが、親も子供も試しながら、様子を見ながら少しずつの手探り。子育てってこんなものなんじゃないかなと思うんです。ユキちゃんが私たちから離れて過ごす2週間、どんな経験をするんでしょうね。緊急の場合は、私がまた先にプーリアに行くことになるのですが、まあ大丈夫でしょう。
私はフィレンツェに戻ってきていますが、まだもう少し撮り溜めた写真があるので、あと暫くプーリア話にお付き合い下さい♪
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2008年夏休み最終回
http://lacasamia2.exblog.jp/8925272/
2008-08-27T19:28:21+09:00
2008-08-27T19:28:54+09:00
2008-08-27T19:28:54+09:00
lacasamia3
ユキちゃんと海2008
いよいよプーリアでの夏休み最終日。
日曜日の夜11時にターラントから深夜バスで出発だったので、昼間はたっぷりと楽しむことが出来ました。
義兄さんも子供達を連れて来てくれ、家族全員集合で賑やかなランチになりました。まずは海にお別れをしに行ってきました。
アントネッロの少年時代から変わらずきれいな海です。
従兄弟の中で最年長のGちゃんが得意の素潜りでヒトデを見つけてきてくれました(っていうか、この辺りの子供達は皆、素潜りが得意です。大きくなると、シュノーケルをつけ、水中銃を抱えて勇ましく海に入っていくんですよ)。とっても綺麗な赤色のヒトデ。皆でよく観察したら、また海に帰してあげました。
お昼に帰って早速、ヒトデとGちゃんを絵に描くユキちゃん。
最近のユキちゃんは、思いつくと「亜土ちゃん」(古っ)のように、さらさらと絵に描きます。
楽しい夏の思い出を有難う・・・
いつまでも綺麗な海でいてください。
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ケッパーの魔術
http://lacasamia2.exblog.jp/8920315/
2008-08-26T23:06:00+09:00
2008-08-29T22:32:29+09:00
2008-08-26T23:06:37+09:00
lacasamia3
ユキちゃんと海2008
義父さんの畑にはケッパーの大きな茂みがあります。
プーリアでは、建物の壁や道端にもケッパーが自生しているんですよ。簡単に増えそうな植物ですが、実は根付かせるのがとても難しい植物で、私も何度か苗、種などで挑戦しましたがまだ一度も成功したことがありません。トスカーナにも生えているし、我が家よりももっと標高が高くて冬の寒さが厳しい山の上の村でもケッパーの大きな茂みを見かけたことがあるので、気候というよりも、植える場所が重要なようです。
ケッパーは南向きの場所で、北側は壁が守ってくれるような場所が好きで、極度の石灰質の土壌がを好みます。むしろ石や石壁に直接生えることが多いのです。この義父さんの茂みも、大きな白い岩の上にかぶさるようにして生えています。
この記事を書きながら、「来年は、プーリアから石を持って帰ってきてそこにケッパーを植えてみようかな?」などというアイデアが浮かびました。果たして成功するかどうか???
イタリア語で"capperi"(カッペリ)と呼ばれ、食材として使われる部分は、蕾の部分を塩漬けまたは酢漬けにしたものです。←このような蕾を摘み取り、大粒の塩で塩漬けにします。
義母さんのレシピでも欠かせない食材で、良く、ニンニクのみじん切り、パン粉(イタリアのさらさらしたタイプ)、パルメザンチーズとケッパーを合わせたものを野菜(切ったジャガイモまたはカボチャ)に振りかけて、オリーブオイルをたらしてオーブン焼きにしたりするんですよ。
アントネッロはフリッタータと呼ばれるオムレツにも必ずケッパーを加えます。
小粒で素朴な食材ですが、不思議とケッパーを加えると、味にアクセントがつくんですよね。ケッパーって不思議な食材です。
蕾の部分を摘まずにそのままにしておくと・・・
こんな綺麗なお花が咲くんですよ。可憐なケッパーの花はいつ見ても美しいです。
このお花をさらにそのままにしておくと、小さなキュウリのような実がなります。これも摘み取って塩漬けにしピクルスのようにしてパニーニに挟んだり、おつまみとして食べたりするんですよ。
たった2週間ですが、嫁は、義父さんと早朝畑に行き、お茶碗半杯分位を摘み取って、義母さんに渡します。いやいや、蕾を1個ずつ摘むのって手間がかかるんですよ~(←ただ遅いだけかも)。義母さんはそれを、ケッパーをつけている樽に加えます。
で、フィレンツェに帰る前に義母さんがドカンと(笑)、既に浸けていたケッパーの大瓶を分けてくれるというのが恒例行事になっています。コレだけ摘むの、大変だっただろうなあ・・・。
今年も、ケッパー1年分をありがたく頂戴してきました♪
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プッチェパーティ
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2008-08-25T22:47:50+09:00
2008-08-25T22:41:59+09:00
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ユキちゃんと海2008
さて、"pucce"(プッチェ)とは、プーリア風のパニーニです。生地はピザの生地と同じなのですが、↑このくらいの厚みに伸ばして、高熱の石釜に入れます。プッと膨らんだら、ゴロン転がし、一気に焼き上げます。中が空洞なので、ナイフで開き、そこに好きな具を入れるんですよ。プーリアではプッチェリーアと呼ばれるお店も良く見かけます。石釜で焼いたプッチェに好きな具を挟んで温めてくれるんです。
生地を用意するのは女の仕事、石釜に火を入れてパンやプーチェを焼くのは男の仕事のようです。嫁は・・・ひたすらカメラを持ってウロウロと(笑)。
この日は、義父さんと義母さんのお友達を呼んでのプッチェパーティでした。
石釜で焼いた焼き立てのプッチェに、それぞれが好きな具を挟みます。具は、トマト、モッツァレラチーズ、モルタデッラハム、ナス、ピーマンやズッキーニの網焼き等など・・・。
パーティの様子を写真に収めようと思っていたのですが、うかつにヌンツィオ叔父さんに、あのトマトソース製造機についての質問をしてしまったところ、延々とマシンの特性について語られてしまい、すっかりと写真を撮り逃してしまいました(苦笑)。
↑ユキちゃんもプッチェが大好きです。この特大プッチェをサッサと平らげて、もう一個おかわりをしていました。
プーリアでの夏の思い出として、思い浮かぶ食べ物は沢山ありますが(←食いしん坊な私です)、プッチェもそんな食べ物の1つです。
プーリアからフィレンツェに戻ってきてもう1週間以上が経ったのに、まだまだアップしたい写真が残っています。あと少しだけプーリア話にお付き合いください♪
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義父さんの石釜
http://lacasamia2.exblog.jp/8908073/
2008-08-25T02:02:07+09:00
2008-08-25T02:02:39+09:00
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lacasamia3
ユキちゃんと海2008
写真は、20年近く前に義父さんが手作りで作った石釜です。
夏場は週に1度、冬場は10日に1度、この釜に火を入れ、手作りパン、フリーゼなどを焼きます。そのついでにピザや、オーブン料理も作ってしまうのです。
パンはまとめて焼き、冷凍して保存します。
アントネッロは「俺だったらもっと上手く作れたさ」と言うけれど、20年間立派に現役であるから、上出来だと思います。
横から見ると、四角い部分は内部がドーム上になっている部分です。内部に使われているのは、ピエトラ・ディ・コニリアーノという耐熱性のある石です。四角い部分と、手前の三角屋根の部分は、鉄の扉で分けられています。煙突は、手前の飛び出した三角屋根の部分の上についていて、火をおこす時は鉄の扉を開けて煙を煙突から出します。
燃やす木はユーカリの木です。南イタリアの海岸沿いにはユーカリの木が生えているんですよ!
こうして、パッと火が燃え上がり、釜を温めていきます。木が燃え尽きて内部の壁が熱で赤くなってきます。
最後は、燃えカスを片側に寄せて、布を巻いた枝で釜の床の部分の煤を取り除きます。
こうなったら、準備完了っ!ここにピザやパンを入れていくんですよ。
この日は、プーチェと呼ばれるパンを焼きました。その様子は、また後ほど・・・
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ダメ嫁宣言続行中!
http://lacasamia2.exblog.jp/8900102/
2008-08-23T23:08:13+09:00
2008-08-23T23:08:45+09:00
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ユキちゃんと海2008
↑いつもの光景。太りすぎてしまったをインゲン豆を鞘から取り出す義母さんです。彼女の食べ物を大切にする姿勢を見て、私もこうありたいなあと思います。
前にもブログで何度か書いたことがありますが、イタリアでは嫁VS姑の系図がかなりはっきりとしています。それとも南イタリアの特徴なのかな?几帳面なお嫁さんほど、お姑さんがライバル意識を燃やしてしまいバトルというケースが多いのでは(逆のパターンもありですが)。周りを観察しながら、もっと、穏やかな関係になれば良いのにと他人事ながら思ったりしますが、イタリアのマンマは(特に南イタリアのマンマ)はストレートな人が多いと言うか、ある意味ピュアというか(フォローになっていないかも・笑)、う~ん、嫁に対する対抗意識を隠せないんですよね。
とにかく旦那の実家では、お姑さんがボス(笑)。プーリアに初めて遊びに行った最初の年から、すぐに白旗を揚げた弱っちい(爆)私です。
だって、完璧な家事は私には出来ないし(←かなり後ろ向き)、一生付き合っていくのにそんなことでバトルをしてしまうのは面倒。ということで、早々とダメ嫁宣言をしたのでした。「あらあら、うちのお嫁ちゃんは雑ねえ~」と言われている方が、変にライバル意識を燃やされるよりも気が楽なんですよね。息子、孫と一緒にたっぷりと甘えさせてもらっています。きっとね、外人嫁ということで評価外になっているのだと思います(笑)。
お皿をこれ見よがしに洗ったりすると気を遣われるので、義母さんが昼寝をしている間に、イビキが聞こえてきたら、嫁はコッソリとお皿を洗います。(自分達が泊まっている部屋の掃除と皿洗いくらいはしますが、後は何もしません、はい)。
初めてアントネッロが私をプーリアに連れて来た時(付き合い始めてすぐプーリアの実家に連れて行かれたのですが・・・)初対面の義父さん、義母さんには、最初の30分ほど(笑)敬語で"LEI"を使っていました。暫くすると、「ねえ、chiho、タメ語で良いわよ~」(バンバン←私の背中をバシバシ叩くマンマ)と言われ、「それでは」ということで、それ以降は"TU"のタメ語で。しかも、自分の親ではないけれど「マンマ」、「バッボ」と呼ぶようになりました。あ~楽だ。
ダメ嫁宣言、今年も続行中です。
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魚のフライとコンサート
http://lacasamia2.exblog.jp/8893402/
2008-08-22T22:10:00+09:00
2008-08-22T22:16:58+09:00
2008-08-22T22:10:37+09:00
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ユキちゃんと海2008
ヌンツィオ叔父さんと朝早くから小船で釣りに出かけていた義父さん。美味しそうなお魚を下げて帰って来ました。
魚の内臓を取り出して、洗うのは男の仕事。
これを義母さんがフライにして、セコンドとして食べました。セモリナ粉にまぶしてオリーブオイルでカラッと揚げるのが義母さん流です。オリーブオイルを使うと高温で揚がるのでカラッと仕上がるんですよ。揚げ油として使うなんて贅沢です~。
←似たもの父子?
夜は、友人と車で70キロほどの場所にあるチステルニーノという小さな村郊外で行われたコンサートに行ってきました。
このALTERFESTAと呼ばれる無料のコンサートは、毎年、8月11日から15日の5日間、チステルニーノの農場で行われます。農場の広い敷地にステージが組まれるかなり大掛かりなコンサートです。無料とは言えなかなか良いグループが来るんですよ。
この日は、ジャマイカの歴史的スカグループTHE SKATALITESでした。1963年創設のグループなので、メンバーはかなりのお歳だと思うのですが、プーリアの猛暑にも負けず(笑)エネルギッシュなコンサートに一同踊りまくり(笑)。クイーン・オブ・スカ(!)のDOREEN SHAFTERの歌声も心地よくて最高!大らかなプーリアの大地とジャマイカ音楽って合うなあと思ってしまいました。
コンサート会場では、食べ物や飲み物も売られています。大きな石釜があって、そこで焼いた肉の串焼きをパニーニに挟んだものや、オレッキエッテを食べることが出来るのもこのコンサートの楽しみの一つです。私はボンベッテ(3種類のお肉をクルクル巻いて爆弾型にして串焼きにしたもの)を挟んだパニーノ+ビール(計4ユーロ、安っ!)にしました。アントネッロはサルシッチャのパニーノ。
この時期イタリア中からプーリアに友人達が帰省しているので、プーリア在住の友人達も含めて、このコンサートを待ち合わせ場所にしたんです。懐かしい顔が勢ぞろいし、コンサートが終わっても遅くまで近況報告でおしゃべりが続きました。
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トゥルッリとユキちゃん
http://lacasamia2.exblog.jp/8891963/
2008-08-22T18:23:03+09:00
2008-08-22T18:23:36+09:00
2008-08-22T18:23:36+09:00
lacasamia3
ユキちゃんと海2008
朝、ヨロヨロと起きると、ユキちゃんが居ません。早くから目が覚めたユキちゃんは、寝ている私たちを置いて、サッサとトゥルッロ探検を始めたようです(ううう・・・お姉さんになったなあ・感涙)。
マリオ手作りの水道でお皿を洗っていたユキちゃん。
毎年ここに遊びに来ているから、手漕ぎのポンプだってお手の物。器用に洗面器にお水を貯めてお皿を洗っていました。
お皿を洗うのに使ったお水は捨てずにバケツに貯めておきます。
←この斜めっている倒れそうな(笑)建物はトイレです。
初めの数年間は、トイレがなくて、それぞれがクワとエコロジートイレットペーパー(自然分解されるタイプです)を持ち、広大なオリーブ畑へ・・・というスタイルだったのです。私も体験済み(爆)。友人一同で「トイレぐらい作らないと遊びに行かないぞっ!」とマリオに抗議をしたところ、このトイレが出現したのです。ちなみにトルコ式(日本の和式スタイル)です。
ただ、水道はないので、流す用にお水を貯めたバケツが並んでいます。下水はかろうじてあります。汚水は下水槽に一旦溜まってそこで石鹸や洗剤等の成分が分離し、もう一つの下水槽に流れます。そこではバクテリアが有機物質を分解し、さらにそこから200メートルほどの長い地中に埋まったホースに流れ、小さな穴から地中に流れ出すのです。これはイタリアの田舎ではかなり一般的なシステムで我が家も同じです。
ともかく、このトイレ、ご覧の通り、扉がなく(外れたのか?)、立てかけるのみ。隙間が開き放題ですが・・・
さらに上に屋根がありません。いつも夏に行くから雨に降られたことはないけれど、ふとマリオに、「ねえ、雨が降ったらどうするの?」と聞いて見ると、「傘をさすに決まっているじゃないか」とあっさりと答えられました。そっか~、そうだよね・・・。
とにかく、こんなストイックな(笑)トイレでも、ユキちゃんは全然へっちゃら!。サッサと一人でトイレに行っていました。わが子ながら逞しいです。
トゥルッロの屋根には、昔はトマトを干したりするのに使われていたスペースがあり、登ることができます。ユキちゃんは、ズーッと屋根に上ったままなかなか降りてきませんでした。「何が見えるの?」と聞いたら、「空」だって(笑)。
ここは私たちが泊まったトゥルッロ。トゥルッロがおおいこのエリアでも、手をつかずでコレほどオリジナルに近いトゥルッロは珍しいんですよ。
このトゥルッロは、このようなお部屋が2部屋あります。マリオが可愛い花柄のシーツを用意してくれたのですが、出発前に写真を撮ったので、取り除いてしまった後でした。残念っ!寝心地は・・・う~ん、天井が低いので、閉所恐怖症の方には余りお薦めじゃないかな。私は、ぐっすり眠りました。
入り口には、古い葡萄の木が植わっていました。左側には白葡萄の木、右側には黒葡萄の木を植えるなんて、昔ここに住んでいたお百姓さんの洒落っ気を感じます。ユキちゃんはトゥルッロに出入りする度に、1粒ずつ食べていました。
マリオのオリーブの木。トスカーナのものとは違い、プーリアのオリーブの木は太く逞しく生えています。1本あたりの収穫量も随分違うんだろうなあ。こんな木が約150本あるそうです。数え始めたんだけれど、最後はわからなくなっちゃって、やめたんですって(笑)
昨日の泣きべそは何処へやら、すっかり元気回復したユキちゃんです。
あ、野生児に戻ったっ!
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マイ・スイート・ホーム
http://lacasamia2.exblog.jp/8888641/
2008-08-22T02:06:00+09:00
2008-08-22T02:11:49+09:00
2008-08-22T02:07:07+09:00
lacasamia3
ユキちゃんと海2008
さて、6リットルものプリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリアを買い込んで、その日の午後、お肉とタラッリも仕入れて、私たちが訪れたのは、マリオのトゥルッロ。プーリアでは本当に友人が多いので、滞在中に全員に会える様にと、結構綿密なスケジュール組みをしたのでありました(笑)。
チェーリエという内陸部にある可愛らしい村から4キロほど行った場所にマリオは住んでいます。
マリオはカラブリア出身ですが、フィレンツェでアントネッロと知り合い(今から20年ほど前・笑)、私たちと一緒にプーリアにも遊びに来るようになり、とうとう農地付きのトゥルッリ2軒を買い、プーリアに住みついてしまったんです。
このブログを始めたくらいの頃は、電気もトイレもなかったのですが(その頃も私たちは泊まりに行っていました・笑)、今では電気も通り、トイレも一応あります(屋外ですが)。
5月に赤ちゃんが生まれて、パパになったマリオ。父親の貫禄は全然ないんですが(笑)、「父親になるって凄い経験だよ~!人生について深く考えたぜ」と言っていました。頑張れ!マリオッ!
満月の夜、焚き火でお肉を焼きながら、タラッリ(プーリア名物オリーブオイルで作った塩味のクッキーです)とプリミティーヴォをグビグビと。最高~!↑ワイングラスなんて洒落たものはなくて、テラコッタのコーヒーカップで飲んでいますが(笑)
新しくアントネッロに作ってもらった子供部屋の話をマリオにしていたユキちゃん。
急に、言葉に詰まって、「ヒイイ~ック・・・」ってワンワン泣き始めてしまいました。「私のお部屋のことが思い出せなくなっちゃったの。海が楽しくて山のお家のことを忘れちゃったよう。山のおうちに帰りたいよう。」と大泣きし始めたんです。
普段ユキちゃんは、私が仕事をしていて相手にしないから怒って泣いたり、転んでよほど痛かったから泣いたりっていうことはあるんですが、ホームシックで泣き出したのは初めてです。
去年はこんなことがなかったのにね。何でも、山道の木のトンネルや、子供部屋から見えるお山が恋しかったそうです。成長しているんだなあって思います。こういうことに対しては結構タフな子だと私は思い込んでいたけれど、自分の場所への愛着みたいな気持ちが芽生えているんでしょうね。
↑写真はちょっとブルーになっちゃったユキちゃん。
この後、マリオの赤ちゃんがやって来て、泣いちゃったことなんかすっかり忘れて赤ちゃんに夢中でした。ヤレヤレ・・・
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プーリアのチーズ、カーチョ・リコッタ・サレンティーナ
http://lacasamia2.exblog.jp/8885606/
2008-08-21T19:29:00+09:00
2008-08-21T21:39:34+09:00
2008-08-21T19:29:43+09:00
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ユキちゃんと海2008
見た目はちょっとハードタイプのリコッタチーズと言った感じで、乾き度によって、細かく包丁で切ってパスタにかけたり、チーズおろしで摩り下ろしたりするんです。味は、酸味があって、塩気もしっかりと利いていて、トマト味のパスタのアクセントになります。
この日は、朝、アントネッロと二人で義父さんがいつも買いに行っているマンドゥーリアのチーズ農家を訪れました。
トスカーナもそうですが、大概こうした農家は看板すら出しておらず、普通のおうちに「こんにちわ~」と入っていくんです。おばあちゃんが中から出てきて、大きな冷蔵庫に入っていたチーズを売ってくれました。
農場にいたヤギ達。先ほど買ったチーズはこのヤギのお乳で出来ています。
良く見ると、きれいに日陰に収まっています。暑いもんね。8月のプーリアの内陸部は灼熱の暑さです。
↑立っているヤギと地べたに横になっているヤギがいます。立っているヤギは何か食べているのかと思ったら、そうではなくてひたすら立っているだけ。どうしてかとアントネッロに聞いて見ると、「だって、皆が地べたに横になったら日陰が足りなくなっちゃうだろう」だって。ごもっとも。それと、きっと日陰であっても地表の温度はかなりのものだから、立っていた方が涼しいのかも・・・
暑いねえ。
3キロのカーチョ・リコッタは合計で21ユーロでした。真空パックになっているのが嬉しいです。コレはフィレンツェへ頑張って持って帰って来ました。
帰りがけに、プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリアを生産しているワイン農家にも寄りました。
量り売り赤ワインが6リットルで6ユーロ90セント(ガソリンより安い・笑)。
写真は、ワイン農家の軒先に置いてあった壺。昔からプーリアで使われているワインやオリーブオイルの容器です。木の樽ではなくてこうしたテラコッタの容器に入れて寝かせていたんですよ。
義父さんはまだコレを使っています。orcio(オルチョ)とか、ampolla(アンポッラ)と呼ばれています。
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サボテンの「お作法」
http://lacasamia2.exblog.jp/8881989/
2008-08-21T02:26:00+09:00
2008-08-21T02:26:32+09:00
2008-08-21T02:26:32+09:00
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ユキちゃんと海2008
何だか去年も同じような記事をアップしたような気がしますが・・・
南イタリアは夏の間、"fichi d'india"(フィーキ・ディンディア)という果物を食べます。直訳すると「インドのいちぢく」。ウチワサボテンの実です。
1493年に、コロンブスが中米からこのウチワサボテンをヨーロッパに持ち込みます。コロンブスはインドを目指していたから、「インドのいちぢく」と言う名前がついたんでしょうね。
プーリアでは道端や海岸沿いにもウチワサボテンが自生していて、今の時期沢山の実がなっています。でも「美味しそう~」などと掴んでは大変なことになるんですよ。
実は、ウチワサボテンには、目に見えないくらいの細い棘が生えています。コレがかなり厄介なんです。手に刺さると、痛痒い上に、見えないから抜くことが出来ないんです。風にふわふわと飛んでしまうこともあり、収穫したらすぐにバケツに入れて水につけます。こうすると棘が飛ばないんです。
サボテンを剥くのも息子の仕事。まずは、フォークとナイフで固定します。
左右の端を切り落とし・・・
縦にして、真ん中の皮の部分に切れ目を入れます。
片側をフォークで固定し、皮の下側にナイフを入れるようにして半分を剥きます。反対側も同じようにして皮を剥きます。
コレで出来上がり♪種が沢山あるのですが、そのまま飲み込みます。甘くてとっても美味しいんですよ。人によって好き嫌いはあるけれど、私は好きな果物です(←というか嫌いなものが殆どない=雑食?)。
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海・海・海!
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2008-08-20T22:20:58+09:00
2008-08-20T22:21:30+09:00
2008-08-20T22:21:30+09:00
lacasamia3
ユキちゃんと海2008
プーリアでの夏休みの間、毎日、ユキちゃんと甥っ子達を連れて、海の家から徒歩5分ほどの場所にあるビーチに行っていました。
朝、10時半頃から昼の1時までと、夕方5時頃から7時頃まで。一日二回です。だから、ユキちゃんも私も真っ黒になりました(笑)。
イタリアのビーチでは、ワンピース型の水着を着ている人は殆ど見当たらず、皆ビキニタイプです。観察していると、どうやら60歳代位からワンピースを着始めるようです(笑)。いやいや、お婆ちゃんでもビキニありなのですが(苦笑)。
↑現役海の子と元海の子(笑)。
二人でずーっと魚を観察していました。日によっては、クロダイの群れがかなり浅瀬まで近寄ってくるんですよ。
素潜りをしていた甥っ子が何やら見つけてきました。
海草を背中に生やしてカモフラージュしていた蟹君です。死んだフリをしていますが、バケツに入れて、じーっと観察していたら、急に動き始めました。子供達は早速、穴を掘ってプールを作り、石で蟹のおうちを作ってあげました。
蟹を中に入れたら、アララ・・・、逃げちゃった(笑)。いたずら小僧達よりも蟹の方が上手だったようです。
私は余りスポーツ派ではないのですが、海で泳ぐのは大好き。沖に向かって、息が続く限りガシガシと泳ぎます(←色気全くなし)。もうだめだ~という所でクルッとひっくり返ってぷかぷかと浮かびながら空を眺めます。自分が無になる時間。
今年はぶ厚い本を持っていったのに、結局ビーチでも読まず、ずーっと雲を見ていました。
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イタリアで焼き魚
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2008-08-20T01:35:00+09:00
2008-08-20T01:40:33+09:00
2008-08-20T01:35:34+09:00
lacasamia3
ユキちゃんと海2008
イタリアに来る前、「焼き魚」って日本独特の調理方法だと思い込んでいましたが、「魚を焼く」という調理方法は、万国共通のものなんですよね。イタリアでは、肉でも魚でも、炭焼きにすることを"all'arrosto(アル・アッロースト)と呼びます。
この日、アントネッロのお兄さんが"orata"(オラータ=クロダイ)と"spigola"(スピーゴラ=スズキに似た魚)、鰯を沢山持ってきてくれました。オラータとスピーゴラはどちらか一人あたり1尾!たっぷりでした。
魚をおろしたり、焼いたりするのは男の仕事。アントネッロとお兄さんが手際よく準備をします。
奥で義母さんが腰に手を当てて、息子達の作業を監督しています(笑)。
↑櫛に刺したイワシ。何だか懐かしいぞ~(笑)。海育ちの男達が手際よく魚をひっくり返します。
義父さんの石釜は、釜の扉がずっと奥についていて、手前にちょっとしたスペースがあります。こうして魚を焼いたり肉を焼いたりする時は、この手前の部分で炭火をおこすんですよ。
この日のプリモは、義母さんの"リーゾ・エ・コッツェ"です。茹でたお米に、トマトソースでちょと煮込んだムール貝を混ぜ込んだものです。私の大好物♪
串刺しにしたイワシもとても新鮮で美味しかったです。
何だかミョーに懐かしい一品です(笑)。
昔は、「ここに大根おろしと、ゆずとお醤油と、白いホカホカご飯があればっ!くぅ~!」などと思っていたものですが、最近、オリーブオイルとレモンをかけて、「旨いっ!」と言いながら白ワインをグビッと飲んでしまうのは、私の浦島度がかなり進んでいるからなのでしょうか・・・(笑)。
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