フィレンツェ田舎生活便り2

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フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。

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カテゴリ:シンプルエコライフ( 87 )

SCECな晩

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先日の地域通貨SCECの会、本当に面白かったです。
小さな村の公民館に入りきれないほど沢山の人が集まりました。半分はSCECユーザー、残り半分は私たちのように「SCECって何だろう?」という人たち。
地域通貨って、「グローバル経済に左右されない新しい通貨」と漠然と思っていたのですが、もっともっと奥が深いものでした。


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SCECの仕組みを簡単に説明すると・・・
まず、SCECは厳密に言えば通貨ではなく、クーポン券のようなもの。
最初に、SCECに参加したいときには、それぞれの地域のSCECの活動をしているボランティアにコンタクトを取り、申し込みます(またはこの日のような集まりの際に申し込みます)。その場で20SCECを無料でもらいます。


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(↑タレッジョチーズと赤ラディッシュのクロスティー二、ボルロッティ豆と新オリーブオイルのクロスティー二、黒キャベツ、トマト、かぼちゃのベルタータ=ピュレー)

例えば、会社員のAさんがこの20SCECを持って村の床屋さんに行くとします。床屋のBさんはSCECに参加しているので、通常は散髪25ユーロの所、5SCECを払うAさんには20ユーロで髪の毛を切ってあげます。


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(↑ペコリーノチーズ、手作り洋梨のコンフェットゥーラのせ、凄く美味しかった!)

床屋のBさんは、お昼休みにCさんのバールにご飯を食べに行きます。Cさんは、5ユーロのランチ代を、Bさんから4ユーロ+1SCECで受け取ります。

その後、Cさんは、歯医者さんのDさんの所に行きます。歯の治療をしてもらって、40ユーロを払うところ、Cさんは、35ユーロ+5SCEC払います。


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(↑黒キャベツとポレンタ粉のファリナータ、これも美味しかった!)

でも、お給料をユーロでもらっている会社員のAさんは、本業ではSCECを稼ぐことが出来ません。なので、村の公民館のお掃除をしたり、体が利かないお年寄りのお世話をしたり、お隣の扉を修理してあげてSCECを稼ぎます。


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(↑セイタンとジャガイモの煮込み。トマト味でした)

自分の商売の中で、どのくらいのSCECの割合にするかは、自由。参加しているお店は大体、合計金額の10~20%のSCECの支払いを受けています。でも、中には100%SCECの支払いを受けている農家もあります。「ここのお店はSCECを受けている」という宣伝にもなることも1つの利点です。
私も、登録したので、近くの村でSCECが使えるお店を検索して訪れてみようと思います。勿論、私も、日本語-イタリア語通訳、翻訳業として、合計金額の20%をSCECでも受ける登録をしました。

こうして、登録をすると、その地域でSCECが使えるお店や自営業者のリストをもらうことが出来ます。

地域の人が地元でSCECを稼いでSCECを使うことにより、人と人の繋がりがより強くなる。
地方の活性化を目指すために、公の機関が色々と宣伝をしたり、器を作ってあげるだけでは成り立たないケースが多いけれど、それは、人と人との繋がりが希薄であるからなのかもしれません。

SCECは、あくまでもツール。このシステムを支えているのは、人と人の繋がりだと思います。


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(↑全粒粉のスキアッチャータ・アッラ・フィオレンティーナ フワフワで最高に美味しかったです。オリーブオイルが入っています。)

私が参加しているGASも同じですが、SCECもまた、間に企業などが入らない自由なシステム。皆、新しい経済の可能性を楽しみながら模索しています。


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まだまだ奥が深いSCEC、これからズンズンはまってみたいと思います。写真のお料理以外にも、本当に沢山の種類のお料理が出てお腹一杯になったこの日のディナーは、一人10ユーロ+5SCECでした。

お財布の中にSCECが入っているって、なんかちょっと嬉しい。

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by lacasamia3 | 2012-12-19 05:37 | シンプルエコライフ | Comments(8)

オリーブの国の人たち

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高い枝についているオリーブは、この機械で落とします。小型のバッテリーにつないで電動で、先っぽについている手のような部分がワラワラワラ~と上下して実を下に落としてくれます。


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これが結構重くて重労働。しかも、下に落ちたオリーブを踏まないように気をつけなくてはいけないんです。


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木によって実のつきはまちまち。沢山の実がついた木を見つけると、皆、ニッコリ笑顔になります。


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こうして大切に集めたオリーブは、手作業で、葉っぱや枝などの不純物を取り除きます。


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多くの工程は昔ながらの手作業。大型の機械を入れることが出来ないトスカーナの丘陵地だからかもしれませんが、もっと傾斜がきついことで有名なチンクエテッレのオリーブの収穫などは、本当に大変だと思います。
オリーブの実100キロに対してどの位オイルがとれるか?は、それぞれの畑の日当たりや木の種類によって随分変わりますが、平均して12~15%なので、12~15キロです。この日、4人で朝8時から夕方5時まで働いて、全員で収穫できた量は合計で200キロ、オイルにすると30リットル。
多そうでいて、いやいやそれでもそんなに多くは無いです。相場が1リットルあたり10ユーロだから、これだけでは仕事にならないと思う。私達は、自分達で消費する分が採れれば良いと思っているけれど、オリーブの収穫だけでは仕事にならないでしょう。オリーブの木が沢山あっても、管理が仕切れていないオリーブ畑がトスカーナには沢山あるんです。

そう思うと、普段当たり前のように使っているオリーブオイルも、とても余計に貴重なものに思えてきます。
今年のオリーブオイル、楽しみだな。

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by lacasamia3 | 2012-11-24 18:33 | シンプルエコライフ | Comments(6)
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昨日はオリーブの収穫に行って来ました。去年から友人達と一緒に、500本のオリーブの木がある農地を借りています。借りるといっても、オーナーさんがもう手をかけられないから、私達が剪定をしたり、下草を刈ったり、オリーブを収穫して、オイルにしたものの一部をオーナーさんに賃料として渡し、残りは私達が頂くというもの。
500本もあるから、剪定も追いつかず、剪定をしながらの収穫となります。


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アントネッロはここ数日、既に他の友人達と収穫に参加していて、今日も行っています。
私は昨日、今年初めての収穫に行きました。
トスカーナのように斜面に植わっているオリーブの収穫は結構キツイのです。まずは、網を敷く前に、網が破れないように、枝を取り除いたり、イバラを刈り取ったりします。


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木の周りに綺麗にネットを敷きます。


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お、実が付いてる~。


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この木は暫く剪定がされていなかったので、余分な枝を落とします。剪定の仕方は、同じイタリアでも地方によって色々と変わり、トスカーナでは杯型に低めに剪定します。


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こうして剪定した枝についているオリーブも取り外して収穫します。


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オリーブの収穫に欠かせないのが、このお道具。この櫛のような道具を枝に挟んで手前にシュッと引くと、ポロポロッとオリーブが落ちます。
全て完全に手作業。


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こうして収穫されたオリーブって本当に美しいです。

オリーブ話、まだちょっと続きます・・・

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by lacasamia3 | 2012-11-24 01:12 | シンプルエコライフ | Comments(11)

青林檎

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私がGASで担当しているセルジョさんの林檎。今年は、干ばつで本当にちょっとしか採れなかったのでした。

セルジョさんは、本当に苦労人。前から林檎農家をやっていたセルジョさんのお隣に、70年代にF1のサーキットが出来てしまいます。その騒音は凄いもの。今でも、バイクやF1の試運転であっても、週に数日、継続したかなりの騒音が鳴り響きます。

そして、数年前から始まった特急列車のトンネル工事で、今まで出ていた湧き水が出なくなってしまったのです。だから雨が降らない夏の間、セルジョさんは林檎の木に水を遣ることが出来なくなってしまいました。通常、果樹はかなり根を深く張るので、冬から春にかけては水遣りをしなくても良いのですが、降雨量が少ない年の真夏はある程度、水遣りをしないと、実が付かなくなってしまいます。
サーキットも、トンネル工事も、どちらも損害賠償の長い裁判が続いていましたが、今年、残念な結果となってしまいました。
それなのに、自分の苦労は棚に上げて、人の心配ばっかりしているセルジョさん、奥さんのジャクリーンさんも同じく。優しいんだなあ、二人とも。


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去年は雹で傷がついてしまったものの、ある程度の林檎は収穫できたので、林檎ジュースは作れたけれど、今年は林檎自体が殆ど採れなかったから、ジュースもおしまい。数少ない林檎は、フィレンツェのGASとおらが村のGASで2回ずつ受け取って終わってしまいました。

この青林檎はGold Lushという種類の林檎。カリッと歯ごたえが良くて、味が濃いです。そしてこの小さめの林檎は、Renette di Chianti。ちょっと野生種のレネッテ林檎。普通、レネッテは柔らかめで、甘く、ケーキなどに適していますが、この林檎は、甘さが控えめなので、薄切りにしてサラダ入れると美味しいんです。

セルジョさんの有機林檎は、キッチンの片隅に置いておいても、全く腐らず、少しずつ水分が抜けていくという感じです。大事に毎晩、1人1個ずつ、夕食の後に食べています。
美味しいんですよ~。
来年は、沢山採れて、セルジョさんと山積みの林檎を、おらが村やフィレンツェに持っていけたら良いな~。

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by lacasamia3 | 2012-11-17 02:43 | シンプルエコライフ | Comments(6)

球根を植えました

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今日は朝からしっかりと雨が降ったフィレンツェ。でも昨日は何とかお天気でした。
わはは、でも山の向こうから雨雲が・・・


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昨日は、GASのお魚係として、フィレンツェに、おらが村の分のお魚を取りに行ったのでした。CIRCOLOというあちこちにある地区の公民館のような場所のお庭で受け取り。
車を停めてふと見ると、可愛らしい商店がありました(←こういうお店に弱いんです)。店先に、球根が沢山置いてありました。そういえば、まだ植えてなかった!


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と言うわけで、アイリスとクロッカスの球根を購入。


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水仙も買おうかなって見ていたら、お店のマダムが、「半端だからこれも持って行きなさいよ、おまけするから」と色々な種類を混ぜてくれました。同じ袋に入れてくれたので、いろんな色がごちゃ混ぜになっちゃったけど(笑)、かえって、花が咲いたときのお楽しみになりました。
イタリアのおばさんの、こういう人の良い大雑把さって何だか好き。

もし街に住むんだったら、自分が住むアパートの下にこういう商店があって、毎日通る度にお喋りしたり、球根やベランダ用のお花の苗を買ったりするのも楽しそうだな~と、ちょっと一瞬、街暮らしを夢想(笑)。


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去年の秋はサボっちゃったけど、今年は沢山球根を植えて、お花一杯のお庭にするぞ~!!と思っています。

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by lacasamia3 | 2012-11-12 01:43 | シンプルエコライフ | Comments(8)
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山の我が家では、今年はゆっくりめに、ちょっとずつ秋が深まっています。
ゆっくり、ゆっくり・・・。でもいつかは冬が来るんだな~。
でも、冬の楽しみだって色々あります。そのなかの1つは南イタリアから届けられるオレンジ。


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昨日は、一足先に、GASを通じて、南イタリア、カラブリア州のロサルノという所から、ミカンが届きました。イタリア語ではclementine(クレメンティーネ)と呼びます。
ロサルノはクレメンティーネの産地で、数年前に、あまりの過酷な労働条件に困窮した移民たちが、大きな抗議行動を起した場所でもあります。この問題は、単に農家が移民たちを不法労働させて収益を上げているという簡単なものではなく、余りに中間業者が何層にも入りすぎ、しかもクレメンティーネやオレンジの値段が下げられて、農家がオレンジの収穫をする人に払える賃金が、法外に下がってしまったというのが原因だと言われています。農家をたたむか、それとも違法に安い賃金で労働者を雇ってオレンジを収穫するか・・・。それ程までに、オレンジと引き換えに農家に支払われる金額は低いのです。
おらが村のGAS(Gruppo del Acquisto Solidale ) では、フィレンツェの多くのGASと協力して、カラブリアの有機農家からクレメンティーネを購入しています。
今回、フィレンツェと周辺の33のGASが受け取ったクレメンティーネの量は、5.6トン!1箱が10キロなので、およそ560箱、500家族以上が今回、購入したことになります。
それぞれの村や地区のミカン係の人が、カラブリアから一晩かけてやって来る大きなトラックとの待ち合わせ時間に、自分の地区を代表して、皆のミカンを取りに行きました。トラックから運び出されるミカンを手際よく持って帰ります。
GASは企業ではないので、利益が出ないことは勿論、移動にかかる経費も自分持ちです。皆、ボランティア。こうすることで、農家はイタリア人であろうと、移民であろうと、キチンと税金を払って法で定められた基準の賃金を労働者に払うことが出来るのです。そして、余分に上がった収益で、通常よりも手がかかる有機農業を継続していくことが出来る。
私達は、スーパーで買うミカンとは全く別物の素晴らしい美味しさの有機ミカンを購入することが出来る。

文章に書くと、何だかキレイごとのように聞こえるかもしれないけれど、コレだけの人たちが動かす力が今のイタリアにもあるということに感動します。

私も参加して既に数年が経ちます。おらが村のGASも参加者の人数が増える一方で、抜ける人は殆ど居ません。安いからとか、便利だからということとかけ離れた価値観、大企業にはおよそ理解不能な価値観が育っていると思います。

もの選びの自由さ(スーパーが押し付ける農産物ではなく)、既存の販売網に頼らなくてもある程度生活していけるという自信、人とのつながりの楽しさ、これらがGASの原動力なのかもしれません。

ロサルノから届いたクレメンティーネは、酸味と甘さのバランスが絶妙に良く、素晴らしく美味しいです。

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by lacasamia3 | 2012-11-08 05:51 | シンプルエコライフ | Comments(13)

リンゴの季節です

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日曜日の朝は、リンゴ農家のセルジョさんの所に行きました。
去年は雹、今年は干ばつ・・・2年続けて不作続きのトスカーナの果樹園。特に、セルジョさんの農園は、数年前に行なわれた高速列車のトンネル工事のために井戸水が全て枯れてしまい、リンゴの樹に水をやる事が出来ないのです。だから更に深刻。
それでも、「おらが村の分だったら、少しはあるよ」と言っていただけたので、リンゴを分けてもらいに行ってきました。


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お、なってる、なってる。


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ココのワンコ、クリスティ。
彼女は、リンゴをワシワシ食べます。


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ユキちゃんが着ているのは、先日、ベルリンのToruさんからお土産に頂いたアンペルマンTシャツ。またゆっくりとご紹介しますが、とってもお気に入りです。有り難う~!


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リンゴ以外にも葡萄やカボチャもおまけにくれました。
カボチャは、昔、私が種を分けてあげた日本のカボチャです。


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そして帰り際に、ジャクリーンがヒマワリを切って持たせてくれました。


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家に帰って、ヒマワリを眺めると、ジャクリーンの笑顔が浮かびます。
どんなに苦境に立っていても、人に優しく居られること、本当に、本当に尊敬します。

10月の青リンゴが、大収穫でありますように・・・

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by lacasamia3 | 2012-10-03 00:29 | シンプルエコライフ | Comments(9)

オカネの話

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最近「ほぼ日」で連載されているアンリ・べグランさんと糸井重里さんの対談「はたらくこと、はじめよう」で、ちらっと今日、気仙沼の地域貨幣についてのアイデアに触れられる部分がありました。
(ほぼ日ばっかり読んでいるようですが・笑、色々読んでいるのですが、やっぱり「ふむ」と興味を引く情報はここから発信されていることが多かったりします)

トスカーナでもSCECと呼ばれる地域貨幣(上の画像)が、小さなコミュニティー単位で広まっています。おらが村や、近隣の村でも、村祭りで実験的に使われたり、バールや農家でこのSCECでの支払いを受ける所も少しずつ生まれてきています。
世界経済に左右されない人と人とのつながり。これは農業でも言えること。そして、GASの活動の根本でもあると思います。
鍬を手にしたこともなような人たちが、世界穀物取引市場のコンピューターで小麦の値段を勝手に決めて、それによって苦しんだり借金をしたりする人が出るって何かが違うと思う・・・。
小麦だけでなく、野菜や果物、肉や魚も含めてあらゆる野産物の値段は、農家と消費者がお互いに信頼関係の上で決めることだと思うんです。

GASやSCECといった、ミクロな経済活動への関心は、世界的に広がっているのかも知れませんね。

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by lacasamia3 | 2012-09-18 17:41 | シンプルエコライフ | Comments(5)

牛乳係より

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今日はまだヴァカンスから戻ってこないLちゃんに代わって、GASのメンバーのために、近くの農家に牛乳を取りに行きました。まだヴァカンス中の人も居て、今回のオーダーは合計15リットル。
農家のおじさんは既に、午後絞り終わった牛乳を金属のタンクに入れて、温度を0度まで下げてくれていました。この機械は、中に回転するプロペラのようなものがついていて、牛乳の脂肪分も均一にしてくれます。
気温が高いので、クーラーボックスと氷も沢山持って行きました。

牛乳を、それぞれのメンバーのボトルに注ぎいれながら、おじさんと何気ない会話。これが何とも楽しい時間です。
「chiho、牛はさ、暑い夏は嫌いなんだよ。食欲も落ちるし、牛乳が取れる量も少なくなる。彼らが一番、元気になって心地よいと感じる時って、冬の始まりなんだ。秋が深まって、そろそろ木枯らしが吹いてブルッと寒くなる日が来るだろう?これから冬かあって思うちょっと憂鬱な日。そんな日、牛はとても嬉しそうに草を食べて、沢山牛乳を出してくれるんだぜ。」

牛と気持ちが一体になっているおじさんの言葉は、家畜を心から愛し、大切にしている農家の人だけが言える言葉のような気がします。


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君にもちょっとおすそ分け。
美味しいでしょ~。

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by lacasamia3 | 2012-08-22 04:25 | シンプルエコライフ | Comments(8)

小麦粉話

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プーリアから帰ってきて早々、GASの友人のGちゃんが、新しい生産者の小麦粉を届けてくれました。
今、購入している農家もオーガニックで美味しい小麦粉を私たちに売ってくれているのですが、最近は、フィレンツェのGASや、直接買いに行く人も増え、随分と直売での販売網が広がっていて、農家としては安定しています。
一方、GASの友人のMちゃん宅の近くに、数年前から有機栽培で小麦を作り始めた小さな農家があります。Mちゃんはこの農家の人とお友達で、彼がこれからも有機栽培を続けていけるように応援したい、だからこの農家の小麦をGASで購入してみようじゃない?ということで、お試しの粉とMちゃんのお手紙をわざわざ付けて、Gちゃんと私に分けてくれたのです。

この農家では、有機小麦を、麦のまま売ってくれます。そしてそれを、隣村の粉挽き所に持ち込んで、粉にしてもらおうという計画。

ちなみにこの粉は、semi integraleと言い、全粒粉を細かめに挽いてもらったもの。


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有機の小麦を買って、皆で粉挽き所に持っていって・・・なんて、何だか楽しそうじゃないですかっ!

GASの原動力って、がんばっている農家を応援したいという気持ちと、何事も楽しんでしまう精神だと思うんです。勿論、栽培に関する厳しい目と、農作物が美味しいかどうかを判断する舌を併せ持つ消費者としての視点も大事。
楽しくて、安全で、健康で、優しくて、美味しくて・・・「GASに参加するってどうですか?」って私が聞かれたら、何だかそんな形容詞が並びます。

楽しんじゃうことが、GASを継続させる秘訣なのかもしれません。
この粉でパンを作ってみるのが楽しみです。

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by lacasamia3 | 2012-08-05 01:06 | シンプルエコライフ | Comments(7)