フィレンツェ田舎生活便り2

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フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。

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カテゴリ:私の本棚( 26 )

「ジヴェルニーの食卓」

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ここ数年間、「宮部みゆきループ」から抜け出せないでいた私(その前は「ガルシア・マルケスループ」だったのです)。やっと脱出できそうな兆しがっ!
4度目だった「小暮写真館」を読み終え、3度目の「ソロモンの偽証」を開こうとしていた時、お友達からこの本を頂きました。

「ジヴェルニーの食卓」 原田マハ著

最初は、仕事に行く途中の列車の中やバスの中で読んでいたのですが、言葉の1つ1つが余りに美しく、涙が出てしまうので(泣かせるシーンではないのですが)、家でしか読めない本です。
まだ、一話目を読み終えた所です。晩年、アンリ・マティスが過ごしたニースでの話。
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原田マハの本の中で味わって頂きたいので、彼女の言葉は敢えて引用はしません。これは、話の軸となる作品、マティスが描いた「マグノリアのある静物」(1941年)。
主人公であるマティスの家政婦が彼と出会うのはかなり後になってからですが、1941年という、世界が戦争へと向かって行こうとしていた不穏な時代に、自らも闘病中であったにもかかわらず、マティスは、この作品で、目の覚める様な赤を背景にし、見事に咲いたマグノリアの花を中心に描きます。
決して、苦しみや悲しみから目を背けるわけではなく、でも心の暗闇にとらわれてしまわない様に、ひとときでも美しいものに恋をすることを忘れない様にと。

昨今の色々な出来事の中で、余計に心に響く言葉でした。

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彼女が紡ぎ出す言葉の1つ1つがとても美しくて、読み進むのが勿体無いほど。
あと3話残っていて、ちょっと嬉しい♩

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人との出会いも縁、本当の出会いもまた縁ですね。

ブログでのお知らせが遅くなりましたが、7月23日に「ハレタル」で2回目の投稿が掲載されました。
今回のテーマはズッキーニです。

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by lacasamia3 | 2016-07-25 06:03 | 私の本棚 | Comments(8)
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昨日は石窯に火を入れて、ピッツァでした。
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石窯でピッツァを焼いた後は・・・
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パンを焼いて・・・
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この壷に乾燥した白インゲン、豚足、お水を入れて蓋をし、石窯の中に置いて朝までそのままにしておきます。
そうすると不思議と朝にはホクホクに炊けているのです。この場合、白インゲンは水に漬けておく必要はなくて、乾燥のまま使います。
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畑の黒キャベツがあるから・・・
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勿論、今晩はリボッリータ!
という、ピザ→パン→リボッリータの石窯の法則でした(笑)

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by lacasamia3 | 2014-03-11 06:07 | 私の本棚 | Comments(14)

コールドマウンテン

昨晩はアントネッロとテレビで、映画「コールド・マウンテン」を見ました。
もう何度も見ている好きな映画。
南北戦争末期のアメリカが舞台の映画です。ノースカロライナ州からヴァージニア州へ連合軍の兵士として送られたインマンが、故郷に残した恋人エイダの元に戻るために、脱走し、徒歩でコールドマウンテンを目指して歩くという話。一方、エイダは農場をやりくりしながら、インマンの帰りを待ちます。

エイダ役は二コール・キッドマン、インマン役にはジュード・ロウが扮し、それだけだと美男美女のありがちなストーリー。
でもこの作品をとても魅力的にしているのが、脇役のルビーを演じるレニー・ゼルウィガーだと思うのです。農場の仕事になかなか慣れないエイダを支え、逞しく、魅力的な女の子を演じています。ナタリー・ポートマンもちょい役で登場。

とにかく題名の通り、寒い映画。
見終わってから、何だか寒くて(笑)、マイ湯たんぽを抱えて布団に入りました(笑)。

コールドマウンテン コレクターズ・エディション [DVD]

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント



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by lacasamia3 | 2011-12-14 05:33 | 私の本棚 | Comments(10)
先日、縁があり、BS日テレで毎週土曜日の夜21時から放送されている「小さな村の物語 イタリアという番組のディレクターさんのお一人にお会いすることがありました。私より1歳年上のとても魅力的な女性です。
撮影の苦労話、面白いお話をお聞きすることが出来、とても楽しい時間でした。もう随分と長く放送されている番組で、イタリア中の小さな、本当に小さな村の人々にスポットを当てたドキュメンタリーです。このブログを見てくださっている方の中にも、この番組のファンの方は多いのではないでしょうか。
私も、DVDで拝見しました。「どの国でも、深い部分の人々の想いは同じ」ということを美しい映像が伝えてくれます。丁寧に撮ることにより、村の人々のそれぞれの「想い」を映像で伝える番組です。
来週、11月23日にはセカンドシーズンのDVDが発売されるようです。

この番組の主題歌は、オルネッラ・ヴァノーリが歌う1970年のシングルL'appuntamento(ラプンタメント=約束)という曲です。

1971年のイタリア国営放送の歌番組の動画を見つけました。





2008年にはイタリアの女性歌手カルメン・コンソリとも一緒に歌っています。
こちらもハスキーになった声が良い味を出しています。歌い出しは多分、カルメン・コンソリ、その後、ちょっとハスキーな声はオルネッラ・ヴァノーリ。

どちらのバージョンも良い曲だなあ。

追伸:ザクッとですが歌詞を直訳してみました。
こうやって訳してみると結構悲しい歌なのに、明るく歌い上げる所は、ラテン女の気質なのでしょうか・・・

Ho sbagliato tante volte ormai che lo so già
今までに何度も間違いをおかしたことがあるわ。

Che oggi quasi certamente
Sto sbagliando su di te
今日もきっと私、あなたとのこと間違いをおかしている。

Ma una volta in più che cosa può cambiare
Nella vita mia
でももう一度だけの間違いなんて、私の人生に変わりはないわ。

Accettare questo strano appuntamento
È stata una pazzia
この奇妙な約束(逢引)を受けるなんて、私、クレージーだった。

Sono triste tra la gente che mi sta
Passando accanto
私の側を通り過ぎて行く人々の中で、私は悲しい。

Ma la nostalgia di rivedere te
È forte più del pianto
でも、あなたに会える懐かしさは、悲しみよりも強かった。

Questo sole accende sul mio volto
Un segno di speranza.
この太陽は私の顔に希望の印を照らしてくれる。

Sto aspettando quando ad un tratto ti vedrò
Spuntare in lontananza
あなたが遠くから急にひょいと現れるのを待っている。

Amore, fai presto, io non resisto
Se tu non arrivi non esisto
アモーレ、早く来て。もう耐えられない。
あなたが来ないと、私は死んだも同然。

Non esisto, non esisto
私は死んだも同然。

È cambiato il tempo e sta piovendo
Ma resto ad aspettare
天気が変わり、雨が降り始めた。
でも私は待っているわ。

Non m'importa cosa il mondo può pensare
Io non me ne voglio andare.
世間が何を思おうが私には関係ないわ。
ここを去りたくないの。

Io mi guardo dentro e mi domando
私の心を探って、自分に問いかけてみる。

Ma non sento niente
Sono solo un resto di speranza
でも何も聞こえない。聞こえるのは希望の残りだけ。

Perduta tra la gente.amore è già tardi e non resisto
雑踏にまぎれて、アモーレ、もう遅すぎるわ。私は死んだも同然。

Se tu non arrivi non esisto
Non esisto, non esisto
あなたが来ないと、私は死んだも同然。

Luci, macchine, vetrine, strade tutto quanto
Si confonde nella mente
ライト、車、ショーウィンドー、道、全てが頭の中に溶けていく。

La mia ombra si è stancata di seguirmi
私の影は私に付いて行くのに疲れてしまった。

Il giorno muore lentamente.
一日がゆっくりと死んでいく。

Non mi resta che tornare a casa mia
Alla mia triste vita
家に帰るしかないわ。私の悲しい人生に。

Questa vita che volevo dare a te
L'hai sbriciolata tra le dita.
あなたに捧げたかったこの人生、あなたは指の間でバラバラにしてしまった。

Amore perdono ma non resisto
Adesso per sempre non esisto
Non esisto, non esisto
アモーレ、あなたを許すわ。でももう耐えられない。
今はもう、永遠に私は死んだも同然。
私は死んだも同然。

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by lacasamia3 | 2011-11-17 22:45 | 私の本棚 | Comments(62)

ホンノチカラ

f0106597_17103859.jpgこのカテゴリー「私の本棚」は、最近、「宮部みゆきコレクション」と化しています(笑)。1つのことにはまるとかなり長い間、ずーっとはまる性格の私、宮部みゆきにどっぷりはまっています。
先月、お客様から頂いた「小暮写真館」。先日、ローマに行ったときにも、この分厚い本を旅行かばんに入れて、持っていきました。
いつものように、バスを乗り過ごしそうになったり、夜更かしをしたり・・・。今まで読んだ宮部みゆきの本のなかで、一番好きかも。
「模倣犯」や、「孤宿の人」のようなドラマチックさはないけれど、じんわりと心に沁みる作品です。

現代の高校生が主人公なので、所々に、今らしい口ぶりがあるけれど、深い心の部分は、いつの時代にも変わらないような、しっかりとした基盤を感じさせてくれます。
読んだあと、何だか心が強くなったような、そんな体験をさせてくれる本です。

フィレンツェのサンマルコ広場に居ながらにして、まるで日本の田舎の駅でローカル列車を待っているような気分になるなんて、本のチカラって凄いなあと思います。

宮部みゆき「小暮写真館」

お勧めですよ♪

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by lacasamia3 | 2011-09-14 17:24 | 私の本棚 | Comments(18)
f0106597_5123912.jpgイタリアに住み始めてから、かなりの間、イタリア語で本を読むことの楽しみを覚え、以来、日本語の本から離れていた私。ところが、宮部みゆき好きのお友達から、沢山の著書を頂き(ほぼ全て揃っています・ホクホク)、再び、日本語で本を読むことができる喜びに浸っています。
今日読み終わったのは、「蒲生(がもう)邸事件」。現代の予備校生が、ある時間旅行者と一緒にタイムトラベルをし、ニ・ニ六事件の直前の帝都、東京に飛ばされてしまうというミステリー。半分くらいまではテンポが少し単調で、どうかな?と思っていたのですが、さすが、最後の展開は素晴らしく、切ない気持ちにさせてくれます。

今日は、草むしり(というか、ナタを片手に、ジャングルを切り開きながら前進するという感じ・笑)でかなり疲れました。
早めに寝ますっ!

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by lacasamia3 | 2011-07-13 05:23 | 私の本棚 | Comments(3)

アルタ・マデーラ

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先週の日曜日は、山越えをして、セスト・フィオレンティーノという街に行きました。リチャード・ジノリの工場がある街として有名です。
この街で行われていた春祭りで、友人ミーノがアルタ・マデーラというグループとしてライブを行ったのです。


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それぞれ、他のグループとライブをやったり、ソロで活動したりもしているので、久しぶりに揃ったアルタ・マデーラ。グループ名は「上質な素材」という意味だそうです。


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バイオリンは、キューバ人のRUBEN CHAVIANO.


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コントラバスはフィレンツェ人のFILIPPO PEDOL


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そして、ギターはプーリア人のMINO CAVALLO !!


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アントネッロと少年時代をプーリアの海で毎年過ごした旧友です。
アルタ・マデーラの曲の中で、私が一番好きなのは、TANGO PUGLIESE。
以下のリンクをクリックすると、聞くことが出来ます。

TANGO PUGLIESE 5:33

この曲を聴くと目の前に、パーッと、ユキちゃんや私たちが毎年の夏に過ごすプーリアの海岸が広がります。
きっとミーノも同じ海を思い浮かべていたのでしょう。


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夕方の青空の下、美しい旋律を聴きながら、ここ一ヶ月間、絶えず緊張していた心のどこかが、少し安らいだような気がします。日本では震災後、自粛という名の下に多くのコンサートやイベントが中止されていると聞きました。こういう時だからこそ、心を打つ音楽が、人々をひとつにし、不安からそれぞれの心を救ってくれるのではと思います。

ミーノ、素敵な午後をどうもありがとう。

アルタ・マデーラの曲は、i Tunesで有料ダウンロードすることが出来ます。

ALTAMADERA
http://itunes.apple.com/it/album/altamadera/id270976268

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by lacasamia3 | 2011-04-15 04:30 | 私の本棚 | Comments(6)
何だかバタバタしています。
ちょくちょく用事でフィレンツェに行くことが多い最近、バスを待っている間に読んでいるのが、宮部みゆきの「孤宿の人」。
まだ読み終わっていないので(でも下巻の丁度良い感じの部分です)読んだ方は、まだ結末は知らせないで~(笑)。

金毘羅様参りの通過点として栄える、讃岐国、丸海藩で起こる様々な事件。海辺の町の、漁師、商人、医師、お坊さん、引き手と呼ばれる街の秩序を守る役割を持つ人、役人などなど、それぞれの特徴が判って面白い時代小説です。現代と似ているなあと思う部分もあれば、この時代ならではの振る舞いもあったりと、初めて時代小説の面白さを知った1冊です。

今日も午後から、この本を持って、フィレンツェに行ってきます。

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孤宿の人 上

宮部 みゆき / 新人物往来社


by lacasamia3 | 2011-03-10 20:53 | 私の本棚 | Comments(3)
最近、私が読んでいる本は、宮部みゆき著「あんじゅう 三島屋変調百物語事続」。
毎年フィレンツェにいらっしゃるOさん夫妻に、宮部みゆきの本を頂き、彼女の本は殆ど網羅する程の、膨大なコレクションが私の本棚にはあります。一気に読んではもったいないので、まだ一部しか読んでいないけれど、どの作品も引き込まれる魅力があります。

ある事件で心を閉ざしてしまった17歳のおちかさんが、手習いにと、神田三島屋に預けられ、そこで色々な人の不思議な話を聞くうちに、心を開いていくというお話。それぞれの来客が話す不思議な話を集めた小説。読売新聞に掲載されていたそうです。

山の神様や、おばけのような、ちょっと怖いけれど、でも可愛らしくもあり奇妙な存在って、日本独特のものかもしれません。そんな、優しい日本の空気を感じさせてくれるような小説です。
この小説の前作にあたる、「おそろし」も頂いた本の中に入っていたので、順序は逆になりますが、この本を読んだら、「おそろし」も読んでみようと思います。

フィレンツェに行くバスの中で読んでいると、良く周りのオバちゃんたちに、「あら?表紙が右なのね!」とびっくりされます。イタリア人にとっては、表紙が右で縦書きという日本の小説がとても新鮮なようです。

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あんじゅう―三島屋変調百物語事続

宮部 みゆき / 中央公論新社


by lacasamia3 | 2011-02-09 04:30 | 私の本棚 | Comments(18)
f0106597_2445564.jpg明日は、行きは4時間、帰りは3時間、ローカル列車に揺られ、仕事に行ってきます。
さすがにそれだけ長いと、1冊の本では足りないかも(笑)。というわけで、現在、明日、道中で読む本をセレクト中。本棚の奥から、NICCOLO AMMANITIの"Ti prendo e ti porto via"と、DANIEL PENNAC の"Il paradiso degli orchi"を引っ張り出しました。

AMMANITIは、前にNon ho pauraという映画の原作になった、同名の小説を書いたイタリア人作家。ノワールと呼ばれるミステリー小説のジャンルでは一番私が好きな作家です。かなりナンセンスな話の展開が好き。この作品は随分前に書かれたものですが、彼の魅力がギュッと詰まっています。

PENNACはフランス人の作家。Malausseneといういつもついていない主人公と、彼を囲む家族を描いたもの。こう書くと何だかホンワカした家族の物語という感じですが、全然そうでなく、しかもユーモワたっぷり、皮肉たっぷりでかなり面白い本です。

明日は時間がかなりタイトなので、遅れが出ませんように・・・(汗)。
行って来ま~す。

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by lacasamia3 | 2010-10-22 02:55 | 私の本棚 | Comments(6)