フィレンツェ田舎生活便り2

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フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。

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山暮らしと水

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今朝、ラジオで聞いたのですが、今日は「水の日」だそうですね。きっと世界中で水に関するフォーラムが開かれていることと思います。いつもは「~の日」ってあまり気にしていないのですが、今日は何故か、朝から水のことについて考えています。
水って、なければ困るし、ありすぎても困りますよね。

ここ4年半の山暮らしで「水がなかった」j経験は・・・
数年前、雪で水道管が凍ってしまった時。10日間水なし(というか正確には、家の中の水道の蛇口から水が出なかったのです。小さいほうの井戸からバケツで直接水を汲み上げていました。あと、雪を溶かして使ったりもしていました)

逆に「水がありすぎた」経験は・・・
この山の家を買った初めての冬のこと。雨が1週間以上降り続いていたある日、キッチンの石の壁から突然滝のように大量の水が流れ込んできたのでした。キッチンは浸水30センチ(涙)。アントネッロが泣いたのを見たのは、あの時と、うちの父が亡くなったとき位だと思います。今では、「あ~、そんなこともあったよね」という感じですが、あの当時はホント、二人でズ~ンと落ち込んだものでした。でもそれ以来、多少のことでは動揺しなくなったかな?どんなことがあっても、人生、何とかなるんですよね。

勿論、キッチンはその後数ヶ月間湿気で使えず、暫く隣のパオロの家に避難していたのでした。この問題は、アントネッロが、キッチンの中に「水路」を作ることで解決したのでした(笑)。今でも、大雨が降ると、キッチンの周りを水が流れます(ヴェネツィア風)。


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写真は、我が家の家の周りにある溝。一見、雑草や木に覆われておよそ人間が作ったものには見えないのですが、良く見ると、ちゃんと大きな石を組み合わせてきちんと積んで作られています。こういう溝が山の上のほうから、家の敷地の周りを通って、下の村の小川までずっとつながっています。40年以上無人だったエリアだから、勿論この溝が作られたのはそれよりも前。クレーン車もブルドーザーもない時代です。この溝があるから、今も大部分の山からの水は家の中に流れ込まないようになっています。昔の人に感謝!


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鶏小屋の周りにもアントネッロが作った溝があり、雨が降ると小川になります。鶏達は面白がって水を飲んだりしていますが(笑)。

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Commented by megmer at 2008-03-22 22:59 x
家の中がヴェネツィア風とはやられた~って感じです(爆)
すごい知恵ですね。たくましい!
いつかはchihoさんの情報を頼りに農場滞在を体験してみたいものです
私もコツコツ努力しなくちゃ。おやすみなさい
Commented by ふゆさくら at 2008-03-23 02:14 x
す、すごすぎる・・・!!!
突然の壁からの水にもびっくりですが、解決策が家の中の水路とは!
アントネッロさんに座布団10枚!(>▽<)
chihoさんのお話をお聞きすると、人間も自然の一部なんだなぁと痛感します。
現代の生活は自然界から切り離されてしまっている気がしますから。。。
Commented by daikanyamamaria at 2008-03-23 02:43
With Best Wishes 
        For a
          Very Happy Easter。。。 *。:☆.。†
Commented by africa at 2008-03-23 03:33 x
アントネッロさん、あまり泣かない人なんだね。強い人なんだねえ。
うちのパパは、色んな経験してるのにまだよく泣くかも(笑)
あ、でも私はもっと泣くかも。さらによく笑うけど。
地盤沈下問題あんなに経験したのになぁ(笑)
水路のお話、好きだわあ。知恵のある生活、素敵だね。
Commented by やまね at 2008-03-23 08:14 x
水がなかった経験、というのは我が家にもあったのでとてもよくわかります。時に湧き水を汲みに行かなくては、と不安になることもありました。
こんな感覚のほうが自然なことなのかもしれませんね。
時に、宿泊者の方が水を使いすぎてタンクの水がなくなるということもあり、憂ったりして(笑)。毎日、水があることに感謝してしまいます。
でもアントネッロさんが泣くほどってよほどの状態だったのですね。
Commented by hyblaheraia at 2008-03-23 10:54
シチリアでは各家に貯水槽があって、市の水道管から供給される水がそこに溜められるシステムになっています。我が家では毎朝6時頃から1時間くらい水が届き、それが1日分です。使い過ぎると翌朝の給水まで待つしかない・・・。48度を記録した去年の夏、丸2日間水がなかった時は本当にへこたれました(来客中だったし)。
水はなくては生きていけないし、ありすぎても困る。水があれば、排水されないと大変。水に関わる問題は大変ですね・・・。アントネッロさんと二人で問題を乗り越えた様子、素敵ですね。勇気づけられました!
Commented by M.K. at 2008-03-23 13:39 x
この写真で見る限り素敵な環境ですが、その分暮らすとなると大変でしょうねー。アントネッロさんが漸くの思いで家を手に入れられホッとする間もなく家の中へ鉄砲水?そりゃーねー、大変な買い物の後の、さらなる試練?経済的負担?複雑なものが胸中をよぎったことでしょうー。

今では全てが安定し、可愛いユキちゃんにも恵まれられ言うことなしですね。 二人で頑張れば何とかなるものですね。 こんなご両親に、この環境で育てられればユキちゃんはきっと良い子に、立派な大人に〜、成長が楽しみですね。
Commented by はな at 2008-03-23 13:43 x
キッチンの壁から滝!すごい経験ですね。
そこから生まれたキッチンの中に水路を作る解決策!
しかも『ヴェネツィア風』だなんて、本当に素敵なご家族です。
いいなぁ~山中暮らし。大変な事もありそうですが…(笑)
私もいつか田舎暮らし体験(アグリツーリズモ)に行きたいです。
Commented by chiho at 2008-03-25 16:54 x
ふゆさくらさん>うんうん、田舎に住んでいると、自然から与えられるものも多いし、打撃も多いです(涙)。まあ、人間、どんな環境でもある程度の条件が揃えば、生きていけるんだなあって思います。慣れってすごいです。
Commented by chiho at 2008-03-25 16:54 x
daikanyamamariaさん>有難うございます~!mariaさんにもハッピーイースター♪これから春ですね。
Commented by chiho at 2008-03-25 16:57 x
africaさん>アントネッロは強いです。強がっているんじゃなくてホントに強いというかシブトイかな(笑)。なんかね、彼を見ていると、南イタリア人の強さみたいなのを感じます。だからアントネッロが泣くと「え、そんなに深刻なんだ」ってかなり心配になります。問題解決の資金がないから、知恵とガッツで解決できたって感じかな(笑)。
Commented by chiho at 2008-03-25 16:58 x
やまねさん>判る~!街から来た人にとってはお水が水道から出ることって当たり前だもんね。でもタンクにお水を溜めている人にとっては、貴重な資源だよね。九州で私が小さかった頃に、大きな水不足があったんです。それ以来、全国で水の節水量が多いのは九州だそうですよ。一度、水がない経験をするとありがたみが判りますよね。
Commented by chiho at 2008-03-25 16:58 x
hyblaheraiaさん>シチリアは水の問題が深刻ですよね。シチリアではないのですが、昔、初めてイタリアに住み始めた頃、レッジョ・カラブリアに居たんです。朝10時頃からお水が止まって、夕方まで水なしという生活でした。数日のことかと思っていたら、毎日日常の出来事なんですよね。うんうん、色々不便はあるけれど、一緒に頑張りましょうねっ!
Commented by chiho at 2008-03-25 16:58 x
M.K.さん>いや~あの当時は二人で途方に暮れました。だって、20年以上のローンを組んでやっと手に入れた家ですもん。でも、お互い支えあって頑張れば何とかなるものですね。今思えば、良い経験になりました。
Commented by chiho at 2008-03-25 16:59 x
はなさん>こっちに来て思うんですが、特に家の構造や内装については「え?こんなこと自分で出来るの?やっちゃっていいの?」って思うようなことも、普通にやります。「アントネッロが」なのかも知れませんが。壁をぶち抜いて1部屋作ったり(笑)。解決策は意外に単純だったんですよね。
by lacasamia3 | 2008-03-22 21:06 | トスカーナ山暮らし | Comments(15)