フィレンツェ田舎生活便り2

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フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。

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展示室に入りました~フィレンツェ、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局~

さて、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会&薬局見学ツアーレポート後半です。

私も今まで知らなかったのですが、今回のツアーで、サンタマリアノヴェッラ薬局の中に、一般公開されている小さな展示室があることを知りました。
入った突き当りの売店(天井にフレスコ画がある)の右手、古いつぼなどがある細長いお部屋の更に右手から入ることができます。とても小さな展示室で入場は無料、但し開館は不定期なので、いらした時にちょっとのぞいてみてください。また、右手奥の小さな礼拝堂も見学することができます。
この礼拝堂には、1300年代に描かれた最後の晩餐があります。1300年代のフィレンツェの画家ジョットーの作品以前に描かれた「最後の晩餐」は、テーブルが円卓だったそうです。この作品も貴重な「円卓の最後の晩餐」の一例。また1400年後半から、円卓の最後の晩餐が復活するそうですが、色んな教会の最後の晩餐を鑑賞しながら、円卓か、長方形のテーブルかというのを見てまわるのもなかなか面白そうですね。


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さて、展示室には今までに薬局に残された貴重な資料や道具などが展示されていました。


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写真左: 薬草やポプリを混ぜ合わせたり、保存したりするために使われていたテラコッタの壷。
写真右: これは販売用の容器。薬草やポプリはこの容器に入れて販売されていたそうです。販売用だったので、薬局には殆ど残っておらず、貴重な品。


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写真左 この壷は19世紀のもの。ガイドさんは「あっこれはあんまり古くないから・・」とはしょっていましたが(笑)、これもなかなか素敵。壷の表面に中に入れたであろう薬草の名前が書いてあります。

写真右 恐らく彼は、教会から独立した薬局の創立者であるフラ・アンジョロ・マルキッスィ。メディチ家の紋章である6個の珠に、薬局のシンボルであるヘビが絡まっています。


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写真左 売店の右手にある廊下の奥にはエルボリステリーア(薬草を扱う薬局)があります。今でも、症状を伝えると、エルボリスタと呼ばれる薬草の薬剤師さんが、自然の成分で出来たお薬を処方してくれるんですよ。ここには、売店には置かれていない限定グッズなどもあるので、是非このエルボリステリーアも訪れていただきたいです。装飾も素敵ですよ。


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昔販売されていた商品も残されています。写真右はオリーブオイルの石鹸。


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写真の右手前にあるのは、恐らく石鹸の型。
そして左の奥にあるのは、"Acqua Antisterica"(アックア・アンティイステーリカ)と呼ばれた人気商品(笑)。鎮静効果があるそうです。その他、気つけ薬として、"Aceto dei Sette Ladri"(7人の泥棒のお酢・何故「7人の泥棒」なのかは不明)などもありました。気絶しそうになった人の鼻先に、すっぱ~いお酢を突きつけるのかな?(笑)。
昔、貴族の家でのシーン:
「お宅の娘さん、結婚間に妊娠したらしいよ」
ハンカチを片手に(倒れる母親)
さっとお酢が入った瓶を鼻先に突きつけると・・・
「はっ、酸っぱ~(復活)」みたいな感じ?違うか(爆笑)


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このお部屋の奥の窓からは、裏のキオストロ・グランデ(今は軍の士官学校)が見えます。昔はこちら側が入り口だったんでしょうね。

Officina Profumo-Farmaceutica di Santa Mari Novella
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局

Via della Scala 16 Firenze
日曜、祝日休み 昼休みあり
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会を背にして広場を横切り、右手に伸びる通りVia della Scalaに入った先の右手です。

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Commented by nonnakaori at 2007-05-18 13:07 x
薬局の奥に又素敵な展示室があったんですね。いつも時間がなくてばたばたお買い物でおわるのですが、ジョットー「最後の晩餐」をぜひ観たいです。「最後の晩餐」を観る時は、テーブルの丸か長方形かですね。
サンマルコ修道院のは、どっちだったか今度観る時の楽しみが増えました。
Commented by chiho at 2007-05-18 18:09 x
nonnakaoriさん>ここにあるのはジョットーの作品ではないのですが、それと同時代あるいはその前に作られた礼拝堂です。
Commented by sicilia_trapani at 2007-05-18 20:55
ステキ、ステキ♪ こういう古い道具、歴史を感じされるよね。一番上、右のモルタイオのようなもの、”ペスト トラパネーゼにぴったり!”、などと、不謹慎な事を思ってしまいました(笑)以前、マンマのお宅で大理石(だったかな?)でできた、モルタイオを見かけました。重みがあって硬いアーモンドなんかも意外と簡単に潰すことができるんだよ。写真のは素材はなんだろう?
Commented by chiho at 2007-05-20 19:01 x
Reiちゃん>これも結構重そうだよね。なんの素材なんだろう・・・金属の専門家(笑)アントネッロに後で聞いてみるね。ははは、「ペスト・トラパネーゼにぴったり」なんてReiちゃんらしい発想(笑)。久しぶりにペスト・トラパネーゼが食べたくなったなあ・・・
Commented by michina at 2007-10-12 22:25 x
マダム雑誌などに取り上げら手、数年前からメジャーなサンタ・マリア・ノヴェッラ商品。私も一年前から使っています。私の生活の中にある、ささやかなイタリアです。お気に入りは、幸せなキモチにしてくれる香りをもつ「化粧水」。クリームと併せて使っていますが、効果も抜群!ふっくらつややかなお肌を獲得しました。でも、いつもこれをイタリア人で愛用している人ってどんな方たちなんだろうって考えています。若いお嬢さんは、もっとブランドを好みそうだから、年配のご婦人、それも、ロッテンマイヤーさん(「アルプスの少女ハイジ」)のような堅物がめに浮かびますが........
by lacasamia3 | 2007-05-17 19:37 | フィレンツェお薦め処 | Comments(5)