フィレンツェ田舎生活便り2

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フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。

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マリオの羊

お蔭様で風邪が完全に治ったユキちゃんは、昨日から元気に幼稚園に行っております。どうやら先週はユキちゃんだけではなく、お友達のセバスティアーノ君もお休みしていたそうで、昨日1週間ぶりの登園に、ちょっと半泣きな彼でした。時期が開いてしまうと、朝起きるのがつらいよね。でも帰りのバスでは元気になっていたから、段々慣れてきたかな?
今朝の園バスを待っている間、他の子供のお母さん達とおしゃべりをしてる中で、羊飼いのマリオおじさんが羊を売ってしまった話を聞きました。

一年中、寒い日も暑い日も毎日我が家の近くまで羊に草を食べさせに来ていたマリオおじさんですが、とうとう、40頭の羊を手放してしまったそうなんです。「イタリア政府から支給される年金だけじゃ生活していけないからな」がいつも口癖。でも、体力的にかなり限界だったんでしょうね。若く見えたのですが、今年で79歳になられたそうで、一家でたった一人の男手だったから、一人で羊の世話をしていたんですよ。
今の時代、仕事として羊を飼うということは、体力が要るだけではなく、ある程度の資金力も必要なようです。狂牛病などの家畜の病気に対してのチェックが厳しくなったために、ちょっと病気の羊が出ると必ず獣医さんを呼んだり、定期健診に来てもらったりと、それだけでもかなりの費用がかかります。税金を払いながら、羊のミルクと羊肉のみで収入を得るには、100頭以上の羊を飼ってかなり大規模にやるか、自分のところで作るチーズやお肉をブランド化して、直売を増やすかしかないようです。

いつも、羊に草を食べさせているマリオと車ですれ違うと、フェルトの帽子をとって、胸に手を当てて挨拶をしてくれていたマリオおじさん。アントネッロが通る時は、手を大きく振って挨拶をするのに、私やテッサなど、「ご婦人方」が通るときには、ちゃんと帽子をとって挨拶をしてくれるんですよ。

ちょっと寂しいけれど、これからはゆっくり休んで、いつまでも元気でいてほしいです。

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Commented by おのぴえろ at 2007-01-31 20:14 x
じぃ~ん。。。
マリオおじいさん、今は、毎日どんな時間を過ごしてらっしゃるのでしょうね…。
お花や野菜を育てたり、森をお散歩したり、のんびりされているのかな。
フェルトの帽子(!)をかぶって、歩く足元には忠実な犬を連れているのかな。
やさしい時間でありますようにと、祈る気持ちになりました。
Commented by hi-vison_1103 at 2007-01-31 22:27
胸にきます。
マリオさん、素敵ですね。挨拶をされるところなんかも。
こういういろんなことを見たり、体験したり。
chihoさんの山の暮しがブログから拝見できて有り難いです。
ユキちゃん、よかったね♪byクロエ
Commented by Sette at 2007-01-31 22:52 x
寂しいですね、羊。でも、体にはきっと優しくなるでしょうし、長生きしていただきたいですね。ご婦人と殿方の挨拶が違うなんて素敵ですね♪
Commented by REI at 2007-02-01 02:15 x
ちゃお チホチャン。
”年金だけでは暮らせない”、ここでも、お年寄りから良く聞きます。というか、みんなそれが既に口癖。家賃・電気代(高い)・水道代などなど、、全てが消えていってしまうそうです。年始には、ゴミやテレビ代も払わなければ、、、と。
ドミンゴのパパもすでに76歳。仕事ではないものの、オリーブ畑の管理や畑仕事は楽しんでやっているようですが、体力的にはキツイのかな、、、と見ていて思うことがあります。本人は弱音は吐きませんが、、、。これからは、私が毎年、オリーブ摘みを手伝うぞ!と、去年本気で心に決めたのよ、私。(笑)

マリオおじいちゃんも、羊いなくなって寂しいとおもうけれど、これからはゆっくり自分の時間を楽しめるといいね♪
Commented by nonnakaori at 2007-02-01 08:52 x
あら!羊を連れたマリオに会えなくなるなんて寂しいわ。
去年クリスマスに、お産ママ羊がいたよね。
フレッシュなリコッタチーズ楽しみだったのに。残念。
Commented by naolicu at 2007-02-01 21:14
ご無沙汰していました。最近ぼちぼちと書き出しました。またよろしくお願い致します。

カミさんの実家も羊飼いやってます。馬や牛もいます。周囲はやめろって言ってますが、羊飼いしかできない(能がないといった方が適切です)とーちゃんは週3回の人工透析にもメゲずにがんばっています。動物を飼うと、それが例え商品として市場へ出さねばならない羊飼いであっても、ペットと同様の愛情が動物たち湧いているようです。マリオおじいさんの寂しさがわかるような気がします。
Commented by Californian at 2007-02-02 08:44 x
マリオおじいさん、素敵ですねぇ。紳士だわぁ。
どこの国でもやはりお年寄りの年金問題はあるのですね・・・。自分の両親の事とかを重ねて考えてしまし切ないです。
Commented by gabbyna at 2007-02-02 11:07
確かにどの国もお年寄りには、厳しい状況になってきているんですね、マリオおじさん、お疲れ様でしたね、今後は、年金でのんびりしていただきたいですね。しかし、帽子を取って挨拶するのは、粋ですね。。していただきたいですよね、やっぱり。。
Commented by daikanyamamaria at 2007-02-02 19:28
ユキちゃん元気になって良かったですね^-^

そしてマリオおじさんのお話し。。。胸が熱くなってしまいました。
長い人生の旅路。。。最終章はのんびりお幸せでありますように☆
Commented by chiho at 2007-02-03 01:01 x
おのぴえろさん>しばらくはゆっくり休んでいるでしょうね。森や草原については、マリオおじさんが一番の物知りなんですよ。
Commented by chiho at 2007-02-03 01:03 x
クロエさん>昔ながらの人なんでしょうね。彼のように相手に敬意を払う人は、イタリア人でも日本人でも、今は少ないですよね。
Commented by chiho at 2007-02-03 01:05 x
Setteさん>あくまでも羊のミルクは「手絞り」にこだわる頑固おじいちゃんだったんですよ。のんびり長生きしてほしいなあ。
Commented by chiho at 2007-02-03 01:07 x
REIちゃん>そうなのよね~。年金だけではなかなか生活が厳しいのは、北も南も同じよね。私も段々人事ではなくなってきたので、今年からpensione privataをかけはじめようかと思っています。私の場合、イタリアの国民年金を払い始めたのが遅いから、最低金額だろうし・・・
Commented by chiho at 2007-02-03 01:08 x
nonnakaoriさん>マリオの羊がいない草原はがらんとしています。
Commented by chiho at 2007-02-03 01:22 x
nalicuさん>祝!リニューアル・オープン、ルーマニアの日本料理店「クルージュ」さん。(プチ宣伝 笑)今日のサーモンの記事、じっくりと読んでしまいました。お客様やスタッフに感謝する気持ち、初心を忘れない気持ちは忘れてはいけないですよね。私も見習わなくちゃっと思いました。

Commented by chiho at 2007-02-03 01:24 x
Californianさん>イタリアでの年金生活はかなりキビシイ状況です。賃貸収入があったりすれば別ですが、たとえ持ち家でも、年金だけで生活をしていくのは大変なようですよ。
Commented by chiho at 2007-02-03 01:27 x
gabbynaさん>外国人だろうがイタリア人だろうが関係なく、女性に敬意を払うのは、昔気質の方だからなんでしょうね。
Commented by chiho at 2007-02-03 01:29 x
daikanyamamariaさん>マリオの羊達のいない草原はなんだかとてもだだっ広く感じます。寂しいけれど、ゆっくりと休んでほしいなあと思います。
by lacasamia3 | 2007-01-31 19:19 | トスカーナ山暮らし | Comments(18)