実は、GASの仲間と一緒に、近くの古い水車小屋を修復する計画が立ち上がっています。やる事がありすぎて、果たして水車を動かす事が出来るのかどうかまだ先が見えないのですが、「先ずは行動する!」というのがイタリア人。
水車小屋は水の勢いで下部のタービンを回して、上に繋がっている石臼を動かし、穀類を粉にするのに利用されていました。この水車小屋を修復するまで,水量、勢い、水の流れがどれほど水車の効率に影響しているのか知らなかったのですが、これって凄く大事なのです。
イタリアの水車は、川から水を迂回させて池に溜めます。そして、一定量の水が溜まったら、水門を開き、タービンに正しい角度で当てて石臼を動かすのです。何時間、石臼を動かしていられるかは、池に溜まる水量によって決まります。池に木が倒れていたり、泥の層が沈殿していると、池に溜められる水量は少なくなってしまいます。
昨日は、この貯水池のお掃除でした。
で・・・作業前の池の状態。
チェーンソー3台、総勢12人でわっせ、わっせとお掃除しました。
手前の赤いTシャツの子は、大学生のマッシ君。今年の夏に6ヶ月間、神戸の大学に留学したそうです。リュックを背負って四国をまわったんだって。会う人ごとにとても優しくしてもらって、日本がとっても好きになったって言っていました。「四国って良いよねー」という話で盛り上がりました。趣味で、古代ローマの古式格闘技をやっているそうです。
わっせ、わっせと働く。写真には写っていませんが、女性陣も居ました。
ははは、木が余りに大きいからアントネッロが小さく見える(爆)
この木は状態が良いので、タービン(木製)の羽の部分を作るのに使うのだそうです。
写真だと余り分からないけれど、見違える様に綺麗になりました。
今週、シャベルカーで泥を取り除いてもらいます。
実はシャベルカーの作業に結構お金がかかるので、この計画自体が可能かどうか分からなかったのですが、近所に住むシャベルカーを持っている友人に相談した所、何と無料でやってくれると!小さい頃に、この水車小屋にお父さんと粉を買いに来ていた思い出があるのだそうです。だから、お金は要らないんだそうです。思い出の場所だから、また復活して欲しいし、その為には出来る事はやりたいと言ってくれました。ヤッター!
先はまだまだ長いのですが、ちょっとずつの課外活動。
タービンに水がザッパーンと流れて来て石臼がグルンと回るのを早く見たいなあ。それをアントネッロに言ったら、「いや、僕は、石臼から小麦粉がなみなみと溢れて来るのが見たい」と。常に食べることを考えている人です(笑)。
また進展があったらお伝えします。
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いずみ
at 2016-10-18 12:41
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香川県民なので嬉しくなりました。
またぜひお越しくださいね!
作業、大変だと思いますが、みんなでやると楽しそうですね!私も水車が動き出すところを見てみたくなりました。先人の知恵、自然の動力、素敵です!続報お待ちしています(^^)
またぜひお越しくださいね!
作業、大変だと思いますが、みんなでやると楽しそうですね!私も水車が動き出すところを見てみたくなりました。先人の知恵、自然の動力、素敵です!続報お待ちしています(^^)
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tomomato at 2016-10-18 14:07
このプロジェクトは本当に本当に素晴らしいです。 みんなの力が合わさって必ずひきたての粉の良い匂いが漂う場所になりますね。うちのあたりもいろいろな修復プロジェクトが進行していて、そういう時のイタリア人のネットワークと実行力とパッションには感心させられます。
まだまだ大変だと思いますがガンバッテー その粉でパンを焼くのが楽しみですねーーーー!
まだまだ大変だと思いますがガンバッテー その粉でパンを焼くのが楽しみですねーーーー!
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子分
at 2016-10-18 17:51
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地域の方が、同じ目標を持って、力を合わせて作業を行うって、本当に素晴らしいことですね。それも若い方々が、率先して作業をされていて!私も早く水車が動き出すのを見てみたいです!!頑張ってくださいね!!