さっき雹が降って、植えた苗のうち、ナスの苗が1本折れていました(涙)。でも他は大丈夫でした。
ユキは学校帰りに仲良しさんのMちゃん宅へ。今晩、フィレンツェのミケランジェロ広場の近くにある天体観測所で、科学の特別授業があるのです。今の時期、日暮れが遅いから、天体観測の授業は開始が夜の21時、終了は23時という、何でもアリアリのイタリアらしい時間設定。しかも明日は普通に学校があるんですけど(ポリポリ)。Mちゃんママがご主人と一緒に車で送ってくれるので、助かりました。
という訳で、今日は一日ユキなし、↑この方とお留守番でした。
ところで、中学三年生は、学年の最後に、Esame della terza mediaという卒業試験があります。これが結構本格的な試験なんです。中学3年生で学習したことを、ずらりと並ぶ各教科の先生方の前で発表するというもの。
ユキはやはり自分に馴染みのある「日本」を軸に、まずは日本の地理、そして歴史は日本の鎖国から開国、美術は日本の浮世絵と近世のヨーロッパ絵画等について、文学は遠藤周作の「沈黙」(イタリア語訳がSILENZIOという題名で出ています)とアレッサンドロ・バリッコの「絹」(SETA)。これらの材料を彼女なりにどう組み立てるのか、ちょっと楽しみでもあります。
発表と言うと、台詞を作って読むのかと思ったら、そうではなく、軸になるマテリアル(地図や写真など)はパワーポイントで準備をするものの、その他は、順番にメモを見ながら、自分が理解した事を30分程で言葉で伝えるらしい。発表後、質疑応答もあります。
試験に向けて、先生方もそれぞれの子供達の課題をチェックしたり、アドバイスしたりと、ヨーロッパの大学の試験っぽい。
当日は、学校外からも国から外部の先生が派遣され、学生側も、第三者(例えばお友達とか親とか)を1人呼んで同席させて良い事になっています。学校側だけではなく、学生側の第三者も同席させるという、これまた、なんともアカデミックな感じ。
結構、落第もアリなので、皆、真剣です。
試験は6月11日に学校が終了した後、6月末までの間に、順に学校に呼び出される事となります。普段は要領よくサッサと宿題を終わらせてしまうユキですが、初めてと言って良い程、結構真剣に勉強をし始めました。
頑張れー
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イタリアの卒業試験は興味深いですね。原稿を作って一方的に読むのではないので話術も必要そう。ディベート力の基礎にもなりますね。中学生は大変だけれど良いなと思います。ラーラちゃんは相変わらずかわいいですね。
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lacasamia3 at 2016-05-20 16:53
patolaさん、原稿を作った文章を読むのではなく、メモを見ながらでも空で語りながら説明するって、本当に理解していないと出来ないんだと思うんです。理解力を高める練習ですね。
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しんしん
at 2016-05-21 01:51
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日本でもこのような形での中学卒業試験をやって欲しい!文化が違うから難しいでしょうけれど、案外面白いものを作り出せる生徒もいそうです。採点する側の能力のほうが問題かも(笑)でも、かつてTVで拝見した可愛らしい甘えん坊のお嬢ちゃんがすっかりお姉さんに!堂々と日本を軸に出来る姿に、ご両親の子育て力を感じます。
ユキちゃん、ファイト✊✨
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africaj at 2016-05-21 21:50