おらが村の賑やかな晩

昨日は、我が家から山を下りた村はずれの場所にある、今は営業していないレストランで、村の人たちが集う小さなお祭りがありました。
何とも良い雰囲気で、その雰囲気を壊したくなくて、誰1人カメラや携帯カメラを取り出さないので、私も写真なしですが、文章で昨日の晩の事、お伝えできたらと思います。

持ち寄りのパーティだったので、私は、大きなテラコッタのお鍋で温めたリボッリータを持って行きました。車で5分のスープが冷めない道のりです(笑)。大量に持って行ったので余るかな?と思ったら一気になくなり(爆)。イタリア人の食欲って凄い。ベシャメルソースのキッシュあり(コレが凄く美味しかった!)、リボッリータ、パスタ、ピッツァ、生ハム、フォカッチャ、ケーキなど等・・・そして大量のワイン。

普段、それぞれの家が山に点在しているので、車ですれ違う時に挨拶するくらいなのですが、結構、沢山の人がこの山に住んでいるんだなーと改めて思いました。皆に会えて嬉しい。それぞれ、「君達はどこに住んでいるの?」「あの道の先?」「うちから、反対側の斜面に君の家が見えるよ」などと、お互いに住んでいる場所を確認しているのが可笑しかったです。
お年寄りも沢山来ていました。

さて、お腹も一杯になったら、ジャカジャカとギターとアコーディオン、クラリネットの演奏が始まり、皆でトスカーナ民謡を歌い出す。勿論、私もアントネッロも全然知らないのですが、意外と若い人たちや子供達も歌えるのに感心しました。トスカーナ民謡って、物悲しさが漂う南イタリアのプーリア民謡とまたちょっと違って、ダジャレあり、落ちありで、ワハハって笑う明るい曲が多いです。1人が歌い終わる前に、次の人が歌い始めて・・・とエンドレスで続きます。

そしてワルツを踊りだす(笑)。

いやー、イタリア人って、老若男女、皆、サッと踊れちゃう所が凄いです。私は裏でおしゃべりに夢中でしたが。

今回のこのイベントは、本当は村の予算で少しお金が出たので企画されたのですが、出たお金が余りに少しだったので、レストランの場所代だけにあてて、後は、全て持ち寄り。でもお金を全くかけなくても、こんなに楽しい時間を多くの人と過ごせて、温かい気持ちになれたことが何だか嬉しかったです。

まだまだ暗〜いヨーロッパの冬ですが、少しずつ日が長くなり始めた今日この頃。こうして、ジャカジャカ楽しんで、一緒に冬を乗り切ろうっ!という催しは、きっと世界中にあるんでしょうね。

人気blogランキングへ
気に入っていただけたら↑をポチッとクリックしてください♪
Commented by たかちん at 2015-02-14 23:32 x
こんにちは。
昨日のおらが村での"持ち寄りパーティ"、楽しかったでしょうね。^_^

トスカーナ民謡⁉︎どんな曲なのでしょう?
是非聞いてみたいものです。ユキちゃんも歌えるのかしら?

パーティのお食事も、村人皆さんの持ち寄りお料理って言うのが、また気さくで楽しいですね。(o^^o)
ピザを作った○○さん、ケーキを作った○○さんって、舌でお顔が覚えられそう(笑)

ちなみに私は、持ち寄りの時はいつも「お稲荷さん」(ひじき、紅しょうが、ゴマ&レンコン、の3味) をお重に詰めて持参しています。

何でもないただのお稲荷さんですが、漆塗りのお重に詰めて風呂敷でキュッと結んで行くだけで「凄いの持って来たね!」って、驚いてくれるので、ちょっと反則でしょうかね。(笑)


Commented by mory_and_meg at 2015-02-15 10:47
写真を取り出したくない気持ち分かります!
とっても素敵な集まりだったのでしょうね♪

ワルツの3拍子、ヨーロッパの方はカラダにそのリズムが入っているようですね。
息子のピアノの先生は、イタリアに留学されていたのですが、イタリア人の先生からの3拍子の駄目だしが大変だったってよく仰ってました(息子も3拍子の曲が苦手のよう)。
頭で覚えるのと、カラダにリズムが刻まれているのとでは、しろうとには分からない違いがあるみたいですね。

いずれにせよ、春を待つ気持ちは皆同じ。
今日の東京は陽射しが明るくて、ひとつ春に近づいたようです♪
by lacasamia3 | 2015-02-14 19:24 | トスカーナ山暮らし | Comments(2)

フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。


by chiho