フィレンツェ田舎生活便り2

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フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。

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フィレンツェ洗礼堂の銀製祭壇~ドゥオーモ博物館

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「涼む」というかなり不純な目的で入場した、フィレンツェのドゥオーモ博物館ですが、今回は意外な発見がありました。
この博物館の目玉であるギベルティの「天国の扉」は現在修復中で見ることが出来ず、中庭も、現在展示スペースを新たに作っているためにクローズしています。
所が、今回、6年間にわたる修復が終わり、今年の6月から新たに一般公開された、洗礼堂の銀製祭壇を見ることが出来ました。
いや~、巨大な祭壇です。
1366年にフィレンツェの商業組合の発注により、制作が開始され、完成したのは100年以上後の、1483年!合計200キロの銀を使用した、かなり大きな作品で、複数のアーチストがそれぞれのパネルを作成します。


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是非見ていただきたいのは、向かって右脇の、アンドレア・デル・ヴェロッキオの「聖ヨハネの斬首」


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ちなみに、この博物館では、珍しく、写真撮影がokなんです。一部、絵画のコーナーはフラッシュ禁止ですが、心置きなく写真が取れる博物館です。
これは、聖ヨハネの殉教を表したシーンです。


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修復中の様子もパネルで少し展示されていました。
ヴェロッキオのパネルは、人物の部分がお人形のように独立していたそうです。
特に、跪いた聖ヨハネは、ほぼ360度裏側まで造り込まれていたそうです。


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何処まで拡大してもパーフェクトな細部の作り込みは、素晴らしいです。


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このクネッとした人物の仕草とか、古代ローマ兵士の甲冑(でもちょっとルネサンス風でもあるかも)の細部装飾とか、本当に私の好み!
きっとヴェロッキオが生きていたら、話が合うだろうなと勝手なことを思いつつ、美しい祭壇に魅せられたのでした。
ここは、金属に詳しいアントネッロと、また一緒に訪れてみようと思います。

ドゥオーモ博物館 Museo dell' Opera di Santa Maria del Fiore
月曜日~土曜日 9時~19時
日曜日 9時~13時45分
入場料 6ユーロ

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Commented by fumieve at 2012-08-12 06:40
ああ、ほんと、ヴェロッキオの絵を立体化するとこうなる!という感じですね。(というか、その通りそうなんですが・・・なんていったらいいのか・・・)
この博物館、私も結構好きです。超・微細モザイクも、ぜひ紹介してくださ~い!!!
Commented by mattfrafra at 2012-08-12 09:20 x
素晴らしい作品が修復されましたね。ところで、ヴェロッキオの工房と言えば、ダ・ヴィンチがいたので、彼の手がどこかで入っているかもなどと考えると、さらに興味が増してきます。
しかし、Fiirenzeは本当に奥が深い「天国の門」の修復が終わったころにまた行きたい。
Commented by erieri at 2012-08-12 12:08 x
ヨハネの腕の筋肉や血管までもが精緻に表現されているのに驚きました。
兵士の甲冑の模様も目を見張る素晴らしさ。
各人物の柔らかいしぐさや動きに満ちたポーズは、遊び心も感じられて素敵です。
これは人物を別々に作って貼り付けてあるのですね。
この方式だと個別に一体ずつ作るから細かい作業は容易とは思いますが、素晴らしい銀製作品ですね。
Commented by y_and_r_d at 2012-08-12 22:23
こんにちは。
『神は細部に宿る』という言葉がぴったりの芸術品ですね!
Commented by 仙石 恵子 at 2012-08-14 00:20 x
あら・・・見つけてしまいました。BSで拝見したフファミリーさんですね。
真っ青ら青空ののどかなお山の上の印象が印象的でした。
又お邪魔しますね。

よろしくお願い致します。
Commented by Madame Cow at 2012-08-14 20:34 x
何と緻密な。 
歴史がそのまま残されて共存しているフィレンツェって本当に素敵です。
残念ながらぴったりの形容詞が浮かびませんが。
Commented by yumiyane at 2012-08-15 00:07
14世紀に発注され、15世紀に出来上がった。
なるほど、枠組みとかは中世だけど、遠近法とか人の動きがルネサンスですね。脚を交差させる構図は、中世のレリーフにはよく見かけられたけど(ダンスをしているような)、肉体的・人間的です。
千穂さんのおかげで、私なら絶対見逃してしまう芸術をきちんと鑑賞させていただいています。有難うございます。
by lacasamia3 | 2012-08-12 04:10 | フィレンツェお薦め処 | Comments(7)