昨日は、午後のチェックインが2件と用事がいくつかあったので、、フィレンツェに行っていました。
今のフィレンツェ、本当に暑いです。いつも行くバールでお昼を軽めに食べ、水分を補給しながら、街の中を移動。でもあまりの暑さにたまりかね、涼しさと静けさを求めて(笑)、ドゥオーモの裏手にある、私が大好きなドゥオーモ博物館に避難しました。
座るところもあって、人も少なく、ご機嫌な博物館。館内にかかるクラシック音楽が癒してくれます。
ここには、ドゥオーモと洗礼堂に収められていた美術品、装飾などのオリジナル作品が収蔵展示されています。
大好きなドナテッロとデッラ・ロッビアの1対のカントーリア(聖歌隊席)も素晴らしいのですが、それについてはまた書くとして・・・
1300年代前半に活躍した偉大な彫刻家アンドレア・ピサーノの装飾パネル。ジョットーの鐘楼の外壁に取り付けられたもので、当時の職業(アルテ)を活き活きと表しています。
これは薬学。
これは建築。
どこかで見た様な・・・。何となく足場の組み方とか、煉瓦の並べ方に注目してしまいます(爆)
そして昨日は、1年ぶりに大学の恩師に再会しました。そして、ご本人から、去年、高階秀爾先生と共著で執筆された本を頂いてしまいました。遠山公一先生、有難うございます!
大事に少しずつ拝見します。
有名な作品だけでなく、結構マイナーな作品も取り上げられている所が、先生らしいです。そして、文章に作品に対する愛が込められています。私が大好きなコスメトゥーラのピエタも取り上げられています♪
この本では、後期ゴシック、初期ルネサンス、盛期ルネサンス、マニエリスム、ヴェネツィア派、北方ルネサンスのそれぞれの作品を合計101点紹介しています。
フィレンツェの美術館や教会に所蔵されている作品も沢山あるので、この本を持ってフィレンツェにいらっしゃると楽しいと思いますよ。
「ルネサンスの名画101」
高階秀爾・遠山公一編者
新書館2011年12月1日発行 本体2000円+税
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ゆきっぺ
at 2012-08-11 10:41
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ドゥオーモの裏にこんな博物館があったのですね。
装飾パネル、建築はアントネッロさんそっくりでウケます!ヨーロッパは石造りの文化ですから、伝統なのでしょう。
博物館で涼むなんて贅沢な時間ですね。
装飾パネル、建築はアントネッロさんそっくりでウケます!ヨーロッパは石造りの文化ですから、伝統なのでしょう。
博物館で涼むなんて贅沢な時間ですね。
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mattfrafra
at 2012-08-11 15:46
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改装前と改装後2度行きました。この美術館すいていて、かつ展示されている彫刻などが素晴らしくて、もう一度行きたい。改装前はなんか雑然としていて、照明も良くないし、若干物置の要だったのが、改装後は本当に素晴らしい博物館になりました。
ここで、ドナッテロがいかに素晴らしい彫刻家であるかと言うことを思い知らされた。しかし、マグダラのマリアには夜中にひとりじゃ会いたくない。ミケランジェロのピエタも僕はここのが好きだ。歪められたキリスト、哀しみの表情のニコデモ。美しいとは言えないが、キリストの死を悼むという意味では写実的な表現よりも、ある意味抽象的な方がいいと思うのだ。
ここで、ドナッテロがいかに素晴らしい彫刻家であるかと言うことを思い知らされた。しかし、マグダラのマリアには夜中にひとりじゃ会いたくない。ミケランジェロのピエタも僕はここのが好きだ。歪められたキリスト、哀しみの表情のニコデモ。美しいとは言えないが、キリストの死を悼むという意味では写実的な表現よりも、ある意味抽象的な方がいいと思うのだ。
大昔5月にフィレンツェに旅行した時、結構暑くて、街を見下ろす広場のスタンドで買って食べたレモン・ジェラートが、爽やかで感動的に美味しかった記憶が蘇りました(笑)暑いフィレンツェもなかなかおつかも。
そして暑さを避けて博物館で過ごせるってほんとうに嬉しいことですね!
そして暑さを避けて博物館で過ごせるってほんとうに嬉しいことですね!
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echigo
at 2012-08-14 16:15
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