フィレンツェ田舎生活便り2

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フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。

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フィレンツェの修復家というお仕事

f0106597_18421619.jpg縁があり、フィレンツェでフレスコ画の修復の仕事をされている、前川佳文さんとお会いする機会がありました。前川さんはフィレンツェ在住年数は私と同じくらい、きっと同年代(?)だと思います。修復家という仕事に憧れ、フィレンツェの修復学校を出て、しっかりと修復家として活躍されています。
前川さんと、この縁をつなげてくれたNさんとランチをご一緒しました。随分前ですが、「冷静と情熱のあいだ」というフィレンツェを舞台にした映画で、竹之内豊が扮するのが、フィレンツェの修復家でしたよね。でも実際には映画とは随分と違うそうです(笑)。日本人として、閉鎖的なフィレンツェ社会で専門職に就くということは本当に沢山のご苦労があったと思いますが、優しい笑顔で、そんなことをサラリと語れてしまう前川さんの方が、俳優さんよりもずっとカッコいいなあと感じました。


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ふと、前川さんに「フィレンツェで一番好きなフレスコ画はどれですか?」という質問をしてみました。

ちょっと考えてから、前川さんは、「そうですね、ギルランダイオやフラ・アンジェリコも好きだけど、最近は無名の作品にも魅力を感じるようになりました。」と答えてくれました。
これは、私も最近、強く感じていることです。勿論、著名な作品というのは、画家の力量、画期性、芸術性などの観点から優れているからこそ、その名が知られているのでしょうが、実際には、フィレンツェ、トスカーナにはひっそりと現代まで大切に保存されてきた、無名の画家たちの素晴らしい作品が沢山残っているのです。

現代まで大切に残してきた人々の愛着が染み込んだそれぞれの作品には、なんとも言えない魅力があります。そうした作品を愛でながら、大事に修復作業を行うという前川さんの姿勢にとても共感しました。

前川さんは、修復のお仕事の合間に、フレスコ画研究所バスティオー二で、各種の講座を行われています。伝統的なフレスコ画の技法を学んでみたい方にはお勧めですよ♪


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今回のランチの場所は、工房の近くのエノテカ、FUORI PORTA。
ミケランジェロ広場の下あたりで、色んな種類のブルスケッタやクロスティー二(トスカーナパンに様々な具をのせたものです)がお好みで頼めるお店。ワインをちょっと飲んで、ブルスケッタなどを食べて済ませてもOK。軽く食べたい人にはお勧めです。勿論、パスタやセコンドなど普通の食事も食べられます。

FUORI PORTA
Via Monte alle Croci, 10
50125 Firenze,

ヴェッキオ橋を1つ上流側に行った橋、PONTE ALLE GRAZIE を対岸に渡り、更に上流側に進んで、右手に公園が見えたら、1本、路地に入ります。バールやトラッとリーアがあるサンニッコロ界隈に入り、大きな城壁跡の扉をくぐった先の右側。そのまま坂をあがると、ミケランジェロ広場に行く道があります。

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Commented by かのこ at 2010-09-17 04:04 x
こんにちは、いつも楽しく拝読させていただいてます。
今年の1月にサンジミニアーノを訪ねた時、お役所の建物の中庭の壁にフレスコ画がありました。何の保護もされておらず、もしこのままこの絵が破壊されてしまったら…と思うと悲しく思った。でも、この方のように名もないフレスコ画にも注目されている方がいらっしゃるならと安心しました。日本人はもっと自分達の周りの歴史的価値を知るべきだと最近は思います。もうそろそろ破壊の上に新しく建造するという方法は見直す時期なのではないでしょうか。
Commented by フラ at 2010-09-17 08:38 x
あ、この店(FUORI PORTA)数年前に行った事ありますよ。
ミケランジェロ広場の帰りに、テラスのテーブルで息子と夕食をとりました。まるでオープンサンドの様に大きなブルスケッタでしたね。
懐かしくて、思わずコメントしてしまいました。
Commented at 2010-09-17 11:16
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2010-09-17 14:19 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by fiorentino at 2010-09-17 14:42 x
歴史の深いフィレンツェで、修復家として活躍されているって本当に素晴らしいですね。
有名なもの、無名のもの。
フィレンツェに行くと、素人の私から見ると両者さほど差はなく、その地にあり存在し続けていることが何より感動します。

『冷静と情熱のあいだ』。美化されている部分はあるとしても(やっぱり。笑)、大好きな映画です。
映像で見た街並みや雰囲気が、よりいっそう行ってみたいという気持ちを膨らませてくれました(^^)
Commented by lacasamia3 at 2010-09-18 03:43
かのこさん>イタリアには残されている美術品が余りに多すぎるために、修復が追いついていないというのが現状です。でも少なくとも大切に残していくのはイタリアらしいなあと思います。
Commented by lacasamia3 at 2010-09-18 03:45
フラさん>私たちもテラスで食べました。のんびりできて、気持ちの良いお店ですよね。またフィレンツェに遊びにいらしてください~。
Commented by lacasamia3 at 2010-09-18 03:46
鍵コメmさん>そうそう、テレビ番組の取材があったんですよね。凄い努力をされて今があると思うのですが、ご本人は本当に優しくて、温和な方です。
Commented by lacasamia3 at 2010-09-18 03:47
鍵コメkさん>素敵なイラスト、拝見しました!イタリアの空気を感じます。いつかブログで紹介させてくださいね。これからもどうぞ宜しくお願いします♪
Commented by lacasamia3 at 2010-09-18 03:49
fiorentinoさん>そうそう、前川さんが、映画の中で主人公が食べている食事と、自分が食べているものと全然違うよ~!と言っていました(苦笑)。現実はもっと厳しいようです。でも街角の風景などはフィレンツェの空気を伝えてくれていますね。
Commented by バッハ姉 at 2010-09-18 12:34 x
こんにちは。
先日前川さんのインタビューがテレビで紹介されていたので、いつも拝見しているこちらのブログでお名前が出てきてビックリしました。
きっと大変な困難を乗り越えてこられたのだと思いますが、ご活躍の様子を見て、同じ日本人として誇らしい気分になりました。
…って私は何の努力もしていないのに、勝手な話です(笑)
その番組、毎週楽しみに見ているのですが、フィレンツェで活躍している方を取り上げる回数が多いんですよ。それだけ今の日本には無いものがフィレンツェにあって、多くの人が魅せられ引き寄せられるということなのでしょうか…。
Commented by lacasamia3 at 2010-09-20 03:28
バッハ姉さん>そうそう、テレビで2回も紹介されたようですね。へえ~、他の方はどんな分野で活躍されているんでしょうね?お料理とかかな?いつか見てみたいです。
Commented at 2010-09-21 15:26 x
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by lacasamia3 | 2010-09-16 19:18 | フィレンツェという町 | Comments(13)