給食を食べてきました♪

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今日は、給食委員会のメンバーとして、山の上の幼稚園に給食の試食に行ってきました。同じ給食センターで作られた給食が、幼稚園、小学校&中学校に届けられます。今日行ったのは、ユキちゃんが通っていた幼稚園。↑この風景はユキちゃんが幼稚園時代に毎日スクールバスで通っていた懐かしい通学路です。

今日のメニューは、

プリモ=ほうれん草のリゾット、
セコンド=七面鳥のロースト、白いんげんのトマトソース煮添え
フルーツ=オレンジ


でした。ワンプレートではなく、ちゃんと最初にプリモ、それを食べ終わってからセコンドと付け合せ&パン、そして最後にフルーツがサーブされます。

給食はお昼の12時。食堂の前に居たら、よだれかけをしてスモックを着た年少さん達がやってきました。可愛い~。お行儀良く電車ごっこのように1列になって食堂に入ってきます。途中で気が散っちゃって止まっちゃったり、電車が途切れたら、そこからまた列を整えます。
年中さんや年長さんは要領よく、サッサと食堂に入場。ユキちゃんの同級生の妹ちゃんや弟君も居て、「chiho~!」と私を名前で呼んで手を振ってくれます。

ほうれん草のリゾットは殆どの子供達が残さず食べていました(偉いっ!)。
セコンドの七面鳥のローストも食べ残しは皆無。白いんげんはウ~ン・・・(苦笑)。味見をして美味しかったけれど、残さず食べたのは半分の子供達、残り半分の子供達はお皿に残していました(コラコラ)。こういう食品も食べられるようにするには、家庭での食生活も大切なのだなあと思います。

面白かったのは、オレンジ。
年長さんは、給食のオバサンが切れ目を入れてくれたオレンジを自分達で剥いてムシャムシャ食べていましたが、年中さんと年少さんには、半分に切ったオレンジが配られました。そして、プラスチック製のレモン搾り(とんがった部分が真ん中にあって、オレンジやレモンをギュッと回しながら絞ると下に汁が落ちる簡単な道具です)が何個か配られて、皆楽しそうにオレンジジュースを作っていました。
フルーツが苦手な子も、こうしてフルーツに興味を持ってくれそうです。

こうして給食委員会に参加してみると、イタリア人がいかに食にこだわるのか(勿論、個人差はあるけれど)を実感します。それはグルメに走ると言うことではなく、もっと地に付いたしっかりとした目で、食を見つめているなあと思います。

子供の食育には、地方自治体、教育者、親が皆で協力する必要があります。小さな山の村では、皆、子供達の食育に結構熱心です。

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Commented by (mstk)a at 2010-03-09 06:22 x
こんばんは。興味深い話題でした。一応「日本人コック」ですけどレストランの料理よりイタリア人が普段食べている物の方がなんだか興味があります。シエナの明日の天気予報雪です…
Commented by mamadance at 2010-03-09 07:23
イタリアは食育が進んでいますよね。
食が楽しめる文化の国なので、イタリア人は率先して食を大切にして欲しいと思います。
それにしても、ワンプレートではないところが、すごい!余裕とゆとりがあるな~。
↓ユキちゃんの歌声が響くお家、楽しいですね!
イタリア人の先生の楽しませる工夫が素晴らしいですね!
そういう伝統なのでしょうか?
Commented by こなすびん at 2010-03-09 11:25 x
生後5ヶ月の子をもつ育休ママです♪
たまたまカーボロネロの料理レシピを検索していたらこちらにたどりつきました。

食育にはとても興味があり、参考になりました。

ママともがよく遊びにくるのですが、ほとんどがお菓子を1袋もたせて
家に来るのです。
お菓子を与えておくとおとなしく、ママが会話できるから。
その光景があまり好きではなく、必ず手作りおやつ(季節の野菜やフルーツでつくった)を準備しておくと子供達は喜んで食べます。

さくらんぼやぶどうの種出し選手権をやらせてもみんなとびついて誰が上手にできるかと遊び始めます。
もっともっと生きてる食べ物に触れさせ感じさせることが重要かな~と。
食育→食楽♪ として

育児しているとなかなか遠くへもいけず、ネットでこうやって生の海外情報を得られるのも楽しいものだと実感しました。

楽しみにしています♪

カーボロネロを農家さんからたくさん頂きパスタ以外に何か調理法がないか探索していました。参考になりました!
Commented by woodstove at 2010-03-09 12:42
Chihoさん こん**は~。。。
 七面鳥のローストなんて聞くと、ちょっと贅沢なメニューにお見受けしますが、それもそちらでは普通なんでしょうね。給食にも地産地消が実践されているんでしょうか。^^;
Commented by ちびすけ at 2010-03-09 17:45 x
スクールバスで行く道も素敵だけど、お給食も素敵。イタリアに住んでいたら学校で働きたいぐらい。職員はだめですか?
娘だったら学校に給食食べに行く、になっちゃいます。だって毎朝「今日の給食なあに?」ですから(笑)
日本でも食育って言われているのに、配膳に時間がかかって食べるの15分ですって(苦笑)言うだけで行動が伴わないのが残念です。
Commented by hatton1971 at 2010-03-10 04:14 x
小さい子が野菜が苦手っていうのはどこでも似たような感じですね。
私も野菜を食べるようになったのは中学生近くでした。

レモン絞り器ですか…居酒屋でグレープフルーツサワーやレモンサワーを頼むと出てきますね(失礼しました)。
Commented by 1897juventus93-10 at 2010-03-10 04:22
CHIHOさん ユキちゃん アントネッロさん ど~もヽ(⌒▼⌒)ノシです♪♪
全体的に自分も含めそう感じるだけですけど 食に対しての考えがしっかりしてそうなんは 知識ないですが、、、ITALIAかな~と思います。
簡単にそれなりのものが スグに手に入る環境もえぇです 今の自分には必要ですし ただ得るものあれば捨てるものあり て事でしょうね~。
私めは 何がどうなってこうなったのか・・・(若干思い当たる節はあるんですが) よくゆうと ナンデモおいしく頂けマスd(-_☆) 悪くゆうと 味オンチd(-_★) ですわ(笑)
ユキちゃんの 食育は ほぼパーフェクト! 「ほぼ」はいらんかも ですかね?? 個人差はあるんで食べる量でなら仕方ないですが コレ嫌いやねん!で 抵抗なく捨ててしまってる子供さん達 正直いてますからね~(残念) ←これは子供達だけの問題とちゃうんで周りの大人の問題でもあるでしょうね。。。 ぜひぜひ 花丸ユキちゃんの食べっぷりを そんな子達に披露してくれませんかね?! すぐ解決しそうな気も(笑)   
(PS) んー(考)ーと 給食委員会て 何ですか??(スマセン(汗))
Commented by ひろりん at 2010-03-10 06:00 x
イタリア人の食に関しての情熱は、ほんと、生きることにつながっていると思いますね。今、食べているものが、体のつくりになる、という考えが、
しっかり入っていますからね。単に、”食べることが好き”という訳ではなく。子供のうちから、こういうことは、きっちり教えてあげるのが、これからの人生でも、とっても意味があることだと思います。これも毎日の積み重ねですよね。
Commented by ゆかり at 2010-03-10 09:18 x
初めてコメントさせていただきます。いつも楽しく読ませていただいています。面白い!イタリアの素敵なところがいっぱい知れて、素敵なブログですね☆新しい記事を心待ちにしています。いつもありがとうございます。
Commented by プロセッコ at 2010-03-10 22:22 x
注射・・・世界基準ってないのか、私 素人には 判らない世界でして
いろんな事があるのですね。

さてさて、日本では卒業シーズンです
二年生は卒業生に歌でお別れをします
「ガラスの中のバラよりも 空き地に咲いた タンポポをおくりましょう」
っていう歌を毎日練習をして、卒業式の為に 体を動かし ちょっと 鳥肌が立つくらい(笑)元気に頑張っています
あ~ 卒業って 卒業ですね・・・母も子も・・・。
Commented by lacasamia3 at 2010-03-11 19:35
(mstk)aさん>こちらもドカッと雪が降りました(涙)。シエナも寒いのではないでしょうか。まだ今日も雪がちらついています。
Commented by lacasamia3 at 2010-03-11 19:38
mamadanceさん>基本的にイタリア人って何事も楽しく行うことに関してはアイデアが豊富なんですよ。そうそう、プリモ、セコンド、フルーツという順番は絶対に譲れない、効率化できない(笑)部分な様です。1時間かけてゆっくり楽しく給食を食べるんですよ。
Commented by lacasamia3 at 2010-03-11 19:41
こなすびんさん>お菓子を一袋ずつって、きっと招いてくれたお宅に負担をかけないようにという気配りなのかもしれないですね。でも招く方は手ぶらで気軽に来てくれた方が気が楽だったりするんですけれどねえ。手作りオヤツを一緒に皆でわいわい食べる方がきっと楽しいと思います。カーボロ・ネーロ、美味しく出来ると良いですね。これからもどうぞ宜しくお願いします♪
Commented by lacasamia3 at 2010-03-11 19:43
woodstoveさん>給食の材料は、出来るだけ地元のものを使っています。地元で手に入らないもの、少なくともトスカーナ地方内で供給できる様にしているようです。
Commented by lacasamia3 at 2010-03-11 19:53
ちびすけさん>ええ~15分ですか!イタリアは、子供たちが食べ始めてから食べ終わるまで1時間です。イタリア人にとって給食の時間はとても大事なようです。
Commented by lacasamia3 at 2010-03-11 19:54
hatton1971さん>へえ~、自分で絞ってレモンサワーを作るんですね。それもまた楽しそう・・・。久しぶりに居酒屋に行きたくなりました。
Commented by lacasamia3 at 2010-03-11 19:59
ユヴェヲさん>いやいや、ユキちゃんもたまに好き嫌いがあったりしますが、基本的には何でも食べます。「これは絶対食べない」とかっていうのはないかな。私達が普段食べているものを、一緒に大体全部残さず食べます。
Commented by lacasamia3 at 2010-03-11 20:01
ひろりんさん>ユキちゃんを見ていると「ふ~んイタリア人ってこうやって育っていくんだ」って感じることが良くあります。食べること、楽しむこと・・・。小さなことの積み重ねだけれど、大切なことですね。
Commented by lacasamia3 at 2010-03-11 20:02
ゆかりさん>いつもブログを読んでくださって有難うございます。のんびり更新ですが、これからも末永く、どうぞ宜しくお願いします♪
Commented by lacasamia3 at 2010-03-11 20:03
プロセッコさん>日本は卒業式のシーズンなんですね。あの雰囲気がとっても懐かしいです。イタリアではなんとな~くズルズルと終わって、特に式らしい式もないので。
Commented by いお at 2010-03-11 21:19 x
幼稚園の給食にプリモ、セコンド・・・すごい・・・
当然ですが毎日ですよねぇ。作る方も大変なことですが、それを当たり前としている社会、文化がすばらしい。

給食センターの冷めたプラ容器で6歳違いの弟は給食でした。残すと叱られて、食べ終わるまで昼休みをもらえない。彼はパンの間に残したおかずをはさんでこっそり帰ってきたことがありました。

悲しくなるような違いですね。
そう言いつつ、娘に毎日持たせるお弁当に四苦八苦中ではあります(苦笑)
by lacasamia3 | 2010-03-09 04:43 | シンプルエコライフ | Comments(21)

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