ユキちゃんと赤ちゃんの不思議

ユキちゃんの学校では、毎週、火曜日と金曜日は、通常の授業が午前中で終わり、アフタースクールも午後3時半(普通の日は4時半過ぎに終わります)で終わってしまいます。そんな日は、いつも近くの村の図書館に連れて行っています。児童書のコーナーに連れて行くと2時間でもずーっと本を読んだり、絵本を眺めたりするのが大好きなユキちゃん。そして、借りることができる4冊の本を選ぶのも楽しみの一つです。
「ユキちゃん、本は選んだ?」
「うん、これと、これと・・・これ!」

え・・・ユキちゃん、この本借りるの?(焦)



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そう、先週ユキちゃんから借りてきた本のうちの1冊がコレ、"E io dove stavo ?"(直訳すると「私はどこにいたの?」)
そういえば、ちょっと前に「予定日が明日」というGASのメンバーGちゃんが、有機バナナの受け取りに来ていたっけ。とってもスマートな彼女なのに、おなかだけがポコンと出ていて、まるで洋服の下に風船を入れて「妊娠しましたっ!」って冗談でやっているみたいで本当に可笑しかったです。で、無事可愛い女の子が生まれました。そんなGちゃんの姿を見て以来、「ねえ、私がおなかに居たとき、ママとどうやって話していたの?」とか色々と質問をしていたユキちゃん。ユキちゃんにとって、生命の誕生がずーっと謎だったようです。


ユキちゃんと赤ちゃんの不思議_f0106597_21463141.jpg←きゃ~(赤面)。でも変な情報が入る前に、自分の中でこうなんだってわかっていることは大事かもなあって思います。
ちなみにこの本は3歳児以上の子供用。7歳になると随分と理解して納得して読んだようです。


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昔、アントネッロに妹が生まれたとき、予定日が12月25日だったので、何故か義父さんが「クリスマスツリーの下にやってくるぞ」と言ったそうで、お兄さんと毎朝起きる度に、ツリーの下に妹が届いたかと見に行っていたそうです(笑)。結局予定日を1日過ぎて26日に生まれました。


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で、夕食のときにふとユキちゃんがこんなことを言いました。

「バッボ、今日マンマと図書館で借りてきた本なんだけどさ・・・」(ユキちゃん)

な、なに?あの赤ちゃんの本かな?なんて書いてあった?」(私とアントネッロ ドキドキ)


「私の中には沢山の細胞が詰まっているのねっ!」(ユキちゃん)

自分が沢山の細胞の塊であること、そしてその細胞の半分をアントネッロから、もう半分を私から受け継いだということが印象的だったようです。

ふ~やれやれ・・・

E io dove stavo ?
Mick Manning、Brita Granstrom

さらりと読めて、でも基本的なことは子供にも判りやすくきちんと説明されていて、なかなか良い本です。

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Commented by cocopuff1212 at 2009-12-07 23:34
記事を拝見しながらドキドキしましたよ(笑)。ユキちゃんのコメント、実に科学的で、でも可愛らしく、笑ってしまいました。うちもこういう本を探さないといけない年齢かな?
Commented by woodstove at 2009-12-08 07:00
うーむ。。。生命の誕生を子に伝えるのは、ボクも苦手でしたねえ。
全部、妻にお任せだったような。。。。(反省)  ^^;
Commented by njs2005 at 2009-12-08 11:28
うちのチビ(明日6歳)も、生命誕生関連に非常に興味があるらしく、僕がその場しのぎで適当なこと言ったら、後の説明とつじつまが合わなくなり往生してます・・・・ちゃんと準備してちゃんと教えてやればよかった。。。

今のところリンゴの木から出てきたと思ってます・・・
でも、3歳の頃自分は「ママのおなかの中にいてオシッコと一緒に出てきたんだよ」っていきなり言い出してびっくりしたことがありました。。。
本人が言うには、おなかの中にいたことを覚えてるって言うんですよ。。
水の中でプカプカしてた・・・とか言ってました。。

リンゴの木じゃ無理があるな・・・やっぱり。
Commented by tama at 2009-12-08 17:37 x
いつもとっても楽しみに、拝見しております。
フィレンツェに去年行ってから、また行きたいな~と思う日々。。。☀
chihoさんのBlogで行った気になっています。笑
そうそう、この前ニュースで見ましたが、
「性教育やそれらの関連の話を
家庭で十分にしていると、初体験の年齢が上がっていく。」
と英の大学の調査か何かで結果が出たらしいです。
でも、かなり納得しました。
あー自分に子供できたら、できるかな。笑
Commented by サララ at 2009-12-08 19:09 x
いつも心温まる日記に癒されています。

ユキちゃんの本質的な理解力すごいですね。関心!
カラダは細胞の集まり... 私のカラダはチチとハハの二人から出来た細胞...子供の時にそうゆうことに気づけて、これから自分が関わっていく世界観も大きく変わってくるんでしょうね♪ 楽しみです
Commented by pino-ombra at 2009-12-09 09:45
こういう本、親としてはかえってありがたいかも(笑)。
変な先入観無しで、きちんと伝えてあげるのって、難しいんですよね。
我が家の7歳児には、まだ未着手です。
日本でも、確かこういう本があったはず。今度探してみようかしら。
Commented by kapibara at 2009-12-09 16:57 x
CHIHOさん、こんには!

思い出してみれば、私も、小さい頃、自分が何故生まれてきたのか、
地球や、宇宙はどのように出来たのか、宇宙ってどこまであって
その先はどうなっている???と、真剣に考え過ぎて、気分が悪く
なった覚えがあります(^^ゞ

なぜ赤ちゃんができるのか?は、結局、家にあった家庭の医学書を
引っ張ってきて読んで友達に言いふらすというヘンな子供でした(ーー;)

今でも、なんで親に聞かなかったのかと、おかしな気分です。
小さいながら、なんとなく聞いてはいけないと思い込んでいた、
子供らしくない子供だったな~(;_;)

ゆきちゃんは、そんな本が図書館で借りれたり、CHIHOさんに
不思議をぶつける事が出来て、羨ましい!!
Commented by organvita at 2009-12-09 18:34
こんにちは!最近偶然にも、ピアノを教えに行っている7歳の子の家に、やはりこういう本が堂々と置いてあって、びっくりしたところです。でも、性教育を恥ずかしいものではなくて、きちんと始めから教えてあげるのっていいものだなあと思ったところです。
私はかなり大きくなるまで本当にペリカンが飛んできたんだと思ってましたので、違うことが解った時(しかも親以外の人から聞いた)すごくショックたっだのを覚えてます(笑)
Commented at 2009-12-10 00:33 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by yossy at 2009-12-10 08:48 x
こんにちわ♪お久しぶりです。これ、仲良しのお友達のおうちにありました。子供向けなのに、すごく詳しく書いてあってびっくりしましたが、二人目の子がおなかにいる彼女とが、3歳のお兄ちゃん(になる子)がこの本をものすごく読んで、おなかにいる子のことを、すごく大事にしてくれるって言ってましたよ。こういうのって、大事ですよね。いつかのために買っておこうかしら(笑)なんて思っちゃいました。
Commented by lacasamia3 at 2009-12-10 19:34
cocopuff1212さん>まあ、あえて親がこういった本を子供に提案する必要はないのだと思いますが、逆に子供が興味を持ち始めたら、きちんと説明してあげることは良いことだと思いますよ。恥ずかしいことっていう感情が根付く前に説明してしまったほうが子供も理解しやすいようです。勿論、説明のしかたも色々ですけれどね。この本はとっても良く説明してくれます。
Commented by lacasamia3 at 2009-12-10 19:35
woodstoveさん>うちは結構家族で話すかな。でもこの本を読んでユキちゃんが「精子と卵子が」という言葉を発したら、アントネッロが吹いてました(爆)。
Commented by lacasamia3 at 2009-12-10 19:36
njs2005さん>そうそう、ユキちゃんも3歳くらいの頃、そんなことを言っていましたよ。暗いところから出てきたんだって。不思議ですよね。
Commented by lacasamia3 at 2009-12-10 19:37
tamaさん>日本だと何だか恥ずかしくて家族で話せないかもしれませんが、こちらでは結構話すかなあ。こういうことを、普通に話せるような関係が続いていったらよいなって思います。
Commented by lacasamia3 at 2009-12-10 19:39
サララさん>特に、精子が卵子と出会って、細胞分裂が始まるところ、分裂の過程のページが大好きなようです。1つの精子だけが卵子と出会えるところも、結構感動していました。面白いなあ。
Commented by lacasamia3 at 2009-12-10 19:41
pino-ombraさん>この本はサラリと説明してあって良い本ですよ。絵も可愛いです。子供の視点で「どこから来たのかな?」って語っているからいやみがないのでしょうね。原書は英語の本なので、日本でも見つかるかも知れませんね。
Commented by lacasamia3 at 2009-12-10 19:42
kapibaraさん>なんとなくタブーなことかも?っていう感覚、私も小さい頃持っていました。ユキちゃんは全然そういうのがないけれど、それはイタリアと日本の違いなのでしょうかね。
Commented by lacasamia3 at 2009-12-10 19:44
organvitaさん>ペリカンがお届けしている様子を想像したら何だか可愛くて可笑しいです。昔、ダンボのアニメで、ペリカンが一生懸命、重いダンボを運んでいるシーンを思い出しました。
Commented by lacasamia3 at 2009-12-11 04:56
鍵コメtさん>いやいや、迷惑だなんて。とっても嬉しいです。後ほどメールしますね。
Commented by lacasamia3 at 2009-12-11 05:02
yossyさん>お久しぶりです。そう、この本絵もとっても可愛いし、何より子供の視線で語られているので、親としても安心して読ませられるんですよ。
by lacasamia3 | 2009-12-07 22:26 | 私の本棚 | Comments(20)

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