フィレンツェ田舎生活便り2

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フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。

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終点はボーボリ公園です~ヴァザーリの回廊

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さて、ここは丁度ヴェッキオ橋を渡りきったところ、Borgo San Jacopoと交差するところあたりです。
ここから表通りを少しはなれ、回廊は、路地へと入っていきます。


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途中、Santa Felicita教会の上を通る際には、教会の内部側に窓が開いており、回廊を通りながらミサを聴くことが出来るような作りになっています。上の写真左は外から見た教会、支柱で支えられた回廊が通っているのが見えます。写真右は、回廊から教会内部をのぞく窓です。


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建物の中庭がちらちらと見えたりしています。このあたりは、徐々に回廊の高さが低くなっていくため、緩やかな下りのスロープです。


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そして出口。


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ここはピッティ宮殿を正面に見ると左翼の裏側にあたります。回廊は、さらに宮殿の中まで続いているようですが、この先は警察署に当たるので回廊ツアーはここでおしまい。


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この彫像の左側が、私達が出てきた出口の扉です。
写真右はツアーをご一緒したおじいちゃん、おばあちゃん達。「戦時中は、他の橋が落とされて、ヴェッキオ橋が対岸に渡る唯一の橋だったのさ」とか、「爆撃がひどくなって、外を歩けなかったときには、ヴァザーリの回廊が唯一安全な通路だった」なんていう話を聞かせてくれました。
見学中、ガイドさんがクイズとして「この絵に描かれているローマのパラッツォ・メディチのオベリスク(柱)は、その後、フィレンツェのある場所に運ばれて今も残っています。それはどこでしょう?」という質問を出しました。なかなか正解が出なかったので、ガイドさんが「え~っと、学校をサボるときに良く行っていた場所」というヒントに、殆ど全員のおじいちゃんが、「ボーボリ公園!」って答えたのが笑えました(皆、サボっていたのね)。
シルバー世代とはいえイタリア人、皆、質問をしたり、コメントをしたりと賑やかな楽しいツアーでした。


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さて、ツアーの締めくくりはこれ、ヴァザーリの回廊出口のすぐ脇にあるブオンタレンティの洞窟です。1583年から88年の間に、フランチェスコ1世(コジモ1世の息子)の依頼でベルナルド・ブォンタレンティが製作したもの。
奥の左右に見えているのは彫刻は・・・、そうです、現在は複製ではありますが、ミケランジェロ作の未完の「奴隷像」です(完成作はパリのルーヴル美術館に展示されています)。ミケランジェロによりローマ教皇ユリウス2世の墓碑のために作られ、未完で残った合計4体の奴隷像は、ミケランジェロの死後、孫のレオナルド・ブオナローティによりコジモ1世に寄贈されます。息子のフランチェスコ1世は、この4体の彫刻をこの洞窟の4隅に配置したのでした。
オリジナルは1909年にアカデミア美術館へ移されます。

こうして、終わった回廊の見学ツアー。
色々な発見がありなかなか興味深いものでした。個人的には、初めてフィレンツェにいらっしゃる方には、ウフィッツィ美術館やアカデミア美術館、バルジェッロ美術館など、もっと素晴らしい作品が揃う見所がたくさんあるので、先にそちらを見たほうが良いかと思いますが、もし回廊をご覧になる機会があれば、それも面白いですよ。

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Commented by AT_fushigi at 2009-04-20 00:25
以前TV(多分NHK)で回廊の紹介をしていたのですが、それに負けない記録です。外を取ることだけがOKということで窓からの景色ばかりですが逆に臨場感があります。
うらやましい限りです。
Commented by tonomariko at 2009-04-20 08:56
イタリア行きたい〜病にかかっている私です(笑)。なんだか今年はイタリアに旅行する友達が多くて。。。ヨーロッパ、これからいちばんいい季節ですもんね。。。
Commented by bianca at 2009-04-20 10:24 x
chihoさんの写真と説明で、実際にヴァザーリの回廊ツアーに参加したように楽しませて頂く事が出来ました♪
外側からしか見た事がなく想像を膨らませていましたが、窓からの眺めの写真をみると中世に思いを馳せさせずにはいられませんね。
Commented by fiorentino at 2009-04-20 15:37 x
フィレンツェの路地って、なんでこんなに素敵なんでしょうねぇ・・。
回廊の窓から見た写真は、当時の人々が回廊を歩きながら、窓の外を眺めている姿を想像させてもらえたような感じです。
あと途中、教会の内部も見れるようになっているんですね。
初めて知りました☆
ますます当時の人々の姿の想像が膨らんできます(^^)
ヴァザーリの回廊ツアー、堪能させていただきました♪
本当にいつか行ってみたいなぁ・・。
Commented by kyomi at 2009-04-20 22:06 x
2003年にヴァザーリの回廊を見られるツアーでフィレンツェを訪れましたが、残念ながら、当日キャンセル。 それがお目当てだったので、とってもショックでした。でも、Chihoさんのお陰で、回廊を一緒にツアーで回った気にさせて貰いました。 ありがとうございます!
Commented by dolcenori at 2009-04-21 06:28
こんにちは♪
私がフィレンツェに来たばかりの頃って、秋限定で一般公開されたときにもっと簡単に予約できたんですけどね。その後の一般公開が不定期になり、気がつくと1ツアー何十万円という貸切ツアーに変貌してました。(笑)
ヴァザーリの回廊は本格的に修復に入るため、秋口(だったかな?)に閉めた後は当分一般公開はないとのこと。いい時に行かれましたね。あそこを歩く時は、コジモ1世になりきって歩くのがいいんです♪
その節はお世話になりました。
今日同僚が休暇から復帰、やっと緊急携帯当番から解放されて幸せ気分一杯です。いっぱい寝よっと。
Commented by chieko at 2009-04-21 11:43 x
洞窟いいですね。私は洞窟大好きで、西アフリカの尊敬する人の伝記を読んでからますます興味を持っています。お久しぶりです。またまたフィレンチェ行きたくなりました。こんなすてきな洞窟があると知っていたら、美術館ほっぽり出して行ってたのに。(でもこの都市名をいうと、アメリカの娘たちにフローレンスと言い直されますが、、)クレタ島にわたった時も、ひたすら神話に出てくる神々の洞窟探しでした。でも、この街こうした顔をみると、ルネッサンス以前の香りもすこしして、南イタリアのバリを思い出します。 フィレンチェ万歳!!。最近日本のマンガ「チェザーレ」にまた凝ってます。フロレンティーナとも、いい響きですよね。あの石畳もたまらない。
Commented by tessins at 2009-04-21 15:40
フィレンツェは、高校の修学旅行で一回行ったことがあるのですが、あまり覚えていません。今度是非もう一度行ってみたい場所です。時期的には、何時ごろがいいのかな?フィレンツェの空港Ryanairって行っています?
Commented by YOKO at 2009-04-21 21:13 x
ヴァザーリの回廊、そして洞窟、一度は訪れてみたいです。羨ましい!
それにしても素敵なお写真ばかりですね♪
Commented by lacasamia3 at 2009-04-27 03:33
AT_fushigiさん>NHKは良くフィレンツェ特集をやっていますよね。ハイビジョンできっと迫力のある映像なんでしょうね。
Commented by lacasamia3 at 2009-04-28 01:49
tonomarikoさん>是非是非~フィレンツェにも寄ってくださいね。フィレンツェご飯しましょう♪そうそう「山のご飯」もしに来てくださいね~。
Commented by lacasamia3 at 2009-04-28 01:50
biancaさん>この小さな窓からコジモ1世がフィレンツェの町を見下ろしていたのかなあ・・・なんて思いながら歩きました。
Commented by lacasamia3 at 2009-04-28 01:50
fiorentinoさん>そうそう、教会の内部も見れるようになっていて、ミサを聴けるようになっているんですよ。意外と回廊自体は質素な内装ですが、窓から眺める外の風景はかなり豪華です。
Commented by lacasamia3 at 2009-04-28 01:50
kyomiさん>こんにちは。へえ~日本から申し込まれたツアーですか?当日キャンセルなんていうこともあるんですね。フィレンツェでも、現地で「最低人数が集まれば遂行」みたいな回廊ツアーは企画されているようですよ。いつか是非またフィレンツェにいらしてくださいね。
Commented by lacasamia3 at 2009-04-28 01:50
のりへいさん>そうそう、借りきりツアーはすっごい高いんですよね~。お当番、お疲れ様でした。今度ゆっくり会いましょうね~♪
Commented by lacasamia3 at 2009-04-28 01:51
chiekoさん>1500年代後半から1600年代にかけて、「洞窟を人工的に作る=自然を人工的に再現する」ということが頻繁に行われるようになるんです。いつか是非、フィレンツェの洞窟もご覧になってくださいね。
Commented by lacasamia3 at 2009-04-28 01:51
tessinsさん>時期的には、そうですね、これから7月末位までと9月、10月頃が良いですよ。ライアンエアーはピサに就航していますが、ピサの空港からフィレンツェ市内は便利なリムジンバスが出ていて、1時間ほどです。いらっしゃるときは是非連絡してくださいね~。
Commented by lacasamia3 at 2009-04-28 01:51
YOKOさん>いえいえ~、写真はやっぱり苦手です。一眼レフもあるのですが、やはりどうしても手軽に持ち運びができるコンパクトのデジカメを使ってしまいます(笑)。
Commented by chieko at 2009-05-07 22:24 x
人工的に自然を作るなんて、発想ヨーロッパですね。
しかしこの頃から、アートを育てようとしていたんですね。
今、フィレンチェの翻訳仕事を頼まれています。すると友人が新婚旅行にNYからそちらへ旅立ちました。やはりアメリカでもご当地はロマンチックな街を考えられている様です。こうした洞窟発想も、クレタ島を思わせてくれます。どちらもロマンチックで、potential可能性を秘めていますよね。
Commented by lacasamia3 at 2009-05-11 22:55
chiekoさん>面白いでしょ?この時代の洞窟について、いつかまたブログに書いてみたいなあって思います。
Commented by mitch_hagane at 2013-10-05 11:57
今日は。初めまして、みっちと申します。
ダン・ブラウンの『インフェルノ』を読んで、ヴァザーリの回廊のボーボリ公園側の出口に関心を持ち、ここにたどり着きました。
素晴らしい記録で、とてもよく分かります。
もう何年も前のエントリーのようですが、ついコメントを書き込んでしまいました。
by lacasamia3 | 2009-04-20 00:04 | フィレンツェお薦め処 | Comments(21)